Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)のアブノーマリティまとめ

『Lobotomy Corporation』とは、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理するゲームである。
アブノーマリティとはこのゲームの象徴である様々な姿形をした奇妙な存在。きちんと対処を行えばおとなしくしていてくれるものの、対応を誤れば大惨事を引き起こす。
かわいらしいキャラクターに見えるが、これはプレイヤーにかけられた認知フィルターによるもので、実際は見るだけでも発狂しかねない恐ろしい外見をしている。

Red Shoes(O-04-08、赤い靴)は、ペアの光沢のある赤いエナメルレザーハイヒールのアブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「泣いている少女は嘆願する。ミスター、私の足を切ってください……」

童話「赤い靴」をモデルとしたアブノーマリティ。
自制心の低い職員を誘惑し、職員に自分(赤い靴)をはかせる。赤い靴をはいた職員は赤い靴に思考を洗脳され、あたりを「赤く」しようとして斧を振り回し始める。
誰かが靴を脱がそうとすると激しく抵抗し、赤い靴は職員の足を引きちぎろうとする。引きちぎられた足は童話「赤い靴」の終盤のストーリーのように、切り落とされた足で踊り続ける。

Theresia(テレジア)

Theresia(T-09-09、テレジア)は、装飾の付いた古びたオルゴールの形状をしたツール型アブノーマリティである。リスクレベルはZEYIN。
収容選択時のフレーバーテキストは「この旋律を覚えていますか? 生徒が眠りそうとなると、先生はこの曲を演奏してくださいましたね。お誕生日おめでとうございます」
フレーバーテキストから推測するに、とある教授の誕生日に贈られたオルゴールがアブノーマリティとなったものだと思われる。

テレジアの能力は、テレジアを職員が使用したときに発動する。
使用すると音楽が再生され、使用中は5秒ごとに同部門の職員の精神力が10ポイントずつ回復する。しかし、一度に30秒以上使用した場合、使用者はパニックに陥り収容室から抜け出す。パニックになった使用者は近くの職員を攻撃するか自殺をはかってしまう。

Old Lady(オールドレディ)

Old Lady(O-01-12、オールドレディ)は、白い肌に黒く落ちくぼんだ目をした、ロッキングチェアに腰かけている老婆のアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「彼女は以前はとてもおしゃべりだった。結局、孤独が唯一の聴衆だった」

TETHの危険レベルらしく比較的安全なアブノーマリティであるが、特殊能力「孤独」には注意が必要である。
特殊能力の発動条件は「オールドレディ以外のアブノーマリティへの作業を行う」こと。特殊能力が発動すると、空虚感と孤独が彼女の部屋にたちこめ、部屋中にもやが蔓延したエフェクトが発生する。この状態でオールドレディの作業を命令された職員は孤独感に苛まれ、大ダメージを負う。ダメージは高レベルの職員であれば耐えられるが、低レベルの職員ではまず耐えられずに死んでしまう。
脱走はしないため、エンサイクロペディアを埋めるまではまめに世話をし、エンサイクロペディアを解放し終わったら放置されることが多い。

Nameless Fetus(無名の胎児)

Nameless Fetus(O-01-15、無名の胎児)は、謎の黄褐色の粘液で浸潤した巨大な幼児のアブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「いつか、あなたは知るかもしれない。ルーレットが回転しているときの顔の絶望の意味を」

フレーバーテキストの「ルーレット」が何であるとは、エンサイクロペディアのバックストーリーに書いてある。
無名の胎児は常になにかに飢えているようなストレスを抱えており、「エサ」を与えると沈静化する。そのエサとは、言うまでもなく人間のことである。
そのためルーレットで「誰が無名の胎児のエサとなるか」を決めているのである。

Wall Gazer(壁に向かう女)

Wall Gazer (F-01-18、壁に向かう女)は、青ざめた肌色の裸の女性のアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「彼女の悲しみは長くなり、悲しげな髪で覆われるまで育った」

常に壁に向かって何かを呟いており、職員を振り向かせようとする。振り返ってしまった職員は精神崩壊を起こし、彼女と同じように壁に向かって延々何かを呟き続けるようになる。
なので作業をする時はなるべく彼女を見てはいけないというのがエンサイクロペディアに記されている管理方法なのだが、これはゲームプレイにも適用される。
レガシー版では壁に向かう女を画面に長時間おさめていると機嫌を損ね、生産エネルギー量(正式版で言うPE-BOX)が減少するという仕組みがあった。

Nothing There(「何もない」)

Nothing There(O-06-20、「何もない」)は、様々な人間のパーツによって形作られたアブノーマリティである。リスクレベルはALEPH。
収容選択時のフレーバーテキストは「そして多くの「皮」は、ただ一つの言葉「管理人」とわめく」

「何もない」は正体が不定で、「何もないが確かにそこに存在している」と形容するしかないアブノーマリティである。
空白・不定の存在である「何もない」は、自分を確固とした存在として確立するため、近くの生物を殺してその皮をかぶることでその生物になりきるという生態がある。
施設に収容された「何もない」は作業をしに来た職員の普段の行動、話す習慣、好き嫌い、見たもの全てを模倣する。そして隙があれば殺し、職員になりきるために皮をかぶる。そして観察により学習した職員の言動を繰り返して人間に紛れるというレポートがエンサイクロペディアに書かれている。
フレーバーテキストの「管理人とわめく」とは殺された職員が最期に連呼したであろう言葉である。
(「何もない」に殺されそうになり「管理人!(見ているなら助けてくれ!)」とあげた悲鳴)

1.76 MHz(1.76 MHz)

読みはそのまま「いってんななろくメガヘルツ」。
1.76 MHzは、収容室内に発生する奇妙なノイズ以外、目に見える姿形を持たないアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「これは決して忘れてはならないその日の記録です」

1.76MHzの実態は収容室内で拾うことのできる電波で、電波そのものがアブノーマリティである。
ラジオの電波を1.76MHzに合わせることで奇妙な音声を検出したというのがこのアブノーマリティの発見の瞬間であった。
この奇妙な音声を聞いていた職員が突然攻撃的になり、収容室の周辺で謎の騒音や幻覚のような怪奇症状がみられるようになった。
これらは、人々が忘れ去ったとある戦争や紛争の日の記憶そのものである可能性が高く、1.76MHzはそれらの記憶を忘れないためにその様子を再生し続けているのだと推測される。

Singing Machine(歌う機械)

Singing Machine(O-05-30、歌う機械)は巨大な工業用肉挽き機の姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはHE。
収容選択時のフレーバーテキストは「けれど人間の時のような音は出なかった」

歌う機械の内部は投入された物体を粉砕するための、鋭い棘が付いた円筒型の部品が一面に敷き詰められている。
この部品が稼働し、物体を粉砕する音を歌にたとえて歌う機械と名付けられた。
この「歌」は投入した物体によって変わり、一番いい音を出すのは人間を投入した時である。
歌う機械に魅了された職員は歌う機械に一番いい音を出させようとして人間を投入しようとする。

The Silent Orchestra(静かなオーケストラ)

eitur
eitur
@eitur

目次 - Contents