バンジョーとカズーイの大冒険2(バンカズ2)のネタバレ解説・考察まとめ

『バンジョーとカズーイの大冒険2』とは、レア社が開発したアクションアドベンチャーゲームである。NINTENDO64のゲームソフトとして発売され、その後Xbox LIVE アーケードでもダウンロード配信された。
本作は前作『バンジョーとカズーイの大冒険』の2年後を描いた続編である。オープニングで悪い魔女グランチルダが復活し、仲間のボトルズが殺害されたところから始まり、怒りに燃える主人公バンジョーがグランチルダを再び懲らしめるために魔女の本拠地がある「マジョあいらんど」に挑んでいく。

『バンジョーとカズーイの大冒険2』の概要

『バンジョーとカズーイの大冒険2』はレア社で開発され、任天堂から発売されたNINTENDO64専用のアクションアドベンチャーゲームソフトである。2009年4月29日にはXbox LIVE アーケードとして有料配信が開始された。
同社が発売した『バンジョーとカズーイの大冒険』の続編にあたり、基本的な世界観やシステムはそのままに、アクションや謎解き、ミニゲームといった要素が一層充実している。一方でクリアするためにはキーアイテムを9割前後も収集しなければならなかった前作と比べ、今作では7割ほど集めればラスボスのグランチルダと戦えるようになっている。その点においては難易度が下がったとも言えるが、一部のギミックやミニゲーム、ボス戦は複雑になっており、アイテムコンプリートを目指すとなると前作に匹敵、あるいは上回るほどの難しさとなる。またアクションやステージのバリエーションがより豊かになって楽しさが増した反面、ストーリー展開はかなりブラックで、ボトルズの死を端緒としてジンジョーの王様キング・ジンガリンのゾンビ化、ダメージを与えると体が千切れるボス敵など、恐怖を感じる場面も増えプレイした子どもたちに多くのトラウマを植え付けた。
物語の始まりは前作で魔女グランチルダが倒された2年後。ある嵐の夜にバンジョーたちが家でトランプに興じている最中、突如として大きな地震が起こる。バンジョーの友人であるマンボ・ジャンボが1人外へ出て様子を見に行くと、グランチルダの2人の妹がグランチルダを復活させる場面を目撃した。急いで家に戻ったマンボはすぐさま避難するよう忠告するが、モグラのボトルズだけはイカサマを恐れて頑なに家を出ようとしなかった。その結果、グランチルダの魔法がバンジョーの自宅を貫き、中にいたボトルズは黒焦げになってしまう。バンジョーと相棒のカズーイはマンボと共に、ボトルズの敵討ちをするためグランチルダの後を追うことになる。

『バンジョーとカズーイの大冒険2』のあらすじ・ストーリー

ミンジュラがグランチルダを封じる大岩を破壊する。

前作『バンジョーとカズーイの大冒険』でグランチルダが大岩の下に封印され、2年の月日が経過した。その日、クマのバンジョーは相棒のカズーイと友人のボトルズ、マンボ・ジャンボの4人でトランプを使った賭け事をしていた。「みんな、外を見てよ!魔女のグランチルダが帰ってきたわよ!」カズーイの声に驚いた皆が外へ目を向ける中、カズーイはその隙にボトルズのチップに羽を伸ばす。カズーイはチップを横取りするために嘘を吐いたのだ。その直後、突然テーブルがガタガタと揺れ始めた。それは巨大なドリルマシンがバンジョーの自宅がある「クルクルやまのふもと」の壁を壊す振動だった。そうとは知らないマンボが様子を見に外へ出ると、ドリルマシンから降りてきたグランチルダの2人の妹ミンジュラとブラウベルダが、グランチルダを封印していた大岩を魔法で破壊する光景が目に入った。そして2年という月日を経て、骨と目玉だけになりながらも生き永らえていたグランチルダが這い出てくる。グランチルダの復活をバンジョーに知らせねばと急いで戻るマンボだったが、その後ろ姿をミンジュラに見られてしまう。マンボはどうにかバンジョーの自宅に帰り、皆に危険が迫っていることを知らせた。バンジョーとカズーイがすぐさま家を飛び出した傍ら、ボトルズだけはまたチップを奪われるのではないかと疑い避難しなかった。そこにグランチルダの魔法が直撃する。翌朝、バンジョーたちが見たのは黒焦げになったバンジョーの自宅とボトルズだった。
怒りに燃えるバンジョーとカズーイはグランチルダの後を追い、ドリルマシンが開けた穴に向かう。待ち構えていたグランチルダの部下クランゴを退け先に進むと、そこは不思議な生物ジンジョーが住む村だった。バンジョーたちはそこでジンジョーの王様キング・ジンガリンから、グランチルダが乗るドリルマシンに驚いたジンジョーたちが逃げ出したことを聞き、ジンジョーたちを連れ戻してほしいという依頼を受ける。同じ頃、魔女たちはグランチルダの肉体を取り戻すべく、ターゲットの生命力を吸い取る凶悪な兵器「ビッグブラスター」の使用を計画していた。ビッグブラスターで他人から生命力を吸い取り、タンク一杯に貯まったところでグランチルダに与え、肉体を復活させようという試みである。最初に狙われたのはバンジョーにジグソーを与えたキング・ジンガリンで、バンジョーたちがキング・ジンガリンの宮殿を出た直後に空からビッグブラスターのレーザーが降り注ぎ、キング・ジンガリンはみるみるうちにゾンビに変えられてしまった。その後グランチルダは島全体にビッグブラスターを使おうとするが、あまりに対象となる規模が大きすぎたために準備に膨大な時間がかかることになった。

