家庭教師ヒットマンREBORN!（リボーン）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ツナは獄寺・山本と共に黒曜ランドに乗り込む。しかし戦いの中で山本は戦闘不能、獄寺は千種の足止めと、ツナは仲間と散り散りになる。
さらに死ぬ気弾のストックもなくなり、戦う手段を失ったところで骸がツナの前に現れる。圧倒的な力の差に、窮地に陥るツナ。

だがそこへ、獄寺と囚われていた雲雀が現れ、ツナに加勢する。分が悪いと判断した骸は、憑依弾と呼ばれる弾丸を自身に撃ち込む。これにより、骸の武器で攻撃された者が彼に憑依されてしまう。
実は骸はこの力でツナの体を乗っ取るつもりでいた。
彼の本当の目的は、かつて自分や仲間達を人体実験の道具として使ったマフィア達に報復する事にあり、手始めにボンゴレを潰そうと企んでいたのだ。

新たなる力

絶体絶命のピンチになったツナ。その時、リボーンのペットのカメレオン・レオンが新しい武器・小言弾を生み出す。
小言弾の力によって内なる力に目覚めたツナは、超（ハイパー）死ぬ気モードへ覚醒する。そして、小言弾と共に生み出されたグローブを使って骸と戦う。
また同時に目覚めた力・超直感も使い、憑依された仲間達を無効化する。

ツナの力に敗れた骸は、マフィア界の法の番人・復讐者（ヴィンディチェ）に捕らえられ、刑務所に投獄された。

vsヴァリアー編

ボンゴレリング

黒曜ランドの事件からしばらくしたある日、ツナと仲間達はボンゴレの組織・門外顧問のメンバーであるバジルと遭遇する。バジルはボンゴレの秘宝・ボンゴレリングをツナに届けに来ていた。
ボンゴレリングは大空・嵐・雨・晴・雲・雷・霧の7種類のリングであり、ボンゴレのボスとその6人の守護者が身につける物だった。

だがツナと同じ10代目候補であるボンゴレの特殊暗殺部隊・ヴァリアーのボスXANXUS（ざんざす）が、バジルからそれを奪おうと目論んでいた。バジルはXANXUSにリングの奪取を命じられた部下・スクアーロと戦う。
ツナ達も加勢するが、スクアーロの圧倒的な力に押されてしまう。だがそこへディーノが現れ、事態は逆転。スクアーロは一時撤退する。

現状を把握したリボーンは、ヴァリアーの次の襲撃に向けツナ達を鍛える事にする。

リング争奪戦 開幕

修行からツナが帰宅するのとほぼ同時に、ツナ達の前にヴァリアーが現れる。さらに彼らの前にツナの父・沢田家光（さわだ いえみつ）も姿を現す。
実は家光は、ボンゴレで実質No.2の権力を持つ、門外顧問のリーダーだった。

家光による調停と9代目の勅命によってツナ達とヴァリアーは、正当なボスとファミリーを決める為のリング争奪戦を行う事になる。

晴の守護者：笹川了平vsルッスーリア

リング争奪戦1日目は、晴の守護者の戦いとなった。
晴れの守護者に選ばれた了平は、ヴァリアー側の守護者・ルッスーリアと戦う。しかし戦闘の舞台に設けられた照明のあまりの眩しさに、了平は目が開けられない。
サングラスをしているルッスーリアは余裕で激しい連撃を繰り出してくる。

万事休すかと思われたその時、妹の京子が現れる。ボロボロの了平を止めようとする京子に、了平は己が彼女の為に決して負けない人間になると誓った幼少期を思い出す。
了平は修行で手に入れた必殺技・極限太陽（マキシマムキャノン）を全力で放ち、ルッスーリアに勝利する。

雷の守護者：ランボvsレヴィ・ア・タン

2日目、雷の守護者同士の戦い。
ツナ側の守護者はランボが選ばれるが、状況を理解していないランボを戦わせる事にツナは反対する。だが戦闘は開始される。

ヴァリアー側の守護者・レヴィ・ア・タンの攻撃を受けたランボは、10年バズーカを使って未来の自分と入れ替わる。しかし未来のランボでもレヴィには敵わなかった。
ランボは再び10年バズーカを使い、20年後のランボと入れ替わる。20年後のランボはレヴィを圧倒するが、決着がつく寸前に10年バズーカの制限時間により子どものランボに戻ってしまう。

激昂したレヴィはランボを殺そうとするが、ツナがランボを守る為に戦闘に乱入。それにより敗北したランボの雷のリングと共に、ルール違反をしたツナの大空のリングまでもがXANXUSのものとなってしまう。

