サウスパーク(South Park)のネタバレ解説・考察まとめ

『サウスパーク』とは、アメリカで制作され、コメディ・セントラルなどのメディアで主に放送されているコメディ中心のストップモーション・アニメ、またはその舞台作品。アメリカ合衆国コロラド州に所在する架空の町・サウスパークを舞台とし、主人公の少年4人組やその周辺人物が騒動を巻き起こす、または騒動に巻き込まれる様子を通じて、様々な社会情勢を痛烈に風刺する内容となっている。過激な描写も多く、日本ではR18作品に指定されている。トレイ・パーカーとマット・ストーンの2名で原作から制作までほぼ全てを手掛けている。

出典: www.imdb.com

カイルの父・ジェラルド(左)とスタンの父・ランディ(右)

「これ以上、車の排気ガスが環境破壊している事実を無視することは出来ない」としてハイブリッド車を購入したカイルの父・ジェラルド。
彼はただ町の人たちにハイブリッド車とそれに乗る自分を見せつけるためだけに、息子たちのカイルとアイクを乗せてドライブしていた。
しまいには弟のアイクがお腹を空かせているのにもかかわらず、他人の車に自作の違反チケットを貼りだす父の姿に息子のカイルは嫌気がさす。
カイルの友人であるスタンの父・ランディらが保有する車にもチケットを貼り付けたことで、ジェラルドはいわゆる”意識高い系”であるとバッシングを受ける。
その夜、カイルとアイクはジェラルドがハイブリッド車を買ってから嫌なやつになったので、知人らから避けられているのではないかと彼に問いかける。
するとジェラルドはそれについては承知していると答えたので、カイルはてっきり彼が自分の行いを反省していると安心する。
しかし何とジェラルドは自らのように”意識が高い”人々が集うサンフランシスコに引っ越すことを決めてしまう。
そのあまりの斜め上の発想に呆気にとられるカイルであった。
翌日、カイルが引っ越すと聞いたスタンはカイルの家を訪ね、ジェラルドに思い留まるように説得する。
しかしジェラルドはスタンに「ハイブリッド車を広めるのは君自身であり、その日が来るまで私たちは帰らない」と言い残し、その場を去っていった。
ハイブリッド車を普及してみせると走り去る車に向かって叫んだスタンは、ハイブリッド車を普及するためのPRソングを作って地元のラジオでそれを広める。
サウスパークの人々は次第にハイブリッド車を購入して”意識高い系”に染まり、気が付けばサウスパークのハイブリッド車保有率は全米一になっていた。
しかしある日サウスパークの環境監視員がスタンの前に現れ、サウスパークの上空に広がる謎の汚染物質をスタンに見せつける。
戸惑うスタンに環境監視員は「これは人々の自己満足が生み出した大気汚染物質の『スマッグ(英語で”いやに気取った≒意識高い系の”という意味)』だ」と言う。
つまりハイブリッド車が普及して”意識高い系”が増えまくった結果、サウスパークはサンフランシスコとロサンゼルスに次ぐ高濃度スモッグ地帯と化したのである。
サウスパークのスマッグがサンフランシスコのスマッグや、俳優のジョージ・クルーニーがアカデミー賞授賞式で”意識高い系”スピーチをしたことで生まれたスマッグと融合すると、大災害になるらしい。
そしてサウスパークは何とか最悪の事態を免れることは出来るかも知れないが、カイルのいるサンフランシスコはこの危機から逃れられないとスタンは聞かされて絶望する。
スタンが罪滅ぼしでハイブリッド車の廃車作業を強制されている一方、カートマンは友人のバターズと共にサンフランシスコにいるカイルらを救出するための行動を起こしていた。
人種に寛容で多様性を尊重するリベラルを嫌悪するカートマンにとって、彼らが多く住むサンフランシスコへの到達は命がけであるが、それを承知でカートマンはサンフランシスコへ向けて旅立つ。
ジョージ・クルーニーのスマッグがサンフランシスコに到達して大災害が始まるも、ついにカイルらプロブロフスキー一家の家に到達したカートマン。
サンフランシスコを大災害が襲う中で、腑抜けになったカイルの目を覚まそうと叫ぶカートマンの声が響き渡った。
後日、木っ端みじんになったサウスパークを掃除する人々の様子と、跡形もなく消え去ったサンフランシスコについて語る父のランディとスタン。
すると彼らの元にカイルらプロブロフスキー一家が帰還したという情報が入り、スタンとカイルは無事に再会する。
これからはハイブリッド車なんて必要ないという人々に、カイルは「スマッグは人々の高慢さが生んだのであり、ハイブリッド車に罪はない」と語りかける。
そんな彼に人々は「ハイブリッド車を運転しながら”意識高い系”になるな、なんて今は無理だよ」と言って去っていく。
そのカイルに悪態をついて言い返して来るカイルの姿に安堵するカートマンが、プロブロフスキー一家を救ったことは、彼とバターズ以外は誰も知らない。