キング・ジンガリンの宮殿をビッグブラスターのレーザーが襲う様子。

キング・ジンガリンの宮殿を後にしたバンジョーとカズーイはボトルズの家を抜けて「マジョあいらんど」の「しんでんエリア」に向かった。グランチルダがいるのは「マジョあいらんど」の奥にある「マジョのおしろ」。バンジョーたちがそこへ辿り着くためには、「マジョあいらんど」の各地にあるステージで様々なアクションを習得する必要があった。そしてステージへと繋がる扉は唯一「しんでんエリア」にいるジグソードアの番人マスター・ジギーウィギーのみ開けることが可能であり、バンジョーはその資格があると示すためにジグソー集めも行うことになる。
「しんでんエリア」「こうげんエリア」「はやしエリア」「がけエリア」「あれちエリア」「ぬまちエリア」の6つのエリアで8つのステージを攻略し、いよいよバンジョーたちは「マジョのおしろ」へと突入する。3度目の対決となるクランゴを撃破すると、次は前作と同様にクイズ勝負がバンジョーたちの前に立ちはだかった。今度のクイズはミンジュラ、ブラウベルダと競う形での早押し対決。その勝負に3ラウンド勝利することでとうとうグランチルダとの直接対決になる。グランチルダはドリルマシンに搭乗したまま、レーザーや強力な魔法で攻撃してくる。バンジョーはそれらをうまく回避しながらドリルマシンのバッテリーを壊し、その機能を停止させた。その後グランチルダの攻撃は一層激しくなるも、最後はバンジョーの攻撃でグランチルダが「さいきょうで、サイアクのまほう」をマシンの中に落としてしまい、それが引火して大爆発が起きた。今度こそ死亡したかと思われたグランチルダだったが、全身がバラバラになりながらも頭部のみでしぶとく生き残っていた。とはいえまともに動くこともできず、バンジョーたちにキックボールのボールとして蹴られるという結末を迎えることになったのであった。

『バンジョーとカズーイの大冒険2』のゲームシステム

今作でも前作と同様、バンジョーとカズーイのコンビを操作する。しかし前作とは異なり、セパレートパッドが使用可能になるとカズーイがバンジョーのリュックサックから飛び出し、バンジョーのみ、あるいはカズーイのみを動かすことができるようになる。またバンジョーを変身させるだけだったマンボを操作することも可能になった。なお変身は新キャラクターのフンバ・ウンバが引き継ぐ。
箱庭タイプのステージを探索し、ジグソーやオンプを集めるという基本的な部分に変更はないが、ステージの解放の仕方が「ステージが描かれた絵を探し、そこにジグソーを嵌め込む」ことから「規定数のジグソーを集めてジギーウィギーのもとへ行き、ジグソーパズルのミニゲームをクリアする」ことに変わった。オンプの使い道も「新しいアクションを覚えるため」というものに変更になった。また前作では基本的にステージは1つ1つが完結していて、ジグソーも今までに覚えたアクションを使えば取れるものばかりだったが、今作では謎解きがステージ間で連動しているものが多くあり、「後のステージで何らかのアクションを起こさなければアイテムが取れない」「違うステージを経由しなければアイテムが取れない」というようなケースが増えた。さらに残機という概念がなくなり、ライフをすべて失った時はステージの入り口に戻されるだけになった。その他マルチプレイヤーモードが追加され、プレイヤー同士の対戦が可能になった。

