コードギアスシリーズのナイトメアフレーム（KMF）まとめ

ランスロット・エアキャヴァルリー

形式番号：Z-01/A
所属：ブリタニア、特別派遣嚮導技術部→ナイトオブラウンズ
全高：4.49m
全備重量：7.82t
推進機関：ランドスピナー、フロートユニット
武装：メーザーバイブレーションソード×2、ヴァリス（可変弾薬反発衝撃砲）、スラッシュハーケン×4
特殊装備：ブレイズルミナス

ランスロットにフロートユニットを取り付けた形態。

ランスロット・コンクエスター

形式番号：Z-01/D
所属：ナイトオブラウンズ
全高：5.06m
全備重量：8.95t
推進機関：ランドスピナー、フロートユニット
武装：メーザーバイブレーションソード×2、ハドロンブラスター、ヴァリス、スラッシュハーケン×4
特殊装備：ブレイズルミナス

特派が発展解消してできた技術集団キャメロットが開発した、事実上オリジナル本機の最終形態。皇帝直属のラウンズ機となったことで機体自体の扱いも試作機から正式採用機へと変更された。

ランスロットフロンティア

形式番号：Z-01/A
分類：第七世代KMF
所属：ブリタニア
製造：キャメロット
推進機関：ランドスピナー、フロートユニット
武装：メーザーバイブレーションソード×2、ミサイルシールド、ヴァリス×1、スラッシュハーケン×4
特殊装備：ブレイズルミナス
搭乗者：C.C.

ランスロットの予備パーツを使い組み上げたC.C.用の機体。

第七世代相当のKMF

第七世代ナイトメフレームの上位種にあたる扱いを受けている区分の機体。実際のところ、第八世代を定義する具体的な特徴は挙げられておらず、また正規に第八世代として開発された機体も存在しないなど、第七世代との境界が曖昧ではっきりしていない。
ナイト・オブ・ラウンズ専用機が代表例として該当するが、使用されている技術そのものは第七世代基準であり、これらもやはり正規に第八世代機として開発されたものではない。しかし、各ラウンズに合わせて独自にカスタマイズされた特異な開発経緯とピーキーな調整から、一般的な第七世代相当機とは一線を画す戦闘力を有しており、総合性能の面で大きく上回っていることから、第八世代相当機として扱われている。また、紅蓮可翔式や斬月など、これらに匹敵する性能の機体が黒の騎士団にも存在している。

ヴィンセント

ヴィンセントはランスロットをモデルにして製造された機体で、ランスロットの量産型。従来のナイトメアフレームを遥かに超える運動性能を持っていて、直感的な戦い方を得意にしている機体である。
幾つかのバリエーションが存在するが、基本は額にあるV字に分かれた角のようなパーツとツインアイ、左右に大きく広がった肩部を持つのが特徴。量産を視野に入れた機体であるが、ランスロットを元にしているため機体出力や運動性はサザーランドやグロースターなどの前世代機を大きく上回る。ランスロットのものを上回る光学測距離能力を持つ新型ファクトスフィアを両肩に内蔵。使用時には肩前面の装甲が開閉しファクトスフィアを露出する。
更にランドスピナーは脚部だけでなく両肩の先端部にも仕込まれており、壁面上昇時の効率化など、より立体的な動きをとることが可能となっている武装面でも機体出力の向上により、メーザーバイブレーションソードなど前世代機では運用し難かった高出力武装を採用している。また、量産に向けた機体だけあって元型機には無かった緊急脱出装置もきちんと搭載。
武装は他にも強化型スラッシュハーケン（腰部に2基装備されており、機体をハーケンで持ち上げ跳躍することで、既存のKMFでは有り得ないような動きをすることも可能。それは元となった機体が証明済みで、通常の攻撃武器としても強力）、ニードルブレイザー（両肘に内臓された隠し武器。ブレイズルミナスを応用したエネルギー場を展開して肘打ちの要領で対象を打ち抜く格闘用装備。攻撃以外にも相手の攻撃に当て相殺し盾代わりに使うことも可能だが使いこなすには相応の腕前が必要）、連結型メーザーバイブレーションソード（コックピットブロック下部に柄を収納した状態でマウントされている斬撃武器）がある。

・ロロ機
型式番号：RPI-212
所属：ブリタニア→黒の騎士団
製造：ブリタニア
全高：4.44m
全備重量：6.99t
推進機関：ランドスピナー、飛翔滑走翼
武装：メーザーバイブレーションソード×2、スラッシュハーケン×2、ニードルブレイザー×2、速射砲×1
搭乗者：ロロ

