家庭教師ヒットマンREBORN!(リボーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

家庭教師ヒットマンREBORN!(かてきょーヒットマンリボーン)とは天野明の漫画、それを原作にしたアニメ作品。『週間少年ジャンプ』で2004年26号~2012年50号まで連載され、単行本は全42巻出版されている。中学生の沢田綱吉はイタリア最大のマフィア、ボンゴレファミリーの10代目に選ばれてしまう。そして家庭教師には赤ん坊で最強のヒットマンのリボーン。強引なリボーンによってマフィア同士の戦いに巻き込まれていくツナ。そんなツナと仲間たちの成長や、リボーンとツナの家庭教師と生徒の絆を描く。

並盛中の風紀委員長にして並盛最強の不良として知れ渡っている。群れることが嫌いで誰の命令や忠告を聞かず、群れた人間を見ると不機嫌になり攻撃を加えることがある。口癖が「咬み殺す」で武器のトンファーを携帯している。強引で不愛想だが並盛中と並盛町への愛に溢れており、絶大な権力を持っている。並中の3年生ではあるが、毎年好きな学年を選べる権利を持っているため年齢不詳である。10代目ファミリーの雲の守護者ではあるが、ボンゴレなどの事情には興味がなく足並みも揃えない。リボーンやツナのような強者と戦うことへの興味から所属しているだけである。家庭教師のディーノとの修行も師事ではなく、数日間延々と戦い続けるという実戦形式。しかし、ツナの成長に興味を示す様子があり、一歩引いたり助言をする場面が見受けられる。基本的にどの守護者とも険悪だが、黒曜の一件から六道骸を特別に敵視している。不愛想な性格の一方で『雲ハリネズミ』を愛でようとする様子や、黒曜編でバーズが連れていた鳥を飼いならして並盛中校歌を歌わせる一面もある。鳥の名前は通称ヒバードと呼ばれ、雲ハリネズミはバリネズミと呼ばれることがある(本当の名前はロール)。
日常編では、風紀委員会の面々と共にツナ達と揉め事を起こし、獄寺と山本と死ぬ気のツナを相手にして勝つほどの圧倒的な実力を見せる。また赤ん坊でありながら強大な実力を持つリボーンを気に入っている。花見の時にDr.シャマルによって桜を見ると激しい眩暈などを引き起こすサクラクラ病を発症させられる。
黒曜編では、「並盛中喧嘩の強さランキング」1位。黒曜中の情報を入手して単独で乗り込み骸まで辿り着くが、骸が幻覚で桜を生み出したことによりサクラクラ病の影響で戦闘不能にされ捕らえられてしまう。その後は閉じ込められているところを獄寺に助けられ、犬と千種を倒す。再び骸と戦って倒したところで気を失うが、骸はやられたフリをしていただけだった。
ヴァリアー編では、リングに興味はないが家庭教師であるディーノに興味を示して修行と称して数日の間戦い続けた。雲の守護者戦ではゴーラ・モスカを一撃で倒し、XANXUSに襲い掛かるが全てが敵の計画通りだった。大空戦では象でも動けない程の麻酔を受けながらも、自力でリングの回収と解毒をするという離れ業を見せる。これによってツナはXANXUSとの戦いに集中できるようになった。
未来編では、メローネ基地攻略中に入れ替わりすぐに幻騎士と戦闘になる。起死回生の一手でリングに炎を灯して匣を使うが、強大すぎる雲雀の炎を吸収した雲ハリネズミが暴走してツナ以外捕まってしまう。チョイスでは出番がなかったが、逃走中に不死の身体を持つ真6弔花のデイジーをボンゴレ匣で撃破する。
継承編では、鈴木アーデルハイトと戦う。アーデルハイトと同等の力を持つ500体の分身を歯牙にもかけないほどの圧倒的な力を見せつけ勝利する。その戦いの最中にした助言によって、ツナは炎真と戦う決心をする。
代理戦争編では、一人だけで風(フォン)チームの代理になる。了平やヴァリアー幹部を脱落させる。最終戦ではイェーガーを倒す精鋭部隊の一員に加わる。

