家庭教師ヒットマンREBORN!(リボーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

家庭教師ヒットマンREBORN!(かてきょーヒットマンリボーン)とは天野明の漫画、それを原作にしたアニメ作品。『週間少年ジャンプ』で2004年26号~2012年50号まで連載され、単行本は全42巻出版されている。中学生の沢田綱吉はイタリア最大のマフィア、ボンゴレファミリーの10代目に選ばれてしまう。そして家庭教師には赤ん坊で最強のヒットマンのリボーン。強引なリボーンによってマフィア同士の戦いに巻き込まれていくツナ。そんなツナと仲間たちの成長や、リボーンとツナの家庭教師と生徒の絆を描く。

虹の赤ん坊の秘密

開始2日目、謎の赤ん坊・バミューダが、復讐者達と戦争に乱入する事態が発生する。
さらにツナとリボーンはバミューダから、虹の赤ん坊にまつわる真実を教わる。73のおしゃぶりを守護する虹の赤ん坊達。だが一定の年月で替えが必要で、役目を終えた赤ん坊達はおしゃぶりに炎(力)を抜かれ、殺されてしまう。

代理戦争は、次の虹の赤ん坊を選出する為のものだった。バミューダは死ぬ直前に復讐心から新たな炎を生み出した事で生き延びていた。そして復讐者達はバミューダに救われた虹の赤ん坊達の成れの果てだった。
ツナはバミューダにチェッカーフェイスへの復讐の協力を仰がれる。だがバミューダの方法では虹の赤ん坊達が犠牲になる為、ツナは協力を断る。

対しリボーンの方は自分の死を受け入れ、ツナに「これ以上は戦うな」と告げる。それに怒ったツナは1人でその場を去る。

バミューダ達との戦闘

ツナはタルポの下を訪れ、虹の赤ん坊を救う方法を話し合う。
その中で生まれた提案を実行する為、ツナは代理戦争に参加しているメンバー全員に協力を仰ぎ、バミューダの作戦を留める事にする。

事は順調に運ぶが、復讐者のNo.2イェーガーの使う短距離瞬間移動(ショートワープ)に圧倒される。しかし短距離瞬間移動の弱点を見抜いたツナは、それをついてイェーガーを倒す。バミューダは呪解をし、ツナとの戦闘を開始。
そこに同じく呪解したリボーンがツナ側に加勢するが、バミューダに敵わない。
するとリボーンがツナに向けて死ぬ気弾を撃ち込む。それにより死ぬ気の臨界点に到達したツナは、その力でバミューダを打ち破る。

呪いの終幕

バミューダを倒したツナを代理戦争の勝者として認めたチェッカーフェイスは、ツナの前に姿を現す。
すると、そこへ虹の赤ん坊を作らずともおしゃぶりを守れる装置を作ったタルポが現れる。チェッカーフェイスの同意を得、装置を起動。

無事に装置は起動し、虹の赤ん坊の呪いは終幕を迎えた。

ツナの成長

戻ってきた平穏。リボーンは再びツナをボンゴレ10代目にする為の教育を始める。
だがツナは「10代目になるつもりはない」と返す。そこでリボーンはツナに、彼が死ぬ気弾を初めて受けた時に成せなかった「京子に告白をする」という課題を出す。
死ぬ気モードで京子の下に向かうツナ。だが途中、事故に遭いそうなハルを助けた事で京子へ想いを告げられずに終わる。

最初の頃と成長していないと嘆くが、結果が同じでも過程は最初の頃と全然違う事をリボーンは見抜いていた。
そこでリボーンは9代目に掛け合って、ツナを「ネオボンゴレⅠ世」にする許可を貰う。
こうしてツナは、リボーンの屁理屈で10代目ではなく新たな形のマフィアとして再出発する事になるのだった。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』の登場人物・キャラクター

