キング/ハーレクイン(七つの大罪)とは【徹底解説・考察まとめ】

キング/ハーレクインとは漫画『七つの大罪』に登場する人物で妖精たちの王。人間を虐殺した親友ヘルブラムを王としての責務から討ち、“危険な妖精を放置した”咎で怠惰の罪を背負う。その後主人公のメリオダスの誘いにより、聖騎士団「七つの大罪」に加入。以後は仲間達と共に魔神化したヘンドリクセン、十戒、魔神王、混沌から生まれたキャス等、多くの強敵達と死闘を繰り広げた。神器「霊槍シャスティフォル」を得物とし、戦いの中で史上最強の妖精王として覚醒した。後に七つの大罪の仲間である巨人の少女ディアンヌと結婚した。

ヘンドリクセン

リオネス王国2大聖騎士長の1人。元々はリオネス王国に忠義を尽くす聖騎士であった。だが10年前、ドレファスに憑依したフラウドリンに洗脳されてしまう。以降は冷徹無慈悲な人間となり、赤色の魔神を使用した聖騎士への人体実験を繰り返した。女神族を信仰する人間の部族「ドルイド」の出身で、8年前にヘルブラムの遺体を入手した際「禁呪死者使役」を使用して彼を蘇生させる。この時、彼の人間への憎悪を増幅させる事で手駒として使いやすい様にした。これにより、キングは好戦的なヘルブラムと戦わざるを得なくなる。

リオネス王国奪還の戦いでは、戦死したヘルブラムを再度復活させる。だが彼は3回目の蘇生により、魂が摩耗して理性を失った人形の様な状態となってしまった。それでもヘンドリクセンはヘルブラムを無理矢理戦わせようとし、キングの反感を買っている。

十戒復活後ヘンドリクセンの洗脳は解け、彼は元の状態に戻る。洗脳されている間の記憶は無かったものの、自分のしてきた行為を知って心底後悔した。その後、自分の行いの償いと聖騎士としての義務を果たす為、十戒率いる魔神族に戦いを挑んでいく。キングとはドルイドの聖地にて再会する。キングはヘルブラムにした行為を許しておらず、ヘンドリクセンを憎んでいた。

最終的に聖戦を生き残り、戦いが終わった後はリオネス王国で薬屋を営むようになる。

ドレファス

リオネス王国2大聖騎士長の1人。ヘンドリクセンより年上で、彼の師匠であり友でもある。10年前、消滅したダナフォール王国の調査へヘンドリクセンと共に出向き、そこで十戒の1人のフラウドリンに憑依された。その後、フラウドリンに憑依されたドレファスはヘンドリクセンを洗脳し、彼は常闇の棺を解放すべく行動して行く事になる。

10年前、フラウドリンに兄であり当時の聖騎士長であったザラトラスへの嫉妬心を利用される。これにより、ドレファスは自分の意思とは無関係に、ヘンドリクセンと共謀してザラトラスを殺してしまった。そしてその罪を七つの大罪に擦り付け、キング達は王国を追われる事となる。

リオネス王国奪還の戦いでは、キング達七つの大罪と共同戦線を張る。そして魔神化したヘンドリクセンを共に打倒した。その後ヘンドリクセンが十戒を復活させてからは正体を現し、十戒の一員として行動するようになった。最終的にフラウドリンはメリオダスによって打ち滅ぼされ、元の人間に戻っている。

ザラトラス

10年前の聖騎士長で、ドレファスの兄でもある。10年前にフラウドリンに洗脳されたドレファスとヘンドリクセンに殺された。彼を殺害したとして、キング達七つの大罪はお尋ね者となっている。

