Fate/stay nightのSSを紹介!セイバー「士郎、クリスマスの予定は?」士郎「ないよ」

ここではセイバーが衛宮士郎にクリスマスの予定を聞くところから始まる、『Fate/stay night』のSSを紹介する。セイバーが士郎にクリスマスの予定を聞くと、彼は何もないと答える。セイバーは士郎に好意を寄せる凛や桜に気を遣い、どうにか一緒に過ごさせようと奮闘する。

セイバー「士郎、クリスマスの予定は?」士郎「ないよ」

◆1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:22:10.84 ID:Jz7+BItS0

セイバー「ないのですか」

士郎「バイトもないなぁ」

セイバー「そうですか」

士郎「うん」

セイバー「……」

士郎「あ、お茶淹れようか?」

セイバー「士郎」

士郎「ん?」

セイバー「クリスマスは意中の相手と一緒に過ごすのがこの国の倣わしと聞き及んでいますが」

士郎「うん」

セイバー「凛か桜のところに行ったほうがいいのでは?」

士郎「なんでさ?」

◆2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:24:35.58 ID:Jz7+BItS0

セイバー「なんでって……」

士郎「お茶は?」

セイバー「頂きます」

士郎「うん」

セイバー「……」

セイバー(士郎、何を考えているのでしょう)

セイバー(凛や桜による報復が怖くないのでしょうか?)

セイバー「……」

士郎「ふんふふーん」

セイバー(士郎が傷つくところなど見たくない)

セイバー(ここは一つ、私が手助けをしましょう)

セイバー(全く、士郎は鈍感なのですから)

◆6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:26:49.70 ID:Jz7+BItS0

セイバー「士郎」

士郎「んー?」

セイバー「少し席を外します」

士郎「ああ」

セイバー「……」トテトテ

セイバー(まずは凛に連絡を……)

セイバー「……」

セイバー(しまった)

セイバー(遠坂邸の電話番号、知りません)

セイバー「……」

セイバー「士郎」

士郎「んー?」

セイバー「少し出てきます」

士郎「え、じゃあ俺もいくよ」

セイバー「え……」

◆7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:30:18.39 ID:Jz7+BItS0

士郎「どこに行くんだい?」

セイバー「えと……」

士郎「……?」

セイバー「いや、その……士郎のためにですね……」

士郎「俺の……?」

セイバー(いや、シロウのことです。私の気遣いに感づけば、恐らく―――)

士郎『気にしなくていいよ。それより、夜ご飯は何にする?』

セイバー(と、言ってくるに違いありません)

