北斗の拳 イチゴ味(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『北斗の拳 イチゴ味』は、武論尊・原哲夫(原案)、河田雄志(シナリオ)、行徒妹(作画)による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。『WEBコミックぜにょん』において2013年より配信された。1980年代に一斉風靡した『北斗の拳』を原典とし、南斗六聖拳「将星」の男・聖帝サウザーを主役としたパロディギャグ漫画である。『北斗の拳』に似せた作画でギャグを連発するのが特徴。次第にオリジナルのストーリー展開による群像劇へと移行し、好評を博した。2018年に作画の行徒妹の体調不良により無期限の休載となった。

北斗神拳と同じく、北斗宗家の血を引くものが創始した中国拳法。
中国の三国志の時代に北斗神拳が三派に分かれ、そのうち劉家を守るために作られた。
破孔をつくことで相手の体を内部から破壊する暗殺拳。「魔闘気(まとうき)」と呼ばれる圧倒的な闘気を使うことを極意とする。

無想転生(むそうてんせい)

哀しみを背負うことで体得できる、北斗神拳究極奥義。
原典『北斗の拳』では、その体得者に深い哀しみを背負わせた人物のイメージが背後に現れる。
今作では、ケンシロウの「無想転生」に自身が含まれていないことを知ったユダが、ケンシロウと闘ってその散り際を印象づけることが必要だと知り、ケンシロウに闘いを挑むことになる。

国や団体・グループ

南斗六聖拳(なんとろくせいけん)

南斗聖拳のトップで、最強とされる流派とその伝承者。
今作の主人公である南斗鳳凰拳(なんとほうおうけん)のサウザー、南斗孤鷲拳(なんとこしゅうけん)のシン、南斗水鳥拳(なんとすいちょうけん)のレイ、南斗紅鶴拳(なんとこうかくけん)のユダ、南斗白鷺拳(なんとはくろけん)のシュウ、南斗最後の将であるユリアの6人。

南斗 DE 5MEN(なんとでごめん)

サウザーをリーダーとして結成された世紀末清純派アイドルグループ。
メンバーは南斗六聖拳のサウザー、シュウ、レイ、ユダ、シンの5人。
曲によって元斗皇拳のファルコ、北斗神拳のジャギを加えることがある。

南斗五車星(なんとごしゃせい)

南斗六聖拳「慈母星(しぼせい)」であり「南斗最後の将」であるユリアを守護する5人の戦士。
南斗聖拳の一派ではなく、南斗108派には含まれない。
今作では、風のヒューイ、炎のシュレン、雲のジュウザ、山のフドウ、海のリハクの5人だが、リハクの娘・トウを入れて実質6人、「星のアイン」を含めると実質7人となる。

聖帝軍(せいていぐん)

サウザーが率いる軍団。
聖帝十字陵建設のため、近隣の集落から子どもをさらい、奴隷として酷使している。
後にこの子どもたちのために学校が作られ、サウザーもともに学ぶようになる。

拳王軍(けんおうぐん)

ラオウが率いる軍団。
各地を制圧し、力と恐怖による支配と統制を行なっている。

帝都軍(ていとぐん)

原典『北斗の拳』では、ラオウ亡き後に現れ、かつて拳王軍が支配していた地を支配下に収めた軍事勢力。「帝都」はその本拠地。
天帝を頂点とするが、総督ジャコウによって天帝ルイは幽閉され、ジャコウに実権を握られている。
今作ではラオウが死なないため、拳王軍と共存している。

修羅の国(しゅらのくに)

北斗神拳と北斗琉拳の発祥の地。日本とは海で隔てられている。
「羅将」と呼ばれる3人の男を頂点として統治されている。
男子には100回の死闘を行う義務があり、これを完遂したものは「修羅」と呼ばれる。

その他

『北斗の拳(ほくとのけん)』

武論尊(ぶろんそん)原作、原哲夫(はらてつお)作画による漫画作品。
一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウの戦いを描く。
1983年から『週刊少年ジャンプ』で連載され、一大ブームを巻き起こした。
今作の原典とされる。