ギルサンダー

聖騎士長ザラトラスの息子で雷の魔法を操る聖騎士。七つの大罪に憧れていたが、本編の10年前に恋人のマーガレットをリオネス王国魔術師ビビアンに人質に取られてしまう。以降は冷徹無慈悲な人間として振る舞わざるを得なくなり、七つの大罪と敵対した。「バンが妖精王の森を焼き、妹を殺した」と思い込んでいたキングと利害が一致し、一時は行動を共にしていた。だが仲間という訳では無く、キングが七つの大罪に合流した後は敵対関係になる。リオネス王国奪還の際、マーガレットが救出された事でキング達七つの大罪と共闘した。以降もキング達の味方として戦っていく。

ギーラ

聖騎士の1人であり、老騎士に化けたヘルブラムの弟子でもある。元々は力の無い聖騎士見習いであったが、赤色の魔神の血を飲んだ事により覚醒し新世代の聖騎士となった。爆裂の魔法に目覚め、使命の為なら自分の命すらも投げ出す覚悟を持っている。

父親も聖騎士であったが、ヘルブラムの実験により魔神の出来損ないとなった。化け物となり、理性を失いかけた彼は辛くも実験場から逃げ出した。公式記録では戦場から逃げ出したとされた為、ギーラとその弟は人々から蔑みを受けている。彼女は父の汚名を濯ぎ、弟を守る為に聖騎士を志した過去を持つ。

死者の都にて神器を持たないメリオダス達を追い詰めた。その後キングと交戦し、彼の戦闘力に圧倒される。最後はメリオダスのフルカウンターで自滅する形で破れ去った。フルカウンターとはメリオダスの必殺技の1つであり、相手の魔力を数倍にして弾き返すという技である。

バイゼルにてキングと再戦するも、敗北している。そこへ介入してきたヘルブラムによって、窮地を救われていた。

リオネス王国での戦いでヘンドリクセンの野望を知ってからは、キング達七つの大罪と手を組んだ。ヘンドリクセン打倒後は聖騎士としてリオネス王家に忠義を尽くしている。

十戒

フラウドリン

十戒の1人で「無欲」の戒言を担当している。元々はゴウセルの本体の部下であったが、彼が魔神族を裏切った事でその代わりを務めている。その為、戒言は持っていない。

3000年前の常闇の棺による封印から逃れており、本編の16年前ダナフォール王国に出現した。その際、エリザベスの前世であるリズを殺し、メリオダスと交戦した。メリオダスは恋人を殺された怒りから魔力を暴走させ、フラウドリン諸共ダナフォール王国を滅ぼしている。だがフラウドリンは密かに生き残っており、後に調査に訪れたドレファスの身体を乗っ取っている。これによりヘンドリクセンも洗脳され、2大聖騎士による聖騎士長ザラトラスの暗殺の黒幕となった。フラウドリンの策略により、キング達七つの大罪は冤罪で国を追われる事となっている。

グロキシニア

初代妖精王であり、3000年前の聖戦を戦った。自身が統治していた妖精王の森を光の聖痕(スティグマ)に前線基地として貸与していたが、女神族の策略により戦場にされてしまう。また混乱に乗じて光の聖痕に恨みを抱く人間達が反乱を引き起こし、妹のゲラードが瀕死の重傷を負ってしまった。これによりグロキシニアは憎悪に駆られて光の聖痕と敵対する様になる。十戒は彼に目を付け「不休」の戒言を与えた。以降は十戒の一員として戦い、女神族の常闇の棺に封印されている。

キングと同じ神樹に選ばれた妖精王である為、霊槍バスキアスというシャスティフォルと同系統の武器を操る。

復活後は現代の妖精王であるキングに目を付け、自分が3000年前にした決断の正誤を確かめるべく、彼に試練を与えた。これによりキングはグロキシニアとして3000年前の聖戦を追体験する事になる。グロキシニアとして霊槍バスキアスを自在に操ったキングは、霊槍の扱い方をより詳しく学んだ。最終的にキングは試練を乗り越えて現代に帰還し、彼は霊槍シャスティフォルの真の力を引き出せる様になった。

最期は圧倒的な力を持つ「おしゃぶりの魔神」と交戦し、キング達が逃げる時間を稼いで戦死した。

ドロール

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