士郎「セイバー?」

セイバー「すいません。散歩です」

士郎「一人で?」

セイバー「はい」

士郎「そう……わかった。いってらっしゃい」

セイバー「はい」

◆9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:32:55.86 ID:Jz7+BItS0

遠坂邸

セイバー「……」ピンポーン

凛「はーい。あら、セイバーじゃない。どうしたの?」

セイバー「凛こそどうしてここにいるのですか!!」

凛「へ?」

セイバー「今日はクリスマスですよ!!」

凛「そうね」

セイバー「なら、シロウの傍にいてあげるべきです」

凛「え?いいの?」

セイバー「構いませんが」

凛「うーん……」

セイバー「凛?」

凛「私なりに気を遣ってたんだけど……」

セイバー「は?」

◆10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:35:27.95 ID:Jz7+BItS0

凛「セイバーがいいっていうなら、いいんだけど」

セイバー「よろしくおねがいします」

凛「セイバーはその間、どうするの?」

セイバー「そうですね。お二人の時間を邪魔するわけにも参りませんので、少し遠出をしようかと」

凛「そう……」

セイバー「では」

凛「セイバー?」

セイバー「はい?」

凛「士郎は何も言わなかった?」

セイバー「いえ、特には」

凛「……あの馬鹿」

セイバー「どうかしましたか?」

凛「ううん。なんでもない」

セイバー「それでは」

凛「……」

◆14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:38:19.12 ID:Jz7+BItS0

商店街

セイバー「いいことをするとやはり気分がいいですね」

セイバー「……」トテトテ

ライダー「セイバー?」

セイバー「おや」

ライダー「何故、このような日に一人でいるんですか?」

セイバー「このような日だからこそです」

ライダー「……」

セイバー「シロウと凛の貴重な時間に水を差すわけにもいかないでしょう」

ライダー「いや……」

セイバー「ライダーも案外、鈍いところがあるのですね」

ライダー「本気で言っているのですか?」

セイバー「どういう意味ですか?」

ライダー「……」

セイバー「……?」

◆17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:42:12.78 ID:Jz7+BItS0

ライダー「いや、貴女は確かにそういう人だ」

セイバー「気のせいですか?どこか侮蔑を感じます」

ライダー「そう聞こえてしまったのなら謝ります」

セイバー「ライダー、苛立っているのですか?」

ライダー「別に……貴女の愚鈍さにはもう慣れたと思っていましたが、まさかここまでとは」

セイバー「は?」

ライダー「まぁいいでしょう」

セイバー「ライダー?」

ライダー「これを」

セイバー「これは!?」

ライダー「先ほどそこで購入しました」

セイバー「うんうん……」モグモグ

ライダー「肉まん、美味しいですか?」

セイバー「はい。でも、どうして?」

ライダー「いや……何故か同情してしまいまして」

◆20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:45:52.01 ID:Jz7+BItS0

セイバー「はい?」

ライダー「では、わたしはこれで」

セイバー「そうだ。桜にも伝えてください」

ライダー「……」ピクッ

セイバー「できれば、桜にもシロウの傍にいて欲しいのです」

ライダー「何故です?」

セイバー「シロウも凛と桜が両隣にいるほうがきっと嬉しいはずです」

ライダー「……」

セイバー「それでは」

ライダー「まちなさい」

セイバー「なんでしょう?肉まんのお礼は後日―――」

ライダー「そこに貴女はいなくていいのですか?」

セイバー「私はシロウの恋人ではない。聖夜に居場所などありません」

ライダー「……」

セイバー「失礼します」

◆24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:50:42.05 ID:Jz7+BItS0

公園

セイバー「……とはいえ、行くあてもないのですが……」

カレン「これは、これは」

セイバー「シスター」

カレン「この寒空の下、身を寄せ合う者もいないのですか?」

セイバー「はい。生憎と」

カレン「それにしては不幸そうな顔をしていませんね」

セイバー「特に嘆くようなことでもないですから」

カレン「ほぉ……」

セイバー「貴女は?」

カレン「教会は大忙しです。神に縋ろうとするものが後を絶たない昨今ですからね」

セイバー「でしょうね」

カレン「人の不幸は蜜の味といいますが、蜜もなめすぎると体を悪くしますね」

セイバー「ふふ。確かに」

カレン「それにしても、この街で一番不幸なのはあの駄犬であることは確定のようですね、セイバー?」

◆27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 14:56:10.48 ID:Jz7+BItS0