◎10年後の雲雀
実力は健在で、強すぎる炎に並のリングでは耐え切れずに砕けてしまうために下級のリングを大量に用意して使い捨てにしている。獄寺と山本がγに殺させかけたところに現れてγを倒す。ツナの修行では雲ハリネズミの『球針態』に閉じ込めることでXグローブver.VRに覚醒させる。メローネ基地攻略では囮になって一人でミルフィオーレの侵攻舞台を撃退し、基地に潜入後は幻騎士と戦う。3つのリングで匣兵器に炎を注入して『裏球針態』を使い体術勝負をするがリングのランク差で敗北する。しかし、敗北の瞬間に過去の雲雀と入れかわる。実は10年後のツナと入江正一の計画をしった上で行動していた。

◎戦闘スタイル・必殺技
〇トンファー
見た目は普通のトンファーだが、鉤やトゲ、振り回すと校舎の外壁を破壊する威力を持つチェーンなどが仕込まれている。

〇匣兵器
・雲ハリネズミ
回転しながら勢いよく敵に向かっていく。時間が経つと雲の炎の増殖によって巨大化して球針態となる。10年後雲雀のように特殊な炎の注入をすると裏球針態となって匣兵器などが一切使えない空間を作り出す。
〇ボンゴレ匣
・雲ハリネズミver.V
上下と左右に巨大なトゲがついて空中浮遊しながら静止できるようになる。形態変化で『アラウディの手錠』になり、内側にトゲのついた手錠を増殖で増やしたり敵の全身を包む拘束具になる。

〇ボンゴレギア

ランボ

10代目ファミリーの雷の守護者だが、元々はボヴィーノファミリーの一員で5歳。アフロヘアーに牛柄のシャツを着て頭には着脱可能な角を付けている。騒々しく生意気で悪ガキを絵にかいたような性格。頭のアフロにはアメやお菓子の他にも手榴弾や10年バズーカなど様々なものが入っている。いつの間にか沢田家に住み着いており、普段は年の近いイーピンと遊んでいる。リボーンのライバルを自称していたが全く相手にされていない。リボーンを始めとして敵わない相手や危ない場面に自分から飛び込んで痛い目を見ては涙目で「が・ま・ん」というのが口癖。全てにおいて未熟だが、電撃を受けても受け流す『電撃皮(エレットゥリコ・クオイオ)』という体質が守護者の役割に合致したためにリボーンが選んだ。本人は事情は何も理解していない。ことあるごとに10年バズーカで10年後と入れかわっている。10年後のランボは優男風のイケメンで女性にはモテるがとても情けない性格。このランボが未来編の殺伐とした世界でのんきに生き延びられるのかという疑問はあるが、ヴァリアー編で出てきた20年後のランボはツナや獄寺を懐かしく思っている様子があり同じ世界かなどの詳細は不明。守護者であるためにリング争奪戦、未来編、シモンとの決闘などの場にはリボーンが連れてきている。その度に子供のランボを巻き込んだことにツナは心を痛めている。しかし、継承編で大山らうじと戦う時に10年後のランボから、子供の時の自分はツナたち年上の皆に憧れて早く追いつきたい思いから自分の意思で一緒にいたという胸中が語られている。
日常編では、リボーンを倒すために現れていつの間にか沢田家に住み着いている。騒動に自分から飛び込んでは痛い目を見て10年バズーカを発射。入れ替わった大人ランボもロクな目に合わない。
黒曜編では、バーズが人質に取ったハルを大人ランボと大人イーピンで助ける。
ヴァリアー編では、レヴィと対戦。20年後のランボになることで圧倒するが、制限時間が過ぎて殺されるところをツナに助けられる。その後は入院し大空戦には意識のないまま参加。獄寺に助けられる。
未来編では、山本や京子たちと一緒に未来へ来る。メローネ基地攻略では雲雀の部下の草壁に連れられて潜入するが、活躍はなし。チョイスでも出番はなかったが、逃走中にはボンゴレ匣を形態変化させた『ランポウの盾』で桔梗の匣兵器を一時ではあるが一掃する。
継承編では、大山らうじと対戦。10年後の姿になり、ボンゴレギア『雷のヘルメット』で勝利する。
代理戦争編では、参加しなかったために出番なし。

◎戦闘スタイル・必殺技
・手榴弾
・10年バズーカ
ボヴィーノファミリーの秘宝。撃たれたものは5分間だけ10年後の自分と入れかわる。入れ替わった人物がさらに被弾することでさらに10年後、最初の人物から見て20年後の自分と入れ替わる。しかし、入れ替わっていられる時間は最初の一発から合わせて5分。ランボは引き金の部分にひもを括り付けて自分に当たるようにしている。

