昭和のおそ松くん イヤミのモデル「トニー谷」とは

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「おそ松くん」など、数々の赤塚不二夫漫画に登場する「イヤミ」。彼のモデルとなった1950年代の舞台芸人「トニー谷」が生み出した流行語などについてまとめました。

イヤミとは

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本名、イヤミ(井矢見)。年齢36歳(のび太のパパ、野比のび助と同い年)。性格はキザで嫌味。外見は三本の出っ歯とつり目、長髪が特徴。口癖は「ミー」「チミ」「チョ」「ザンス」など。自称「フランス帰り」ですが、フランスへの渡航歴は無いらしい。色々な設定、役柄で登場しますが、初登場時は名前もついていない医者でした。おそ松くんの他、「レッツラゴン」「天才バカボン」「もーれつア太郎」など様々な赤塚漫画に出演しています。

イヤミのモデル トニー谷

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トニー谷は、戦後間もない1950年代にデビューした舞台芸人です。当時爆発的な人気を博し、数々の流行語を生み出しました。オールバックに口の上に短く生やしたコールマン髭、つり上がったフォックスメガネが特徴。しかし共演者や観客、視聴者を見下すような言動や、下品で嫌味な芸風から、世間のイメージは一部ではあまり良くありませんでした。そんな彼に着想を得て、赤塚不二夫先生がつくったキャラが、その名のとおり「イヤミ」。外見は似ていませんが、先生自身がモデルは彼であると発言しています。

さいざんすマンボ

「さいざんすマンボ」は1953年に発売され、戦後のコミックソングのさきがけとなりました。「ざんす」口調や、「おこんばんわ」などの妙な「お」の付け方は、イヤミの口癖そのものといえます。また「アイ・ブラ・ユー」や「レディース・アンド・ジェントルマン・エンド・おとっつぁん・おっかさん」などの英語交じりの奇妙な日本語は、「トニングリッシュ(トニー谷流の英語)」と呼ばれて大流行しました。

あんたのおなまえ何アンてエの

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「あんたのおなまえ何ァんてェの」は1964年8月に発売。作詞は元東京都知事の青島幸男。1962年10月に放送されたテレビ番組「アベック歌合戦」にて、司会のトニー谷がアベック登場時に拍子木を鳴らしながら「あんたのおなまえ何ァんてェの?」と聞くセリフが大ブームとなり、これが一時期低迷していたトニー谷の再ブレイクのきっかけとなります。そして相変わらずの「ザンス」口調も人気で、「おそ松くん」の連載開始も1962年であることから、イヤミというキャラの直接的な発案はこの時期だったのかもしれません。

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