シーズン13 エピソード1「The Ring(邦題無し)」

手前左からカートマン、スタン、カイル

友人のケニーが1つ上の学年の阿婆擦女子と付き合い始めたことは主人公スタンらの間でも噂であった。
カートマンがケニーに性病が移るリスクなどを必死に伝えるが、ケニーはむしろ喜んで彼女の元へ行ってしまう。
ケニーの彼女は過去に”阿婆擦れの噂”の根拠となる出来事があったと認め、それが実在の人気バンド『ジョナス・ブラザーズ』と関係していると伝える。
ジョナス・ブラザーズのことになると熱狂して正気を失ってしまうという彼女を許したケニーは、後日ジョナス・ブラザーズのコンサートチケットを2枚購入する。
「ジョナス・ブラザーズのコンサートに彼女を連れていけば”(性的に)イイこと”してくれるんだ!」と興奮するケニーは、コンドームも購入して準備万全。
そしてジョナス・ブラザーズのコンサート当日、恐らくたった1人の男性観客としてケニーは彼女と観客席にいた。
やっとコンサートが終わったことで”イイこと”してもらえるとウキウキのケニーだが、ケニーの彼女が何故かジョナス・ブラザーズから楽屋に招待される。
彼女に同行するケニーであったが、男性は立ち入り禁止とのことでケニーだけは楽屋に入れず閉め出されてしまう。
楽屋で現れたジョナス・ブラザーズは「純潔のリング」と呼ばれる指輪をはめることを彼女たちに求める。
婚前の性交や不純なTV番組との決別を誓うためのそのリングを、周囲の人たちにも進めるように彼らは伝えた。
翌日、バス停でスタン・カイル・カートマンに会ったケニーの指には、彼女から勧められたと思われる純潔のリングが輝いていた。
これまでと違って、ひたすらやんちゃなこともせず”純潔に”過ごすケニーらカップル。
しかしそのリングを与えたはずのジョナス・ブラザーズは、実は所属する会社(ディズニー)のイメージを守るためにこのリングをはめていたのである。
そんなジョナス・ブラザーズのもとへ会社の社長ことミッキーマウスが現れ、ジョナス・ブラザーズに純潔のリングの意義を改めて伝える。
ミッキーマウス曰く、商売上女児たちに「性」を売りにするうえで、不純なイメージを払拭するための純潔のリングは必要不可欠であるとのことであった。
これ以上、意に反して純潔のリングをプロモーションするのが嫌だというジョナス・ブラザーズの面々にミッキーマウスは鉄拳制裁を加える。
こうした中で以前と全く違う退屈な人間と化したケニーにスタンらは目を覚ますように問いかけるが、彼は反応しない。
これがジョナス・ブラザーズらが渡した純潔のリングによる影響だと確認したスタン・カイル・カートマンは行動を起こす。
朝のテレビ番組でパフォーマンスするジョナス・ブラザーズを妨害するスタンたちであったが、ミッキーマウスにより麻酔を撃ち込まれてしまう。
目が覚めたスタンたちは、純潔のリングがキリスト教的価値観を否定せずに世の中を牛耳るためのツールだとミッキーマウスから聞かされる。
だがカイルが音響システムをONにしたことで、観客の女子たちやキリスト教徒をバカにするミッキーマウスの声が大々的に放送される。
一通り喋り終えたミッキーマウスが目にしたのは、ジョナス・ブラザーズの登場を待っている最中に、ディズニーの真実を聞いてブーイングを浴びせる観客たちの姿だった。
(このエピソードは、建前で取り繕って子供たち向けに「性」を売りにしたコンテンツをプロモートするディズニーを批判している。)
その様子をテレビで見ていたケニーとケニーの彼女は「僕らはまだ若い、純潔なんてくそくらえ!」と指輪を外して”イイこと”をするために外へ出ていく。
そしてその後日、どうやら性病で亡くなったらしいケニーの葬儀に友人らと参列するカートマンが「だから言ったのにな」と寂しく呟く姿を映しながらこのエピソードは終わる。