〇10,20年後のランボ
・電撃角(エレットゥリコ・コルナータ)
「サンダーセット」の掛け声で角に雷を落として帯電させ突撃する。リーチが非常に短く10年後のランボはこの技をまともに活かせたことがない。20年後のランボはこの弱点を克服し、実質レヴィに勝利している。
・エレットゥリコ・リバース
電撃への耐性を持つ特殊体質である『電撃皮膚』を完成させた20年後のランボが編み出した技。受けた電撃を肉体を伝って放出する。

〇ボンゴレ匣
・雷牛ver.V』
名前は牛丼。能力の詳細は不明だが、獄寺でも反応できないほどスピード見せる場面がある。形態変化すると『ランポウの盾』となり、周囲に強力な電撃を放つ。

〇ボンゴレギア

六道骸

黒曜編のラスボスで柿本千種、城嶋犬などからなる通称『黒曜組』のリーダー。「クフフ」という笑い方が特徴。またボンゴレ10代目ファミリー霧の守護者。年齢は15歳でパイナップルと称される特徴的な髪形をしている。左目が青色なのに対して右目は赤色で漢数字の「六」が描かれている。あの世にある六道を巡って手に入れたとされる六道輪廻の力が眠っていて、対応した能力を使う時には数字が一~六まで変化する。武器は三叉槍。かつてエストラーネオファミリーの違法な実験の実験台にされた子供たちの一人だったが、骸がファミリーの大人を皆殺しにした。全てのマフィアを憎み、復讐するためにボンゴレ10代目であるツナを利用しようと企てる。『憑依弾』を使ってツナに成り代わり、最大のマフィアであるボンゴレファミリーを皮切りにマフィア界を潰そうとした。しかし、超死ぬ気に覚醒したツナに敗北し、禁忌であった憑依弾を使ったために復讐者の牢獄に捕らえられた。その後、精神世界で凪(クローム髑髏)と出会い、彼女の生命維持と引き換えに凪の肉体を依り代に外の世界で活動できるようになった。それからは六道骸の姿で現れることは少なくても、クロームのピンチには様々な形で力を貸す。初期はマインドコントロールなどを使った敵味方問わず非道な行いが目立ったが、再登場以降は六道輪廻の力も幻覚以外は使う描写がほとんどなくクロームの保護者のような立ち位置になっている。また継承編でDが生み出したクロームたちを模した幻覚を一切の躊躇なく攻撃するが、それは仲間たちを自分自身だと思っているから容赦の必要がないという意味の発言をしている。
ヴァリアー編では、負傷したクロームに代わってマーモンに圧勝。
未来編では、10年後の骸の出番のみで現代の骸の出番はなし。クロームvsグロキシニア戦で幻覚により姿だけ登場した。
継承編では、D・スペードに捕らわれたクロームに代わってDと戦闘。ボンゴレギアを使って倒したと思われたが、Dの計画によって復讐者の牢獄にいる肉体を乗っ取られてしまう。
代理戦争編では、ヴェルデの代理として生身で参加した。千種、犬、MMの他に、10年後では骸の弟子でヴァリアー幹部だったフランを交えた黒曜チーム。骸とフランの幻術に天才発明家のヴェルデの装置を組み合わせることで猛威を振るった。最終決戦にはイェーガーを倒す精鋭部隊として参加し、ツナと雲雀の3人でイェーガーを撃破した。

◎10年後の骸
6弔花のグロ・キシニアと戦闘し、敗北を偽装する。10年後へ飛ばされたクロームがグロとの戦闘時にグロの匣兵器である雨フクロウに乗り移った状態で登場。クロームに戦闘の師事をしながら勝利する。そしてレオナルドという第二のクロームを白蘭の世話係として潜入させていた骸は単身で白蘭に挑む。しかし、白蘭の能力に歯が立たずにクロームの生命維持すらできない程の深手を負う。その後はユニを連れて逃走するまで出番はなく、フランの協力で復讐者の牢獄から脱出して真6弔花との戦いに参加する。

