ベイビーステップ(Baby steps)のネタバレ解説まとめ

ベイビーステップ(Baby steps)は、勝木光による漫画作品、およびそこから派生したアニメである。
「週刊少年マガジン」(講談社)にて2007年より連載中。2014年に第38回講談社漫画賞少年部門受賞。
真面目で几帳面な男子高校生、丸尾栄一郎が高校に入ってからテニスと出会い、才能を開花させテニス選手として成長していく物語。

あらすじ・ストーリー

テニスとの出会い

丸尾栄一郎は、小学生の頃から優秀で、成績がオールAだった。そこからクラスメイト達からは「エーちゃん」と呼ばれ親しまれていた。栄一郎は授業ノートを非常に几帳面に取っているのだが、ある日隣のクラスの鷹崎奈津にノートを貸した際、そのノートのあまりの神経質な出来栄えから変人扱いされてしまう。
後日運動不足解消のために南テニスクラブ(通称STC)の無料体験レッスンを訪れた栄一郎は、奈津と偶然会う。彼女はプロを目指すテニスプレイヤーだったのだ。
彼女に触発された栄一郎は、本格的にテニスを始める。
体力もない初心者のため最初は小学生からも馬鹿にされるが、試合に出ると格上相手にも善戦するなど才能の片鱗を見せ、STCのコーチである三浦に目を付けられる。
優れた動体視力と記憶力、そして試合中にもノートを使い分析と試行錯誤を繰り返し、「全てのボールに追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない」という考えのもと、恐ろしいスピードで成長していく。

神奈川ジュニアテニスサーキット〜全日本ジュニア選抜関東予選

初めて試合に出てから1年後、栄一郎は神奈川ジュニアテニスサーキットに出場する。
そこで並み居る強豪達を倒し勝ち進み、全国レベルのパワープレイヤー荒谷寛に惜敗するがベスト4入りを果たす。
そこでの手応えや、STC出身で同年代の天才・池爽児との出会いによりプロへの憧れを抱き始めた栄一郎は、「全日本ジュニアでの優勝」を条件に親を説得し、プロを目指す事を決める。その後2ヶ月間に渡りハードな肉体改造を行った栄一郎は、更に格段の成長を遂げ、STCカップ神奈川大会で優勝を飾る。
順調に成長を続ける栄一郎だったが、全日本ジュニア選抜関東予選では、理論と分析でオールAを目指す国内ジュニア最強の難波江優に完敗。更に強くなるために、かつてプロとしてプレーしていた経験も持つ新しいコーチ・青井の勧めでフロリダテニスアカデミーに短期留学を決める。そこで当時世界ランキング1000位以内のプロ・アレックスに勝利し、確かな自信を掴み帰国する。

神奈川ジュニア〜全日本ジュニア

全日本ジュニアの神奈川予選では再び荒谷に決勝で惜敗するも、準優勝にて関東ジュニア進出を決める。
関東ジュニアに遠征した際、試合前日の夜、海岸で奈津に告白され、栄一郎自身も奈津への気持ちを伝え恋人として交際する事になる。
関東ジュニアでは、会場を味方につけ爆発的なパフォーマンスを発揮する井出義明などの全国レベルの強豪を退け、準決勝では難波江と再戦。難波江を追い詰めながらも惜敗した栄一郎はベスト4という結果で全日本ジュニア進出が決まる。
全日本ジュニアでは、強敵・岡田隆行。かつて池以上の実力を持ち、現在怪我から復帰した天才プレイヤー・緒方克己に勝利し準決勝に駒を進める。
準決勝の相手の神田久志は極限まで磨き上げられたメンタルとフィジカルで、栄一郎を圧倒。しかし栄一郎も得意のノートによる分析と幅広い戦術で徐々に突破口を開き、均衡した試合展開に突入する。
ファイナルセットまでもつれこんだ試合だが、最後は神田に軍配が上がり、栄一郎はベスト4で大会を終える。プロを目指す条件として掲げていた「全日本ジュニア優勝」が果たせなかった栄一郎は、プロを諦めようとするが、神田との試合が何度も蘇り、その度に「次の対策」を考え、まだプロを諦めきれないでいる自分に気づく。しかし覚悟をもって臨んでいた栄一郎は、プロへの道を断念しようとする。

全日本選手権

プロへの道を諦めようと決めた栄一郎だったが、全日本ジュニアの戦績から全日本選手権に出場できる事が決まった。
プロの道を諦め大学へのスポーツ推薦の話を貰っていた栄一郎だったが、青井のアドバイスや自信の諦めきれないプロへの憧れ等から、「平均的なプロ選手と同等の戦績」と「プロ活動するための資金確保」の二つを条件に、再びプロを目指す事を決めた。
全日本選手権までの2ヶ月間、IMGアカデミー(旧フロリダテニスアカデミー)で働きながら留学する事にした栄一郎。そこで参加した、プロも出場するブラデントンオープン。野球からテニスに転向してわずか3年で全米ジュニアで準優勝した超注目選手、ピート・ゴンザレスに勝利。アカデミーの練習試合では一度も勝てなかったピートに本番で勝利をおさめ、自信を持って全日本選手権に挑む。
くるしみながらも予選を突破し、本戦も勝ち進む。そして2回戦、STCの先輩であり、栄一郎がテニスを始めた時から高い壁として立ち塞がっていた江川逞との対戦。死力を尽くした栄一郎は、驚く事に逞を撃破。その後も順調に勝ち進み、準決勝で世界ランク54位、日本ランク2位の門馬歩夢と対戦。しかし門馬の圧倒的な実力の前になす術なく完敗。栄一郎の全日本選手権は、ベスト4という結果で幕を降ろした。

