釈迦(終末のワルキューレ)とは【徹底解説・考察まとめ】

釈迦(しゃか)とは、『月刊コミックゼノン』連載の『終末のワルキューレ』の登場人物で、仏教の開祖として実在した釈迦がそのままモチーフとなっている。同作では、神様vs人類の最終闘争(通称ラグナロク)において、神様側の一員として登場したが、最終的に人類側として出場することを勝手に決めて寝返った。自身が考えるままに動く自由奔放な性格。本名はゴータマ・シッダールタ。

釈迦の概要

釈迦(しゃか)とは、『月刊コミックゼノン』連載の『終末のワルキューレ』の登場人物で、仏教の開祖として実在した釈迦がそのままモチーフとなっている。同作では、1,000年に1度開かれる人類滅亡会議から物語が始まる。
創造主である神々は、700万年もの間、地球を破壊し続けている人類を見限り、その会議で人類滅亡の決定を下そうとしていた。まさに人類滅亡が決定されようとしたその時、人類側で会議に参加していたワルキューレ(戦乙女)のブリュンヒルデが神に待ったをかける。ブリュンヒルデは半分人間、半分神様のいわゆる半神であり、神様の決定を遮ることで神々達の反感を買う。
しかし、ブリュンヒルデは単に人類を滅亡させるだけでは芸が無く、神々の法として定められているヴァルハラ憲法に基づき、神々vs人類の最終戦争(通称:ラグナロク)で決着をつけてはどうかと神々に持ちかける。ルールは13人ずつのタイマン勝負、どちらか一方が死ぬまで勝負をし、先に7勝した側の勝利とする。人類側が負ければ滅亡、もし勝てば向こう1,000年の生存が約束される。人類側が神々に勝利するなど、不可能な事とされているため、これまでラグナロクが行われたことはない。しかし、神々は人類が神々に勝てるわけがなく、やるだけ無駄だと切り捨てるが、これに対しブリュンヒルデが「ビビってるんですか?」と煽りをかける。煽られた神々は満場一致で、ラグナロクの開催を受け、ここからラグナロクが行われることになる。

釈迦はこのラグナロクにおいて、神様側の一員として登場。タンクトップにサンダル、サングラスに大きな耳飾りをつけ、いつもロリポップを食べている。自由奔放な性格で、まさに天上天下唯我独尊の性格。敵味方や人類・神々などもあまり関係なく、自分がどうしたいかによって行動を変える奇才。ブリュンヒルデいわく、史上最強の思春期。本名はゴータマ・シッダールタ。なお、六回戦では神々側のとメンバーとして参戦するが、人類側で出場すると言い、数々の混乱を生み出した。

釈迦のプロフィール・人物像

CV:中村悠一

インドでシャカ族の王子として生まれ、本名はゴータマ・シッダールタ。後に仏教を開祖する。生まれた当時は身分階級があったが、クシャトリヤという最高の身分を与えられ、王族としての最高の衣食住の提供を受けていた。
ある日、病気を患っていた兄・ジャータカが、死ぬ直前に「私の人生は一体誰のものだったんだろうね?すべて与えられた幸福だ」と釈迦に疑問を投げかける。これを聞き兄の死と向き合った釈迦は、与えられる幸福ではなく、自身が幸福に至る状態が最善であると考えて悟りを開き、すべての身分を捨てて旅に出る。

空腹になった人がいれば戒律に関係なく食べ物を与え、神の生贄に捧げられそうな人がいれば助け、生きたいように生き、自分のやりたいことをやりながら生活していた。そうするうちに、出会う人々は釈迦の行動に感化され、また同様に釈迦を慕ってついていく者も多く現れた。やがて悟りを開いた結果、仏教を開祖することになり、神側としてラグナロクに参加するに至る。

釈迦の能力

正覚阿頼耶識(しょうがくあらやしき)

正覚阿頼耶識(しょうがくあらやしき)とは、未来が視える力のこと。数秒先の未来を視ることができる能力。

神器「六道棍」(りくどうこん)

釈迦の持つ神器。釈迦のその時の感情に応じて、神器を変形させることができる。六道の名の通り、全六形態存在する。各形態の名前はそれぞれの六界を守護する観音の名前が付く。

壱之道 天道如意輪観音 十二天斧(いちのみち てんどうにょいりんかんのん ローカパーラ)

武器同士の打ち合いに強い。リーチにも優れ、回転させて相手の攻撃を弾く、距離を取る、などと言った柔軟な戦いを可能とする。

弐之道 畜生道馬頭観音 正覚涅槃棒(にのみち ちくしょうどうばとうかんのん ニルヴァーナ)

釈迦の身の丈のほどの高さのトゲ付き棍棒。

参之道 人間道不空羂索観音 金剛独鈷剣(さんのみち にんげんどうふくうけんさくかんのん アクサッヤー)

短剣やナイフのような武器のこと。

四之道 修羅道十一面観音 七難即滅の楯(よんのみち しゅらどうじゅういちめんかんのん アヒムサーのたて)

巨大な楯。対戦相手の攻撃を完全に防ぎ、逆に押し返すほどの超硬度を誇る鉄壁の守り。釈迦曰く「ついビビって出した」とのことで、阿頼耶識でかわせない攻撃に反応して出現する模様。

五之道 餓鬼道聖観音 荒神の戦鎌(ごのみち がきどうせいかんのん サラーカァヤス)

6ichirori_1014
6ichirori_1014
@6ichirori_1014

Related Articles関連記事

NEW
終末のワルキューレ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

終末のワルキューレ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『終末のワルキューレ』とは、梅村真也原作、フクイタクミ構成、アジチカ作画の2018年1月より連載されている漫画である。創造主たちによる人類滅亡会議で神々は世界を破壊し続ける人類を見限った。人類滅亡かと思われたが、人類側に立つワルキューレ達(戦乙女)によって神VS人類最終闘争(ラグナロク)を提案される。神と闘い勝利するという無謀な賭けに挑むのは誰もが知る人類最強の偉人達13人。果たして人類は勝利を掴み存続することができるのだろうか?神VS人類という壮大なスケールで描かれるバトルストーリーである。

Read Article

終末のワルキューレの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

終末のワルキューレの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『終末のワルキューレ』とは、『月刊コミックゼノン』で2018年1月から連載されているバトル漫画である。原作は梅村真也、構成フクイタクミ、作画をアジチカが担当している。人類を滅亡させようとする神と人類の最終闘争(ラグナロク)を舞台とし、神と人類からそれぞれ選ばれた13人による1対1(タイマン)の戦いが描かれている。死力を尽くして戦う登場人物たちからは数々の名言・名シーンが生まれており、今回はそれらを紹介していく。

Read Article

目次 - Contents