◎戦闘スタイル・必殺技

〇六道輪廻の技
・第一の道…地獄道。あらゆる幻覚を見せる
・第二の道…餓鬼道。敵の技をコピーする。憑依時に使用
・第三の道…畜生道。毒蛇などの人を死に至らしめる生物を召喚する。
・第四の道…修羅道。目に闘気(オーラ)が宿り、近接戦闘能力が向上する。
・第五の道…人間道。全身をどす黒い闘気を纏い、修羅道以上に能力が向上する。骸曰く、最も醜く危険な道。
・第六の道…天界道。マインドコントロールができる。普段はこの状態。

〇匣兵器
・雨フクロウ⇒霧フクロウ
グロ・キシニアの匣に憑依してコントロールを奪った。憑依したことで雨ではなく霧の炎を纏う。通称ムウロウ
・ヘルリング
この世に6つある契約によって強大な力が手に入る霧属性の呪いのリング。10年後の骸はこれを2つ持っている。
・目玉の匣
10年後の骸が持っていた目玉の装飾が付いた不気味な匣。能力は不明。
〇ボンゴレ匣
・霧フクロウver.V
形態変化で『Dの魔レンズ』となり、幻覚や敵の正体、様々な現象の本質を見抜く。

〇ボンゴレギア

〇ヴェルデの装置
ヴェルデの作った装置に骸とフランorクロームの幻術が合わさることで幻術を実体として生み出す。
・現(幻・限)獣喰骸鴉(げんじゅうガガイア)
牙の鋭い鴉のような大量の鳥が敵を囲って食らいつくす。最後に自爆する。
・現(幻・限)六(夢・無)骸鴉(げんじゅうムガイア)
骸とクロームの合体幻術。喰骸鴉の鳥が6体になり、骨のような鎧をまとって牙や爪が鋭くなっている。羽の鎧から生えた手が回転して打ち出した炎で敵の攻撃の勢いを失わせる。復讐者に突撃し牙で腕を引きちぎる攻撃をしてみせた。頭の鎧には一~六の数字が書かれている。

クローム髑髏

骸と同じ髪型で右目に髑髏の眼帯をした少女。霧の守護者戦で千種と犬とと共に現れ、霧の守護者として戦った。骸と同じ三叉槍や幻術を使うことから骸が憑依しているのではないかと疑われたが、彼女と骸は別の人物である。彼女の本当の名前は凪。交通事故で瀕死の重傷を負った彼女は精神世界で骸と出会い、クロームの内臓を骸が幻覚で補うのと引き換えにクロームの身体を媒介に骸が外の世界で活動できるようにした。互いがいるから存在できているため、リボーンもクロームと骸を別々に考えてはいけないと言っている。戦闘では骸の地獄道の幻術を主に使うが、マーモン戦では畜生道で蛇も召喚している。その他の能力が使えるのかは不明。術師としては未熟で力を開放したマーモンに敵わずに大空戦でも人質になってしまう。また持っている槍を破壊されると内臓の幻覚がコントロールできなくなって生命維持が出来なくなる。初対面であいさつと言ってツナの頬にキスしたり、普段は麦チョコしか食べないなど性格や常識にどこかズレているところがある。しかし、骸のことに関しては一生懸命でいつも役に立ちたいと強く思っている。作品後半ではその気持ちが次第に大きくなることで骸に一人の人間として認めてもらいたいという気持ちが芽生える。それによって無意識に骸の力を拒絶してしまい、このままでは死んでしまうほどにまで弱ってしまう。だが、骸とその好きなものを守りたいという気持ちから術師として独り立ちし、骸と共に復讐者を2人撃破する。
ヴァリアー編からの登場。前情報がない状態から霧の守護者として現れる。マーモンと戦うが槍を壊されたことで、内臓が失われて骸と交代。大空戦では解毒前にベルとマーモンに人質にされ、大空以外の全てのリングを奪われてしまう。
未来編では、ツナ達に遅れて10年後の黒曜ランドに一人で飛ばされる。そこに6弔花のグロ・キシニアが単身襲撃をかける。骸がグロに殺されたと聞いて動揺するが、雨フクロウに憑依した骸と共に戦う。リングに炎を灯し、現実に存在する高度な幻覚『有幻覚』で最も信頼する存在である骸、千種、犬を作り出して勝利する。その後、骸が白蘭に負けたことで内臓が消失するが、自らの力で持ち直す。メローネ基地へは雲雀やランボ達の後発組で突入。チョイスでは出番がなく、逃走中には『Dの魔レンズ』でトリカブトの撃破に貢献する。
継承編では、人質として加藤ジュリーに扮したDスペードにさらわれ操られる。正気に戻ってからはDにトドメを差すツナのXXBURNERから炎真を護った。
代理戦争では、骸に認めてほしい想いから骸の力を拒絶したことで、距離を置かれて並盛中に入学することになる。だんだんと弱っていくクロームだったが、自分の気持ちと向き合うことで骸と現(幻・限)六(夢・無)骸鴉(げんじゅうムガイア)を召喚して復讐者を2人撃破する。