聖帝十字陵(せいていじゅうじりょう)

サウザーが師・オウガイのために建設したピラミッド型の巨大な墓。奴隷として集められた子どもたちによって建設された。
内部にはオウガイの亡骸と、時価1000万円相当のスワロフスキーをあしらったケンシロウの等身大フィギュアが安置されている。

ラオウ伝説

kokone01627q0
kokone01627q0
@kokone01627q0

Related Articles関連記事

北斗の拳の必殺技まとめ

北斗の拳の必殺技まとめ

『北斗の拳』とは原作・武論尊、作画・原哲夫による日本の漫画である。アニメや映画など、様々なメディアミックスがなされた。199X年に起きた核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、資源をめぐって争いが繰り返される世紀末が舞台。そんな世界で救世主として現れた伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者・ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクションである。今回、誰もが憧れ一度はマネをしたであろう北斗神拳の技の数々を紹介する。

Read Article

北斗の拳のオノマトペ・擬音・断末魔まとめ

北斗の拳のオノマトペ・擬音・断末魔まとめ

『北斗の拳』(ほくとのけん)とは、原作:武論尊、作画:原哲夫による漫画作品。暴力がはびこる文明崩壊後の世界で、伝説の拳法家が悪党を退治していく様を描いている。1980年代を代表するヒット作で、アニメやゲーム、外伝作品などが次々と作られていった。 主人公であるケンシロウが使う北斗神拳は、「人体にある秘孔を突くことで様々な効果を及ぼす」というもので、珍妙な擬音や印象的な断末魔は作品の特徴の1つともなっている。ここでは、『北斗の拳』に登場する独特なオノマトペと擬音、断末魔をまとめて紹介する。

Read Article

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

Read Article

北斗の拳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

北斗の拳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「北斗の拳(Fist of the North Star)」は、週刊少年ジャンプで連載されていた原作:武論尊、作画:原哲夫によるハードボイルドアクション。描かれる男達の激戦や、熱い友情は連載が終了した今でも尚、高い人気を誇りアニメやゲームなど様々なメディア展開を広げている。 主人公・ケンシロウをはじめとした個性溢れるキャラクター達は名言・迷言ともいえるユニークなセリフを残している。

Read Article

CYBERブルー(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

CYBERブルー(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『CYBERブルー』とは、原作・bob、脚本・三井隆一、作画・原哲夫によるSFバイオレンスアクション漫画。集英社の『週刊少年ジャンプ』上で、1988年から1989年にかけて連載された。ジャンプコミックス単行本は全4巻。 荒廃の地、惑星ティノスを舞台としたSF世界の中で、無敵の超人サイバービーイングとなった少年ブルーが元老たち悪を倒すバトル作品。連載終了後もリメイク版が数作発表されており、2013年1月にはパチンコが発売されている。

Read Article

花の慶次(原哲夫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

花の慶次(原哲夫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花の慶次 -雲のかなたに-』は、1990年から1993年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された原哲夫の漫画。隆慶一郎の歴史小説『一夢庵風流記』を原作としている。 戦国時代末期を舞台に、戦国武将・前田利家の義理の甥である前田慶次が、天下御免の傾奇者として繰り広げる一大劇を描いている。主人公の前田慶次と彼を取り巻く多彩なキャラクターが魅力的で、彼らの大胆かつ痛快な立ち振る舞いと、豪胆な駆け引きが人気を博した。多くの名言も生まれ、後にパチンコ台としても人気を集める。

Read Article

花の慶次の武器・流派・必殺技まとめ

花の慶次の武器・流派・必殺技まとめ

『花の慶次 -雲のかなたに-』(はなのけいじ くものかなたに)とは、原哲夫による少年漫画。隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作としており、実在の人物である前田慶次を主人公に、戦国時代を生きた“傾奇者”の姿を描いている。 戦いが繰り返された戦国時代を舞台にしているため、作中には様々な武器と、それを用いた必殺技が登場する。慶次の得意武器である朱槍、戦国時代の手榴弾である焙烙玉、戦国最強の兵器である火縄銃。ここでは、『花の慶次 -雲のかなたに-』に登場する武器、流派、必殺技を紹介する。