アクション

前作で覚えたアクションはゲーム開始時から使うことができる。中にはいくつか仕様が変更されたものもあり、ローリングアタックやくちばしアタック、くちばしミサイルを使用中に方向転換が可能になっていたり、ターボシューズが水の上を走れるようになっていたりと全体的にアクションが扱いやすくなっている。ここでは『バンジョーとカズーイの大冒険2』で新規に習得するアクションのみ掲載する。

バンジョーとカズーイのアクション

グリップグラブ

崖に掴まれるようになる。バンジョー単独でも使用可能。二人で使用している時はカズーイの嘴で横を攻撃することもできる。

くちばしこうげき

ツメツメパンチの代わりに実装された技。その場でカズーイが前方を突く。

ハリセンカズーイ

カズーイをハリセンのように叩きつける技。威力は最高クラスだが攻撃前後の隙が大きく扱いにくい。

くちばしドリル

カズーイが嘴を回転させながら急降下して足元を攻撃する技。くちばしバスターとよく似たアクションだが、こちらは回転が加わっているためネジを外すといった芸当も可能。

カズーイぎょらい

水中でカズーイを発射する技。使用中はカズーイを操作することになり、その間バンジョーは無防備になる。カズーイは敵に当たってもダメージを受けない。加速することも可能だが、制御が難しくなる。

エッグエイム、エアーエッグエイム、アクアエッグエイム

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

バンジョーとカズーイの大冒険(バンカズ1)のネタバレ解説・考察まとめ

『バンジョーとカズーイの大冒険(Banjo-Kazooie)』とは、レア社が開発した3Dアクションゲームである。NINTENDO64専用ソフトとして発売され、その後Xbox LIVE アーケードでもダウンロード配信された。 ある日、美しさを求めた悪い魔女グランチルダによって主人公バンジョーの妹が誘拐されてしまう。バンジョーは妹のチューティを取り戻すべく、口うるさい相棒のカズーイと共に強大な敵や難解な仕掛けが待ち構える「グランチルダのとりで」に挑む。

Read Article

スーパードンキーコング3 謎のクレミス島(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』とはレア社が開発、任天堂から発売されたスーパーファミコン用の横スクロール型アクションゲームである。『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』の続編にあたり、「スーパーファミコン史上最高画質」と謳われた今作は、NINTENDO64が既に世に出ていたにもかかわらずそれらのソフトに劣らない販売数を記録した。舞台は謎のクレミス島。仲間のドンキーコングとディディーコングが出かけたまま戻らないことを心配したディクシーコングの、2人を探す冒険を描く。

Read Article

スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』はレア社が開発、任天堂が発売したスーパーファミコン用の横スクロール型アクションゲームである。同社の『スーパードンキーコング』の続編にあたり、好評だったCGや音楽をさらに進化させつつチームアップなどの新たな要素を取り入れ、よりアクション性を向上させた今作はシリーズの中でも人気が高い。チンパンジーのディディーコングが、海賊キャプテンクルールに捕らえられた親友のドンキーコングを助けるため、ディクシーコングと共にクレムリン島へ乗り込む様子を描く。

Read Article

ドンキーコング64(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドンキーコング64』はレア社が開発したNINTENDO64専用の3Dアクションゲームである。『ドンキーコングシリーズ』初の3Dアクションであり、同社の『バンジョーとカズーイの大冒険』のシステムが基となっている。シリーズ伝統の高度なグラフィックと『バンジョーとカズーイの大冒険』を手掛けた作曲家が作る音楽は評価が高い一方、ゲーム内のゲームが難しくクリアまで至らなかった人も多い。シリーズの顔であるドンキーコングを含む個性豊かな5人のコングを駆使し、仇敵キングクルールから住処のDKアイランドを守る。

Read Article

スーパードンキーコング(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『スーパードンキーコング』とはレア社が開発し、任天堂から発売されたスーパーファミコン専用の横スクロール型アクションゲームである。当時としてはリアルなCGで実現されたグラフィックや美しい音楽、よく練られたゲームバランスで人気を博した。その後シリーズ化し、『2』と『3』も発売。今作で舞台となるのはドンキーコングカントリー。ゴリラのドンキーコングが盗まれた大切なバナナを取り戻すため、キングクルール率いるクレムリン軍団を追う冒険を描く。

Read Article

目次 - Contents