Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)のアブノーマリティまとめ

『Lobotomy Corporation』とは、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理するゲームである。
アブノーマリティとはこのゲームの象徴である様々な姿形をした奇妙な存在。きちんと対処を行えばおとなしくしていてくれるものの、対応を誤れば大惨事を引き起こす。
かわいらしいキャラクターに見えるが、これはプレイヤーにかけられた認知フィルターによるもので、実際は見るだけでも発狂しかねない恐ろしい外見をしている。

Yang(O-07-103、陽)は、白いペンダントのような形状をしたWAWクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「しかし、どうして世界が明るさと暖かさだけで成り立つことができようか」

アブノーマリティ「陰」と対をなす。
エンサイクロペディアも陰と同様のものが書いてあり、陰と陽が揃うことで巨大な龍が現れることが記されている。
陽は陰と共に、ゲームの中国語翻訳チームのアイデアから生まれたアブノーマリティである。

Backward Clock(逆行時計)

Backward Clock(D-09-104、逆行時計)は、古いぜんまい仕掛けの機械の形をしたWAWクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「底まで落ちてしまって、もう方法が見えないのですか?」

逆行時計はエネルギーがフルチャージされると周囲の時間を巻き戻すという機能を持っている。
しかし、「逆行時計は、起動させた職員を除くすべての職員たちを一日の中で最も平穏だった瞬間に送ってくれるでしょう」というエンサイクロペディアの文章から考察するに、起動した人間以外が元の平和な時間に飛ばされて、起動した人間自身は逆行時計を起動した時間に留まると考えられる。

La Luna(ラ・ルナ)

La Luna(D-01-105、ラ・ルナ)は、古いピアノの姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「月が人をよく魅了するってよく言われるけど、人は月に絶望しているだけ」

本体はピアノで、横に座っている老婦人はラ・ルナから分裂した体の一部である。
ラ・ルナにの椅子に座るとどんなにピアノの教養がない人間でも素晴らしい演奏(曲はベートーヴェンの「月光」)を奏でることができる。
ラ・ルナは月を愛するピアノであり、月光を弾く人々を愛していた。しかし、時が経って月の本当の顔を知った(月面がクレーターだらけの荒野でしかないことを知った、もしくは月=人類の心の醜さを知った)ことで絶望した。
やがて、ラ・ルナは心を占めていた月の醜さに耐えきれず、月のように変わってしまった(=狂ってしまった)。
英語で「ルナ」とは月そのものも指すが、狂気という意味もあることから、このようなバックストーリーが作られた。

Army In Black(黒の兵隊)

Army in Black(D-01-106、黒の兵隊)は、大きなピンク色のハートの姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはZETIN。
最初は「ピンクの兵隊」という名前だが、エンサイクロペディアを埋めていくことによって名前が「黒の兵隊」に変わる。
収容選択時のフレーバーテキストは「人間の心はピンク色です。それ故にピンク色の軍服を着ていれば、人間の心に溶け込むことが出来るのです」

黒の兵隊は美しいピンク色の心を持っている人類を助けようという意思を持っている。
しかし、人間と関わっているうちに人間の心の醜い面(黒い心)を知ってしまい、兵隊はやがて黒い心に感化されるようになる。
エンサイクロペディアに記載されているレポートには、兵隊が黒い心に侵され「人間の心は……だから…定期的に…掃除…しないと…」と徐々に異変を示す様子が書かれている。そして最終的には完全に黒い心に染まってしまい「敬礼!」と一言叫んであたりを破壊した。

エンサイクロペディアでのリスクレベルはZEYINとして記録されるが、脱走した時の強さが他のALEPH級と遜色なかったり、抽出されるE.G.Oの能力がALEPH級であったりするため、プレイヤーからは「ZEYINの顔したALEPH」「リスクレベル詐欺」などと揶揄される。

Ppodae(キュートちゃん)

Ppodae(D-02-107、キュートちゃん)は、白い子犬の姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「いや、その天使が今まさに、同僚を食べてるんだけど…」

