アイシールド21の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

関東大会を制し、念願のクリスマスボウル出場を決めた泥門デビルバッツ。クリスマスボウルの相手は絶対王者である帝黒アレキサンダースだった。帝黒には、アメリカで活躍していた「アイシールド21」こと大和猛やモン太が憧れるプロ野球選手の息子である本庄鷹がおり、ヒル魔の策をもってしても帝黒の勢いを止めることは難しかった。しかし、泥門も必死に食らいつき、セナやモン太の尽力で2点差にまで追い着くが、残り時間は1秒となっていた。ゴールポストまで残り60ヤード（55m）まであり、最後のプレーはムサシのキックに託されることになった。ヒル魔、栗田、ムサシの泥門デビルバッツ創設メンバーで逆転優勝を目指す。ヒル魔は数字やデータを信じる傾向にあったが、帝黒との試合の中で仲間を信じる姿勢を見せており、ヒル魔はムサシのキックを信じると告げる。ヒル魔により、ムサシの異名は「60ヤードマグナム」と称されていたが、実際ムサシのキックは60ヤードに届くことは一度もなかったのだ。セナも大和との勝負に勝利したことで本物の「アイシールド21」と認められることになり、嘘を本当にしたこと姿を見てムサシもその異名を実現しようとする。
いざ始まった最後のプレー。ムサシのキックを妨害しようとする大和を泥門メンバーが数人がかりで止めていたが、大和が止まることはなかった。しかし、最後の最後でセナが大和の体勢を崩し、ムサシのキックがさく裂。ムサシのキックはゴールポストに当たったものの、ゴールポストを超えることができたのだ。こうして帝黒を下した泥門がクリスマスボウル優勝を決めたのだった。

小結大吉の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ししょうはすぐもどってくる それまで護るから ししょうのかわりに自分が護るから！！ ししょうはぜったいに戻ってくるから…」

関東大会決勝戦、白秋ダイナソーズの峨王により、ヒル魔が倒されてしまう。ヒル魔が倒されたことがトラウマとなり、実力を出す事ができずにいた栗田の代わりに栗田の弟子である小結がセナたちを守るために奮闘していた。しかし、いくら小結が鍛えているとはいえ峨王により限界を迎えていた。メンバーも栗田の復活を諦めていたのだが、小結だけは諦めてはおらず、最後まで栗田を信じていた。普段は栗田にしか通じないパワフル語も今の栗田には通じておらず、小結は「ししょうはすぐもどってくる それまで護るから ししょうのかわりに自分が護るから！！ ししょうはぜったいに戻ってくるから…」と初めてメンバーの前で言葉を発するのだった。

十文字一輝の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「負けっぱなしは趣味じゃねえんだ！！」

月刊アメフト杯でアメリカのチームと試合する権利を勝ち取るため、太陽スフィンクスとの試合に臨む泥門デビルバッツ。アメフト部の入部テストに合格してしまった不良、十文字、黒木、戸叶はファミレスで居合わせた太陽スフィンクスのラインマン番場に喧嘩を吹っ掛けるものの返り討ちにされ、屈辱を味わう。
太陽スフィンクスとの試合当日。番場率いる敵のラインマンたちは強く、なかなか壁を崩せないどころか、青天を決められてしまい、十文字たちはさらなる屈辱を味わう。さらに、周囲の人間も泥門のラインマンたちをあざ笑うだけでおり、栗田は笑いものにさせてしまったことを十文字たちに泣きながら謝罪する。それでも十文字たちは諦めることなく、チャンスをうかがい、そして十文字はヒル魔と賊学の選手との特訓で編み出した敵の袖を引っ張って相手の体勢を崩す「不良殺法」を成功させる。「負けっぱなしは趣味じゃねぇんだ！！」と三人の中では一番の負けず嫌いである十文字に火が付き、彼はこの試合以降真剣にアメフトに打ち込むようになる。

