東京ミュウミュウの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『東京ミュウミュウ』とは、『なかよし』で連載されていた少女漫画で、アニメ化もされている作品だ。主人公の桃宮いちごを始めとする5人の女の子たちが、絶滅危惧種の動物の力を持つ戦士である『ミュウミュウ』に変身し、宇宙から東京の街へとやってきたキメラアニマと呼ばれる怪物から日々街を守っている。
戦う女の子たちのかわいらしくもカッコイイセリフの数々が、当時の読者である女の子や女性たちに勇気や感動を与えた。今回は、そんな『東京ミュウミュウ』に登場する名言や名セリフを紹介する。

『東京ミュウミュウ』の概要

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主人公のいちごたちが働くカフェ、「ミュウミュウ」での衣装

『東京ミュウミュウ』とは、2000年から2003年にかけて『なかよし』で連載されていた少女漫画で、アニメ化やグッズ化など、多数のメディアミックス展開がなされている作品だ。
本作はシナリオを吉田玲子が、作画を従海未亜が担当している。

『東京ミュウミュウ』の主人公は、東京に住む中学1年生の桃宮いちごだ。

作中では、エイリアンが動物に寄生して『キメラアニマ』と呼ばれる動物に変身し、東京を襲うという未曾有の事態が発生していた。キメラアニマに対抗するため、謎の高校生である白金稜と、新しくできた『ミュウミュウ』という名前のカフェのマスターである赤坂圭一郎は、種を保存しようとする力が強い絶滅危惧種の動物の遺伝子について調べていた。キメラアニマに絶滅危惧種の遺伝子を打ち込めば、ウイルスのように動物に寄生するエイリアンを倒せると考えていたのだ。
ある日、いちごをはじめとする5人の女の子たちは突然起きた地震をきっかけとして、絶滅危惧種の動物の遺伝子を打ち込まれてしまう。白金たちはキメラアニマに絶滅危惧種の遺伝子をうちこむための実験をしていたのだが、地震による手違いでいちごたちに遺伝子が打たれてしまったのだ。
絶滅危惧種の動物の力を得たいちごたちは、それぞれの動物の力を使って戦う戦士である『ミュウミュウ』と呼ばれる戦士に変身し、地球の未来を守るためにエイリアンやキメラアニマと戦うことになった。

本作では、メイド服のようなかわいらしい衣装を着てカフェで働いたり、女の子だけの戦闘チームを描いたりするなど、当時においては時代や流行を先取りしていた作品だった。変身前の姿はもちろんのこと、変身後の衣装やカフェの制服のデザインや可愛らしさが女の子たちの間で話題になり、人気を呼んだ。

『東京ミュウミュウ』の人気は現在においても続いており、2018年や2019年には新たなグッズも制作された。今回の記事では、そんな『東京ミュウミュウ』に登場する名言や名セリフを紹介する。かわいらしい女の子たちが発する優しさや勇気に満ちたセリフに注目だ。

桃宮いちご / ミュウイチゴの名言・名セリフ

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いちごが人間のときの姿。ミュウミュウに変身できるようになってからはドキドキすることが起きると、猫耳やしっぽが生える体質となってしまった。明るく元気な性格で、青山という少年に恋心を抱いている。

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いちごがミュウイチゴに変身した時の姿。

お礼にたっぷりご奉仕するにゃんっ

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この言葉はミュウイチゴに変身したいちごが、敵と戦う前に言う決めセリフである。

「敵を倒す」という宣言を、可愛らしい言葉に置き換えている。語尾に「にゃん」とつくのは、ミュウイチゴが絶滅危惧種の動物であるイリオモテヤマネコの力を借りて戦う戦士だからだ。

たとえどんな理由があったって、人を傷つけていいわけない。だからこのままれたすを許すわけにはいかないよ。お礼にたっぷり⋯ご奉仕するにゃん♡

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れたすは緑色の髪色をした女の子だ。

1巻でいちごがれたすに言ったセリフである。絶滅危惧種の動物の力を借りて地球の平和を守る戦士『東京ミュウミュウ』として戦うことになったいちごは、仲間のみんとと共に表向きは新しくできたカフェである『ミュウミュウ』でウェートレスとして働きながら敵の目的を調査する。