プロ転向〜フューチャーズ・チャレンジャー

全日本選手権ベスト4の栄一郎は、その戦績から無事スポンサーを獲得。プロとしての活動を始め、フューチャーズに参加する。
しかし慣れない海外の環境や、プロ相手のハイレベルな戦いでなかなか勝利する事ができない。戸惑う栄一郎に池は「もっと上を見るべき」とアドバイス。それを受け、逞の付き添いとしてウインブルドンに同行する事となる。そこで世界ランク8位のエスピノ・サンチェスのヒッティングパートナーを務めたり、世界ランク1位のレヴィナ・マックスと池のハイレベルな戦いを見たりと、刺激を受け帰国。
グランドスラムを正式に目標として定め、国内で慶稜チャレンジャーに挑む。
グランドスラムを見据え、そこでの勝利を意識した練習により着実に力をつけた栄一郎は、世界ランク300位以内の期待の16歳、王偉を1回戦で破り、更なる躍進を遂げるのだった。

登場人物・キャラクター

丸尾栄一郎(まるお えいいちろう)CV:村田太志

大杉高校に通う高校生で、本作の主人公。
非常に几帳面な性格で、小学校からずっとオールAの成績をとり続けるほど学業で優秀。オールAから取って「エーちゃん」と呼ばれている。
高校一年生の時にテニスの魅力を知り、奈津との出会い等もあり本格的にテニスを始め、プロを目指すようになる。
小柄で、フィジカルに恵まれた選手とは言えないが、抜群の動体視力の良さと正確なコントロールを武器に、試合中にも相手の特徴などをノートに記して対策を練りだす「理論派」のプレーで並み居る強豪を次々に倒していく。
関東ジュニア直前に奈津と付き合い始め、テニスも私生活も順調。
プロを目指すための条件として自ら掲げた「全日本ジュニア優勝」が果たせずプロを一時諦めかけたが、再度目指す事を決め、全日本選手権ベスト4という戦績を裏付けにプロとして戦い始める。
身長175cm、体重68kg。9月20日生まれのA型。

鷹崎奈津(たかさき なつ)CV:寿美菜子

大杉高校に通う、栄一郎と同学年の少女。本作のヒロイン。学年一可愛いと言われており、細かいことは気にしない天真爛漫な性格。
STCに所属していてプロを目指してプレーしている姿が、栄一郎をテニスの世界に引き込んだ。
栄一郎とは正反対に、感覚的にプレーするスタイル。それがお互いの刺激となって、いい影響を与え合う関係である。
関東ジュニア前日に栄一郎に告白し、付き合うことに。「何もかも絶好調」とのこと。
全日本ジュニアではライバルで強敵の清水亜希に勝利し優勝した。その後プロとして活動することを見据え、アメリカの大学への留学を決める。
身長170cm、体重56kg。10月23日生まれのB型。

江川逞(えがわ たくま)CV:浪川大輔

STC所属のプロプレーヤー。大杉高校での栄一郎の先輩でもある。
ツンツン頭と長身が特徴。10年間奈津に片思いをしていたが、奈津は栄一郎のことが好きだとしり、自身の思いを告げることなく諦める。
190センチの長身から繰り出す強烈なサーブと、繊細なタッチのボレーが武器。
高校3年生時に出場した全日本ジュニアで準優勝し、それ以降プロに転向。チャレンジャーおよびフューチャーズで優勝しており、ランキングも急上昇中。
栄一郎との初公式戦では、241km/hという驚異的なサーブスピードを記録するも、死闘の末敗北。
同じフォームからどんな球種・コースにもサーブを打ち分けることができ、「サーブ&ボレーで1番になる」という目標を胸に刻んでいる。
身長190cm、体重83kg。5月4日生まれのA型。

深沢諭吉(ふかざわ ゆきち)CV:下野紘

STCに所属する、栄一郎と同じ年の少年。栄一郎を「アニキ」、池を「師匠」と呼び慕っている。
高校3年生時に全日本ジュニア初出場を決め、シード選手を倒す大金星で3回戦に進出。そこで栄一郎と対戦し、敗北。
自身はプロを目指す事はなく、慶稜大学に進学しテニスを続ける。
神奈川県内の有力選手情報に詳しく、栄一郎がライバル対策をする際に役に立っている。
身長173cm、体重70kg。1月1日生まれのB型。

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