シーズン14 エピソード3「Medicial Fried Chicken(邦題無し)」

出典: wpc.hll.pw

合法的に医療用大麻を処方してもらうために睾丸ガンになるランディ(右)

クラブ活動を終えてケンタッキー・フライド・チキン(KFC)に行くために4人の少年たちを送り迎えするスタンの父・ランディとスタンら少年たち。
しかし馴染みのKFCに着いたが店の様子がおかしいので出てきた男に尋ねると、もうここはKFCではなく医療用大麻を扱う診療所になっていると聞かされる。
KFCが無くなったことが不満の子供たちのために店内で事情を伺うランディだったが、コロラド州の医療用大麻の処方が合法化されたことを知って歓喜する。
大麻購入のためには医者が書いた処方箋が必要であると知り、早速医者の元へと急ぐランディ。
しかし全くの健康体であるランディに医者が処方箋を出すわけもなく、その思惑は失敗に終わる。
一方でKFCが無い生活を受け入れられないカートマンは、母のリアンに車を運転させ別のKFCのチェーン店を目指していた。
しかしその店舗もまた閉店しており、KFCは健康に悪いとの理由で違法となった事実を知り落胆、グレービーソースが欲しいあまり依存症のようになってしまう。
何とかして医療用大麻を手に入れるべくランディは自らガンになるため、放射線による影響で患いやすい睾丸ガンに目を付けて、あろうことか自身の睾丸を電子レンジにぶち込んでマイクロ波に晒す暴挙に出る。
その翌日、目覚めたランディの肥大化した睾丸に気が付いた妻のシャロンはランディ共々驚愕する。
医者から正式に睾丸ガンを患ったことを宣告されて喜ぶランディは、肥大化した睾丸を手押し車で運んでボブ・マーリーの曲を口ずさみながら医療用大麻を受け取りに行く。
町の中で堂々と大麻を吸うランディは満足感に浸りながら、人々に「睾丸ガンを患えば大麻が吸える」と言いふらすようになる。
その後、そこにはランディ同様に異常発達した睾丸に跨るアホな男たちの姿があった。
場面は変わって、トミーという少年に声をかけられたカートマンが彼に誘われて向かったのは、ビリーと呼ばれるKFC商品の違法取引を行う少年のアジトだった。
そこにはKFCの商品がストックされており、たまらず商品に食らいついたカートマンにビリーは到底払えない額の料金を請求する。
支払い能力のないカートマンにビリーは、違法となったKFC商品の取引現場に赴くように伝え、カートマンは承諾する。
取引現場で渡されたグレービーソースが市販の三流品であることを見抜いたカートマンは取引相手の男を銃で脅して本物を持ち帰り、ビリーはカートマンを評価する。
ビリーは更に大きな仕事として、ケンタッキー州でカーネル・サンダースが密造しているKFC商品の直接取引の締結に同行するように命じ、カートマンはそれを承諾する。
取引現場で同行したトミーがカーネル一派に殺害されるも、カートマンはカーネルと個人的な取引をすることで九死に一生を得る。
また場面は代わり、肥大化する睾丸のせいで診療所内に立ち入ることが出来なくなったランディらは、診療所の入り口を広めることを求めてデモを始める。
そこにランディらの担当医が現れ「KFCの代わりに医療用大麻が合法化された結果、そこにガンの患者がいること自体が蔑ろにされるようになってしまった。KFCはむしろ人々を健康に保ってくれていたんだ」と言い放つ。
一方でカーネルとの取引で仕入れた大量の在庫を抱えて戻ってきたカートマンに対して怒るビリーであったが、カートマンが彼の母へ告げ口したためついに追放されてしまう。
こうしてカートマンがKFC違法販売ビジネスの実権を握るも、カートマンは商品をほとんど自分で消費して結果的にカーネルの怒りを買ってしまい、彼の手下の襲撃でビリーの自宅兼アジトごとビジネスは崩壊してしまうのであった。
その後、一連の騒動を経て再び大麻は違法化され逆にKFCは合法化される。
元の大きさに戻ったランディの睾丸を見て何故か落胆する妻シャロンに、ランディがその皮で作ったコートをプレゼントして物語は幕を閉じる。