◎戦闘スタイル・必殺技

・骸の力
骸の扱う地獄道の幻覚を主に使用。マーモン戦では畜生道も使った。その他の力が使えるかは不明で、眼帯をしているために瞳に数字があるかは不明。

〇匣兵器
・雨(霧)フクロウ
骸の憑依した雨フクロウ。
〇ボンゴレ匣
骸と同様
〇ボンゴレギア
骸と同様。作中でのクロームの使用はなし。

虹の赤ん坊(アルコバレーノ)

この世で最強と言われる7人の赤ん坊。それぞれが虹の色に対応したおしゃぶりをしている。

リボーン

ツナを立派なボンゴレファミリーの10代目にするために家庭教師としてイタリアから派遣された殺し屋(ヒットマン)。口癖(あいさつ)は「ちゃおっす」。最強の赤ん坊の見た目にスーツとハット身に着け、くるんと巻かれたモミアゲと黄色のおしゃぶりが特徴。帽子には形状記憶カメレオンのレオンが乗っている。教育内容は超スパルタ。勉強の答えを間違えると部屋を爆破したり、ツナが弱音を吐くと蹴ったり腕をひねり上げる。普段は全ての展開が分かってるかのような余裕を見せ、死ぬ気弾を使いながら上手くツナの試練になるように誘導している。一見滅茶苦茶なように見えるがツナの成長を一番に考えており、ツナのことを深く理解している。ピンチの時のリボーンの一言はツナの心を動かす特別なものだ。互いに憎まれ口を叩きながらも特別で確かな信頼関係が築かれている。アルコバレーノの中では幼いユニに代わってまとめ役。先々代の大空のアルコバレーノであるルーチェと親交があり、孫のユニにも気をかけている。他にはコロネロ、ラル、風(ファン)とは友好的でスカルは舎弟扱い、マーモンとヴェルデとは険悪な関係。Dr.シャマルやビアンキのような一流の殺し屋たちも一目置くほどの存在。ツナの所に来る前にはディーノの家庭教師をしていて、へなちょこディーノを翔馬ディーノに成長させた。作中屈指の実力者だが、ツナの成長を一番に考えているために戦闘に参加することはあまりない。満を持して呪解で元の体に戻った時にはツナに指導をしながらも家光を圧倒。掴まれた腕の関節を自ら外しながらも攻め続ける姿や、地面に撃った銃弾が時間差で相手に向かっていく『Chaos Shot』という技を使っている。バミューダとの呪解同士の戦いでは勝てはしなかったが、反射では回避不可能なショートワープを殺意と経験のみで見切るという離れ業を披露している。そしてツナに死ぬ気弾を撃ち込んで勝利のきっかけを作った。口癖の「ちゃおっす」は元々「カオス」と言っていたのが赤ん坊になって発音できなくなったもの。
日常編では、突如現れてツナを様々な騒動に巻き込んでいく。
黒曜編では、9代目の勅命によって戦闘はしないが、弱気になったツナを奮起させて超死ぬ気モードに覚醒させた。
ヴァリアー編では、ツナの修行を担当した。雲の守護者戦で9代目が命の危機にさらされたことを知った時には怒りを露わにした。
未来編では、一番最初に未来へ行く。アルコバレーノに有害な『非73(ノントゥリニセッテ)』によってチョイスまで基地外に出ることが出来ない。また他のアルコバレーノと同様にラルを残して死んでいる。修行ではツナをラルと雲雀に任せて山本の家庭教師をする。そして試験をクリアした山本には一足早くアルコバレーノの秘密を明かしている。ユニを連れた逃走ではユニの近くにいて戦う様子ではあったが、結局参加の機会はなかった。
継承編では、ツナ達と共に行動してはいたがまたも戦闘への参加はなし。
代理戦争では、ツナ達を代理に任命。激しい戦いを繰り広げるが本当の目的は呪いを解くことではなくツナを成長させること。復讐者の力を目の当たりにして生きることを諦めてツナ達の命を優先しようとするが、ツナと反発してしまう。しかし、自分で考えて行動しているツナの成長を見たことで、もっと生きていたくなったと気持ちを伝える。そして最後にはツナと2人でバミューダと戦闘して勝利する。
エピローグでは、頑なに「10代目」にはならないと言っているツナに呆れながらイタリアに帰国してしまう。ところが、数日で戻ってきて9代目からネオボンゴレI世になる許可を得るというトンチのようなことをした。