雪光学の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「何もしなかったから 何もできなかった…！！」

秋大会の間はずっと補欠だった雪光だが、関東大会一回戦神龍寺ナーガ戦で彼はデビューを果たす。雪光のプレイが敵の守備を見て、ヒル魔の望むパスコースへと向かうことであったのだ。雪光を素人だと思っていた一休と阿含に気づかれずパスが成功するかと思ったのだが、ヒル魔の投げたパスに阿含と一休はいち早く反応し、雪光を追いかける。素人の雪光には目もくれず、一休と阿含はどちらがボールを取れるかと会話をするほどの余裕を見せる。雪光は天才たちに見向きもされないことにショックを受けるが、そこで雪光は運動には向いていないと諦めていたことを思い出し、向いていないという理由で踏み出す事ができなかった。雪光は何もしなかったことを悔い、「何もしなかったから 何もできなかった…！！でも 今年だけは違うんだ…！！」とボールに向かって飛び出す。一度は弾いてしまったボールも、雪光は執念でキャッチ。見事泥門の初得点に貢献した活躍であった。

王城戦で見せた雪光の頭脳プレー

関東大会準決勝、王城ホワイトナイツの試合。鉄壁を誇る王城の守備に苦戦しながらも、モン太の活躍により逆転に成功する。しかし、セナは努力する天才、進を止めることは今だ敵わず、試合中に鼻血を出してしまったことをきっかけにフィールドを一時離脱することになってしまう。ヒル魔はやる気に満ちた雪光を交代要員に迎えるが、雪光の体力は既に限界寸前であった。進が直接ボールを持っていき、泥門を必死にそれを止めようとするが、進に得点を許してしまい、逆転されてしまうのだった。しかし、試合時間は一秒残り、まだ逆転するチャンスはあるという。実は進が得点することができたのは、進に敵わないと踏んだ雪光が逆転の時間を稼ぐためにわざと進をゴールラインまで押し込んだためであった。雪光は極限状態の中で仲間たちを信じ、勝利を託した。雪光の頭脳プレーに進すらも称賛するのだった。

瀧夏彦の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ならボクは…自分の力で神様に打ち勝ってやる！！」

敗者復活戦、盤戸スパイダーズとの試合。アイシールド21と名乗る赤羽により、セナは止められ、なかなか得点することができなかった。赤羽を止めるべく泥門メンバーである瀧夏彦は、セナを守るために赤羽に挑むが、実力の差があり、すぐに倒されてしまう。瀧は幼い頃からスポーツをそつなくこなせる人物で、球技でもあり格闘技でもあるアメフトに魅入られ、アメリカに行ってまでプレイしたいと思っていた。神様に愛されているを口癖にしていたが、赤羽との実力が確かになり、ショックを受ける。さらに、ムサシから「お前はただのB級選手だ 神様なんかついちゃいねえ」と冷たく言い放たれる。瀧はその言葉で自分が何か特別な人間ではないかと思いたかったと認め、彼は一人の人として「なら僕は…自分力で神様に打ち勝ってやる！！」と告げ、長い髪をまとめた。
冷たい言葉を放ったムサシも、才能も体格にも恵まれないが戦い方ひとつで一流となったヒル魔を引き合いに出し、瀧には瀧の闘い方があると背中を押すのだった。

姉崎まもりの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「一番セナの邪魔をしてたのは私だ 勝手だなぁ私 ホントに勝手…」

敗者復活戦、盤戸スパーダーズとの試合。試合前に選手の入場があり、アイシールド21もその入場を控えていた。そこにまもりが現れ、アイシールド21に入場を促す。アイシールド21がヘルメットを取ると、まもりの目の前には自分の幼馴染であるセナの姿があったのだ。今までアイシールド21の正体をわからずにいたまもりには衝撃的で、セナにはアメフトは危ないと告げる。しかし、セナはまもりに今まで隠していたことを謝罪し、フィールドへ走って行ってしまう。まもりは湧き出す歓声の中、アイシールド21の正体がセナであることに動揺を隠せないでいた。いつまでもセナを子ども扱いし、セナを自分よりも弱い子だと決めつけていた自分を恥じ、「一番セナの邪魔をしてたのは私だ 勝手だなぁ私 ホントに勝手…」と涙を流す。しかし、自分の行いを悔いている暇は全くなく、ヒル魔により、マネージャーであるはずのまもりの紹介までされてしまう。まもりは自分はアメフト部のマネージャーであることを思い出し、急いでフィールドに戻り、セナを一人の選手として支えようとするのであった。