シーズン18 エピソード8「Cock Magic(邦題無し)」

手品をするランディ

学校では女子たちが女子バレーの試合を見に来るように男子を勧誘していた。
しかしカスタンもカイルもートマンも、ケニーがカードゲーム『マジック:ザ・ギャリング』の試合に参加するので見に行くと言い、観戦を拒否する。
死闘を制したケニーの話を学校で言いふらしていると、掃除夫のおじさんが「本物の男の戦い」が見れると、あるチラシを渡す。
それに従ってサウスパークにあるアジア料理屋さんにたどり着いたスタンたちは、何故か店主に入場料を取られて入店。
その店の地下では沢山の男たちが賭け金を手に、鶏がカードゲームをする様子を熱狂的に応援していた。
スタンたちはケニーに鶏を鍛えさせてそれを戦わせ、地下でもケニーの実力を示してやろうと考える。
一方、ケニーの父・スチュワートの元に警察官たちが訪れて、近頃違法なカードゲーム「Cock Magic(闘鶏:ザ・ギャザリング)」が催されていると伝える。
同様にスタンの父・ランディもスタンら4人に、彼らが見た「”Cock Magic”(陰茎を使った手品で、同じ名前だが別の意味。英語のダジャレ)」は危険であると言う。
子供たちに陰茎を使ったマジックを見せつけるランディを無視して、スタンらは田舎のある鶏農家の家を訪れ、鶏「マックナゲット」を引き取ることにしたスタンたち。
後日、アジア料理屋の地下で勝利したマックナゲットとスタンたちのもとへ謎の男が現れ、さらなる戦いへの招待状を手渡して去って行く。
一方ランディは自分が全く別の「Cock Magic」の話をしていると気づかずに、下品な手品の練習に明け暮れる
そして子供たち向けのイベントに登場したランディは彼の「Cock Magic」を披露して、その過激で下品なパフォーマンスによってドン引きされていた。
学校ではバレーボールの重要な試合に、半ばあきらめ気味でスタンの彼女・ウェンディが観戦に来るようにスピーチしていた。
その夜、鶏のカードゲームも試合に赴くカイル・カートマン・ケニーであったが、スタンは女子バレーの試合を見に行くことにする。
圧倒的に強い相手の鶏を前に怖気づいたマックナゲットの代わりに、人間のケニーが戦いに挑む。
スタンはバレーの試合を観戦しながら電話でカートマンの実況を聞いていたが、警察がカードゲームの試合に乱入して現場は騒然とする。
ランディが自分の手品ショーの宣伝で配ったチラシのイベント名と時間がたまたま同じで、地下のカードゲームが摘発されたのであった。
唐突に始まったランディの手品ショーが終わるころには、警察たち以外はみんないなくなっていた。
その後、学校で一連の出来事を話していたカートマンだったが、スタンが様子見になったマックナゲットの有効的な使い方を思いつく。
マックナゲットを女子バレーの相手チームにすることで、ついに女子バレーの試合はマックナゲットのカード捌きを見に来た観客で溢れかえるのであった。
(鶏がカードゲームをする様が滑稽なのを通じて、カードゲームに熱中するオタクたちを皮肉ったエピソード。)

『サウスパーク』の登場人物・キャラクター

主要人物

スタン・マーシュ

スタン・マーシュ(左)と彼女のウェンディ(右)