ボンゴレ10代目ファミリー

ボンゴレ10代目であるツナのファミリーの構成員。本来は協力者全体を差してファミリーだが、ここではボスで大空のツナと嵐、雨、晴、雲、雷、霧からなる守護者。

沢田綱吉

並盛中に通う一年生(作中で進級)で、周囲からは勉強も運動も何をやってもダメダメな「ダメツナ」と呼ばれている。あらゆることに無気力で始める前から諦める癖がついている。ところが強引なリボーンと死ぬ気弾によって、半強制的に様々な騒動に巻き込まれていく。作中ではボンゴレの10代目になることを一貫して拒否しており、マフィアに関する騒動や関係者を忌避している。普段は弱腰であるが非常に仲間想いであり、仲間のためならば通常状態でも怒りを露わにすることがある。誰かが傷つくことや戦いが嫌いで戦いでも非情になりきれず、超死ぬ気モードで戦う様子は「いつも眉間にしわを寄せ、祈るように拳をふるう」と評される。
日常編では、京子への告白から校内でパンツ男として変態扱いされると同時に剣道部主将の持田を倒したとしても有名になる。しかし、その後は学校で死ぬ気になって目立つことはあっても普段がダメダメなので基本評価はダメツナ。マフィア関連では、寺のような刺客やディーノのような友好的なものも含めてあやゆるトラブルに見舞われてツナだけが被害に遭うというパターンがお約束。
黒曜編では、仲間が傷付けられたことと9代目の依頼によって黒曜ランドへ乗り込む。その中でランチアの本質を見抜くなど超直観の兆候が表れ、超死ぬ気モードになったことで覚醒する。骸には大きな怒りを抱いていたが、復讐者に連れていかれた骸たちを心配してリボーンに尋ねていてる様子が描かれている。
vsヴァリアー編では、ランボを助けるためにルール違反をしてリングを奪われてしまう。序盤はボンゴレリングを受け取ることに前向きでなかったが、後半には9代目を利用したXANXUSをボスにさせない意思を明確に示す。そしてXANXUSの古傷から過去の出来事を直感し、零地点突破初代エディションによってXANXUSを再び氷漬けにする。
未来編では、京子やハルといった非戦闘員も未来へ来たことにパニックを起こすが、反対に皆を過去へ帰すことを目標に以前よりも修行や戦いに積極的になる。雲雀との命をかけた修行でXグローブをXグローブver.VRに進化させ、純粋に自分で開発した技XBURNERを手に入れる。メローネ基地攻略後には念願の匣兵器の『ナッツ』を手に入れ、白蘭との最終戦ではボンゴレリングを原型の姿にするなど大幅なパワーアップをした。また、メローネ基地への突入の決定やユニを連れての逃走など精神面や決断力にも大きな成長が見られる。
継承編では、同じダメダメ同士のシンパシーで炎真と特別な友達になる。炎真が敵だとわかった時には、山本を襲った相手を許せない思いと友達と戦いたくない思いの板挟みに苦悩する。戦う意味すら分からなかったツナだが、雲雀の言葉で炎真を止めるために戦うことを決意する。最後には炎真との友情を取り戻した。
代理戦争では、生きることを諦めたリボーンと対立し単独行動をとって自分でリボーンたちが助かる方法を考えた。バミューダ以外の全てのチームを集めて意志を束ねる姿は次期ボスとしての風格漂うものになっていた。

◎10年後のツナ
並盛町の地下に強大なアジトを建設する。白蘭打倒のために入江正一と10年後の雲雀と共に、過去の自分たちを連れてくることを計画。ミルフィオーレとの和解の場で凶弾に倒れたことになっていたが、特殊弾による偽装だった。

◎戦闘スタイル・必殺技

〇死ぬ気モード
死ぬ気弾を額に食らうことで外部から肉体のリミッターが外れ、5分間の死ぬ気タイムに突入する。額に死ぬ気の炎を灯し、服装は下着のみ。人間離れした力や耐久力を発揮するが生前に後悔したことに一直線に進むため、強者相手では攻撃が単調であり自制もほぼ利かない。ツナはバジルとの修行で5分以上の死ぬ気を保つことができるようになった。

〇超(ハイパー)死ぬ気モード
レオンが生み出した小言弾によって発現した。死ぬ気弾と違って内部からリミッターを外して内なる闘志を呼び起こす。それによって服も弾けず冷静さを保ったままでいられる。ツナの場合にはXグローブからも炎を放出することで高速移動と飛行が可能。
・零地点突破、零地点突破・改
初代ボンゴレが編み出したといわれる奥義。気力を死ぬ気とは逆のゼロの地点を越えたマイナスの状態にすることで、敵の攻撃を空いた部分に吸収することで無効化する。ツナが超直観で思いついた改では吸収した敵の力を自分のものとしてパワーアップする。
・零地点突破初代エディション
初代が本当に使っていた零地点突破。死ぬ気の炎の逆、つまり冷気によって敵を氷漬けにする。