ある日、いちごとみんとはカフェの「ミュウミュウ」で客としてやってきたれたすを始めとする奥村大付属中学の生徒から、彼女たちの学校のプールに幽霊がでるという噂を聞きつけた。

れたすは、以前いちごとみんとが偶然道ばたで知り合ったいじめられっ子でおとなしい性格の女の子だ。れたすは、自分をいじめる女の子たちと一緒にカフェに来ていた。奥村大付属中学には、夜になるとプールの敷地内におばけがでるという噂が立っていた。れたすをパシリ扱いをするいじめっ子たちは、カフェの中でれたすに無理やり「夜のプールに行っておばけの噂が本当かどうか確かめてこい」と命令する。

その光景を見ていたいちごは、いじめっ子たちにパフェをわざとこぼしてぶつけることで困っているれたすを救う。

いちごは、れたすがなぜいじめっ子たちと行動を共にしているのかがわからないかった。

いちごはれたすに「どうしてあんなヤツらといっしょにいるの?」と聞くと、れたすからは「みんなイライラすることやムカつくことがあって、あたしの

ことをいじめているんだと思うんです。そんな悩みを話し合えたらいつか仲良くなれるかもなって⋯だからもうちょっと頑張ってみます!」という答えが返ってきた。
笑顔でそう言い切るれたすに対していちごは「この子⋯いいコだなあ⋯。なんか友だちになれそう♡」と感じて、改めて「桃宮いちごだよ!」と自己紹介をした。

その夜、いちごはみんとと共に「幽霊がでる」という噂の原因を調べるために、奥村大付属中学の敷地内に潜入した。すると、道端に水をかぶっている女の子が倒れているのを発見する。

その女の子は、れたすと一緒にカフェに来ていたいじめっ子のひとりだった。

女の子はいちごやみんとに「あ、あいつ⋯れたすが⋯」と咳き込みながら伝えた。女の子の言葉でれたすがピンチかもしれないと悟ったいちごとみんとはミュウミュウに変身して、プールサイドへと急ぐ。

プールサイドにたどり着いたいちごは、何者かの手によってプールの中に引き摺り込まれてしまう。みんとは溺れかけたいちごを助ける。

幽霊の噂のもとであり、いちごや女の子たちをプールで溺れさせていた人の正体は、れたすだった。れたすはミュウミュウに変身し、冷たい目を向けながらみんとを攻撃する。

いちごはせっかく巡り会えた同じミュウミュウの仲間であるはずのれたすが何故攻撃してくるのかが分からなかったが、れたすの目に涙が浮かんでいることに気がつく。

いちごは「れたす、あなた⋯こわいんでしょう!?あなたホントはこわいんだよ!!自分でもどうしたらいいのかわかんなくて怖くて⋯だからこんなことやってんだよ!!」と、れたすに言った。さらに、いちごの言葉に耳を塞ぎ「やめて⋯よ」というれたすに対して、「やめない!!れたすはホントはやさしくていいコだよ。ぜったいそうだもん!あたしには⋯あたしには分かる!絶対れたすはいいコだもん!!」と続けた。

いちごはれたすが突然ミュウミュウの力に目覚めてどうすればいいのかわからず、混乱してみんなを攻撃しているのではないかと感じとったのだ。

いちごやみんと、れたすをはじめとする5人の女の子たちは、突然起きた地震をキッカケとして絶滅危惧種の動物の遺伝子が体に打ち込まれてしまう。

イリオモテヤマネコの遺伝子を手に入れたいちごが猫のような身体能力を手に入れたように、スナメリの遺伝子を手に入れたれたすの体にも今までとは違う特徴が表れるようになったようだ(作中では、れたすがどう変化したのか詳細までは明かされていない)。さらに、絶滅危惧種の遺伝子の力によって『ミュウミュウ』へ変身できるようになった。

