目次

  1. 概要
  2. ストーリー
  3. キャラクター
  4. 野原しんのすけ
  5. 野原ひろし
  6. 野原みさえ
  7. 野原ひまわり
  8. シロ
  9. 風間トオル
  10. 桜田ネネ
  11. 佐藤マサオ
  12. ボーちゃん
  13. 用語
  14. ケツだけ星人
  15. かすかべ防衛隊
  16. 印象的な回
  17. アニメ「エンピツしんちゃん」編
  18. 風間君とお別れだゾ
  19. かわいそうなスズメだゾ
  20. お兄ちゃんだって甘えたいゾ
  21. 雨の日のお迎えだゾ
  22. 裏話
  23. 連載第一話は封印?過激すぎた初期の作風
  24. テレビアニメ放送時間の変遷
Ab4a1bd3c4fc7387d54fea8d3a950ad3

生まれたばかりのひまわりを構うみさえとひろし。
幼稚園から帰ってきたしんのすけはみさえに軽く扱われ疎外感を覚え、1人家を出る。
飛び出していったしんのすけを叱ろうとしたみさえは、しんのすけが幼稚園で描いた絵に気づく。
それは一家四人とシロがみんなでニッコリ笑っている絵だった。
みさえとひろしはしんのすけが疎外感を覚えたことに気づき、しんのすけを探しに外へ出る。
一方、シロの犬小屋に隠れていたしんのすけはひまわりが泣き出したのに気づく。
最初は焼き餅から無視を決め込むが、やがて気を取り直し、ひまわりをあやしに家へ戻る。
泣き止んだひまわりに見守られ、眠りにつくしんのすけ。
帰ってきたみさえとひろしはその横にくっつき、仲良く眠るのだった。

兄弟ができると、どうしても生まれてしまうすれ違い。幼稚園児らしいしんのすけの思いと姿が感動を誘う。

雨の日のお迎えだゾ

2c169c2d1ae7dffd0e388ea653cbb5c39051e41d

超大安売りと描かれたチラシを目にしたみさえは、買い物へ行こうとする。
しんのすけがついてこようとするので、みさえはアクション仮面のビデオをしんのすけに渡し、出かけていく。
しかし、そのビデオはアクション仮面とは全く関係ない映像しか録画されていなかった。嘘だったのである。
騙されたと気づいたしんのすけは拗ねるが、雨が降り出したのに気づく。
庭に落としてしまっていたぬいぐるみを見たしんのすけはみさえが傘を持っていっていないのではないかと思い、ぬいぐるみを拾い上げ、みさえを迎えに行こうと考える。
みさえは両手が塞がる程の買い物を済ませた後に初めて雨だと気づく。タクシーで帰ったら意味がなくなると嘆くみさえを呼ぶしんのすけの声。
しんのすけはずぶ濡れになりながらみさえに「お迎えに来たゾ」という。
みさえは涙ぐみながら、雨も気にせず思い切りしんのすけを抱きしめるのだった。

『はじめてのおつかい』のような印象を抱かせるホームコメディらしい一作。ほっこり来る魅力がある話である。

裏話

連載第一話は封印?過激すぎた初期の作風

1991年から刊行が開始された『クレヨンしんちゃん』の単行本。しかし、単行本第一巻で第一話とされているのは連載第1回ではない。単に順番を入れ替えたわけではなく、収録事態を見送っているのだ。一部話数が単行本に収録されないというのはマンガでは珍しくないが、本作の未収録話数は最初期に集中している。未収録話数の多い連載第1回から17回の内、単行本に収録されたのはわずか7回にとどまっているのだ。
これは、作風の問題に由来するという。双葉社の編集者・林克之は後年「キャラクターも固まっておらず、過激な描写が多いため、世に出すのがはばかられる」との趣旨の説明した。
後にアニメ化され、低俗作品の烙印をおされる本作だが、この初期連載分の描写は、更に過剰だったのだ。

テレビアニメ放送時間の変遷

長寿アニメの一つとして、25年以上に渡って放送を続けている本作。金曜午後7時半という放送時間が馴染み深いが、本作の放送時間は長寿アニメとしては頻繁に変更されている。
本作の放映開始は、1992年4月13日。月曜日の午後7時だった。同時間帯で4年間放送された後、1996年4月に一般に知られる金曜午後7時半に移動する。4年間は30分番組として放映されたが、2000年4月には『ミュージック・ステーション』のフライングスタートが開始され、放送時間を24分に短縮する。2002年4月には放送時間枠を本作と同じシンエイ動画が制作する『あたしンち』に譲り、本作は土曜の午後7時へと移動。同時に30分番組に戻るが、2003年11月には午後7時半の枠で放送が開始された『ボボボーボ・ボーボボ』をフライングスタートさせる関係から放送時間が28分に短縮された。2004年には土曜日のゴールデンタイムに2時間枠のバラエティ番組が据えられたため、本作は金曜午後7時半の枠へと再移動した。こちらでは依然として『ミュージック・ステーション』がフライングスタートしているため、放映枠は24分となっている。