嵐の守護者：獄寺隼人vsベルフェゴール

3日目、嵐の守護者同士の戦い。
守護者として選ばれた獄寺は、ヴァリアー側の守護者・ベルフェゴールと戦う。修行で編み出した技・ロケットボムで対抗する獄寺。
勝利の為に命すらも賭けようとしたその時、ツナに「獄寺が欠けたら勝っても意味がない」と言われ、我に帰る。

実は獄寺には以前から、ツナの為ならばと命を賭してしまうところがあった。修行の際もそれが原因で、一度自身の師である殺し屋 Dr.シャマルから修行を断られていた。
大事にすべきものを思い出した獄寺は、リングよりも己の命を取ったのだった。

雨の守護者：山本武vsスペルビ・スクアーロ

4日目は、雨の守護者同士の戦い。
雨の守護者として選出された山本は、スクアーロと戦う事になる。世界の流派を潰してきた剣士のスクアーロ。山本は父から教わった剣術・時雨蒼燕流（しぐれそうえんりゅう）で彼と戦う。
しかしその剣術もまた、スクアーロが一度潰した事があるものだった。だが山本は、八の型・篠突く雨（しのつくあめ）を用いて彼を圧倒する。

実は時雨蒼燕流は代々受け継ぐ際に、新たな型を作る事が決められていた。その為、継承者によって使用する型に一部違いがあった。
山本の父が作った八の型を知らなかったスクアーロは深手を負い、最後は山本が作った九の型・うつし雨に敗北する。
敗北を認めたスクアーロは、フィールドに放たれていた鮫に食べられたのだった。

霧の守護者：クローム髑髏vsマーモン

5日目、霧の守護者同士の戦い。
ツナ側からは、当日突然現れた骸を思わせる風貌の少女・クローム髑髏（くろーむどくろ）が守護者として出場する。対峙する相手は幻術使いのマーモン（本名：バイパー）。リボーンも属する、「虹の赤ん坊（アルコバレーノ）」と呼ばれる最強の赤ん坊の1人だった。

戦闘の末、クロームはマーモンに敗れる。すると途端、クロームの内蔵が消失。かと思うと次の瞬間、クロームが骸に成り代わった。骸は周囲の驚愕を気にせずにマーモンを倒し、クロームの姿に戻る。

実はクロームは本名を凪といい、ある日猫を助けて事故に遭った事で内蔵が破裂していた。しかしその時、凪の精神が牢獄に囚われている骸が飛ばした思念と同調する。
凪は骸に内蔵を幻覚で補って貰う代わりに、肉体を依り代として彼に貸す事になったのだ。

雲の守護者：雲雀恭弥vsゴーラ・モスカ

6日目、雲の守護者達同士の戦い。
ツナ側からは雲雀が、ヴァリアー側からはゴーラ・モスカというロボットが戦いに出る。修行で以前より強くなった雲雀は、モスカとの戦いを一撃で終える。
だがモスカは突如暴走を開始。ツナはモスカを超死ぬ気モードで止める。するとモスカの中から衰弱した9代目が現れる。

実はこの状況こそが、XANXUSの真の狙いだった。9代目の義理の息子であるXANXUSは、自分を10代目と認めない9代目を憎んでいた。
そこでリング争奪戦を計画。9代目をモスカの動力源にし、モスカをツナに破壊させる事で、9代目殺しの大義名分でもってマフィア界から排除しようと考えていたのだ。
9代目は全てを知っていたがXANXUSへの罪悪感から、大人しく彼に従っていた。

全てを知ったツナはXANXUSと決着をつける為、彼が提案してきた大空のリング争奪戦を受ける事にする。

大空のリング：沢田綱吉vs XANXUS

7日目、大空戦開始と共に各守護者にしびれ毒が仕込まれる。
各々に対応したリングをはめると解毒される仕組みとなっており、ボス組は守護者を助けながら戦わねばならなくなる。
ヴァリアー側の守護者が先に解き放たれ、窮地に陥るツナ。そこへ自力で解毒した雲雀が現れる。雲雀に助けられた獄寺と山本は、他の守護者を助けに走る。
だがクロームがヴァリアーに人質に取られ、リングを全て差し出す事となる。

一方ツナの方は初代ボンゴレも使った奥義・死ぬ気の零地点突破を使い、XANXUSと戦っていた。
XANXUSはそれを「本物とは程遠い」と述べる。実はXANXUSは過去に一度、9代目に零地点突破で氷漬けにされた事があったのだ。
だがツナは諦めず、自身の超直感と組み合わせて編み出した・零地点突破・改でXANXUSを圧倒する。そしてツナの技・零地点突破初代エディションによってXANXUSを戦闘不能にする。

さらにボンゴレリング自体がXANXUSを拒む事態も発生し、これが決定打となり、リング争奪戦はツナ達の勝利で幕を閉じた。

未来編

10年後の世界