いちごの言葉に対してれたすは、「もうたくさん!もうたくさんよっ!あたし⋯ただみんなと仲良くしたかっただけ⋯。なのにきゅうにこんなへんな体になっちゃって⋯一生友達なんかできないんだ⋯友達なんて⋯。」と弱音をはく。
辛い思いをしてきたれたすに対してみんとは、「大丈夫ですわ⋯あなたもつらかったのね。幸いわたくしやさっきのコのケガはたいしたことはないし、みんな妖怪のしたことだと思ってる。このままぜんぶよくな⋯」と伝える。それに対して、いちごは「よくない!!」と宣言した。

見出しのセリフはどんな事情があるにせよ他人を傷つけてしまったれたすに対していちごが言ったもので、相手の事情を汲み取りながらも悪いところは悪いと指摘できるいちごの正義感が表れた名セリフである。いちごはれたすに対し、「お礼にたっぷり⋯ご奉仕するにゃん♡」と言いながら、れたすにコチョコチョを仕掛けた。れたすへの罰は友だち同士でやるようなコチョコチョで済ませたのだ。

いちごは笑いながら「やっ、やめて!」というれたすに対して「だめにゃん♡もう二度と友だちできないなんていわないにゃん!?だって私たち⋯もうとっくに友だちにゃん♡」と、伝えた。いちごの言葉に心を開いたれたすは、「うん、もういわない。ごめんね⋯いちご⋯みんと⋯!!」と心からあやまり、”ミュウミュウ”の仲間の一員として加わった。

⋯⋯いやなことがあったらみんなで思いっきりころげまわっちゃおう。いっぱいいっぱいはしゃごうよ。からだがくたくたになるまで⋯⋯ふわふわになっちゃうまで。そしたらほら!ふしぎ。この羽みたいにいやなことが⋯どこかに飛んでっちゃうから⋯⋯

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2巻でいちごが、同じ東京ミュウミュウの仲間として戦うみんとに向けた独白である。

いちごやみんとたちは同じ東京ミュウミュウの仲間を探すため、タレントを発掘するためのオーディションを受けることとなる。みんとは、オーディションを開催する事務所に所属するモデルの藤原ざくろがミュウミュウの仲間ではないかと考えていた。
ミュウミュウとは絶滅危惧種の動物の遺伝子を打ち込まれた5人の女の子たちのことで、ミュウミュウに変身する5人の女の子たちは謎の地震が起きた時に偶然同じ場に居合わせたという共通点がある。いちごやみんとたちと共に、ざくろも地震が発生した場にいたのだ。
さらに、みんとはいちごたちにざくろが載っている雑誌を見せながら「ごらんあそばせ!このつややかに毛先までキューティクルの行き届いたまるでブラックパールのように光り輝く黒髪!神秘的かつ知的な静けさをたたえながらその奥に秘めた情熱をもつブルーサファイアのような瞳!さらに!細く長くあくまでもスラリとのび、しかし一目見て日頃のエクササイズのたまものと分かるホワイトプラチナのごときおみ足!このお方こそ!!まちがいなくわたくしたちが探し求めた最高の仲間!地球を救う真の戦士ですわっ!」と、熱弁する。
みんとは美しいスタイルを持つざくろに個人的な憧れの感情を持っていたため、ざくろに会ってみたいとはりきっていたのだ。

オーディションに潜入したいちごやれたすはさっそく審査員の前で最初のお題であるウォーキングを披露するが、はじめてのオーディションに緊張してなかなかうまくできなかった。一方のみんとは、日本舞踊とバレエで鍛えた美しいフォームのウォーキングを披露する。
オーディションが進む中、突然ミュウミュウの仲間で天真爛漫な性格の小学生・歩鈴が乱入する。歩鈴は中華風のサーカスが得意だが、皿回しやドラ鳴らし、口から火を噴くなど、ウォーキングとは関係のないことをやって審査員を困らせ、怒らせてしまった。審査員のひとりは怒りのあまりオーディションの中止を言い渡す。
戸惑ういちごたちの前にざくらが現れ、審査員を諌めた。ざくろはオーディションを受ける人への見本としてウォーキングを披露するが、あまりの美しさにみんとを始めとしたミュウミュウのメンバーは魅入られ、「こんな人がもし仲間なら⋯すごくいいにゃあ♡」と思うようになる。