セイバー「だけん?」

カレン「これはたとえ話ですが……思いを寄せる者と一つ屋根の下で生活しているとしましょう」

セイバー「……?」

カレン「しかし、それは一方的な片思い……と双方が思い込んでいる」

セイバー「ふむ」

カレン「しかも、その片方は特別な日に限って、家から出てしまった。いつもは家を守っているのに」

セイバー「何が言いたいのですか?」

カレン「折角、仕事も無理に休み、一緒に過ごせると思っていた引きこもりの相手がその日だけ家を空ける。これはどういうことでしょう?」

セイバー「よくわかりませんが、家を空けるほうに非があることは明白ですね」

カレン「まぁ」

セイバー「相手のことを思わず、身勝手な行動です」

カレン「ふふふ……」

セイバー「なにか?」

カレン「いえ。世界はうまくできていると実感したまでです。主観と客観では色々なものが乖離してしまうのですね。その先にあるのは絶望と地獄だけ……」

セイバー「はい?」

◆30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:00:08.75 ID:Jz7+BItS0

カレン「実に愉快。今から衛宮士郎のお宅にお邪魔しましょうか」

セイバー「それはいい」

カレン「……」

セイバー「シロウも喜びます」

カレン「おやおや……無邪気な瞳ですね」

セイバー「え?」

カレン「まぁ、いいでしょう。守護者の許可が下りたのであれば、ご招待に預かります」

セイバー「ええ。シロウも貴女のことは一目置いているようですし」

カレン「それは反吐がでるような情報ですね」

セイバー「では」

カレン「どちらへ?」

セイバー「……わかりません」

カレン「教会は迷える子羊をいつでも迎え入れます」

セイバー「教会の世話にはならない」

カレン「あら、随分と嫌われているのですね。残念」

◆33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:03:01.67 ID:Jz7+BItS0

新都

セイバー「……」

セイバー「路銀は……」

セイバー「むぅ……」

ランサー「セイバーじゃねえか」

ギル「あれ?どうしたんですか?」

セイバー「……」

ランサー「そんな警戒すんなよ。今日はクリスマスだぜ?」

セイバー「何用か?」

ギル「セイバーさんこそどうして一人なんですか?」

セイバー「貴方には関係のないことだ」

ランサー「かーっ、小僧も随分偏屈な奴に惚れたもんだな」

ギル「全くですね。まぁ、そこが魅力でもあるのかもしれませんが」

ランサー「そうかぁ?」

セイバー「なんの話ですか?」

◆37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:07:08.64 ID:Jz7+BItS0

ギル「でも、僕にとっては好都合です。どうですか、今からデートでも」

セイバー「結構だ」

ランサー「お前も物好きだな」

ギル「セイバーさん以上に魅力ある人はいません。かわいいですし」

セイバー「愚弄か?」

ギル「えー……純粋に褒めてるんですけど」

ランサー「セイバーよぉ」

セイバー「なんですか?」

ランサー「家に戻れよ」

セイバー「何故?」

ランサー「何故っておまえ……小僧は今頃泣いてるぞ?」

セイバー「益々わけが分かりません」

ランサー「おいおい……マジかよ……」

ギル「これは面白い……」

セイバー「なんですか、その目は?まるで愚者を哀れむような眼差しだ。無礼です」

◆40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:11:08.84 ID:Jz7+BItS0

ランサー「分かった。そこの喫茶店にでも入ろうぜ」

セイバー「それは……ナンパですか?」

ランサー「誰がお前みたいなチンチクリンに欲情するかよ」

セイバー「……」

ギル「ランサーさん、女性に失礼ですよ」

ランサー「こいつはそういう扱いにできないんだよ」

セイバー「用がなければこれで」

ランサー「待て待て。この際だ、言っておきたいこともあるんだよ」

セイバー「……」

ギル「昼食はまだでしょう?奢ります」

セイバー「……オムライス」

ランサー「今日はクリスマスだぜ?鶏肉に決まってんだろ!!」

セイバー「む……」

ギル「よし、行きましょう」

セイバー「はい」

◆43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:14:29.87 ID:Jz7+BItS0

衛宮邸

士郎「はぁ……」

ガララッ

士郎「セイバー!?」

カレン「残念」

士郎「な!?」

カレン「おやおや。驚愕に染まり、希望と血の気が引いていくその表情……なんて愛いのでしょう」

士郎「なんだよ……」

カレン「失礼します」

士郎「……」

カレン「……おや?ここはお客様にお茶も出さないのですか?」

士郎「喫茶店ならここから真っ直ぐいって突き当たりを左だ」

カレン「ふふ」

士郎「帰れよ」

カレン「そう邪見にせずともいいでしょうに。―――セイバーの居場所、知りたくないですか?」

