三ツ谷隆（東京卍リベンジャーズ）とは【徹底解説・考察まとめ】
三ツ谷隆（みつやたかし）とは、主人公の花垣武道（はながきたけみち）が東京卍會（とうきょうまんんじかい）の抗争に巻き込まれ亡くなる元彼女の橘日向（たちばなひなた）を救うためにタイムリープする物語、『週刊少年マガジン』の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』（作・和久井健）の登場人物で、弐番隊隊長を務める東京卍會創設メンバー。2人の妹の面倒を幼い時から見ているため、メンバーに対しても面倒見がよく、チームのまとめ役のような存在。また、手先が器用な一面もあり、ファッションデザイナーになっている未来もある。
柴太寿（しばたいじゅ）
10代目黒龍（ぶらっくどらごん）総長。
暴力的、好戦的であるが信仰心が厚いクリスチャンである。全身にキリスト教を想起させるタトゥーを施しており、背中には大きな十字架が彫ってある。
黒龍のチームの一員の乾青宗（いぬいせいしゅう）からの指名で10代目総長となる。ゆすり、強盗、薬などなんでもありのチームで、9代目黒龍が東京卍會に敗北してから滅んでいく一方であった黒龍を太寿の持つビジネスセンスを生かし、改革した。特攻服を一新し、黒龍を軍隊のように鍛え上げて見た目から憧れるような、チームに作り直した。殺人部隊という部隊もあり、兵力を金にするという方法で黒龍をさらに「歴代黒龍の中で、十代目黒龍が歴代最狂最悪」と言われるまでに改革をした。
柴家の長男。父子家庭だったが父親はほとんど家に帰ってこなかったため、小さいころから弟の八戒、妹の柚葉の面倒をみてきた。太寿の教育は一般的に見れば家庭内暴力であるが、太寿の理想や「こう育ってほしい」といった願望などの一種の家族愛が捻じ曲がって暴力になってしまったと見受けられる描写が作中にある。
花垣のタイムリープ8回目後の現代ではビジネスセンスを生かし、飲食店の経営者となり成功を収めている。
三ツ谷隆の名言・名セリフ／名シーン・名場面
「暴力はさ 守る為に使えよ」
柴八戒が幼いころ、太寿から受ける家庭内暴力に耐えきれず、公園にいた子供に暴力をふるっていたのを止めたのは三ツ谷だった。
その際に三ツ谷が八戒に対し「暴力はさ 守る為に使えよ」と言い、八戒をなだめたのであった。以降八戒は三ツ谷に非常に懐くこととなる。
「生まれた環境を憎むな」
八戒は強引に太寿に黒龍の一員に引き込まれる。三ツ谷は東京卍會と十代目黒龍との対談で、八戒を黒龍に渡すかわりに黒龍の雑用をしていた姉の柚葉を解放することを太寿に要求する。太寿は三ツ谷を殴るが、暴力を返すわけでもなく「もう一度言う！八戒は黒龍に譲る、柚葉は解放しろ！」と訴え、和平を成立させた。
その後二人きりになったときに、八戒は三ツ谷に感謝の言葉を伝える。そして涙ぐむ八戒は三ツ谷との出会いを思い出した。三ツ谷はそんな八戒に対し、幼いころと変わらぬ気持ちで「生まれた環境を憎むな」というのであった。
複雑な環境で育った三ツ谷だからこそいえる名言である。
「兄貴」という存在
太寿と三ツ谷は片親家庭に育ち、なおかつ長男で兄弟の面倒を見る必要があったという共通点がある。育ちという面ではここまで似ている境遇であるのに二人の考えは正反対であった。暴力は守るために使うという信念を貫いている三ツ谷に対し、太寿は暴力を躾のために使っていた。
聖夜決戦の最中、柚葉は八戒を守るために太寿を殺そうとナイフを用意していた。それを三ツ谷は止め、東京卍會と黒龍は休戦協定中であったにもかかわらず太寿に対戦しようとする。
休戦協定を結んだにもかかわらず自分で破るのかと言う太寿に対し、「そんな約束より当たり前のことを教えてやるよ。妹にはどんな時でも手をあげねぇ、どんな悪さも笑って許してやる。それが“兄貴”だバカヤロウ」と男気溢れる発言をしている。
