炎炎ノ消防隊(Fire Force)の特殊消防隊まとめ

『炎炎ノ消防隊』とは、『少年週刊マガジン』にて連載されている大久保篤による漫画作品である。
世界中で人体が発火し、「焔ビト」と呼ばれる怪物と化す事件が相次ぐようになって数十年。東京皇国は、専門の対策班である「特殊消防隊」を結成して焔ビトによる大規模火災に対応していた。かつて火災によって母と弟を失った少年「森羅 日下部」は、自身がヒーローとなって焔ビトから人々を守ることを志して消防士になる。幾多の現場で焔ビトと相対する中、森羅は弟が生きていることを知り、それを追う過程で世界の謎にも迫っていく。

特殊消防隊とは

特殊消防隊は、『炎炎ノ消防隊』に登場する組織である。
焔ビトを鎮圧し、彼らが巻き起こす大規模破壊に対応し、人体発火現象の謎を突き止めることを目的に東京皇国によって第1から第7までが編成されており、物語が開始する少し前に第8が新設された。
しかし焔ビト対策はともかく、彼らを生み出す人体発火現象の謎は手掛かりもつかめていないのが現状である。不自然なほど成果が上がらないことから「特殊消防隊にスパイがいるのではないか」という声が密かに上がり始め、第8特殊消防隊の結成の裏には彼らに第1から第7までの特殊消防隊の調査を行わせるという思惑もある。
焔ビトは倒す以外にない怪物ではあるが、もとは人体発火現象による被害者であるため、その退治は「鎮魂」として厳かに扱われる。

第1特殊消防隊

その名の通り最初に作られた特殊消防隊。現在は特殊消防隊の中でもエリートだとされており、聖陽教会との関りも深い。そのため、大隊長のレオナルド・バーンズを始めとして、隊員の中に聖陽教会の教徒が多いことも特徴である。

レオナルド・バーンズ

CV:楠大典
第1特殊消防隊の大隊長。50歳。右目に眼帯を付けた隻眼の偉丈夫。第3世代能力者で、自身が生み出した炎のエネルギーで身体能力を増強することができる。それぞれの炎を全開にした森羅とアーサーをも、苦も無く捻じ伏せるほどの圧倒的な力量の持ち主。
森羅の前にたびたび現れる、「ジョーカー」という男となんらかの関りがあるとされる。「アドラバースト」と呼ばれる特殊な炎を発する者との同調現象「アドラリンク」を過去に経験しており、右目はこの際に失われた。
12年前に火災現場から森羅を救出した消防士であり、その際現場に乗り込んできた伝道者一派が象を連れ去ろうとしていたこと、焔ビトと化した森羅の母親が息子を守ろうとしていたことを目撃している。最終的に伝道者一派は焔ビト化した母親ごと象を拉致していったが、火災により建物が崩壊してしまったため追撃を断念。消防士としては事実上の敗北であり、この出来事は苦い記憶として彼の中に残っている。
消防士になった森羅と再会し、12年前のことを問われた際には「覚えていない」と答えているが、これは未熟な森羅が先走ることを懸念したため。その実力もさることながら、思慮深さと消防士としての強い使命感を併せ持つ、大隊長にふさわしい人物である。

カリム・フラム

第1特殊消防隊中隊長にして聖陽教会の神父。22歳。周囲の炎を自由に制御できる第二世代能力者で、管楽器の形をしたパイプガンを専用装備とする。この装備を利用して熱音響式冷却現象を発生させ、炎の熱エネルギーを冷気に変換することで消火活動を行う。炎が強ければ強いほどその威力は増していき、条件次第では対象を周囲の空気ごと氷漬けにすることも可能。
クールでやや取っつきにくい印象はあるが、消防士としての使命感を内に秘める仲間想いな青年。特殊消防隊の中に焔ビトの謎に迫られたくないなんらかの組織(=伝道者一派)のスパイがいることを薄々察しており、独自に調査を進めていた。研修の名目で第1特殊消防隊に配属された森羅とアーサーが、実際は調査のために活動していることを見抜き、あえて自分を調べさせることで身の潔白を証明。自身もまた彼らがスパイではないと確信し、以後の協力を誓う。

フォイェン・リィ

CV:日野聡
第1特殊消防隊中隊長にして神父。
戦闘を好まない心優しい性格をしている。カリムをかばい右腕を失ってしまう。

烈火 星宮(れっか ほしみや)

第1特殊消防隊の中隊長。23歳。炎を自由に生み出す第三世代能力者で、主に両手から炎を撃ち出す形で使用する。
熱いを通り越してやや熱苦しい性格だが、どのような苦難の中でも屈することなく他者を励まし続ける好青年。同期のカリムたちとは苦楽を共にする同僚であり、年齢が近いことから個人的な友人でもある。部下の面倒見も良く、環からは上司としても異性としても憧れの目を向けられていた。
しかしその正体は森羅やカリムたちが探していた伝道者一派のスパイであり、彼らの調査を妨害しつつ、人間を焔ビト化する“虫”を使って暗躍。ついには「アドラバースト」という特殊な炎を生み出す者を見つけ出すため、環をも巻き込んで人体実験を敢行。これはと見込んだ子供たちに“虫”をけしかけ、次々と焔ビト化させるという凶行に走る。駆け付けた森羅によってこれを阻止された後、なおも戦おうと放った炎をカリムに冷気変換されて全身氷漬けとなる。その直後、伝道者一派によって口封じのために殺害された。最初から伝道者一派のスパイだったのか、途中で変節したのかは不明。
なお、本作の人名は基本的に「名前・姓」の順に表記されるため、現在の日本風の表記にすると「星宮 烈火」となる。

環 古達(たまき こたつ)

CV:悠木碧
第1特殊消防隊の新人で、現在は後述の理由により第8特殊消防隊に無期限で研修配属中。17歳。炎を自由に生み出す第三世代能力者で、炎でできたネコミミと二本の尻尾を生やし自在に操ることができる。通称「ネコマタ」。
尊敬する相手には礼節をもって接するが、見下していいと判断した相手にはとことん辛辣な、人によって大きく態度を変えるタイプ。さらにマンガやアニメでたびたび描写される「意図的でないHなハプニング」、いわゆるラッキースケベを相手が誰であろうと“発生させられて”しまう、「ラッキースケベられ体質」の持ち主である。
第1特殊消防隊にいた頃は面倒見のいい烈火に憧れており、彼の目的も知らず人体実験に協力してしまったことがある。エリート部隊である第1特殊消防隊から新設の第8特殊消防隊への派遣は表向きその懲罰だが、同時に焔ビト関連の調査への協力や両特殊消防隊の連絡役を兼ねている。贖罪の意識もあって積極的に調査に関わると共に、年齢の近い茉希やアイリスと友人関係を築き、女子トークに花を咲かせている。

第2特殊消防隊

東京軍直轄の組織。そのため他の特殊消防隊と比べて軍隊色が強く、軍から命令があれば消火活動以外の任務を行うこともしばしば。様々な意味で毛色の違う部隊であり、焔ビト関連の調査にも当初は参加していなかった。

グスタフ 本田(ぐすたふ ほんだ)

YAMAKUZIRA
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