本名はスタンリー・マーシュだが、みんなからはスタンと呼ばれている。
小学3年生の設定だが、作品を通じて進級するため他の同級生たちと一緒に小学4年生になる。
作者曰く「アメリカの家庭で育った平均的な子供」という設定で、比較的まともなため主人公4人組の中ではまとめ役になりがち。
しかしそれゆえに、彼らや父親のランディらを筆頭としためちゃくちゃな人々に翻弄されがちな苦労人としてよく描かれる。
モデルは作者の1人であるトレイ・パーカー本人で、スタンの両親であるランディとシャロンの名前も実在のトレイの両親と同じ名前である。
喘息を患っており、また母親のシャロン同様に呆れた時や恥をかいている時に下を向いて目を瞑り眉間を押さえる癖がある。
普段は茶色いジャケットに赤い手袋・青い帽子をかぶっており、地毛は黒色で帽子を脱ぐとペタンコの髪型が現れる。
新興宗教・サイエントロジーの教祖になったり、アメフトの花形ポジション・クォーターバックや、ちびっこホッケーの監督を務めるなど多才である。
ギターヒーローというゲームも好きで本物はダサいと言いつつ、ラジオで弾き語りのPRソングを歌って地元のハイブリッド車保有率を全米一に押し上げたことも。
とある回で女子からクラスのイケメンTOP 3としてノミネートされるも調子に乗らず、親友のカイルが最下位だったことを気にかけるなど彼との友情は厚い。
ウェンディ・テスタバーガーという彼女がいるが、初期の頃は緊張のあまり彼女と会話している最中に嘔吐することが多かった。
一度彼女から一方的に振られたが、その後紆余曲折ありつつも徐々に校外学習の際に手をつないで一緒に行動するなど関係は修復されつつあるようである。
ただし自身のFacebookの交際ステータスが「独身」だったことをウェンディに責められるなど、やはり交際関係においても苦労が絶えない。
スパーキーという名の同性愛犬を飼っており(ちなみに声優は有名俳優のジョージ・クルーニー)、総じて動物好きだが蛇だけは苦手である。
しかし動物好きが裏目に出て、屠殺に反対するため子牛泥棒を働いたり、反捕鯨団体・シーシェパードに所属して日本と戦ってテレビに出るなどの騒動を起こすこともある。
ヒーローごっこをする時の名前は「ツール・シェド」で、工具を装備して戦うようだ。

カイル・プロブロフスキー

出典: www.itl.cat

カイル・プロブロフスキー(中央)

カイル・プロブロフスキーはスタンらと同じ学校に通う小学3年生で、同じく作品を通じて小学4年生に進級する。
裕福なユダヤ系家庭で育ったため周囲の文化との違いが見られる部分も多く、ユダヤ関連の回ではたいてい振り回される役柄になる。
しかし他の宗教に関する理解もあって柔軟な思考を持ち合わせているため、ユダヤ人や異教徒などを嫌う同級生の差別主義者・カートマンとは犬猿の仲である。
モデルは作者の1人であるマット・ストーン本人、カイルの両親である父のジェラルドと母のシーラの名前もマット本人の両親の名前と同じ。
またカナダから養子に入った弟のアイクがおり、彼を案じて可愛がっているので他者に対しても比較的に面倒見が良い。
穏やかで良心的かつ成績優秀だが神経質で理屈っぽく、本気でキレた時は誰の手にも負えなくなる。
自分がいじめられていると感じた時には自暴自棄になってその相手を殺害しようとしたり、しまいには学校ごと焼き払おうとするなど過激な行動に出ることも。
また馬鹿正直なところもあって、両親の無理難題を解決しようとした時は、キューバのカストロ議長に手紙を出して社会主義体制に終止符を打った。
放送初期はスタンと似たような一般的・平均的な性格で描かれていたが、徐々に熱血的で神経質・綺麗好きな面などを強調されて描かれるようになった。
徐々に正義漢として描かれるようにもなり、対照的に悪人として描かれがちなカートマンの悪行に対しては、たとえ周囲がカートマンに加担していても真っ向から批判するようになる。
一方で責任感を感じることも多く、教師の自宅にトイレットペーパーで嫌がらせしたことを後悔したり、カートマンに偽善者と言われつつもホームレスにお金を恵んだりする。
だがカイルがいなくなると張り合いの無い相手ばかりになったことでカートマンが落ち込むことも多く、カートマンが危機に瀕したりカイルが窮地に陥った時はお互いに助け合っている。
カートマンが死去した祖母の莫大な遺産を相続した時は、悔しさから自身の信仰すら放棄しようとしたほどであるが、なんだかんだ一緒につるんでいるのでそれなりに仲は良いらしい。
逆にスタンとは親友同士でお互いを信頼しており、カイルが糖尿病による重度の腎臓疾患を発症した時も、スタンがカートマンから腎臓をだまし取って移植したことで命を救っている。
先述の通り成績優秀なこともあってか、博識で多くの知識を丸暗記しているかのように語ることがあるが流行には鈍く、人気が終わった頃にハマりだしてバカにされることも。
一方でSNSに熱中し続けるなど一度ハマったら病みつきになる傾向があり、女子生徒のレベッカに対して「恋の病」を患ったこともある。
普段はオレンジの上着と緑の手袋・緑の帽子をかぶっており、赤毛で天パの地毛がコンプレックスなのか極力脱ごうとせず、脱ぐ時もしばしば脱いで不満そうにすることが目立つ。
放送初期は基本的に彼が各話の問題の根本を指摘してから解決策を提言するまとめ役であったが、最近は他の登場人物も似たような立ち位置になることが多い。
ヒーローごっこをする時は「ヒューマン・カイト」を演じ、文字通り背中に凧を背負った忍者風のキャラクターとなる。