◎レオン
リボーンのペットで一度見たものに変身できる能力を持った形状記憶カメレオン。普段リボーンが使っている銃もレオンが変身したもの。また死ぬ気弾もレオンが体内で生成している。リボーンの生徒にピンチが訪れると繭になる。そして孵化と同時に生徒に新アイテムを生みだす。ツナの時はXグローブと小言弾、ディーノの時にはムチとスポンジスッポンのエンツィオ。

コロネロ

アルコバレーノ一人で青色のおしゃぶりの持ち主。金髪で迷彩柄の服とバンダナを付けて背中には大きなライフルを持っている。口癖は「~だコラ」。日常編の裏マフィアランドにて初登場。入島審査に落ちたツナを鍛えなおす教官として現れる。リボーンと同じように教え方は超スパルタ。ヴァリアー編で了平の家庭教師をした時には自分の技を直接体験させ教える特殊弾を使って、了平にライフルをぶちかまして極限太陽を教えた。アルコバレーノになる前は軍人をしていてラル・ミルチが教官だった。本来はアルコバレーノの7人に選ばれた人間ではなかったが、リボーンたちが呪いを受ける時にこっそりと付いてきていたコロネロがラル・ミルチをかばって代わりに呪いを受けた。元の姿の頃からラルには好意を抱いており、代理戦争でも優勝したら呪いを解く権利はラルに譲ろうとしていた。またエピローグではラルとの結婚式の招待状を出したが、ケンカして見送りになった。代理戦争では家光やラルが所属している門外顧問チームを代理にした。呪解した時には長距離狙撃によるマキシマムライフルを放ち、その強力な攻撃で一度に複数の代理を撃破した。相棒の動物は鷹のファルコ。移動の時にはコロネロの頭を掴んで移動してくれる。

ルーチェ、アリア、ユニ

画像はユニ

ルーチェ、アリア、ユニは3代にわたって大空のアルコバレーノをしている親子である。親子関係はルーチェ→アリア→ユニの順でそれぞれ親と子供になっている。大空の橙色のおしゃぶりを持ったアルコバレーノのボス的立ち位置。ルーチェが虹の呪いを受ける時に既にアリアを身ごもっていたことからアリアに呪いが引き継がれ、その子供のユニにまで引き継がれることとなった。それによってアリアとユニは赤ん坊にこそならないが短命の呪いがかかっている。また3代に渡ってジッリョネロファミリーのボスでその特徴である左目の下の五花弁模様と予知能力のような不思議な力を受け継いでいる。そのために大空のアルコバレーノとしての使命や自分の破滅の未来までも読み取ってしまう。また継承編のラストでチェッカーフェイスによって今の人間よりも前からいる純粋な地球人の最後の末裔だと明かされた。

◎ルーチェ
3代にわたる大空のアルコバレーノの初代であり、予知能力を持った高名な巫女(シャーマン)。本編では回想のみの登場。大きな白い帽子を被っていて、後にアリアとユニにも受け継がれる。リボーンたちと共に最強の7人として集められて虹の呪いを受ける。その時に既に娘のアリアを身ごもっていたことで短命の呪いが引き継がれてしまう。呪いにかかった後は行方不明となり生死も不明。作中の白蘭の発言から大空の呪いは短命とされているが、表紙などでは赤ん坊の姿が描かれており詳細は不明。相棒の動物はリスのコスモ。リボーンが孫のユニを気に掛けるほどには親交が深かったようである。