三ツ谷隆の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
聖夜決戦後の太寿と三ツ谷の関係性
twitter.com
聖夜決戦後は仲良くなった三ツ谷と太寿
公式のTwitterでは、和久井先生の描きおろしイラスト付きで聖夜決戦後の三ツ谷と太寿の関係性が発表されている。
二人でクレープを食べに行ったりしているらしい。以前は敵であったとはいえ、長男同士で境遇も似ており、話が合うという可能性がある。
頭部右側にタトゥー
実は三ツ谷は右のこめかみにドラケンと同じ龍のタトゥーを彫っており、それが由来でドラケンと三ツ谷はかつて「双龍（そうりゅう）」と呼ばれていた。
三ツ谷が妹たちの世話に疲れて小学五年生の時に一度家出をしようとし、その時に壁にスプレーで龍のラクガキをしていたところをドラケンに目撃される。そのラクガキを気に入ったドラケンは、カルビ丼と引き換えにドラゴンの柄を譲ってもらい、こめかみに同じ柄のタトゥーを入れた。しかしドラケンとの出会いから「家族を大事にする不良になる」と誓った証として、三ツ谷もこめかみに同じタトゥーを入れていた。こうして二人のタトゥーがかぶってしまい、三ツ谷はドラケンに龍のデザインを譲っていたこともあり、タトゥーを隠すように髪を伸ばすことになった。
新人賞での作品を着るドラケン
25巻表紙のドラケン
この巻でドラケンは花垣をかばい死亡する。
また三ツ谷の作品のうちの一着は「地に落ち愛を求めさまよう龍」を表現した作品となっている。
公式からの正式な発表はないが、三ツ谷が日本服飾文化新人賞のコンテストで発表した作品のうち一着は25巻のドラケンが着用している衣装と酷似している。
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佐野真一郎（さのしんいちろう）とは、和久井健が『週刊少年マガジン』（講談社）で連載していた漫画『東京卍リベンジャーズ』の登場人物で、暴走族「東京卍會」総長・マイキーこと佐野万次郎の兄である。伝説の暴走族「黒龍（ブラックドラゴン）」の初代総長。喧嘩が弱くて女にもモテないが、男からは好かれる人物。仲間思いであり、兄弟も大切にしている。マイキーを取り巻く事件に関係していることが多く、闇落ちの原因ともいえる。バイクが好きでバイク屋を営んでいる。
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目次 - Contents
- 三ツ谷隆の概要
- 三ツ谷隆のプロフィール・人物像
- 三ツ谷隆の来歴・活躍
- 初登場
- 8・3抗争編
- 血のハロウィン編
- 血のハロウィンとは
- タイムリープ6回目 花垣の特攻服を製作
- 6回目タイムリープ後の現代
- 聖夜決戦編
- タイムリープ7回目
- 7回目後の現代 三ツ谷死亡
- 関東事変編
- タイムリープ8回目 天竺幹部・望月莞爾（もちづきかんじ）とのタイマン
- 8回目後の現代 将来有望のファッションデザイナー
- 三ツ谷のタイムカプセルの中身
- 三天戦争以後
- タイムリープ10回目 三天戦争
- 日本服飾文化新人賞受賞
- 三ツ谷隆の喧嘩の強さ
- 三ツ谷隆の関連人物・キャラクター
- 龍宮寺堅（りゅうぐうじけん）
- 柴八戒（しばはっかい）
- 柴太寿（しばたいじゅ）
- 三ツ谷隆の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「暴力はさ 守る為に使えよ」
- 「生まれた環境を憎むな」
- 「兄貴」という存在
- 三ツ谷隆の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 聖夜決戦後の太寿と三ツ谷の関係性
- 頭部右側にタトゥー
- 新人賞での作品を着るドラケン