エリック・カートマン

出典: wallpaper.dog

カートマンことエリック・カートマン

本名はエリック・セオドア・カートマンだが、作中では母のリアン以外には基本的にカートマンと呼ばれている。
初期はスタンやカイルらからバカにされる印象が多かったが、徐々に猟奇的・攻撃的な性格が現れるようになり、過激な人種差別思想などが前面に出てくるようになる。
復讐心も凄まじく、自分を騙した相手の両親を合法的に殺害して、その死体を混ぜた食べ物を相手に食わせて流した涙を舐めるなど、常軌を逸脱した行為を行う。
実質的にサウスパークの各話で主要な役割を演じることが多く、彼が本作をリードする役になっている。
ユダヤ人が特に嫌いなので、ユダヤ人のカイルには常に差別的な言葉を投げかけているが、彼の命を度々救っている。
自身の嫌がらせに対して真面目に対抗してくるカイルがいて安心している様子も描かれており、それなりにお互い良い感じの付き合いをしている。
また赤毛の人たちも嫌いだが、親類に赤毛の人物がいてその血をひいていると知った時はショックのあまり号泣するくらいである。
さらに貧乏人も嫌いらしいが、実際に極貧家庭で育つ友人のケニーとの関係はそれほど悪くなく、むしろ過激な発言が多い者同士で仲良くしていることが多い。
シーズンが進むことに同級生のバターズとも関わることが増え、彼を振り回すまたは彼に振り回されるエピソードが徐々に増えていく。
組織を掌握したり人々を扇動するのに長けており、第二次世界大戦時のドイツを率いたアドルフ・ヒトラーのコスプレをしてサウスパークの住民を扇動、ユダヤ人を殲滅しようとしたことも。
しかも他言語を話したり会社を経営するなど小学生とは思えない能力を発揮し、自身のためなら障害者のふりをするなど、なりふり構わず行動する。
自身に逆らう者・意にそぐわない者は徹底的に排除するため、相手を騙して裏切り罪をなすりつけることも平然と行う極悪人である。
成績も悪く学校一の問題児なので、クラスの友人たちから嫌われており、教師らも頭を悩ませている。
しかし肉弾戦は弱く、打たれ弱いのでカイルに殴られて泣いたり、スタンの彼女・ウェンディにボコボコにされて半殺しの目に合ったりしている。
ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が大好きで、フライドチキンの皮に異常に執着したり、グレービーソースの欲しさから違法ビジネスに手を染めたこともある。
またゲームやガジェット機器も最新のものを欲しがる傾向があり、それを手に入れようとして彼が騒動を起こすエピソードも多い。
その他にはサウスパーク中の保護所送りになった猫たちや、ぬいぐるみを可愛がる様子も描かれている。
ヒーローごっこ時に「クーン」を名乗り、アライグマをモチーフにした姿で他のヒーローたちをまとめる役も引き受けているが、一方でたびたび追放されるなどしている。

ケニー・マコーミック

出典: cutewallpaper.org

ケニー・マコーミック

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