キュートちゃんというのは職員によって名付けられた名前。
あまりにも可愛らしいため、職員はその愛らしさに魅了され盲愛するようになる。エンサイクロペディアに記載されているレポートでもまさに親馬鹿と言わんばかりにかわいがっている職員の様子が書かれている。
だが、キュートちゃんは無害なものでもなんでもなく、その正体は人を食べる獰猛なアブノーマリティである。しかし盲愛している職員たちはキュートちゃんが可愛いあまりに人間を餌として差し出すことに何の躊躇もなくなる。
収容選択時のフレーバーテキストはキュートちゃんが「おやつ(として差し出された人間)」を食べているところを見た正気の職員が呟いた一言。キュートちゃんを盲愛する職員に「この天使のような目を見ろ!動物に罪は無い!そうだろ?」と言われて「いや、その天使が今まさに、同僚を食べてるんだけど…」と返したことがエンサイクロペディアのレポートに書かれている。

Parasyte Tree(寄生樹)

Parasyte Tree(D-04-108、寄生樹)は緑色の樹木の姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「安心してください、祝福が必要でしょう?」

寄生樹は世話をしてくれた職員に対して贈り物を与え、贈り物を受け取った職員は心が休まり心身ともにリフレッシュする。
その時に「私はただ、あなたを助けたいだけです」「あなたの仲間の中に苦しんでいる子がいたら、私のところに連れてきてください。私はその子を助けることができるでしょう」と寄生樹の声が聞こえる。
その声に従い、寄生樹の元へ誰かを連れて行くと、「あなたは良い子だから、贈り物をあげましょう」と寄生樹はその者たちを自らの中に取り込む。
寄生樹が寄生するのは身体ではなく心であり、獲物の心に寄生した寄生樹は優しい声で祝福を騙って獲物をおびき寄せ、体内に同化して取り込むのである。

Melting Love(溶ける愛)

Melting Love(D-03-109、溶ける愛)は、少女の姿をしたピンク色の粘液のアブノーマリティである。リスクレベルはALEPH。
収容選択時のフレーバーテキストは「そして私の愛する職員の皆さん。先ほどここに入る時に、支給されたマスクは着用しましたか?」

溶ける愛は気に入った人間に自分の一部を埋め込む性質を持っている。
溶ける愛に感染した人間は溶ける愛を愛するようになり、保護するように働き始める。そしてやがて突如として身体が粘液に変化し、溶ける愛へと同化していく。スライム状の粘液に変化してしまった後は、まるで愛に殉じるかのように周囲の人間を攻撃し始める。

Heroic Monk(風雲僧)

Heroic Monk(D-01-110、風雲僧)は、黒い三度笠を被った修行僧のような姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「しかし天下が驚くほどの舎利が出たならば、そなたの名は後世に残ることだろう」

風雲僧は元は人間であり、修行僧であった。僧は旅の途中、近隣の村で名のある高僧の荼毘(火葬)があるという噂を聞いた。
僧は荼毘を見物しようとその村に行ったが、村の人々は鬼気迫る顔で念仏を唱えていた。それは高僧を偲ぶための念仏というより、何かを待望するかのようなものであった。
すべてが燃え尽きた後、高僧から出てきた仏舎利の量を見て、村の人々は失望を隠せなかった。
僧もまた「高僧ならば相応の量の仏舎利が出てくるはずだ」と考えていたため、少ない仏舎利の量に衝撃を受けていた。
そんな僧に何処からか現れた老人は「そなたの遺骨から何も出なければ、あらゆる功徳も無為になるだろう、しかし天下が驚くほどの仏舎利が出たならば、そなたの名は後世に残ることだろう」と言い、近くの仏塔に忘れられた仏舎利が眠っていることを教え「それを食えば、死んだ時により多くの仏舎利が残るのではないか?」と言い残す。
仏舎利の量=名誉欲に駆られた僧は仏塔へと向かい、そして欲のあまり悪鬼と化した。以後、仏塔の周りでは悪鬼が出没するという噂が流れるようになった。

eitur
eitur
@eitur

目次 - Contents