けいおん!!(K-ON!!)のネタバレ解説まとめ

けいおん!!(K-ON!!)はまんがタイムきららに連載されていたかきふらいによる四コマ漫画を原作とするアニメの、2010年4月から2010年9月まで放送された第2期である。1期は感嘆符が一つだけだったが、2期では二つ表記されている。
単行本第3巻以降の「3年生編」がベースになっており、メインキャラクター達の卒業までのストーリーが描かれる。

CV:藤東知夏

唯の幼馴染であり、よき理解者。
1期では生徒会の役員だったが2期では生徒会長になるため、軽音部との接点がより深くなる。
理知的で成績優秀なうえ運動もできるため、唯によく頼られている。
「当たり前の会話」が出来る貴重な人物として澪にも慕われている。

平沢 憂(ひらさわ うい)

CV:米澤円

唯の1つ年下の妹で、1期の途中から桜が丘高校に入学し、梓や純の友達になる。
いつもどこかへ旅行している両親とだらけてばかりの姉に代わり平沢家の家事を全てこなしている。
成績も優秀で、年下であるにも関わらず唯の赤点回避を手伝ったり、数日で唯よりギターが上手くなるなど要領も良い天才肌。
唯の笑顔が大好きで、姉の世話をすることが何よりの喜び。

鈴木 純(すずき じゅん)

CV:永田依子

梓と憂の親友。
軽音部を見学した際、強烈すぎる軽音部の個性に圧倒された結果ジャズ研究会に入部した。
内部競争が激しいジャズ研で活動しているため、ベースの技量は優れている。
癖っ毛がひどいのが悩み。

『けいおん!!』の名シーン・名場面

修学旅行

桜が丘高校3年生の修学旅行先が京都に決まり、唯たちは新幹線に乗って京都へやってくる。2泊3日の旅行で1日目は決められたコースを回るだけなので問題はなかったのだが、2日目の自由行動の時間に事件は起きた。嵐山へ向かうまではよかったものの、その帰り道で軽音部の四人は迷子になってしまう。最初は楽観的に考えていたが、暗くなるにつれ焦りだす4人。律に至っては外国ではないのだから言葉は通じるはずなのに、京言葉でなければ伝わらないと思い込み、道行く人にエセ関西弁で道を訊く始末。
旅館まで帰れないかもしれないと絶望しかかっていたとき、偶然にも和たちの班と遭遇する。彼女がいれば心配ないと安心したのもつかの間、哀しいことに和たちも道に迷っていたことが判明する。それでも全員で力を合わせて根気強く京都の町を歩き回り、かなり門限を過ぎてしまいながらも旅館まで戻ってくることに成功した。
なんとか無事に最後の夜を迎えた布団の中で唯は自分が三年生であるということをふと考えた。まだまだずっとみんなと音楽をやっていたい、でも残された時間はわずかしかない。少しだけ切ない気持ちになりながら、いつの間にか眠りに落ちていった。

夏フェス

毎年の恒例行事となった夏合宿、今年は梓からの提案で軽音部は夏フェスへ行くことに。さわ子がタイミングよくチケットを確保してくれており、さわ子も合わせた六人でバスに乗り会場へ向かう。山奥の会場へ到着すると張り切ってスケジュールを仕切りだしたさわ子には一人で回ってもらうことにし、唯達はそれぞれ気になった出演者たちのライブを鑑賞する。澪は自分と同じ左利きのミュージシャンがいることに感動し、唯は個性的な髪型のバンドマンに興味を持ち、紬はずっと憧れだったという屋台の焼きそばに興奮し、どこか微妙にズレた楽しみ方をする五人。
やがて夜になり、会場の中でも少しステージからは遠い場所にある小高い丘の上で唯達はわずかに聞こえてくる演奏を聴きながら寝転がって星空を眺める。今日一日で観たバンドはどれもとても格好良かったことを語り合った。しかし突然唯は当たり前のように「でも私たちのほうがやっぱりすごいよ! 一体感というかなんというか、そう、オーラが!」と根拠のない自信にあふれたことを口走る。初めは否定しようとしたメンバーたちだったが、梓が唯の意見に賛成するといつしか全員同じ意見になり、いつか出演者としてまた参加しようと全員が心に決め、夜は更けていった。

卒業

とうとう唯達の高校生活が終わりを迎える卒業式の日がやって来た。珍しく早起きした唯がギリギリまでギターを触っていたせいで危うく遅刻しそうになったり、担任のさわ子に内緒でクラス全員で書いていた寄せ書きが見つかりそうになるというアクシデントはあったものの、無事に式は終わる。教室に戻り、生徒たちはさわ子から一人ひとり卒業証書を受け取り、クラスを代表して唯がさわ子へ寄せ書きを手渡す。
その頃、梓は複雑な思いでいた。後輩としてしっかり唯達を送り出さなければとは思っても寂しさは募るばかり。部室へ集合すると、先輩たちを不安にさせてはいけないと梓は気丈に振る舞う。だがいつも荷物を置いていた長椅子の上に卒業証書を見つけるとそんな努力も限界を迎え、「卒業、しないでよ」と涙ながらに梓は無理なお願いをする。唯はそんな彼女へ二つのプレゼントを贈る。それは自分たちが一年生だったころの写真に梓の写真を組み合わせたものと、一輪の白い花だった。さらにもう一つ、今度は四人から梓への贈り物として梓のために作った曲を演奏して届ける。「天使にふれたよ!」というタイトルの曲に込められた「卒業は終わりじゃない、ずっと永遠に一緒だよ」という温かいメッセージに感動した梓はようやく唯達の卒業を受け入れることが出来た。最後にアンコールを求めた梓を、一緒に演奏しようと唯は誘い、『ふわふわ時間』のイントロを思い切り掻き鳴らした。

原作との相違点

バレンタイン

22話で描かれるバレンタインのエピソードは、原作では唯たちが2年生、梓たちが1年生の頃の話である。アニメでは卒業を控えた先輩達へ梓が恩返しのためにチョコを作るということになっており、約1年タイミングがずらされている。もうすぐ一人になってしまう梓の寂しさと進路についての唯たちの不安が同時に描かれ、最後には梓は無事に先輩達へチョコを渡すことができ、唯たちは見事に全員志望校へ合格することでそれぞれの抱えていた問題は解消される。クライマックスへ向けての助走となるエピソードとして効果的に改変されている点の一つである。

トンちゃん

さわ子が持っていた古いギターを売って得た資金によってホームセンターで買われたスッポンモドキという種類の「トンちゃん」という名前が付けられる亀はアニメオリジナルキャラクターである。ブタ鼻であることからこの名前になった。後輩のいない梓へ後輩を作ってあげようという唯の発案で軽音部の部室で飼われることになった。その愛らしさには部の全員が瞬く間に虜になり、特に梓からは溺愛された。
TVシリーズ終了後に公開された劇場版においても序盤で重要な役割を果たすなど、度々作中に登場した。

ブタ推し

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