Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)のアブノーマリティまとめ

『Lobotomy Corporation』とは、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理するゲームである。
アブノーマリティとはこのゲームの象徴である様々な姿形をした奇妙な存在。きちんと対処を行えばおとなしくしていてくれるものの、対応を誤れば大惨事を引き起こす。
かわいらしいキャラクターに見えるが、これはプレイヤーにかけられた認知フィルターによるもので、実際は見るだけでも発狂しかねない恐ろしい外見をしている。

Flesh Idol(T-09-79、肉の偶像)は、中心部に肉や鉄くずの塊を有する、背の高い錆びた十字架の形状をしたWAWクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「そして、祈りはいつも祈る者の永遠の絶望で締めくくられる」

このアブノーマリティについての詳しい性質は明らかになっていないが、とある宗教やカルト集団の崇拝の対象であったと推測されている。
この像に祈りを捧げる者はありとあらゆる試練が襲いかかるが、その者以外のすべての人々は天からの恵みを受けて祝福されるという。

Giant Tree Sap(巨木の樹液)

Giant Tree Sap(T-09-80、巨木の樹液)は、枝もしくは根に覆われた、赤い液体の入った球体の形状をしたHEクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「木はただ与えていたものを返してもらっただけなのですよ」

世界の外れで育つ、名前のない巨木から採取した樹液。
樹液には満腹感を与え傷を治療する優れた成分が含まれているため、樹液を求める人々が耐えなかった。
しかしこの巨木には樹液を摂取するとその摂取量に応じて身体が融解してしまうという隠された生態があった。
巨木の樹液の生態を記したレポートには「多くの人は、あの巨木が何もない郊外でいったいどう成長しているのか疑問に思っていました。結局のところ、巨木の栄養となっていたのはその樹液を吸って育っていた生命体でした。木は、ただ与えていたものを返してもらっただけなのですよ」と締めくくられている。

Mirror of Adjustment(調整の鏡)

Mirror of Adjustment(O-09-81、調整の鏡)は、フレームに赤い染みが付着したスタンドミラーの形状をした、ZAYINクラスに分類されるツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「満足は一時的なものだろうに。」

調整の鏡は一見するとただの姿見のように見えるが、実際には鏡ではない。
調整の鏡が映すのは人だけであり、鏡の前に人が立つと鏡にその人が映し出される。
そして鏡の前に立った人物が鏡を見つめて心の中の自分自身に向き合うと、まったく違う「誰か」になる。外見は同じように見えるが、中身はまったく異なる人物になるのである。
その状態でもう一度鏡を見たとき、その人物の人間性は取り除かれ、歩く死体のように変えてしまう。

ゲームシステム的に言うならば、調整の鏡は職員のステータスをリセットしてランダムに値を振り替える能力を持っている。
しかし振り替え後の再リセットはきかず、逆にステータスが下がってしまうという効果がある。

Shelter from the 27th of March(3月27日のシェルター)

The Shelter from the 27th of March(T-09-82、3月27日のシェルター)は、特定の硬質材料により形成されており、内部にぼんやりとした明かりの灯った避難シェルターのような形状をした、HEクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「言葉通りの「地球で一番安全な場所」になっていくことでしょう」

3月27日のシェルターはその記録の内容から、戦争の避難民たちを保護するために使用されたシェルターであることがわかっている。
このシェルターを開発した会社は「地球上で最も安全な場所」を目指してシェルターを建設し、人々が長期間生き延びることが可能な避難物資を提供した。
しかしシェルターは避難民たちに異常な影響を与え始め、シェルター外部に対する認識をより危険なものへと変えていったという。シェルター内部にいる人間は外部を異常に怖がるようになり、その恐怖に従うかのようにシェルターの周囲の環境は悪くなっていく。
調べた結果、この3月27日のシェルターは「地球上で一番安全な場所」となるため、周囲を危険な場所に変えていくという特性を持つことが判明した。

Fairy Festival(妖精の祭典)

Fairy Festival(F-04-83、妖精の祭典)は、光り輝く人型の妖精のアブノーマリティである。リスクレベルはZEYIN。
収容選択時のフレーバーテキストは「妖精があなたを助けている間、すべてが平和になるでしょう」

妖精は世話をしてくれた職員に対して不思議な鱗粉でケアをし、疲労や怪我を癒やしてくれる。
しかしこの行動は優しさや慈悲ゆえのものではない。妖精は肉を好む怪物にすぎず、ケアをするのは単に肉が盗られないようにするためだった。
職員が別のアブノーマリティの収容室で働き始めると、妖精は餌を奪われることを懸念して肉(職員)を食べてしまうのだ。

Meat Lantern(肉の灯篭)

Meat Lantern(O-04-84、肉の灯篭) は、2つの丸い目が付いた小さな白い盛り土のような姿をしたアブノーマリティである。リスクレベルはTETH。
収容選択時のフレーバーテキストは「それは花じゃない、すべての職員にすぐに逃げるように指示しろ」

チョウチンアンコウのように、花を模した提灯をぶら下げ、近寄ってきたものを丸呑みにするという生態を持っている。
提灯以外の部分は地面に埋まっており、堅牢な鉄製の建物であるにも関わらず、まるで砂地のように潜って移動する。
この原理についてはまったくの不明で、どうやって移動しているのかわかっていない。移動方法がわかっていないため、肉の灯篭の脱走も察知できない。
収容室から肉の灯篭が脱走したと判明したら、施設中から「花」を探さなくてはならない。
もし肉の灯篭の提灯だと気付かず花だと思って不用意に近づく人間がいたら、その者はその者がいた部屋の内装ごと丸呑みにされてしまう。
収容選択時のフレーバーテキストの「それは花じゃない、すべての職員にすぐに逃げるように指示しろ」は脱走した肉の灯篭の提灯のことを指している。

We Can Change Anything(何でも変えて差し上げます)

We Can Change Anything(T-09-85、何でも変えて差し上げます)は、ちょうど職員が一人収まる程度の大きさを持つ容器の形状をしたZAYINクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「今すぐ全てが良くなるでしょう」

何でも変えて差し上げますは「家庭用ロボットの第二弾」と謳われており、おそらくオールアラウンドヘルパーと同社の製品であると推測されている。
顧客がロボットの中に入ることで、顧客が抱えたすべての問題が解決すると言われている。
だが、これは嘘であり、実際は人を殺害することでエネルギーを生成する恐ろしい能力を持った道具である。

Express Train to Hell(地獄への急行列車)

Express Train to Hell(T-09-86、地獄への急行列車)は、頭蓋骨と岩で作られた大きな檻のような構造物の形状をしたWAWクラスのツール型アブノーマリティである。
収容選択時のフレーバーテキストは「時間が来ると、高らかな警笛とともに列車が通過する」

中には駅員がおり、駅員は最終目的地が分からない列車のチケットを販売している。
到着時間を知らせる時計の代わりに、地獄への急行列車の上部にあるライトが点灯する。1~3個まではなんともないが、4つ点灯した状態だと遠く離れた何処かから列車の警笛が聞こえてくる。
そして、時間が来ると、高らかな警笛とともに列車が現れる。列車はポータルからポータルへと一直線に走り、進行上にいる人間を轢き殺す。

Scarecrow Searching for Wisdom(知恵を欲する案山子)

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