◎アリア
ルーチェの娘でユニの母。ルーチェと同じく回想のみの登場。アルコバレーノだが見た目は成人した長い黒髪の女性。初登場は10年後でのγの回想。ジッリョネロファミリーのボスで10年後ではアルコバレーノの短命の呪いにより既に死んでいる。ユニは隠し子で側近だったγも存在を知らなかった。明るく強い女性に見えるが、その実は犠牲になった部下のためにひっそりと涙で袖を濡らしている。しかし、ルーチェの周りを幸せにしたかったら笑えという教えに従って、自分の死ぬ未来を予見しても周囲に弱い姿は見せない。例外としてγには死の未来について話している。γとは特別親しいようにも見え、γは行為を寄せているがアリアからは不明でユニの父親も不明。10年前の世界で行われた代理戦争編ではまだ生きているが、呪いを解く権利を娘のユニに譲って自分は姿をくらませる。

◎ユニ
ルーチェの孫でアリアの娘。ミルフィオーレファミリーのNo.2。ルーチェの持っていた大きな白い帽子を被って後ろで髪を結んでいる10代前半の少女。アリアの隠し子であり、アリアが死んだことで入れ替わりでファミリーのボスになる。また予知能力の他に人の心を読む能力を持っている。ミルフィオーレファミリー結成の際には、白蘭と共謀した幻騎士の心の内を知りながらもこれ以上の犠牲を出さないために白蘭の下へ赴く。心配するγたちを残して白蘭と2人きりで対談。戻ってきたときには白蘭に操られ2つのファミリーを合併することを告げる。未来編での登場当初では白蘭によってほとんど言葉も発さず表情に変化がない少女にされていた。しかし、それは白蘭の魔の手から自分の精神を別の場所に避難させていたため。チョイスでツナに助けを求める時に感情を取り戻して白蘭や73についての真実を語る。白蘭が他の平行世界で73を集めても何も起きなかったのはおしゃぶりが真の力を発揮しておらず、それには大空のアルコバレーノが自らの意思で力を解放する必要があったから。白蘭とツナの最終決戦の時には、死んでしまったアルコバレーノ達をおしゃぶりに力を注ぎこんで復活させようとする。力を解放すると自分が消滅してしまうことを知っていたユニは恐怖に負けそうになるが、想い人であるγが自分の気持ちを受け入れてくれたことで決心をする。最後にはγと抱き合いながら二人で消えていった。ユニと復活したアルコバレーノの活躍のおかげでマーレリングの力は失われ、全ての平行世界の過去から未来に至るまでの白蘭の全ての行いがなかったことにされた。代理戦争編では、10年前の姿(?)で登場。白蘭と真6弔花、γ、太猿、野猿を代理に任命してリボーンチームと同盟を組んで戦う。しかし、リボーンチームだけは守らなければいけないと感じ、その気持ちを汲み取った白蘭が呪解したコロネロの攻撃からツナをかばってチームは敗退する。全編を通して自分の定められた使命や結末と向き合い、そのために強くあろうと奮起する姿が印象的な少女である。

マーモン

藍色のおしゃぶりを持つアルコバレーノ。目深に黒いローブをかぶっていて素顔は見えず、いつも宙に浮いている。リボーンやコロネロの様子から、昔はバイパーという名前を名乗っていた。アルコバレーノでありながらヴァリアーの幹部でリング争奪戦ではクロームと戦った。金への執着が強く、行動や頼み事など何かにつけて金を絡ませる。またプライドよりも自分の目的や命を優先する打算的な性格。骸に負けた時にはあらかじめ残していた力で敵前逃亡して姿を隠しながらも、大空戦には戻ってきて名誉挽回のチャンスを窺っていたと発言している。他のアルコバレーノとは険悪で、呪いを解く努力をしていた自分と比べてリボーンたちを見下している様子。実際にマーモンは研究の結果おしゃぶりの力を封じ込める鎖を作っている。紙に鼻をかんで目的のモノの位置を知る念写を使う。戦闘時には頭に乗せているカエルのファンタズマが自分の尻尾を咥えて天使の輪のようになって光出す。継承編ではヴァリアー幹部が代理。雲雀と風を相手に呪解し、自らの負けを考えた者に大ダメージを与える『バイパーミラージュ・R』を使用。風を苦しめるが、渾身の幻覚を破られたことで動揺し自分に『バイパーミラージュ・R』の効果が返ってきてしまう。このことや後の復讐者の襲撃からも分かるが、合理的な性格だが不測の事態に弱い。

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アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

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平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。

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