『クレヨンしんちゃん』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

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1990年に臼井儀人が『漫画アクション』で連載を開始した漫画、および同作を原作に据えたアニメ作品。埼玉県春日部市にすむ、破天荒な「嵐を呼ぶ園児」野原しんのすけと、周囲の人間が巻き起こすドタバタギャグを描く。2009年に臼井儀人の逝去により絶筆。翌年、臼井儀人のアシスタントらによる「UYスタジオ」が『新クレヨンしんちゃん』と題して連載を引き継いだ。

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CV:林玉緒

しんのすけの友人で級友。かすかべ防衛隊の紅一点である。
見た目は良いが性格は自分勝手で勝ち気。美味しい部分だけをちゃっかり持っていく抜け目のない性格でもあるが、思い通りにならないとすぐキレる傾向があり、うまくいかないことも多い。
常に兎のぬいぐるみを持ち歩いており、ストレスが溜まると殴って発散している。これは母の影響であり、親子揃ってぬいぐるみを殴ったこともある。
趣味はリアリティのある(というより昼ドラのような)展開が特徴の「リアルおままごと」。ネネは手を変え品を変え友人たちを参加させているが、ネネの仕切りが厳しいためみんないつも辟易している。ちなみに、ネネはおままごと用の脚本を用意している。

佐藤マサオ

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CV:一龍斎貞友

しんのすけの友人で級友。坊主頭を「おにぎり」(あるいは「おにぎり頭」)といじられるいじられキャラ。
優しく素直だが気が弱く泣き虫な性格である。風間と同様の常識人だが、彼の場合は周囲に圧されて意見を取り下げる場面も多い。
いじめられっ子で、普段から貧乏くじを引いてしまう運のない人物。特にネネには頭が上がらす、ネネの「リアルおままごと」の一番の被害者である。
そんな性格の反動か、たまに豹変し、ヤクザ口調の熱血漢に一転する。
クラスメイトの酢乙女あいに惚れている。映画では彼女が偽物とすり替えられていることを見抜いたこともある。
几帳面な性格で、散らかった部屋が嫌い。様々なもののコレクションが趣味。
しんのすけはよく彼の家に遊びに行くと言って外出するため、しんのすけと遊ぶことが多いことがわかる。

ボーちゃん

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CV:佐藤智恵

しんのすけの友人で級友。名称は基本的に「ボーちゃん」で一貫しており、他の登場人物がフルネームで紹介される場合にも彼のみ「ボーちゃん」と紹介される。一度だけ「石橋ボー」と呼ばれたことがあるが、これが設定上の本名なのかすら判然としない状況である。
いつもたれている鼻水は彼のトレードマークであり、好きなように操ることができる。一発芸に利用されたことも。
名前の通りいつもぼーっとしており、おおらかな性格。口数は多くないが、たまに的を射るような発言をする。
幼稚園の送迎バスの運転に関する知識を持ち、漢字に詳しく書く文字も達筆である。
珍しい形をした石を集める趣味を持つ。
しんのすけとは気が合うらしく、彼の奇妙な遊びに一緒に興じたり、協力技を見せることもある。

用語

ケツだけ星人

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本作を象徴する単語。
体を大きく前屈させ、ズボンをずらして尻を出す。絵としては突き出された尻に足が生えている格好となる。尻だけなので「ケツだけ」というあんばいである。
本作を代表するギャグで、しんのすけが多用する。この格好のままうねうね左右に動く様子が笑いを誘う。
特にテレビアニメ版で多用されており、現在ではお下劣ネタはほとんどこの「ケツだけ星人」を遺すのみとなっている。
放映開始当時に多用されたギャグには他に局部を晒して「ぞうさん」というものもあったが、テレビ放送全体の倫理観が厳しくなり、子どもであっても局部の露出は避けられるようになって消滅した。
インパクト・オリジナリティ共に非常に強く、このネタは知っているという人も多い。
本作が低俗番組と言われる理由ともなっている、もっとも本作らしいギャグである。

かすかべ防衛隊

しんのすけが幼稚園の友人と結成した組織。といっても子どもの遊びの延長線上であり、組織然とした決まりなどはない。
隊員は野原しんのすけ以下、風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃんの5人。しんのすけ以外の4人は幼稚園を舞台にする短編ではレギュラーとして登場することの多いキャラクターである。
この集まりは子供同士の絆の象徴として、映画で特に大きな活躍を見せる。特に印象に残るのが『夕日のカスカベボーイズ』。同作はかすかべ防衛隊を中心に据えた友情物語である。
発破をかける際の合言葉「かすかべ防衛隊、ファイヤー」は映画の宣伝などでも多用され、本作をよく知らない視聴者にも知られている。

印象的な回

アニメ「エンピツしんちゃん」編

売れないシナリオライター・石臼登代の前でいつもの通り自由気ままに振る舞い、彼女の邪魔をするしんのすけ。しばらくして、テレビアニメ「エンピツしんちゃん」が放送開始される。
この作品は瞬く間に大ヒットとなり、幼児たちの間でブームとなる。この作品、実は石臼が脚本を書いており、キャラクターのモデルはしんのすけである。
現実のしんのすけ同等に破天荒で下品な行動を取る「しんちゃん」を真似る幼児が現れ、同作は保護者から不評を買った。しんのすけもまたこのアニメを真似し始め、みさえはしんのすけを外食に連れ出してまでこの作品を見せないように努力する。
これに異を唱えたのがひろしだった。神経質になる必要はないという彼に、あんなアニメの真似をしていたらどんな大人になるのかと心配を見せるみさえ。対してひろしは冷静に、自分たちも小さな頃はテレビの真似をしていたじゃないかという。
しばらくしてブームは去り、しんのすけ以下幼児の様子ももとに戻るのだった。

本作に対する保護者の不評に対する反論とも言え、『クレヨンしんちゃん』とその視聴者の状況を自らパロディ化したとも言える作品である。

風間君とお別れだゾ

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ある日、風間が転園すると告げられる幼稚園の生徒たち。父がアメリカに栄転になったのだという。
彼は英語塾に通っていたのが活かされると言い、気丈に振る舞う。
翌日、幼稚園に登園してきた風間。しんのすけに振り回されながらも、やさしく振る舞う風間。
程なくしてお別れ会が開催される。お別れの言葉を聞かされ涙をにじませた風間をおちょくるしんのすけに激昂する風間。
しんのすけはそれを見て、いつもの風間君に戻ったと喜び、今日の日はさようならを歌い、彼を送り出す。
三日後、父の転勤が中止となり、風間は幼稚園に戻ってくるのだった。

純粋な感動編として視聴者の間で評価の高い作品。ほんのりと感動を誘う話は多いが、この話はストレートに視聴者の感情を揺さぶるストーリーとなっている。

かわいそうなスズメだゾ

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怪我したスズメを助けたしんのすけ。男は弱いものを助けなくちゃいけないんだからというネネの言葉におされ、しんのすけはスズメを連れて帰る。
博士に手当をしてもらい、何日も介護したしんのすけはスズメにスピルバーグと名付けた。
みさえはスピルバーグを動物病院に連れて行く。スピルバーグは瀕死だった。
しんのすけの前で元気に羽ばたいてみせようとして、命を落とすスピルバーグ。
涙を流すしんのすけの上を、スズメの形をした雲が静かに流れていった。

幼い頃に経験するペットとの別れを描いた名編として名高い。

お兄ちゃんだって甘えたいゾ

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