Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)のアブノーマリティまとめ

『Lobotomy Corporation』とは、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理するゲームである。
アブノーマリティとはこのゲームの象徴である様々な姿形をした奇妙な存在。きちんと対処を行えばおとなしくしていてくれるものの、対応を誤れば大惨事を引き起こす。
かわいらしいキャラクターに見えるが、これはプレイヤーにかけられた認知フィルターによるもので、実際は見るだけでも発狂しかねない恐ろしい外見をしている。

The Silent Orchestra(T-01-31-、静かなオーケストラ)は一部が8分音符や様々な音部記号などの楽譜で構成されたアブノーマリティである。リスクレベルはALEPH。
収容選択時のフレーバーテキストは「壊れたものたちから世の中で一番美しい演奏が始まる」

静かなオーケストラへの作業結果が良いもしくは悪いで脱走し、交響曲を演奏しようとする。
演奏する交響曲は、4つの楽章と最終楽章(フィナーレ)で構成されており、演奏する楽章が進むにつれて同心円状に攻撃範囲が拡大していく。
フィナーレに達するとその日に集めたエネルギーがすべて無くなる。
また、脱走時にはゲームスピードは1.0倍に固定され、ゲーム音量を変更することができない。

Warm-Hearted Woodsman(暖かい心の木こり)

Warm-Hearted Woodsman(F-05-32、暖かい心の木こり)は、苔むした金属製の機械的な体を持つ人型アブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「随所に数多くの心がある森。切っても切っても依然として森は鬱蒼としている」

童話「オズの魔法使い」のブリキの鎧がモデルのアブノーマリティ。
元ネタであるブリキの鎧と同じように「心」を求めて仲間とともに魔女のもとに向かったが、魔女は鉛の心臓だけを暖かい心の木こりに渡した。
木こりは納得できず、魔女めがけて斧を振り下ろし、暖かい「心」(=心臓)を取り出すことに成功した。
それ以来、木こりは人間を切り、その心臓を取り出して、ぽっかり空いた自らの胸に押し込めるようになった。

The Snow Queen(雪の女王)

The Snow Queen(F-01-37、雪の女王)は、肌が冷たく凍りついた女性の外見をした人型アブノーマリティである。危険レベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「氷は溶けている……。春が訪れたからか、宮殿が崩れ落ちてしまったからか、私たちには分かりません」

作業を行った職員に対し「氷の欠片」を埋め込み、「氷の欠片」が埋め込まれた職員が再び雪の女王の収容室を訪れると、その職員を氷漬けにする。
氷漬けになった職員は1日の終わりとともに死亡してしまう。
氷漬けの職員がいる状態で他職員に作業命令を行うと収容室に入った瞬間に雪の女王との決闘が始まる。
決闘に勝つと氷漬けになった職員が救助されるが、敗北すると氷漬けになった職員ともども殺されてしまう。

Big Bird(大鳥)

Big Bird(O-02-40、大鳥)は、丸く黒い、羽のない巨大な鳥の姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「怪物は存在しないと結論づけた」

大鳥は仲間である罰鳥、審判鳥とともに黒い森を守る鳥であった。
大鳥の役目は黒い森を歩き回り、森に住むという怪物がいないかを見張る役目であり、そのために何十もの目を持っていた。
やがて大鳥は怪物に人間や森の生き物が殺されないか心配するあまり歪んだ「救済」の方法を考え出す。
その救済の方法とは、「怪物に殺される前に、自分が人間や森の生き物を殺すこと」であった。そうすれば「怪物によって殺される人」は減ると考えたのである。
しかしエンサイクロペディアで「我々は森で大きな鳥を見つけた。次に我々は、『人間を襲う怪物』を捜索した。1ヵ月間、森の隅々まで捜索はしたが、大鳥以外の『怪物』は存在しないと結論づけた」とあるように、怪物とは大鳥自身であったのである。
森の近くに住んでいた人間たちが大鳥のことを怪物と呼び、自分のことだと気付かず大鳥は怪物がいると思い込み、存在しない怪物を探し回り、やがて歪んだ救済方法を実行するようになり、救済の方法を実行することで人を襲う怪物がいると人間の間に広まり…という負のサイクルがこの「怪物」の正体である。

