目次

  1. 任天堂法務部の最強伝説
  2. ◎「ドンキーコングはキングコングのパクリ」裁判
  3. ◎ユリ・ゲラー裁判
  4. ◎アタリ・テンゲン裁判
  5. ◎「バランスWiiボード」を巡る訴訟に勝利
  6. まとめ
  7. 関連記事

任天堂法務部の最強伝説

日本を代表する企業の一つである任天堂にも法務部は存在するが、任天堂が関わった訴訟や裁判などでは任天堂側がことごとく勝訴しており、「任天堂法務部は最強」という伝説がまことしやかに流れることになった。

出典: WWW.GOOGLE.CO.JP

◎「ドンキーコングはキングコングのパクリ」裁判

海外の映画会社であるユニバーサル社が、「ドンキーコングはキングコングの盗作」だと訴えを起こした事件。
この裁判では盗作だとは認められず、逆に任天堂側が”ユニバーサル社にキングコングの版権がない”ということを証明し、、勝訴しました。

ドンキーコングの誕生は1981年で、オリジナルの『キングコング』はそれより前の1933年に公開されています。
しかしユニバーサルはキングコングの版権を取得しておらず、そもそも訴える権利がありませんでした。

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ドンキーコングは裁判沙汰になったこともあります。
映画キングコングの権利を主張するアメリカ大手映画会社のユニバーサル社が、
「ドンキーコングはキングコングのパクリだ!」と、アメリカ任天堂(NOA)に訴えを起こしたのです。

出典: WWW.GAMEGYOKAI.COM

これに対し任天堂の米国法人であるNintendo of America(NOA)は逆に「ユニバーサル映画が同訴訟を提起したことは『ドンキーコング』の名誉を毀損した」として反訴(カウンタークレーム)を起こし真っ向から対決
(中略)
最終的に上記の事情に加え「『ドンキーコング』と『キングコング』は全くの別物である」という任天堂の主張が認められた結果、1986年に任天堂はユニバーサル映画から約160万ドルの損害賠償を勝ち取った。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

そして裁判の過程において、元々ユニバーサル映画はオリジナルの『キングコング』(1933年版)に関する版権を取得せずにリメイク版の『キングコング』(1976年版)を制作していたことが判明したため、「そもそもユニバーサル映画は『キングコング』に関する版権など保有していない」ということでユニバーサル映画側の訴えは却下されてしまう。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

◎ユリ・ゲラー裁判

超能力者として有名なユリ・ゲラー氏が、「ポケモンのユンゲラーは無断で自分をモチーフにしたキャラクターだ」として起こした裁判。
『ユリ・ゲラー』と『ユンゲラー』……たしかに名前は似ており、意識してキャラクター名をつけたのは明白です。

しかしユンゲラーという名前は日本国内の作品でのみ使われており、海外版『POKEMON』では 「Kadabra」という名前になっています。
任天堂側はこれにより海外の法が適用されないと主張し、それが認められました。

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2000年、ゲーム「ポケットモンスター」のポケモン「ユンゲラー」に自分のイメージを盗用されたとして、任天堂を相手取り6000万ポンド(約101億円)の損害賠償を求める裁判をロサンゼルスの連邦地裁に起こした。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

超能力者として一世を風靡していたユリ・ゲラーが、ポケットモンスターのキャラクター「ユンゲラー」は自分の権利を侵害しているキャラクターだと訴訟を起こした事例。
任天堂は「ユンゲラーという名前は日本で発売したものでしか使われない」「日本で発売した商品には海外の法は適用されない」という点を指摘し、訴えを退けた。

出典: DIC.NICOVIDEO.JP

この裁判に関して、任天堂側がユリ・ゲラーに直接「このキャラクターは超能力を使えますが、あなたの権利を侵害しているというのならこの場で超能力を見せてください」と言い放ったと伝説になっているが、実際はそんな事は言っていない。

出典: DIC.NICOVIDEO.JP

◎アタリ・テンゲン裁判

テトリスの版権に関してする事件。
一時期は『任天堂がセガのテトリスを販売停止に追いやった』といわれていましたが、正確には任天堂側の正当な行動によるものです。

当時セガがメガドライブでテトリスを製造していましたが、同じ時期に任天堂もテトリスをファミコンの看板商品にしたいと考えていました。 そこで任天堂がテトリスの権利について調査した所、セガが取得したライセンスはパソコン用に限ったものであり、家庭用ソフトの開発には適用されないものでした。

このライセンスはセガが受ける前にいくつもの会社を経由したものであり、その過程でライセンスの適用範囲が曖昧になってしまったようです。

任天堂側は家庭用ゲーム機のライセンスを正式に取得し、テトリスの販売が出来るようになりました。
曖昧なライセンスを取得してしまったセガがとても気の毒な事件です。

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任天堂がメガドライブ版のテトリス発売を中止するように訴えたわけです。理由は、当時コンシューマ向けのテトリスの版権は任天堂が取得しており、正式な版権を持たないセガがコンシューマで販売することは違法である、とのこと。一方のセガは我々の所有する版権の方が正当であるとしてこれまた逆に訴えたわけです。

出典: WWW.ASAHI-NET.OR.JP

テトリスの面白さに目を付けたアンドロメダソフトは、エローグからライセンスを獲得します。
しかし、エローグがアンドロメダソフトに許可したのはパソコン用ゲームに限った権利でした。
つまり、家庭用ゲーム機や、アーケード用にテトリスを販売する権利は所持していないということです。
ところがここで、アンドロメダソフトが勝手な行動に出ます。
「どうせ後からライセンスを得れば問題ないだろう」と高を括り、パソコン向け以外のテトリスの権利までも、サブライセンスという形で他社へ認可したのです。
セガが取得したのも、このサブライセンスでした。

出典: GAMECOLUMN.BLOG17.FC2.COM

つまりセガはテトリスに対する全ライセンスを供給されていると思っていながら、実はIBMパソコン互換機用のみのものしか持っていなかったのです。
(中略)

これを調べぬいた任天堂は、直接モスクワに飛び、ELORGと交渉。莫大な許諾料と引き替えに、家庭用の独占ライセンスを手に入れます。

出典: TIMESTEPS.NET

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発売されるはずだったメガドラ版『テトリス』

◎「バランスWiiボード」を巡る訴訟に勝利

Wii・Wii Uの周辺機器である『バランスWiiボード』の仕組みが特許侵害だとして訴訟されていた事件。
当然のように勝訴ですが、この裁判に関して法律顧問のリチャード・メッドウェイ氏が放った言葉のかっこよさが話題になりました。
「イノベーションを守るため」、「不当と思われる要求に対してお金で解決する事はありません」……一度はこんな言葉を言ってみたいものですね。