データ収集のため少数ながら各地の部隊に試験配備された機体。ヴィンセントの中でも最初期に完成した先行生産モデルで、基本形態ともいうべき物。
『R2』に登場した機体のメインカラーは金色。エリア11の政庁の正規部隊に配備されていたが、機密情報局の権限でロロ・ランペルージに貸し出される形で登場する。
ロロはギアス嚮団から機密情報局に派遣された暗殺者。ブラックリベリオン終結後、ナナリーの代わりにシャルルのギアスにより記憶を書き換えられたルルーシュの弟役を任されており、ルルーシュとの兄弟関係などは全てギアスによって捏造された物である。ルルーシュが記憶を取り戻した際の抹殺及び彼を取り戻しに現れるであろうC.C.の捕獲を命じられていた。ロロもギアス能力を持っており、その能力は、自分から一定距離内にいるすべての人間の体感時間を止めるという一種の停止能力。

・指揮官機
型式番号：RPI-212A
所属：ブリタニア
推進機関：ランドスピナー、フロートユニット
武装：メーザーバイブレーションソード×2、スラッシュハーケン×2、ニードルブレイザー×2、アサルトライフル
搭乗者：ギルフォード、ヴァルキリエ隊、ロイヤルガード

指揮官専用機として少数実戦配備された、薄い紫色を基調とした機体。外見上色以外は初期量産試作型と変わらないが、情報処理能力とECCMへの耐性が強化されている。装備面では初期量産試作型と同じ内蔵武装の他、量産用のフロートユニットを標準装備している。

・ヴィンセント・ウォード
型式番号：RPI-212B
所属：ブリタニア
製造：ブリタニア
全高：4.44m
全備重量：6.89t
推進機関：ランドスピナー、フロートユニット
武装：スタントンファ×2、メーザーバイブレーションソード×2、スラッシュハーケン×2、アサルトライフル、大型キャノン
搭乗者：ブリタニア兵

これまでの試作ヴィンセントのデータをフィードバックして生産された制式量産機。メインカラーは青。生産性向上を目指し、試作タイプから各部を簡略化。扱いが難しいニードルブレイザーはサザーランドなどと、同型のスタントンファに変更。肩部のランドスピナーもオミットされた。
一方で新型ファクトスフィア、MVS、脱出装置などは試作タイプから引き継がれた装備も多い。量産タイプのフロートユニットも装備可能で、第五世代機を上回る性能を保ちつつ一般兵でも扱えるよう配慮されている。

ガレス

型式番号：RPI-V4L
所属：ブリタニア
製造：ブリタニア
全高：6.94m
全備重量：14.78t
推進機関：ランドスピナー、フロートシステム
武装：エクスカリバー、スラッシュハーケン×10
特殊装備：ブレイズルミナス
搭乗者：ビスマルク

ブリタニア軍が開発した砲撃戦用KMFであり、かつて黒の騎士団に強奪された実験機・ガウェインの制式量産機にあたる機体。そのため機体サイズは7m級と大型で、耳のようなパーツや胴体、脚部の形状などその外観に元型機の特徴を色濃く残している。カラーリングも黒と灰色主体でガウェインに近い。
武装は3連ミサイルポッド、4連ミサイルポッド、4連スラッシュハーケン、ハドロン砲である。

ナイトオブラウンズ専用KMF

ラウンズは就任するとそれぞれが専用ナイトメアや専属のメカニック、KMF研究・開発チームを付けることが出来る。更に直属の親衛隊の構築も許されるなど、一軍人としては破格とも云える待遇を許される。帝国騎士の最終目標ともいえ、一騎士としてこの地位に昇り詰めることを目標とする者も少なくない。

ギャラハッド

型式番号：RZA-1A
分類：ナイトオブラウンズ専用KMF
製造：ブリタニア
全高：7.20m
全備重量：15.2t
推進機関：ランドスピナー、フロートシステム
武装：エクスカリバー、スラッシュハーケン×10
特殊装備：ブレイズルミナス
搭乗者：ビスマルク

ギャラハッドはビスマルク・ヴァルトシュタインが搭乗している機体で、大型KMF特有のパワーとそれを活かせる運動性を備え、技術的に大きな水をあけられた後発の第九世代機を除けば、ブリタニア軍の全KMF中でも最高峰の性能を持っていると言っても過言ではない。

ビスマルクは、ギアス能力者であり、相手の未来の動きを読むギアスを持つ。左目を縫いつけているのはその力を封印するためである。
シャルルがマリアンヌと共にCの世界に消えた後は、シュナイゼル側についてルルーシュとスザクの前に立ち塞がる。
星刻の神虎を圧倒し、左目の封印を解いてスザクのランスロット・アルビオンに戦いを挑むが、「生きろ」と言う絶対遵守のギアスを逆手に取ったスザクに圧倒され撃破された。

武装の大剣エクスカリバーは、シャルルが命名した聖剣で、凄まじい切れ味を持ち、エネルギーを流すことで神虎の天愕覇王荷電粒子重砲を防ぐことが可能。作中でもトップクラスの性能を発揮した。
最後は極近未来を読むギアスを使用したビスマルクとともに、スザクのランスロット・アルビオンと互角の一騎打ちを繰り広げたが及ばず、エクスカリバーもろとも縦に両断され爆散した。
ちなみに両断されたエクスカリバーは、トリスタン・ディバイダーの武装として再利用された。

トリスタン