Read Article

花の慶次の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

花の慶次の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『花の慶次』は、隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作に、原哲夫によって描かれた歴史マンガである。この時代きっての傾奇者である前田慶次が波乱万丈の戦国の世を駆け抜ける。 主人公・前田慶次をはじめとした個性的なキャラクターが多いこの作品には、人間味溢れ、味のある名言が数多く存在している。

Read Article

【北斗の拳】秀逸すぎる!世紀末にふさわしい「bokete」傑作選

【北斗の拳】秀逸すぎる!世紀末にふさわしい「bokete」傑作選

『北斗の拳』といえば、男たちの熱き戦いを描いた漫画として有名ですよね。作品の時代背景としては暴力が世界を支配する世紀末ということになっているのですが、お笑い要素など皆無なはずの本作も大喜利サイト「bokete」にかかれば一気にコメディへと早変わり!この記事では、そんな「bokete」で生み出されてきた傑作をまとめています。世紀末の笑いはとってもシュールですね!

Read Article

2015年現在のメダルゲームも意外と面白いまとめ

2015年現在のメダルゲームも意外と面白いまとめ

日本は趣味・娯楽の多様化もあって、最近じゃなかなかゲームセンターに行かない人も多いと思います。しかしながら、時代とともに進化・パワーアップしているのは、なにも周辺の技術だけではないのです。昔楽しかったアーケード、メダルゲームも日に日にグレードアップして面白くなっているのです。今回はそんな見直されるべきメダルゲームを、面白ポイントとともにまとめてみました。

Read Article

②《vol.16〜30》「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめ

②《vol.16〜30》「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめ

「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめですが、今回はvol.16〜vol.30までをまとめてみました。15巻までで、とりあえずガンダムネタは一段落ですが、まだまだたくさんネタは存在しますよ。ちなみにDVDは全て2枚組、さらにテレビでは放送されていない完全限定特典映像などもついてきますb

Read Article

【ドラゴンボール】爆笑必至!アニメ・漫画の「ボケて」傑作集【北斗の拳】

【ドラゴンボール】爆笑必至!アニメ・漫画の「ボケて」傑作集【北斗の拳】

「ボケて(bokete)」という大喜利サイトをご存知でしょうか。画像や文字などで投稿された「お題」に対して、それを見た利用者がボケを返すというものです。この記事では、その中から絶対に笑ってしまうこと間違いなしの傑作を厳選してまとめました。よくこんな見事なボケを思い付きますよね。そのセンス、本当に素晴らしいです!あなたもぜひチャレンジしてみませんか?

Read Article

【北斗の拳】全ギャンブラーがうれし泣き?万枚突破率がすごい新基準スロット9選【涼宮ハルヒの憂鬱】

【北斗の拳】全ギャンブラーがうれし泣き?万枚突破率がすごい新基準スロット9選【涼宮ハルヒの憂鬱】

ギャンブル好きな方にとって、パチンコやスロットは絶対に通る道ですよね。そんな方のために、この記事では万枚突破率がすごいと話題の新基準スロット台についてまとめました。こういうのってなかなか当たらないようにできているんだけれども、新基準のものはかなり出るようです。ギャンブラーにとっては嬉しい悲鳴かも!?

Read Article

週刊少年ジャンプの連載版と読み切り版を比較!設定の違いをまとめて紹介

週刊少年ジャンプの連載版と読み切り版を比較!設定の違いをまとめて紹介

『週刊少年ジャンプ』で連載が開始される前に、読者に周知する目的で掲載されることが多い「読み切り版」。中には「連載版」と「読み切り版」で設定が大きく変更されている作品もたくさんあるのだ。記事内では『食戟のソーマ』『NARUTO』『SKET DANCE』『キン肉マン』『DEATH NOTE』などの作品について、「読み切り版」と「連載版」の設定の違いをまとめて紹介している。

Read Article

目次 - Contents