イコライザー2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『イコライザー2』とは、2018年に製作されたアメリカのヴィジランテ・アクションスリラー映画で、2014年に製作された『イコライザー』の続編である。普段は配車サービスの会社で運転手として働いている元CIAエージェントだったロバート・マッコールが、CIA時代の同僚スーザンが殺されたことを受けてその復讐に動き出すというストーリーになっている。監督は前作に引き続きアントワン・フークアが務め、主人公のロバート・マッコールも引き続きデンゼル・ワシントンが演じている。

『イコライザー2』の概要

『イコライザー2』とは、2018年に製作されたアメリカ映画である。1980年代に放送されたテレビシリーズ『ザ・シークレット・ハンター』を初めて映画化した2014年の『イコライザー』の続編である。

監督を務めたのは前作に引き続きアントワン・フークア。脚本も前作に引き続きリチャード・ウェンク。音楽も前作に引き続きハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。撮影は『ボーン・アルティメイタム』などアクション映画の撮影に定評のあるオリヴァー・ウッド。

主人公のロバート・マッコールを演じたのは前作に引き続きデンゼル・ワシントン。かつてのマッコールの相棒デイブを演じたのは『ワンダーウーマン1984』のペドロ・パスカル。マッコールと同じアパートに住む若者マイルズを演じたのは『ムーンライト』のアシュトン・サンダース。マッコールとCIA時代に同僚だったブライアンを演じたのは前作に引き続きビル・プルマン。同じくマッコールとCIA時代に同僚だったスーザンを演じたのは前作に引き続きメリッサ・レオ。

『トレーニング デイ』で初めてタッグを組んだアントワン・フークア監督とデンゼル・ワシントンは前作『イコライザー』で約13年ぶりにタッグを組んだ。その後、『マグニフィセント・セブン』でもタッグを組み、本作は彼らの4度目のタッグ作品となる。

6,200万ドルの予算で製作された本作は、全世界で1億9千万ドル以上のヒットを記録した。また、アメリカでの公開は『マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー』という本作と同じヒット作の続編という強敵と重なったが、想定を上回るヒットを記録して、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー』を抑えて初登場1位となった。

前作ではホームセンターに勤務していたマッコールは、配車サービスの会社Lyftで運転手として働いている。彼のCIA時代の親友スーザンが何者かによって殺されたことを受けて、マッコールはスーザンを殺した犯人を突き止めて復讐するべく再び立ち上がる。

本作でもデンゼル・ワシントンがアクションシーンを演じており、中盤の敵陣に乗り込んで複数の敵と戦うシーンや、終盤の嵐の中での戦闘シーンは本作の大きな見せ場となっている。

『イコライザー2』のあらすじ・ストーリー

誘拐事件の解決

マッコールがトルコの鉄道に変装して乗っているシーン。

元CIAエージェントのロバート・マッコールはイスタンブールから400キロ離れた場所を走るトルコの鉄道に乗っていた。マッコールはCIA時代の友人スーザンからの依頼で、誘拐事件を解決するためにトルコへ来ていたのだ。席を立ちあがったマッコールが向かったのは、アメリカで自分の娘を誘拐してトルコへ来ていた父親とその手下3人がいる食堂車だった。マッコールが誘拐の事情を知っていることを彼らに話すと、手下3人がマッコールへ次々に襲い掛かってくる。マッコールは彼らの持っていた銃やナイフを奪い取ってあっさり殺すと、最後に残った娘の父親に拷問か素直に自白するかを選ばせるのだった。

舞台は変わってアメリカのマサチューセッツ州ボストン。マッコールが誘拐した父親から助けた娘をとある法律事務所に匿名で預けたことで、娘は母親のグレースと再会を果たすことになる。

マッコールの日常

マッコールが配車サービスの会社Lyftで運転手として働いているシーン。

マッコールは日頃、配車サービスの会社Lyft(リフト)で運転手として働いており、時間に正確で愛想の良い対応をしていることから乗客からの評判も上々である。その乗客の一人で、マッコールと懇意にしている老人のサムは生き別れた姉を探しており、マッコールはCIA時代の同僚スーザンを通じてサムの姉を探すのだった。

