文化人の自殺・他殺・事故死まとめ!加瀬邦彦・加藤和彦ほか

テレビや映画など、毎日のように顔を見る機会のある俳優・女優やタレントと比較すると、なかなか表舞台に立つ機会が少ない文化人たち。コラムニスト・文筆家・作詞作曲を務める音楽プロデューサーなど様々だが、彼らの中にも突然の事故や自殺によってこの世を去ってしまった人が大勢いるのだ。本記事では主に執筆や作曲などの仕事に従事していた文化人の中で、自殺・他殺や事故によって亡くなった方の情報をまとめて紹介する。

出典: otakomu.jp

『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて『キャタピラー』を連載していた匣咲いすかが27歳で急逝した。初連載作品の作品作りに意欲的に取り組んでいた矢先の出来事だったという。なお『キャタピラー』の連載は中止となった。
死因は「心不全」ということだが、詳細は不明である。

以下、『ヤングガンガン』編集部のコメントである。

『キャタピラー』を連載中でした、匣咲いすかさんが過日、急逝されました。享年27歳。早すぎる死でした。昨年3月から初連載を開始され、ご本人も意欲的に作品作りに取り組まれていた矢先の出来事でした。大好きなマンガをずっと描き続けたいとおっしゃっていた匣咲先生の人柄を思うと、誠に残念でなりません。編集部一同、謹んでご冥福をお祈りいたします。

長瀬弘樹

死因:首吊り自殺

出典: gayspo.ldblog.jp

[ながせひろき]1975年5月17日 - 2012年1月4日

《作詞家、作曲家、編曲家、歌手》
楽曲提供の際には作曲家としてクレジットされることが多いが、中島美嘉「見えない星」、KinKi Kids「ノー・チューンド」など、曲と同時に歌詞を提供することも多く、島谷ひとみ「深紅」など、歌詞のみを提供することもあった。
ゲームソフト「ガーネット・クレイドル」の主題歌(「ガーネット・クレイドル」)、映画「ホームレスが中学生」の主題歌(「Life Goes On...」)など、歌手名義での活動も行った。Elements Garden の作品にコーラス、ボーカルとして参加することが多かった。

2012年、作詞・作曲家で歌手の長瀬弘樹が東京・調布市の自宅で自殺していたことが分かった。長瀬宅を訪れた知人が遺体を発見し、同署に届け出た。享年36歳だった。
室内からは遺書が見つかったといい、そこには「多くの人にわたしの曲を歌ってもらい、もう満足した」という内容が書き残されていたという。

togetter.com

松本礼児

死因:焼身自殺

2011年、作詞家の松本礼児宅前の路上で、松本が全身にやけどを負って倒れているのを妻が発見、長男が110番した。松本は搬送先の病院で死亡が確認された。68歳だった。
近くにファンヒーターのタンクとライターが落ちていたことから、灯油をかぶって焼身自殺したとみられている。2階で寝ていた妻がうめき声に気づき、外に出たところ、倒れた松本さんを発見したという。
彼をよく知る人物いわく、「ここ数年は体調を崩すなどあまり芳しい状態ではなく、精神的にも落ち込んでいたようだ」とのことだった。

松本はポニーキャニオンの社長とたまたま知り合い、引きぬかれて、ポニーキャニオンに入社。ディレクターを経て、作詞家として活動を開始。1988年、「乱れ花」で第21回日本作詩大賞の優秀作品賞を受賞した。

www.sponichi.co.jp

青山景

死因:首吊り自殺

[あおやまけい]1979年9月26日 - 2011年10月上旬

《漫画家》
2003年に茶番劇で漫画家デビュー。2004年舞城王太郎の『ピコーン!』を『月刊IKKI』で漫画化、2005年『SWWEEET』を『月刊IKKI』で連載。以降『ストロボライト』を『CONTINUE』『チャイナガール』に連載。2010年より『イブニング』にて宗教を題材とした『よいこの黙示録』を連載していた。思春期の少年少女を描いた作品が多いのが特徴であった。

出典: blogs.yahoo.co.jp

よいこの黙示録

『イブニング』(講談社)にて2010年から約1年間連載していたが、2011年の青山の死により未完となった。小学校のクラスを舞台に宗教が成立していく様子を描いた作品である。

2011年、マンガ家の青山景が自身のツイッターに自殺をほのめかすような投稿をした数日後、自宅で首をつって死亡しているところを発見され、ファンに衝撃を与えた。享年32歳だった。講談社の関係者から「青山さんと連絡がとれない」と110番通報があり、自宅マンションに駆けつけた署員が、浴室で首をつって死亡している青山を発見した。目立った外傷や物色の跡はないという。
『イブニング』(講談社)にて連載中だった『よいこの黙示録』は好評で、今後に期待が寄せられていた中での出来事だった。

最後のツイート

出典: d.hatena.ne.jp

最後のツイート

まあ、やり残したことや、やりたかった夢などはいっぱい残ってはいるけど、『思い残すこと』はあまりないのだ。僕は、僕が生きた32年に、結構満足しているのだ
※現在は削除

https://twitter.com/aoyama_kei

青山景さんがツイッターに遺書を残して自殺…

青山氏のtwitterでの遺書のような書き込み。
ただし、この最後のものを含む幾つかの書き込みは現在削除されている。
https://twitter.com/aoyama_kei

以下が青山の最後のツイートである。
まあ、やり残したことや、やりたかった夢などはいっぱい残ってはいるけど、『思い残すこと』はあまりないのだ。僕は、僕が生きた32年に、結構満足しているのだ

ツイートはすでに削除されている。

また、その直前にも「私は私に、真綿で首を絞めるようなやり方で、殺されつつあるのだけど、問いたいのは、殺した後どうするつもりなのか、ということ。。」、「作家生命というものがあるとして、それを殺すことで、一体<私>は何を得るつもりなのだろうか」などと死を意識したツイートがされていた。前日の5日まではリプライをするなど普通の対応が見られていたため、6日に大きな心境の変化があった可能性もある。
マンガ家が執筆中に自殺。しかもテーマが宗教絡みである。売れなくなったわけでもなく、これから2巻目の単行本が発売される予定だったにも関わらず意味深なツイートを残している。青山以外にも、有名人で宗教をテーマにした作品を作ろうとした矢先に自殺とされた人は多い。

togetter.com

中村とうよう

死因:飛び降り自殺

[なかむらとうよう]1932年7月17日 - 2011年7月21日

《音楽評論家、編集者》
株式会社ミュージック・マガジンの元・取締役会長、代表取締役。「中村とうよう事務所」代表。武蔵野美術大学客員研究員。ジャズ、ロック、フォークなどのポピュラー・ミュージックから、ワールド・ミュージック、国内・海外のルーツ・ミュージックまで、幅広く守備範囲とする評論家であり、また、多数のレコード、CDの企画・紹介を行っていた。

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