大崎ナナ（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】

そんなメンバーの元に、差し出し人不明の一通の手紙が届く。
そこにはどこかのバーで歌っているナナらしき人物が写っていた。
髪は伸びていたが、左腕のタトゥーはしっかりと写っていた。
同封されていたビデオテープには、イギリス訛りの言語が録音されており、言語を聞き取れるシンのお陰によってイギリスにいることまで推測することができた。
今までナナの手がかりが一つも分からなかったメンバーにとって、差し出し人不明の手紙を信じるのはリスクがいることであった。
しかし、やっとナナに繋がる糸口が見つかったことによって、メンバーたちはすぐさまナナの捜索を始めようとする。
本当にイギリスにいるのかという疑問もあったが、パンクが好きでヴィヴィアンを好んで着ていたナナにとって、イギリスから受けている影響は計り知れなかった。
そんな自分のルーツとも言える場所に身を寄せるのは必然のようなものと、メンバーはイギリス捜索への決意を固める。
本誌はここまでの描写で終わってしまっており、ナナは無事見つかったのかは解き明かされていない。

大崎ナナの関連人物・キャラクター

レン／本城蓮（ほんじょうれん）

CV：木内秀信 / PS2ゲームでの声優：櫻井考宏
実写映画演者：映画1・松田龍平 / 映画2・姜暢雄

トラネスのギタリスト。
パンクを世に知らしめた伝説的バンドのセックスピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスに憧れている根っからのパンクロッカー。首についている南京錠はナナからプレゼントされたもの。
元々はブラストのベーシストだったが、トラネスのデビュー直前に抜けたギタリストの代わりに抜擢され引き抜かれる。
パンクファッションで目立っているが、性格は穏やかで仲間想い。

地元でバンドをしていた時に、ノブからナナを紹介されバンドのボーカリストとして誘ったことがきっかけで距離を縮める。
ナナとはお互い孤独を抱えていた者同士、惹かれる部分があった。親の愛を知らない二人にとって、一人で生きていくには抱えきれない孤独があったのだ。
お互いを知るうちに二人にとってお互いが生きる支えになっていた。
そんな気持ちをお互いに察しながらもレンが一線を越え、ついに二人は恋人同士になる。

自分自身の中の孤独と常に戦っており、ナナがそばにいないと不安定になることが多く、仲間たちから心配されている。
心の葛藤に負けそうになりながらもなんとか生きて居たが、薬に手を出し、帰らぬ人となってしまう。

レン／本城蓮（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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本城蓮（ほんじょうれん）は、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。

ハチ／小松奈々（こまつなな）

CV：KAORI / PS2ゲームでの声優：宍戸留美
実写映画演：映画1・宮崎あおい / 映画2・市川由衣

恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
惚れやすい性格で学生時代から実らない恋愛をし続けており、周りからは男をみる目がないと言われている。
ナナとは同居人であり、女同士でいながらも恋愛に近いような気持ちをもっており、ブラストのことを一番応援している。
ブラストのメンバーからはマドンナのような存在と言われている。

ナナにとっては初めてできた親友であり、友達以上恋人未満の特別な感情を抱いていた。
ナナに対しては恋人のように甘えており、恋人と別れた際も「ナナさえいればいい」と言っていたほど。

ナナとは上京する電車の中で出会う。偶然一席空いていた場所がナナの隣だったのだ。
大雪の為ゆっくりと走る電車の中で、お互いの距離を縮めていく。
無事に東京に着いた二人は、連絡先を交換することもなく別れてしまう。
奈々は連絡先を聞かなかったことを悔やむがのちに二人は運命的な再会をする。

住む場所を探していた奈々は、とあるマンションに出会い内見に訪れる。
中に入ると既に先客がいた。それはあの大雪の電車の中で出会ったナナだった。
奇跡的な再会をした二人は一緒に住むことを決める。
そこから同じ名前の二人は出会うことが決まっていたかのようにお互いの人生に深く関わっていくようになる。

ハチ／一ノ瀬奈々（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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一ノ瀬奈々（いちのせなな）とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
ナナとは同居人の仲でBLACK STONES（ブラックストーンズ／ブラスト）のことを一番応援している。
ブラストやTRAPNEST（トラップネスト／トラネス）のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫（てらしまのぶお）とは相性が合う。

ヤス／高木泰士（たかぎやすし）

CV：川原慶久 / PS2ゲームでの声優：津田健次郎
実写映画演者：映画1・2 丸山智己

幼い頃に産みの親は交通事故により亡くなってしまい、児童養護施設で育つ。レンとは同じ施設で出会っており、兄弟の様な関係。
小学3年生の時に育ての親に引き取られ、高木を名乗っている。

