Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)のアブノーマリティまとめ

『Lobotomy Corporation』とは、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理するゲームである。
アブノーマリティとはこのゲームの象徴である様々な姿形をした奇妙な存在。きちんと対処を行えばおとなしくしていてくれるものの、対応を誤れば大惨事を引き起こす。
かわいらしいキャラクターに見えるが、これはプレイヤーにかけられた認知フィルターによるもので、実際は見るだけでも発狂しかねない恐ろしい外見をしている。

Plague Doctor(O-01-45、ペスト医師)は、黒い帽子と外套、ペストマスクを着用した人型アブノーマリティ。リスクレベルはZEYIN。
収容選択時のフレーバーテキストは「あなたのあらゆる病を治し、あなたを治療しましょう」

病を治療しに来たというペスト医師は、ペスト医師に作業を行った職員に「洗礼」を施す。
洗礼が完了すると、古い時計が画面に現れ、時計の針が動き出し、洗礼を受けた職員の名が時計に刻まれ、画面下部に専用の文章が表示される。
時計の針が進むに従いペスト医師の姿も徐々に変化していき、12人の職員に「洗礼」を与えると、アブノーマリティ「白夜」に変化する。
白夜に変化した後はたとえニューゲームを選んだとしてもずっと白夜として登場し、観測データなどをオールリセットしなければペスト医師に戻ることはない。

WhiteNight(白夜)

WhiteNight(T-03-46、白夜)は、非常に強力な天使のアブノーマリティである。リスクレベルはALEPH。
収容選択時のフレーバーテキストは「我が使徒たちよ、目覚めよ。そして我を迎えるのだ」

ペスト医師から変化し白夜が出現すると、ペスト医師が洗礼を施した時に出る時計の演出が再度挿入され、鐘の音がするごとに洗礼を受けた職員が使徒に変異する。
11人の使徒は施設内を徘徊して職員やアブノーマリティを襲うようになり、12番目に洗礼を受けた職員はペストマスクをつけた専用のグラフィックに変化する。
ペストマスクをつけた12番目の使徒が「たった一つの罪と何百もの善」に対し懺悔を行うと白夜は死亡し使徒が消滅する。
これは白夜がイエス・キリストをモチーフにしているためである。「十二使徒」、「罪を赦す」、「祝福」、白夜による「教え」、そして使徒の1人に裏切られて打ち負かされる(キリストは使徒の1人である「ユダ」に裏切られ、磔刑に処された)ことなど、幾つもの共通点がそれを証明している。

なお、使徒出現中、プレイヤーは一時停止やゲーム速度変更、メニュー起動の機能を封じられる。
いったん一時停止して状況を整理することも、1日をやり直すことも、メニュー画面からゲームを終了することもできなくなる。
一時停止やメニュー起動をしようとすると「私を否定してはいけない。私はあなたの目の前にいるのだから」と字幕が表示される。鐘の音の威圧感や、使徒によってどんどん職員が殺されていくどうしようもない光景などと合わさって、プレイヤーのトラウマとなっている。

Don't Touch Me(触れてはならない)

Don't Touch Me(O-05-47、触れてはならない)は、中央に黒い帯状のストライプ模様のある黄色い箱型のアブノーマリティである。リスクレベルはZEYIN。
収容選択時のフレーバーテキストは「何度も押してきましたが、まだ知りたいことがあるんですか?」

箱の中央部には「クリック」と書かれており、それが禁止マークで潰されている。(=触れてはならないという警告)
「触れてはならない」はスイッチの形をしたアブノーマリティで、触ると不幸が起きるという設定を持っている。
これは単にフレーバー的なものではなく、実際に「触れてはならない」に何らかの操作を行うことで、職員の全滅や全アブノーマリティの脱走などまさにプレイヤーにとっての「不幸」が起きる。
作業を行うため「触れてはならない」が収容されている部屋をクリックすることも、エンサイクロペディアを開くためにクリックすることもしてはいけない。
もしクリックしてしまうと、画面が揺れて「押すな」と叫ぶ音声が流れる専用の演出が入る。
それを無視してさらにクリックすると、反転したLobotomy Corporationのロゴが画面に現れゲームが強制終了する。
職員の死亡やアブノーマリティの脱走というゲーム内の現象だけでなく、ゲームそのものにまで影響を及ぼすまさに「触れてはならない」存在である。

