本好きの下剋上(ラノベ・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。

騎獣

専用の魔石に魔力を流すことで作り出せる乗り物。
従来は馬や狼や獅子など、騎乗できる動物をイメージして作られていた。しかし、ローゼマインがネコ型のバスをイメージして作った乗り込み型の騎獣を作り出す。すると、スカートのままで乗ることができると女性貴族の間で流行する。
エーレンフェストの領主一族は、獅子の騎獣を使うことが慣習になっている。領主のみ3つの頭を持つ獅子の騎獣を使う。

魔力圧縮

魔力量を増やすため、体内の魔力を圧縮し、容量を増やす方法。貴族院で教えられる技術。

ローゼマイン式魔力圧縮法

身食いの熱を抑えるため、マインが編み出した魔力の圧縮方法。
当初は3段階であったが、ローゼマインが貴族院で魔力圧縮の授業を受けた際に4段階目を閃いた。
この方法により、成人後も魔力量を増やすことに成功し、エーレンフェスト全体の魔力不足を解消することに繋がった。
また、貴族たちにこの方法を広めるにあたって、ローゼマインの保護者たちの許可の他、ローゼマインや領主に敵対しないことを約束する契約魔術の使用を義務付ける。

ユレーヴェ

体内で固まった魔力を溶かす薬。経口摂取するか、薬液の中に浸かって使用する。
薬の効果の高さは、薬の調合に使う素材の品質によって異なる。
ほとんどの者が貴族院在学中に調合し、成人後も常に携帯している。
ローゼマインの場合、魔力が固まりすぎていたため、最高品質の素材が必要となり、素材集めに苦労した。また、ユレーヴェを使用する直前に毒を受けたため、2年間ユレーヴェに浸かったまま眠りにつくことになった。

シュタープ

貴族が「神の意志」と呼ばれる魔石を体内に取り込むことで扱えるようになる道具。
「神の意志」は、貴族院の奥にある洞窟で得られる。
シュタープを使うと、魔力を効率よく扱うことが可能になる。また、呪文を唱えると様々な道具や武器に変形させられる。

魔獣

魔力を持つ獣。倒すと魔石になる。その魔石は、魔術具や薬の調合に使うことができる。
魔獣に魔力を与えると、凶暴化したり、進化したりする。

シュミル

ウサギのような魔獣。大人しい性質で、貴族の愛玩動物にされることも多い。
シュバルツとヴァイスのモデルになっている魔獣でもある。

トロンベ

発芽すると一瞬で成長し、周囲一帯の土地の魔力を吸収してしまう木。
発芽直後であれば、平民でも枝を切り落として退治できるが、大きくなりすぎると貴族の騎士団に応援を依頼する。
成長したトロンベは、闇の神の加護を得た黒の武器でしか倒せない。

その他

ディッター

騎士が訓練のために騎獣に乗って行う競技。
領地の礎を巡る攻防戦が元になっている。速さを競うものと、宝盗りディッターの2種類のルールがある。
速さを競うものは、審判役が魔獣を召喚し、その魔獣を倒すまでにかかった時間を競う。
宝盗りディッターは、2チームの対戦で行われる。それぞれのチームで魔獣を捕獲し、その魔獣を守りながら相手の魔獣を倒すか、所定のエリアから出すことができれば勝利となる。
ダンケルフェルガーの者が非常に好んで行う競技で、領地対抗戦のディッターでも毎年優勝している。

9bty_0603_2011
9bty_0603_2011
@9bty_0603_2011

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