メイドインアビス(Made in Abyss)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『メイドインアビス』とは、「つくしあきひと」による漫画作品。2017年にキネマシトラス製作でアニメ化した。アビスと呼ばれる巨大な縦穴を舞台にした冒険ファンタジー作品で、可愛らしい絵柄と美しい背景とはギャップのある過酷な冒険が描かれる。探窟家に憧れる主人公の少女「リコ」は、記憶を失ったロボットの少年「レグ」と共にアビスの底を目指す。

CV:伊瀬茉莉也

もうひとりの主人公。ロボットの少年。
リコを火葬砲で救ったがその後機能停止し、記憶も失ってしまう。
自分がロボットである事も、恐らくアビスの底から来たのであろうことも覚えていない。
腕は40メートルほど伸び、やわらかいが刃物を通さない頑丈な肉体を持ち、手の平から火葬砲を撃つことが出来る。
火葬砲を撃つと数分で気絶してしまい、2時間は何をしても目を覚まさない。
ロボットであるためアビスの呪いを受けることもない。
ロボットであるが体液があり、乳首・ヘソ・性器などもちゃんとついており、リコ曰く「生っぽい」。
性格はロボットでありながら感受性豊かで、真面目で純粋、そして幽霊などの怪談が苦手。
リコの裸体を見たり抱き疲れると赤面するが、性別の良く分からないナナチのふわふわの体は執拗に触ろうとする。
口癖は「度し難い」であるが、ライザも同じ口癖があるようで、ライザとレグは何らかの関わりがあるようである。

火葬砲を撃った後リコに保護され、孤児院に連れて行かれる。
電気ショックによって目を覚まし、自分が記憶喪失のロボットであることを知る。
人間として孤児院に加わりしばらくは普通に生活を続けたが、リコを守るためそして自分の過去を知るために、リコと共にアビスへ旅立った。
アビスに住む獰猛な人間を食料とする生き物たちからリコを守り、何度もピンチになるが火葬砲でどうにか倒す。
しかしオーゼンには歯が立たず、さらに四層のタマウガチに遅れを取り、リコは致命的な怪我をしてしまう。
リコを守ることを使命としていたレグであるが、リコを守りきれずに号泣し、その姿を見たナナチがレグに共感しリコを助けた。

ナナチ

CV:井澤詩織

リコとレグが四層で出会った、ウサギのようなふわふわの姿の「成れ果て」。
年頃はリコたちと同じくらいであるが達観し、外科手術や薬学などに精通している。
口癖は「んなぁ~」。
料理は下手で、美味しい物を食べたことが無いため自分の作る料理が不味いとは知らずにいた。
リコの作った料理の美味しさに感動し、涎と涙を流した。
通称ナナチハウスと呼ばれる家に、同じく成れ果てのミーティと一緒に住んでいた。
極北の地セレニで、ゴミを漁り食べれる物だけを拾って食べる生活をしていた。
本人曰く、周りの子供達は皆盗んだり歌って物乞いしたりしていたが自分にはそういう能力が無いのだという。

孤児をアビスに連れて行く活動をしていたボンドルドに付いて行き、深界五層の前線基地へ行く。
ボンドルドの本当の目的は子供達を実験に使うことで、ナナチとミーティも実験されてしまう。
ナナチに掛かる呪いもミーティが一人で受ける事になり、ミーティは死なない呪いを受けた成れ果てへ、ナナチはウサギのような成れ果てになった。
ナナチはミーティを連れて前線基地を脱走し、四層の現在の家へ辿り着いた。
自分が死んだ後ミーティだけが永遠に生きてしまうことを心配し、ミーティを苦しめずに死なす方法を探していた。
そしてレグの火葬砲を見て、レグにミーティを殺すように頼んだ。
ミーティは火葬砲によって消滅し、ミーティの魂もまた解放されたのであった。
ナナチはその後リコたちに付いて行く事になり、ナナチハウスを旅立った。

本作で特に人気の高いキャラで、ウサギのような可愛い見た目からケモナーからの人気が高い。

大穴の街 オース

ライザ

CV:坂本真綾

リコの母親。夫はトーカ。
伝説の白笛で、「殲滅卿」「殲滅のライザ」などの異名を持つ。
性格は傍若無人で悪戯好き。
10年前にラストダイブをし、その後消息不明となる。
オーゼンによってライザの笛が発見され、それがリコがアビスへ行くきっかけとなった。
口癖はレグと同じ「度し難い」。
オーゼンの口振りやレグの記憶の断片などから、記憶を失う前のレグと一緒に行動していたことがあるようである。

元々はオーゼンの弟子で、オーゼンの指南もあってか順調に白笛まで成長する。
四層でリコを出産し、リコが自分の娘であると分かるとリスクを負うという事や、リコにアビスを目指すかどうか自分で決めさせるため、そして自分もアビスの底が見て見たいという理由で、ジルオの居る孤児院にリコを託した。
リコの生い立ちに関し、ライザは尊い物を積み重ねた先に居る奇跡のような存在なのだと思っている。

シギー

CV:沼倉愛美

孤児院のメンバー。赤笛。
冷静な性格で知識深く、リコやレグにアビスの事を教えた。
リコとレグがアビスへ行く時は止めることなく二人を応援した。

ナット

CV:田村睦心

孤児院のメンバー。赤笛。
リコとは喧嘩ばかりしていたが、リコに片想いをしていたようでもあった。
リコがアビスへ行くのに最後まで反対したが、出発の際には協力し、涙ながらにリコを送り出した。

シユイ

CV:塙愛美

孤児院のメンバー。鈴付き。
まだ幼く言葉もたどたどしい。
オースには子供が誕生日になると死んでしまうという怪談があり、キユイもその謎の病気に掛かってしまう。
ジルオによってオースの外にあるキャラバンに連れて行かれ、元気になった。

ジルオ

CV:村田太志

孤児院でのリコたちの探窟隊のリーダー。月笛。
孤児院の子供達をまとめる先生のようなポジションで、リコはいつもジルオに叱られていた。
ライザの元弟子で、オーゼンにも気に入られていて弟子に誘われたが断ってライザの弟子になった。
ライザからリコを託され、リコが12歳になるまで教育した。
リコがアビスへ行く事は察していたが止める事はせず、鞄にこっそりライザの封書のコピーと警告文を入れ、ジルオなりの見送りをした。
レグの事も察しており、何か事情を知っているようである。

ハボルグ

CV:稲田徹

黒笛の探窟家。愛称はハボさん。
孤児院の子供達から好かれ、リコの事を小さい頃から見てきた存在でもある。
リコの出生も知っているようで、リコにオーゼンに気をつけるように言い、何かあった時はレグにリコを頼んだ。
シギーとナットに頼まれ、リコとレグを二層まで案内するために二人を追いかけ、そして二人を見送った。

美有奇
美有奇
@miukichi

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