マッコールは、亡くなった妻が挙げた読むべき100冊の最後の1冊『失われた時を求めて』を本屋に買いに来ていた。その本屋は誘拐された娘の母親グレースが営む店で、娘の誘拐により一時は店を閉めようとしていたが、娘が帰ってきたことで何とか店を続けることができていたのだった。

マッコールによる悪への成敗

男がフラフラの女性をマッコールの車に乗せようとしているシーン。

ある日の晩のこと。マッコールはある男からフラフラの状態の女性を家まで送るように頼まれる。運転中にその女性が苦しんでいる様子を見て薬漬けにされていると分かったマッコールはその女性を病院へ搬送し、その男らが薬を楽しんでいる家に現れる。女性を薬漬けにしたことがバレた男は部屋のカギを閉めて、マッコールの口を封じようとする。マッコールは男たちのいる場所や部屋の様子を確認すると腕時計のストップウォッチをスタートさせた。マッコールはその場にいた4人の男たちをいとも簡単に叩きのめして、ストップウォッチを止めるとその時間は29秒だった。

美大生マイルズ

マイルズがマッコールと話すシーン。

マッコールは自宅のあるアパートに帰ると、そのアパートで自家菜園を営むファーティマの庭は荒らされ、壁にはスプレーで落書きがされていた。マッコールが自発的に落書きされた壁の汚れを落としていたところ、同じアパートに住む若者マイルズがアパートに帰って来る。マイルズは美術学校に通っており、報酬250ドルで壁の汚れを落としたうえで、そこに画を描くと申し出たため、マッコールはその場をマイルズに託すのだった。

スーザンの死

スーザンらがカルベル氏の自宅を捜査するシーン。中央がデイブ、右がスーザン。

そのころベルギーのブリュッセルでは、3人組の男によってカルベル夫妻が自宅で自殺に見せかけて殺されていた。CIAの協力者でもあったカルベル氏の死を受けて、スーザンと、かつてマッコールの相棒だったデイブが調査のためにブリュッセルに派遣される。カルベル夫妻の自宅に幸せそうな家族写真が置かれていたままだったことから、スーザンは彼らの死に疑問を抱くようになる。その調査後にスーザンがホテルの自室に戻ったところを2人組の若者によって殺されてしまう。

マッコールによる調査とデイブとの再会

マッコールがデイブと久しぶりの再会を果たすシーン。左からマッコール、デイブ。

スーザンの夫ブライアンからスーザンの死を知らされたマッコールはブライアンのもとへ向かう。マッコールはスーザンの遺品やハッキングして得たホテルの監視カメラの映像からスーザンの死の真相を調べ始める。スーザンの致命傷になった刺し傷の位置や、スーザンを襲った若者がスーザンの部屋を事前に知っていたことを突き止めたことから、マッコールはスーザンがプロによって殺されたものと考える。

マッコールはかつての相棒デイブへ会いに行く。マッコールは妻の死を機に自身の死を偽装してCIAを引退し新たな生活を送っていたが、デイブはその事情を知らなかったためにマッコールが生きていたことに驚きの表情を見せる。昔話に花が咲き、デイブはマッコールと再会できたことに喜びの表情も見せる。マッコールがデイブに会いに来たのは、かつて仕事を共にしたスーザンの死に不審な点があり、デイブに捜査協力を依頼するためだったのだ。

マイルズの救出

マッコールがマイルズを助けに行くシーン。左からマッコール、マイルズ。

マイルズが不良たちに絡まれているところを見たマッコールは、マイルズの後を追いとあるマンションの1室に辿り着く。そこでは不良たちがマイルズに殺人を促して自分たちの仲間になるように勧誘していたのだった。部屋に乗り込んだマッコールは不良たちの銃を奪い、マイルズをその場から連れ出すことに成功する。「どうせ美術学校を出ても稼げないだろうから悪の道へ進む」と言って荒ぶるマイルズに対して悪の道へ行かぬよう、画家になる夢を諦めないようにマッコールは説得する。

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