司法試験に合格した秀才でもあり、大学卒業からは弁護士事務所に勤務していた。
ただ司法修習を受けてない為、弁護士ではなく事務員として働いていた。
ブラストのメンバーを心配させまいと、弁護士になったと嘘をつき続けていたのだ。
ブラストのデビューが決まった時、嘘がバレてしまいナナに怒られてしまう。

家族のような近い関係のヤスとナナは、まるで恋人のようでもあった。
深夜であっても、ナナから着信があればタクシーを乗り捨てして駆けつけるほどヤスはナナに対して過保護である。

またナナの恋人でもあったレン自身も、ナナに献身的なヤスの態度を見て、自分自身と比較して落ち込むようになる。
ヤスにとっては、もちろんナナのことも大切だが、親友であるレンの恋人だから大切にしているという意識が強かった。
そういった自分自身の気持ちを、わざわざ周りに話さないヤスは誤解されることもあった。
しかしナナに対しての気持ちは他の人よりも過剰であり、ナナ自身もその愛情に依存してしまっていた。

ヤス／高木泰士（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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ヤス／高木泰士（たかぎ やすし）とは矢沢あい作の漫画『NANA』に出てくる登場人物。
バンドのBLACK STONESではリーダーであり、ドラム担当。ナナの保護者代わりを担っている。メンバー内からは時たまやっさんと呼ばれている。スキンヘッドにサングラスという強面な風貌とは裏腹に、いつも心穏やかで周りのことを常に見守り、冷静に物事を判断できる性格。それもあってか周りからの信頼も厚く、頼りにされている。

大崎ナナの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「あたし以外の女に曲なんか書かないで！」

レイラとレンは心の繊細さや考え方が似ており、同じバンドの仲間の中でも共に過ごす時間が増えていった。
お互いがお互いを心配しており何かあれば駆けつけるほどにまで心の友のようになっていた。
大切なトラネスを守る為、自分の立場を理解しており、どうしたらトラネスの為に役に立てるのか他のメンバーよりも真摯に受け止めてしまうきらいがあった。その為些細なことで傷つきそんな折には二人で励まし合い寄り添っていた。

ナナにとって同じボーカリストのレイラはライバルでもあり、最も大切である恋人のレンが唯一曲を書いている相手でもあった。
同じボーカリストだからという嫉妬もあったが、なによりもレンがレイラの為に曲を書いていることがナナにとっては許せなかった。
レンが自分のバンドを大切にすることはレンの性格上理解していたし、ナナ自身も自分のバンドは何よりも大切である。
レンにはレンの大切なものがあるのに、それが自分と同じボーカリストであり、女性のレイラだということに、ナナは苦しんでいた。
このことをレンに話せばレンがとても傷つくことは分かっており、ナナはずっと気持ちを押し殺していた。しかしある日レンとレイラの仲の良さを怪しんだ週刊誌に二人のツーショットの写真がスクープされてしまう。

思わずレイラがバランスを崩しとっさにレンが受け止めたシーンが、二人が抱きしめあっていたかのように切り取られてしまっていた。そこだけを見ると誤解を招くような写真だった。
そんなことはないと分かっていたナナだったが、思わず「あたし以外の女に曲なんか書かないで！」と叫んでしまい、レンを責めてしまう。
抑えの効かない自分自身の感情にナナはとても苦しんでいた。

大崎ナナの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

未来のナナは生きているのか

レンが亡くなってしまったその後、ナナは消息を絶ってしまっていた。
その後の未来のシーンが描かれているが、みんなが集まっているところにナナの姿はない。
ブラストとしての活動は休止しており、以前とは変わってしまっていた。
ノブは実家の旅館を継ぎ、シンは芸能界活動を続けている。ヤスは相変わらず皆を見守っており、奈々には子供が生まれていた。
奈々は以前ナナと一緒に暮らした707号室を今でも借りており、ナナが居ない今でも帰る場所を用意して帰りを待っていた。
そんなナナの行方を心配しながら集まるブラストのメンバーだが誰もナナの居場所を知るものはいなかった。
ナナからも何も連絡がなくただただ帰りを待つしか出来ることはなかった。

ある日ポストに投函された写真により物事は大きく変わる。
そこにはナナらしき人物がどこかのバーで歌っている姿が写されていた。
この写真によってナナは生きていることが分かったが、なぜ失踪したのか、この人物は本当にナナなのか本編では明かされていない。