◆44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:16:53.61 ID:Jz7+BItS0

士郎「知ってるのか?」

カレン「ほら、お茶」

士郎「……」

カレン「砂糖も忘れずに」

士郎「はいはい」

カレン「……」

士郎「―――ほらよ」

カレン「どうも」

士郎「……お茶に砂糖とかいれんなよな」

カレン「こうでもしないと空気を飲んでいるような感覚になるのです」

士郎「……で、セイバーは?」

カレン「……」ゴクゴク

士郎「……」

カレン「ふぅ……新都に向かいました」

士郎「……」

◆45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:20:16.62 ID:Jz7+BItS0

喫茶店

ランサー「いいか?小僧はお前に惚れてんだぞ?」

セイバー「はい?」

ギル「わぁ、直球」

セイバー「惚れている?誰がですか?」

ギル「あのお兄さんに決まってるじゃないですか」

セイバー「お兄さん?」

ランサー「てめえの隣にいつもいるあの童顔のマスターだ」

セイバー「シロウが?」

ギル「分かってなかったんですか?」

セイバー「それはありえません」

ランサー「なんで?」

セイバー「シロウの周囲には魅力的な女性が多くいます。私に情を抱くわけがありません。抱くとすれば、尊敬の念ではないでしょうか」

ギル「……」

ランサー「……」

◆52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:25:17.24 ID:Jz7+BItS0

セイバー「この王としての振る舞いに敬意を懐かせるのは無理もありませんが、慕情を芽生えさせることは考えにくい」

ギル「(本気でしょうか?)」

ランサー「(お前から見てどう思うよ?)」

ギル「(うーん……由紀香みたいにあるいみ純粋な人ですからねえ)」

ランサー「(つまり真性か)」

セイバー「なにか?」

ランサー「おたくは小僧のことどう思ってんだ?」

セイバー「無論、信頼しています」

ギル「それだけ?」

セイバー「はい」

ランサー「……」

ギル「嘘ですね」

セイバー「は?」

ギル「いや……正確には嘘であることを嘘だと思っていない……。独裁者や王にはよくあることですけど」

セイバー「貴様……」

◆53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:29:45.07 ID:Jz7+BItS0

ランサー「可哀想なやつだなぁ……どっちも」

セイバー「決闘なら受けて立ちます」

ギル「これだもん。どうしてこんな人を将来気に入ってしまうのか。いや、まぁ、傍から見る分には愛らしいと思いますが」

セイバー「……」

ランサー「ま、よく考えるこったな」

ギル「それでは」

セイバー「待ちなさい!!」

ランサー「会計は?」

ギル「僕が払うのはセイバーさんの分だけです」

ランサー「ちゃっかりしてんなぁ」

セイバー「はっきり言ってください!!どういうことなのですか!?」

ランサー「うっせえな」

セイバー「そんな遠まわしに言われても困ります!!」

ギル「遠まわし……」

ランサー「一生、自分の尾でも追っかけてればいいだろ?」

◆55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:33:36.68 ID:Jz7+BItS0

新都

士郎「ここにいるんだな?」

カレン「恐らく」

士郎「……」

カレン(なんて愛らしい……悲劇でも降って沸いてこないかしら……)

セイバー「―――待て!!話は終わっていない!!」

士郎「あ……」

カレン「おや?」

ランサー「うるせえ」

セイバー「しっかりと私の問いに答えろ!!」

ランサー「あのなぁ」

セイバー「答えるまで今日は逃がしませんよ?」

ランサー「こわ……」

カレン「なんと……サーヴァントが痴情の縺れを……」

士郎「……」

◆57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 15:37:21.88 ID:Jz7+BItS0

ギル「あ、セイバーさん、あそこ」

セイバー「え?」

士郎「……」

カレン「ふふ……」

セイバー「シロウ……」

ランサー「な?!」

カレン「おやおや……駄犬のくせに人様の餌に手を出すとは、中々性欲的ですね。聖夜の所為でしょうか?」

ランサー「そんなんじゃねえ!!」

ギル(なんか楽しんでるな、マスター……)

セイバー「カレンこそシロウと逢引ですか?」

士郎「……っ」

カレン「そうだ。といったら?」

セイバー「いえ、特に」

士郎「……!!」

カレン(あはっ……面白い……なんでしょう、この不器用な二人は……絶対にくっつけたくない……)

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冬木市のモデル・元ネタとは?Fate/stay nightの聖地まとめ【明石・神戸】

