バッドエンドではないけどズシリと余韻が残る秀逸なラストの映画を徹底紹介！

『デッドゾーン』

スティーヴン・キングの原作を、デヴィッド・クローネンバーグ監督が1983年に映画化した作品。クリストファー・ウォーケンが主人公のジョニーを演じる。大きな自動車事故に巻き込まれ、昏睡状態に陥ったジョニーが昏睡から目覚める。事故の影響で、他人の過去や現在、未来の秘密を、その人や物に触れる事によって見る事が出来るという超能力（ビジョン）を持ってしまうが...。アンソニー・マイケル・ホールの主演でテレビドラマ化もされた。

キング＆クローネンバーグにして、このヒューマニティなエンディングは最高。スッキリとしたハッピー・エンドでは無いかもしれないが、ジョニーの最後の選択と行動には感動必至です！

『シティ・オブ・ゴッド』

ブラジル人監督フェルナンド・メイレレスが描く、ブラジルはリオデジャネイロの貧困層が居住するファヴェーラと呼ばれるスラム地域を舞台に、強盗や麻薬売買で金を稼ぐモレーキ（ストリートチルドレン）たちの姿を、実話を基にして描かれている。一部の役柄を除き主要キャスト含めてすべて素人によるアドリブ主体の演技を撮影した。リアルな作品。後にテレビ版も制作された。

壮絶な騙し合いと裏切りと殺し合い、しかも子供同士の...。といった地獄の様な現実を突き付けられますが、最後にカメラを手に取り、自分の中で何かが変わったであろうブスカペの行動は、未来への希望を感じさせるものでした。

俺たちに明日はない [DVD]

1967年に製作された、アメリカン・ニューシネマの先駆けと言われる作品。大恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドを主人公にした犯罪ドラマ。有名なラスト・シーンは衝撃的でドラマティックで、悲しくも美しい。

カッコーの巣の上で [Blu-ray]

1975年製作のアメリカン・ニューシネマの名作映画。映画。ケン・キージーのベストセラー小説の映画化さ作品。精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうと試みるという物語。