Little Helper(オールアラウンドヘルパー)

Little Helper(T-05-41、オールアラウンドヘルパー)は、清掃用ロボットのアブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「床全体を覆う鮮血、ひどい恐ろしい叫び声、逃げる人々……」

オールアラウンドヘルパーは清掃機器や警報装置、はてにはコーヒーメーカーとして、家事一般のマルチタスクをこなすロボットとして作成された。
オールアランドヘルパーはパターン認識機能により、清掃をした後に人々の奇声が上がるという経験を蓄積し、その経験を元に、奇声をある種の賞賛あるいは清掃継続の催促を意味していると認識していた。
そして、ある家庭に届けられたオールアランドヘルパーは食肉加工用の刃物を誤って展開し、母親を惨殺した。奇声を清掃継続の催促だと学習しているオールアランドヘルパーは悲鳴を清掃継続の命令だと誤認し、子供も惨殺した。そして飛び散った血液や肉片を掃除するため、「汚染の原因を除去」すなわち、死体をさらに細切れにしたのである。

Snow White's Apple(白雪姫のりんご)

Snow White's Apple(F-04-42、白雪姫のりんご)は、頭部が林檎に置き換えられた人型アブノーマリティである。リスクレベルはWAW。
収容選択時のフレーバーテキストは「リンゴが王女と王の庭に落ちた日、魔女の心は崩壊しました」

白雪姫のりんごの正体は童話「白雪姫と七人の小人」に登場する毒林檎。白雪姫にかじられ、その場に捨て置かれてたりんごの成れの果てである。
魔女の呪いによって腐敗しなくなった毒りんごは長い長い年月を地面の上で過ごし、やがて自由に歩けるようになったことに気付くと、「自分だけの王子様」を探しに旅に出たのである。

Spider Bud(母なるクモ)

Spider Bud(T-02-43、母なるクモ)は、蜘蛛の母親の形をしたアブノーマリティである。危険レベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「誰も彼の遺体を持ち帰ることを願い出ませんでした」

母なるクモ自体はおとなしいが、子クモを踏み潰されると怒り狂い、踏み潰した職員を糸で絡めて繭にしてしまう。
この時、繭の中のエサは鮮度を保つために徐々に死んでいくようになっている。つまりは繭に包まれた段階では生きており、助けを求める声が繭から聞こえてくるのである。
しかし助けようとするとエサを奪われたクモが怒り、助けに来た職員を攻撃しようとするため誰も手出しができない。
その様子を現したのがフレーバーテキストの「誰も彼の遺体を持ち帰ることを願い出ませんでした」である。

Beauty and the Beast(美女と野獣)

Beauty and the Beast(F-02-44、美女と野獣)は、頭から爪先まで茶色の毛で覆われた四足動物のアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「呪いを解くことはできません、繰り返すだけです」

童話「美女と野獣」がモデルのアブノーマリティで、エンサイクロペディアに書かれているバックストーリーもそれに倣う。
城に入った者は野獣によって皆消息を絶つという恐ろしい城で働くことになった美女は、野獣に気に入られ十分な給金を手に入れることができた。
しかし、日を増すごとに、美女はその富と城のすべてを自分のものにしたいという欲望が抑えきれなくなっていき、その城と富を自分のものにしようとする。
ついには野獣をナイフで突き殺し、城と富を手に入れることに成功したが、同時に美女自身が野獣となってしまう。
「皆消息を絶つ」とは、美女のように欲に目がくらんで野獣を殺し、自身が野獣になってしまったことを指している。
フレーバーテキストの「呪いを解くことはできません、繰り返すだけです」とは、このバックストーリーに由来する。

Plague Doctor(ペスト医師)

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