〇Xグローブver.VR
雲雀の球針態の中で生死をさまよった時に見た歴代ボンゴレの幻影によって与えられた力。グローブの甲に大空のリングの紋章が付き、炎の出力が増加した。
・X BURNER(AIR)
左手の柔の炎によって体を支え、右手の剛の炎を前方に放つ強力な技。
・XBURNER用コンタクト
XBURNERを打つための両手の炎圧のバランス調整を補助する。
・Xストリーム
超高速で敵の周囲を回る。遠心力で相手の内臓が偏り肉塊にする。

〇ボンゴレ匣
中身は天空ライオンver.V。名前はナッツ。
・I世のマント
ナッツの形態変化の防御形態。あらゆる攻撃を通さない黒いマント。
・I世のガントレット
ナッツの形態変化の攻撃形態。ツナの全力を一点に集めて攻撃する。

〇新ボンゴレリング
リングに刻まれたI世の意思によって原型を取り戻したボンゴレリング。

〇ボンゴレギア「大空のリングver.X」
形態変化で手を覆うガントレットになる。
・XX BURNER
ガントレットの反対に体を支える噴射口がついたことで両手打ちが出来るようになったX BURNER。
・超Xストリーム
炎圧が上がったことで敵を炎風で燃やす効果が追加された
・Xカノン
ガントレットから炎の弾を打ち出す。

獄寺隼人

ツナと同学年でありながら「スモーキンボム・隼人」の2つ名を持つ殺し屋。体のいたるところにダイナマイトを忍ばせている。10代目ファミリーの嵐の守護者で右腕を自称し、守護者のまとめ役(になろうとしている)。ツナを「10代目」と呼び、慕い方はほぼ崇拝の域。普段からツナとリボーン以外には好戦的で口調も荒いが、仲間が傷つくと感情的になり冷静さを失いがちになるなど実は仲間想いである。粗暴な態度とは裏腹に子供の頃はお坊ちゃまで高い教育を受けて学力が高く理論派で、ピアノなども弾くことが出来る。しかし、自分が妾の子と知ったことから荒れていき、その関係でピアノや姉のビアンキをよく思っていない。能天気であったり理屈が通じない相手が苦手で、山本を「野球バカ」、了平を「芝生頭」、ランボを「アホ牛」、ハルを「アホ女」と呼ぶ。
日常編では、最初はツナを襲いにきた刺客だったが、ツナに負けたことで配下に加わる。喧嘩っ早くよくトラブルを起こすことのでツナからはあまりよく思われていない。子供の頃にピアノ発表会の度に姉のビアンキのポイズンクッキングを食べさせられたことから、顔を見ると過去のトラウマから腹痛を起こす。
黒曜編では、「並盛中喧嘩の強さランキング」3位だったことから柿本千種に狙われる。ツナをかばって重症を負うが、Dr.シャマルの痛み止めを打ち無理を押して黒曜ランド潜入へ参加する。その後は捕まっていた雲雀と共に犬と千種を倒しツナに合流するが、骸に操られてしまう。
ヴァリアー編では、嵐の守護者としてベルフェゴールと対決する。ロケットボムによって課題だったスピードを克服。右腕である責任から自分の命を賭けようとするが、ツナの仲間を想う気持ちを聞いて自分の命を優先した。
未来編では、ミルフィオーレとの初戦でリングに炎を灯して『赤炎の矢』を開匣。γ戦では山本と共に瀕死の重傷のところを雲雀に助けられる。修行では自分に流れる5つの炎の波動に気付くことで未来の獄寺が残した難解な『SISTEMA C.A.I』を完成させる。その力でメローネ基地では因縁のγと死闘の末に引き分けに持ち込んだ。ボンゴレ匣は『嵐猫verV』で名前は「瓜」。チョイスでは進行する桔梗を迎え撃とうとするが桔梗の蔦で匣の開匣を封じられて何もできずに終わる。その後は形態変化の『Gの弓矢』でザクロに深い傷を負わせる活躍をした。過去に帰る時にビアンキから母親の話の真実を聞いたことでわだかまりは解けた。
継承編では、ボンゴレリングを『嵐のバックルver.X』に進化させ、SHIITT-P!に勝利する。
代理戦争編では、リボーンチームで参加。最終戦では山本と共に身を挺して復讐者2人を撃破する。

◎10年後の獄寺
未来に行ったツナが最初に会った人物。計画のことを知らず、未来のツナの棺桶の前で死を偲んでいたと思われる。過去に戻って入江正一を殺すようにツナに指示するが、途中で入れ替わってしまう。その後は置いて行った手紙と匣がツナと獄寺の助けとなった。