新規プレイヤーが「触れてはならない」に触れてしまい、ゲーム―オーバーになってしまうというのはLobotomy Corporationの「あるある」「初見殺し」のひとつである。

Rudolta(そりのルドル・タ)

Rudolta(F-02-49、そりのルドル・タ)は、ルドルフ、サンタ、そりの三つの部分で構成されたアブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「私の計り知れない憎悪を込めて、あなたにプレゼントを贈ります」

ルドル・タの詳しいバックストーリーは明らかになっていないが、エンサイクロペディアの内容から以下のような説が推測されている。
(親がいないなどで)何かしらの原因によってクリスマスプレゼントがもらえない子供は、サンタそのもの、クリスマスという行事に対して憎しみを抱くようになった。
その子供はクリスマスを憎むあまり、クリスマスの日にサンタを殺害、バラバラになったサンタの遺体から、ルドル・タという怪物を創り出した。
作り出されたルドル・タは、平等にプレゼント(という名の殺戮)を配るサンタとして夜空を駆けるようになった。

Queen Bee(女王蜂)

Queen Bee(T-04-50、女王蜂)は、大きく変異したマルハナバチのアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「首への痒み、腹痛を感じたら、できることは、もう二度と見ることの出来ない最後の青空を見ることだけです」

女王蜂は巨大な蜂の巣と蜂が合体したような姿をしている。
巣と合体しているため女王蜂は自ら動くことはできないが、その代わりに周囲に蜂の卵が含まれている胞子をばらまく。
胞子を吸入した職員は頭や腹に痛みを感じ首が痒くなるという症状をみせはじめるようになる。そこからさらに時間が経つと、体内で成長した蜂が職員を蛹にして「羽化」する。

Bloodbath(血の風呂)

Bloodbath(T-05-51、血の風呂)は、皮膚で覆われた浴槽のアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「多くの手が風呂に浮かぶ。これらは私がかつて愛していた人々の手です」

血の風呂は近寄った職員を浴槽内に引きずり込み、引きずり込まれた職員は手を上空に伸ばす形で血の浴槽の中で溺死する。
エンサイクロペディアの文章には鬱状態になり手首を切って自殺した女性のことが書いてあり、彼女がアブノーマリティ化して血の風呂になったのだろうと推測される。

Opened Can of Wellcheers(蓋の空いたウェルチアース)

Opened Can of Wellcheers(F-05-52、蓋の空いたウェルチアース)は、音楽を鳴らす派手なグレーの自動販売機と、オレンジ色のエビのような見張り人から成るアブノーマリティである。リスクレベルはZEYIN。
収容選択時のフレーバーテキストは「どこか遠くで、カモメの声が聞こえる」

バックストーリーでは、ウェルチアースという飲料を飲んだ職員が飲料に仕込まれていた睡眠薬によって眠らされ、目が覚めたときには遠洋漁業船の上であったということが語られる。これは韓国のネット上にある都市伝説を参考にしたものである。
蓋の空いたウェルチアースの特殊能力名「別世界のソーダ!」の元ネタも90年代の韓国のコーヒー広告「別世界のコーヒー!」からとられている。

Alriune(アルリウネ)

Alriune(T-04-53、アルリウネ)は背が高く、全身ピンク色で馬に似たアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「塵に帰りたいという彼女の願いは、 生きようとするものすべてを死に場所へと返すでしょう」

アルリウネは人間になりたいと切に願った人形が元になったアブノーマリティ。
多くの人々に愛されていた人形だったが、月日がたち、捨てられたことで彼女の精神、心、命が次第に崩壊していった。アルリウネは自分が土に還っていくことを実感しながら、生まれ、土に還るという自然のサイクルを理解する。
アブノーマリティとして覚醒したアルリウネは、自然のサイクルを自らで繰り返そうと、人々を殺し土に還そうとする。

Forsaken Murderer(捨てられた殺人者)

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