けいおん!!(K-ON!!)のネタバレ解説まとめ

けいおん!!(K-ON!!)はまんがタイムきららに連載されていたかきふらいによる四コマ漫画を原作とするアニメの、2010年4月から2010年9月まで放送された第2期である。1期は感嘆符が一つだけだったが、2期では二つ表記されている。
単行本第3巻以降の「3年生編」がベースになっており、メインキャラクター達の卒業までのストーリーが描かれる。

『けいおん!!』の概要

2009年4月から2009年6月まで放送されていたアニメ『けいおん!』の2期。
アニメーションを手掛けるのは1期と同じく京都アニメーションであり、監督も山田尚子が続投している。
原作者のかきふらいは京都府出身の漫画家で、元々は同人作家として『涼宮ハルヒの憂鬱』や『To Heart』などの二次創作作品を描いていた。
少し変わった女子高生たちの力の抜けた会話がメインに描かれるのが特色だが、ほんの一瞬のような高校時代という時間を過ごす彼女たちの持つ儚さ、そしてそれが封じ込められたような楽曲群も大きな魅力になっている。
2010年4月から2010年9月まで2クールにわたって本編24話および番外編2話の全26話が放送され、DVD・ブルーレイの第9巻には新作番外編である27話が収録された。第16話以降は原作単行本の内容より先のストーリーを描く形になり、さらに22話以降はほぼアニメ独自の展開をしながら原作とタイミングを合わせるように完結した。TBS制作の深夜アニメとしては初めての全28局ネットでの放送だった。

『けいおん!!』のあらすじ・ストーリー

高3になった唯達軽音部の面々は相変わらずゆるゆると毎日を過ごしていた。しかし修学旅行や期末試験、夏休みと過ごしていくうちに着実にかけがえのない時間は過ぎていく。高校生活最後の夏という意識もあってか、恒例の合宿では全員揃って夏フェスに参戦する。夢のような一日が終わる頃にはこれからもずっと一緒に演奏していきたいと5人はさらに結束を高めた。

学園祭では例年と違いライブ以外にもクラスの出し物である演劇に彼女たちは挑戦することになる。演目は『ロミオとジュリエット』。なんと澪がロミオ、律がジュリエットという主役を任され、慣れない演技に四苦八苦しながらも二人は試行錯誤して特訓し立派に演じ切る。そしてライブでは、さわ子の計らいで会場中の観客が放課後ティータイムのTシャツを着ていたことに感動し、かつてない一体感に包まれながらバンドは渾身の演奏を披露した。ライブ後、燃え尽きたようになって部室に佇む5人はライブが大成功に終わったことを喜び合い、これまでのこと、これからのことを口々に話す。もうあと少しで今のような時間も終わってしまうことが実感として湧き上がってきた5人は、思いが高まって思わず泣いてしまうのだった。

受験についてのあれこれや卒業アルバムの撮影も終え、いよいよ卒業式を翌日に控えた最後の放課後にはカセットテープに自分たちの曲を全て録音して、とうとう卒業を迎える唯達。後輩としてしっかり送り出そうと思っていたものの、思い溢れて「卒業、しないでよ」と泣き出してしまった梓に唯達は密かに用意していた梓のための曲を演奏する。

「卒業は終わりじゃない。これからも仲間だから」そんなメッセージが込められた曲を聴いてこれから自分が部を背負っていく決意を固めた梓は最後にもっと聴きたいとアンコールを求める。これが本当に最後の演奏だからと梓も呼び込んで唯が奏でた『ふわふわ時間』のイントロは放課後の校舎に鳴り渡っていった。

『けいおん!!』の登場人物・キャラクター紹介

平沢 唯(ひらさわ ゆい)

CV:豊崎愛生

桜が丘高校軽音部のバンド「放課後ティータイム」のギター、ボーカル担当。
絶対音感を持っているが、音楽的知識がまるでないためあまり活かしきれていない。
適当に見えて姉らしくしっかりした部分もあり、部に何か問題が発生したときに誰よりも先に活路を見出すのは彼女であることも少なくない。
涙もろく、感動したり逆に悲しくなってしまった時はすぐ泣いてしまいがちである。

田井中 律(たいなか りつ)

CV:佐藤聡美

軽音部部長で、ドラム担当。
走り気味なドラミングでバンドの演奏をパワフルに引っ張っている。
意外にも勉強、そして料理も得意。
基本的にはボケ役だが、ツッコミに回っても冴えを見せる。

秋山 澪(あきやま みお)

CV:日笠陽子

放課後ティータイムのベース担当。
元々文学部に入る予定でいた文学少女でもあり、その独特の感性を発揮してバンドの作詞のほとんどを手掛ける。
使用楽器はFender Japan '62 Jazz Bass 3-Color Sunburstのレフティ・モデル。
両親をパパ、ママと呼んでいる。

琴吹 紬(ことぶき つむぎ)

CV:寿美菜子

キーボード担当のお嬢様。
愛称は「ムギ」「ムギちゃん」。梓からは「ムギ先輩」と呼ばれている。
アンプを軽々と運べるほどの力持ちだったり京言葉が堪能だったりと、秘められた才能は計り知れない。
おっとりとした落ち着いた性格なので軽音部の相談役のような立ち位置になっている。

中野 梓(なかの あずさ)

CV:竹達彩奈

リズムギター、リードギターを担当する唯達の一年後輩。
元々唯の演奏に憧れ入部したのだが、ほぼ感覚だけで弾いている唯にやがて逆にギターを教えるようになる。
極端に日焼けしやすい体質で夏場には必ず誰だか分かってもらえないほど真っ黒になる。
ジャズバンドをしていた親の影響で小学四年生からギターをやっているサラブレッドである。

山中 さわ子(やまなか さわこ)

CV:真田アサミ

軽音部の顧問で、放課後ティータイムの名付け親。
人にコスプレをさせるのが大好きで、そのためなら手の込んだ衣装を自作することもいとわない。
かつて桜高軽音部で「DEATH DEVIL」というメタルバンドをやっており、メガネを外すかギターを抱えるとその頃のような激しい性格に豹変する。
通常は上品な美人というキャラクターを演じているので、本来の姿をさらけ出せる軽音部の部室をオアシスのように感じている。

真鍋 和(まなべ のどか)

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