◎戦闘スタイル・必殺技
〇ダイナマイト
体中に隠した様々な種類のダイナマイトを咥えたばこで着火する。
・2倍ボム、3倍ボム
大量のダイナマイトを敵に放る。2倍、3倍は放る数の違い。
・ボムスプレッズ
敵とすれ違いざまにチビボム放り、すぐさま通常のボムを放ることで遠近感を掴ませない連続攻撃。千種戦で使用。
・ロケットボム
仕込んだ推進火薬によって空中で2度軌道を変え、四方八方から攻撃する。

〇SISYTEMA C.A.I
「C.A.I」はCambio Arma Istantaneo=瞬時武装換装システムの意味。5つの種類の死ぬ気の炎とそれに対応した16の匣をパズルのようにルールに沿った順序で開匣して臨機応変に使い分ける戦闘スタイル。匣単体では何の力も発揮せず、複数の炎を合成する技術と状況ごとに使い分ける頭脳を持った獄寺だから使いこなせる難易度の高い匣兵器。
・赤炎の矢
大きな髑髏があしらわれた腕固定型の火炎放射器のような武器。最初はダイナマイトを弾薬に口を絞ると嵐の炎を噴射、拡散させると敵の炎を吹き飛ばす攻撃をしていた。SISTEMAC.A.Iを理解してからは嵐+各属性の特性を持った専用の弾を使うようになった。
嵐+雨…通常の赤炎の矢に雨の炎をコーティングすることで嵐の「分解」と雨の「沈静」で相手の強固な防御も突破する。
嵐+晴…晴の「活性」で不規則に加速する弾。弾倉のベルトから実弾を連射する。
嵐+雲…発射地点を起点として雲の「増殖」によって前方広範囲に枝分かれしていく弾。
嵐+雷…嵐の「分解」と雷の「硬化」による一番攻撃力の高い弾。
・嵐猫、嵐豹
普段は子猫だが、晴の炎の活性効果で豹に成長する。名前は瓜。
・シールド(名称不明)
黒い骨のようなパーツが円状になったシールド。円の部分に嵐と雨のバリアが張ってあり敵の攻撃を無効化する。
・ホバー
炎の推進力で地上を素早く移動する。
・コンタクトディスプレイ
気温、湿度、風速などの情報で正確な攻撃の補助をする。

◎ボンゴレ匣
・嵐猫ver.V
形態変化で『赤炎の矢』よりも貫通力の高い『Gの弓矢』になる。

◎ボンゴレギア

山本武

ツナの同級生で一年生から野球部のレギュラーに選ばれるほどの運動神経を持つ。10代目ファミリー雨の守護者。実家は寿司屋で、性格は明るく能天気で初対面の相手ともすぐ打ち解ける。ツナとはマフィア関係なく出来た初めての親友で、素質を見抜いたリボーンがファミリーに加入させる。山本のセンスはリボーンに、生まれながらの殺し屋と言わしめるほど。普段の明るさからは対照的に仲間が傷つくと静かに怒りを燃やすタイプ。武器は刀でヴァリアー編からは父に教わった『時雨蒼燕流』を使う。ファミリーに加入当初はリボーンの見た目などからマフィアごっこだと思っており、武器をおもちゃと勘違いしたり獄寺のダイナマイトを花火などと言っていた。この勘違いは黒曜編まで確認することができ、ヴァリアー編で真剣に剣を覚えた辺りから言わなくなった。またマフィア『ごっこ』よりも野球の方を大事に思っていることから最初は腕をかばうような戦い方をしていた。その事情からツナは山本が怪我をする度ににマフィアの世界に巻き込んだことで心を痛めていた。だが、本人は負けん気が強く、ツナが止めたにも関わらずスクアーロへのリベンジのためにリング争奪戦に参加する。10年後でも幻騎士に負けた悔しさから対幻覚の技を複数習得しているほど。
日常編では、自殺を計りツナと誤って一緒に屋上ダイブをしたことで親友になった。マフィア関連の危険な騒動を全部ごっこ遊びの延長だと思って楽しんでいる。野球に関することでは手を抜けず、ランボとのキャッチボールでは全力投球を顔面にぶつける危ない一面がある。リボーンのトレーニングでは刀で至近距離の銃弾を切る離れ業を見せる。
黒曜編では、「並盛中喧嘩の強さランキング」2位。獄寺がツナをかばって負傷したところに通りがかり強い怒りを見せる。その後、ツナたちと共に黒曜ランドに乗り込み、城嶋犬と戦う。ツナに攻撃しようとした犬を腕一本を餌に勝利する。この頃から野球よりも友達を優先する様子が描かれる。ランチアとの戦闘で気を牛ったことでその後は出番なし。
ヴァリアー編では、スクアーロにリベンジするためボンゴレリングを受け取る。山本の父から『時雨蒼燕流』を学び『時雨金時』を受け取る。父親の作った『篠突く雨』で活路を開き、自らも新たな型『うつし雨』を作ることで勝利する。
未来編では、ツナたちに遅れて未来へ来る。メローネ基地攻略に向けてリボーンを家庭教師にし、未来でスクアーロが山本に送った『剣帝への道』の映像をヒントに新技を完成させる。メローネ基地では幻騎士と対戦し、幻覚を見抜けずに敗北。チョイスではボンゴレ匣の『雨犬ver.V』『雨燕ver.V』を手に入れて空を飛んでの戦闘が可能になり、再び戦った幻騎士を形態変化と新技『時雨ノ化』で撃破。
継承編では、シモンファミリーの目的を知ったことから水野薫に襲われて後遺症の残る重傷を負う。しかし、改心した白蘭の助けによって回復して合流。『雨のネックレスver.X』でD・スペードにダメージを与えるが逃がしてしまう。
代理戦争編では、リボーンチームで参加。最終戦では山本と共に身を挺して復讐者2人を撃破する。