冬木市のモデル・元ネタとは?Fate/stay nightの聖地まとめ【明石・神戸】

『Fate/stay night』は、冬木市で行われる第五次聖杯戦争の様子を描いた作品だ。作中に登場する主人公・衛宮士郎の家や、彼が通う穂群原学園にはモデルとなった建物が存在しており、ファンの間では有名である。ここでは『Fate/stay night』の舞台「冬木市」のモデルとなった聖地をまとめた。

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衛宮士郎の誕生日が判明?ネットでの反応まとめ【Fate/stay night】

衛宮士郎の誕生日が判明?ネットでの反応まとめ【Fate/stay night】

衛宮士郎は『Fate/stay night』における魔術師見習いの主人公である。『Fate/stay night』が発売されてから長らく士郎の誕生日は不明だったが、2015年のufotableと『Fate/stay night』のコラボカフェにて明らかになった。これを受けてファンの間では「有限会社ノーツやTYPE-MOONが認めた公式のものなのか」「生まれた日ではなく士郎が衛宮切嗣に引き取られて”衛宮”姓になった日のことではないのか」など、様々な意見が飛び交っている。

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Fate/stay nightのサーヴァント・マスターまとめ【パラメータや保有スキルの紹介も!】

Fate/stay nightのサーヴァント・マスターまとめ【パラメータや保有スキルの紹介も!】

『Fate/stay night』では冬木市で行われる第五次聖杯戦争が描かれる。聖杯戦争は7人の魔術師がそれぞれサーヴァントを召喚して争うことになるが、冬木市の第五次聖杯戦争では前の戦争で受肉した8人目のサーヴァント・ギルガメッシュが登場したり、キャスターが土地を依代にして強引にアサシンを召喚したりといった、イレギュラーが多数発生している。 ここでは『Fate/stay night』のサーヴァント・マスターをまとめた。

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衛宮士郎(Fate/stay night)のネタバレ解説まとめ【関連人物・キャラクターも!】

衛宮士郎(Fate/stay night)のネタバレ解説まとめ【関連人物・キャラクターも!】

衛宮士郎は『Fate/stay night』における主人公である。10年前に冬木市で起きた大火災の数少ない生存者であり、その際に魔術師の衛宮切嗣に助けられて養子となる。切嗣に憧れて魔術を学ぶが、初歩的な「強化」しか使うことができない。一方で物体の構造を把握することにかけては一流で、穂群原学園では備品の修理などをよく頼まれている。

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ライダー(Fate/stay night)の宝具まとめ

ライダー(Fate/stay night)の宝具まとめ

『Fate/stay night』に登場するライダーのサーヴァントは、間桐桜が召喚した妖艶な美女である。真名はメドゥーサ。ヒロインではないものの、その優れた容姿や、周囲の悪意により化物になってしまうという悲劇的な来歴から非常に人気の高い登場人物・キャラクター。「Heaven's Feel」ルートにおけるセイバーとの宝具の撃ち合いは、作中屈指の名バトルとなっている。

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アーチャー(Fate/stay night)の宝具と投影品まとめ

アーチャー(Fate/stay night)の宝具と投影品まとめ

『Fate/stay night』に登場するアーチャーは、厳密には宝具とされる武器を所有していない。その彼を英霊たらしめている能力が「無限の剣製(アンリミテッドブレードワークス)」という固有結界である。この結界がいわばアーチャーにとっての宝具にあたる。この結界でアーチャーはいくつもの宝具を複製しており、それらは投影宝具とも呼ばれている。

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【士凛】衛宮士郎と遠坂凛のカップリングイラスト・画像まとめ【Fate/stay night】

【士凛】衛宮士郎と遠坂凛のカップリングイラスト・画像まとめ【Fate/stay night】

衛宮士郎と遠坂凛は『Fate/stay night』に登場するキャラクターである。物語序盤では「聖杯」をかけて争う「聖杯戦争」における敵同士だったが、より脅威的な敵を前に共同戦線を張ることに。その後の士郎と凛は魔術の弟子と師匠のような関係になる。遠坂凛ルートである「Unlimited Blade Works」ではさらに仲が深まり、恋人関係にまで発展する。

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