◎10年後の山本
天然さや話やすさはそのままに落ち着きと頼もしさが増し、ボンゴレに関する事情もしっかり理解している。リングと相性が悪いことから時雨金時ではなく、普通の刀に炎を灯して使っていた。野猿との戦闘でツナと獄寺にその時代の戦い方を簡単にレクチャーしたところで過去の山本と入れ替わってしまう。匣兵器は雨燕と雨のシールド。またスクアーロの『鮫衝撃』も使っていた。

◎戦闘スタイル・必殺技

〇山本のバット
リボーンがトレーニングで山本に渡したもの。一見普通のバットだが、持ち手の先から除くことで望遠鏡になる。またスイングスピードが一定を越えることで刀に変化する。
・マイクロハンマー
投げるとトゲが飛び出しコンクリートも粉々にする野球ボール。

〇時雨蒼燕流
攻式と守式複数の型からなる流派。継承者が一代ずつ型を増やして受け継いでいくことで型がいくつにも枝分かれし、同じ流派でも全く違う技を使うため実体を掴ませない。危険な技のために師から弟子への技を見せるのは一度きりで、それで滅ぶならやむなしという厳しいルールがある。山本に父曰く、「時雨蒼燕流は完全無欠最強無敵」。
一の型 車軸の雨…攻式。刀を両手で持って体全体で突進するように突く技。
二の型 逆巻く雨…守式。刀で巻き上げた水を目隠しにし、体をかがめて敵の攻撃を回避する技。
三の型 遣らずの雨…攻式。刀を足で蹴り飛ばして敵にぶつける技。
四の型 五風十雨…守式。敵に呼吸を合わせるとこで攻撃を見切り回避する技。
五の型 五月雨…攻式。横薙ぎの攻撃の瞬間に刀を逆の手に持ち替えて相手のタイミングをずらす技。
六の型 作中未登場。
七の型 繁吹き雨…守式。逆手に持った刀で回転するように水をまき上げて防御する技。
八の型 篠突く雨…攻式。相手の懐に飛び込んで斬撃をくらわせる技。山本の父が作った。
九の型 うつし雨…攻式。逆巻く雨の応用で水を巻き上げ姿を隠し、水面に映った影を囮に敵を攻撃する技。スクアーロ戦で山本が作った。
十の型 燕特攻(スコントロ・ディ・ローンディネ)…特式。雨燕を先頭にして水を巻き上げながら突撃する技。10年後でスクアーロの『鮫特攻』をヒントに作った。
十一の型 燕の嘴(ベッカタ・ディ・ローンディネ)…素早い突きを連続で繰り出す技。10年後でスクアーロの『鮫の牙(ザンナ・ディ・スクアーロ)』をヒントに作った。
十二の型 左太刀・霧雨、右太刀・斬雨…VGで二刀流になったことで使用可能。霧雨で飛ばした斬撃で敵の位置を探り、斬雨で高速の突きで攻撃する。幻覚相手に特化した技。
総集奥義 時雨ノ化(じうのか)…全てのまとめの型。『朝利雨月の変則四刀』で敵の全ての攻撃や体に雨の炎の沈静効果を浴びせることで全てをほぼ静止の状態にする。
・時雨金時
時雨蒼燕流を使った時だけ刀に変化する竹刀。

◎匣兵器
・雨燕
雨の炎を纏って疑似的な水を生み出したり、頭上から沈静の雨の炎を降らせて敵の動きを鈍くする。
◎ボンゴレ匣
・雨燕ver.V
形態変化で時雨金時と融合して『朝利雨月の変則四刀』の長刀になる。名前は小次郎。
・雨犬ver.V
変則四刀の残り3本を運ぶ。その刀には刀身がなく雨の炎を注入することで刀身となる。炎の噴射での高速移動と飛行や、飛び道具としても使われる。名前は次郎。

◎ボンゴレギア

笹川了平

10代目ファミリー晴の守護者で、並中ボクシング部主将。ツナ達の一つ年上で京子の兄でもある。座右の銘は「極限」。常に腕にはバンテージを巻き、鼻には絆創膏のようなものを貼っている。額の傷は小学生の時に高校生にタコ殴りにされて額が割れた時のもの。いつもテンションが高く、大声で人の話を聞かない。そもそも頭が悪いために話が理解できないことが多い。死ぬ気のツナを見たことからボクシング部に勧誘して一度断られたが諦めていない。妹の京子をとても大事に思っており、心配をかけないためにリング争奪戦のような戦いを相撲大会といって誤魔化している。未来で合流してから京子を危険な状況に巻き込んだツナを殴る一幕もあった。性格が真逆なために獄寺とはよく衝突していて「タコヘッド」と呼んでいる。
日常編では、ツナを部活に勧誘して試合をしたときに死ぬ気弾を受けたが変化がないことから、常時死ぬ気漢であることが判明した。その後は獄寺のように登場すると騒ぎを大きくするトラブルメーカー的な立ち位置が多い。
黒曜編では、「並盛中喧嘩の強さランキング」に入っていたことから城嶋犬に襲われて重傷を負う。
ヴァリアー編では、コロネロを家庭教師に晴の守護者としてルッスーリアと戦う。常時劣勢だったが、京子を想う気持ちで放った100%の極限太陽で逆転勝利した。また、大空戦では獄寺たちのピンチに現れて拳で体育館を倒壊させることで助けた。
未来編では、メローネ基地で全員が捕らえられた後から合流。チョイスに向けて修行するが出番はなかった。ユニを連れた逃走の中でボンゴレ匣で形態変化した『ナックルの極限ブレイク』で桔梗と戦うが肉体の時間制限が来たことで敗北する。
継承編では、青葉紅葉と戦い、引き分けになって2人とも復讐者に連れていかれる。
代理戦争編では、リボーンチームとして参加。雲雀と出くわしてあっさりと参加資格のバトラーウォッチを壊されてしまい脱落。その後は代理ではなく、サポート部隊の回復役として行動。

◎10年後の了平
過去のクロームを回収してアジトに現れる。メローネ基地攻略に同行し、バイシャナを撃破。γと戦うがリングのランク差もあったために敗北。戦闘スタイルはボクシングのままだが晴カンガルーの『漢我流』の袋から射出されたグローブを付け、足には炎を出力に飛行する靴を履いている。匣兵器は晴カンガルーの『漢我流』、回復用の晴のコテ、晴の縄が確認された。

◎戦闘スタイル・必殺技
・極限ラッシュ
強烈なボクシングのラッシュ攻撃。
・極限太陽
利き足を後ろに下げて大きく力を込めて放つ拳。身の丈の何倍もある巨岩や学校の体育館を一撃で破壊する威力を持つ。リングの炎を使うようになってからは炎を敵に放つようになる。
・極限イングラム、極限コンビネーション
強烈な連続攻撃。

〇ボンゴレ匣
・晴カンガルーver.V
後ろに背負った2門の砲塔から晴の活性の光弾を了平に放ち、形態変化で『ナックルの極限ブレイク』(ボクシンググローブとヘッドギア)になる。最初に放った光弾により了平は人間離れした身体能力を発揮するが、肉体の負荷が強いために3分間しか戦えない。

〇ボンゴレギア

雲雀恭弥

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