オーディションの最中、キメラアニマが現れた。いちごたちが応戦しようとすると、ざくろがミュウザクロに変身して敵を倒す。いちごたちは、綺麗でかっこいいざくろが最後の仲間だと知って非常に喜んだ。
ところが、ざくろは5人目のミュウミュウが見つかったことに対して喜ぶいちごたちに「ばからしい。⋯⋯あたしはだれかとつるむ気なんてない。仲間なんて必要ないわ。」と宣言した。みんとがざくろの言葉に「おねえさま⋯」と呆然とすると、ざくろは自分に話しかけてくるみんとに対して「⋯⋯あなた、ウザいわ。」とひどく突き放すような言葉を言う。
憧れのざくろの冷たい言葉にショックを受けたみんとはその場で涙を流し、その数日後も魂が抜けたように生活していた。いつもは強気なみんとの姿を心配したいちごは、夜にれたすや歩鈴と共にみんとの家の豪邸に遊びにいく。

いちごたちはみんとの家でかわいいパジャマを着て、お茶会をすることになった。
気分が乗らないが乗らないみんとだったが、みんなでお菓子を食べたりおしゃべりをしたりするうちに元気になってくる。途中、いちごたちはみんととまくら投げをすることになった。その時、歩鈴がまくらをひっぱったため中から羽毛がふわふわと飛び散る。

見出しのセリフはまくらから飛び出た羽を見ながらいちごが思ったことで、嫌なことがあったらみんなと一緒に気分転換をして忘れてしまおうという意味の名台詞である。

⋯⋯みんとのその笑顔を見にきたんだよ

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パジャマパーティーをするいちごとみんと。

2巻でいちごがみんとに言ったセリフである。

みんとは最後のミュウミュウの仲間で憧れだったざくろから「あなた⋯ウザいわ」と、言われたことで深く傷つき、いつもの強気な姿が嘘のように覇気がなくなっていた。
そんなみんとを心配したいちごは、れたすや歩鈴と共にみんとの家にお邪魔し、そのままみんとたちと夜のお茶会をすることになった。途中、ハプニングで水道が壊れたり、みんとの部屋のクッションが破けるという事件もあった。最初はハプニングに驚いていたみんとは、いちごたちと楽しい時間を過ごすうちに普段の笑顔を取り戻す。

見出しのセリフは「水道は壊すわクッションはボロボロにするわ⋯あなたたち、いったい何しにきたんですの?」と、とびきりの笑顔でいちごに質問したみんとに対して、優しい笑顔でいちごが言った名台詞である。「みんとが笑顔になってよかった」という、いちごの優しさや友達思いな一面が表れた名台詞である。相手を安心させるようないちごの笑顔と言葉に照れたみんとは、毛布を持ってくると言いながらその場を離れた。

あたしたち五人そろって正義の味方、東京ミュウミュウ!!これからも、地球の未来にご奉仕するにゃん♡

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2巻でいちごがテレビのカメラに向かって言ったセリフだ。

地球の生物を怪物へと変化させるキメラアニマを作り出す敵のキッシュは、TV局の中にたくさんのキメラアニマを仕向けた。
いちごはみんとやれたす、歩鈴、ざくろと協力してキメラアニマを倒す。その様子はTVカメラに撮影されていた。

見出しのセリフは「おどろきました!突然あらわれたこの少女たち。いったい何者なんでしょう?」と、質問するTVの前で「地球を守る」と堂々と宣言したいちごの名台詞である。

だれかと一緒に行動するのを嫌う孤高の戦士であるざくろはこれまでいちごたちの仲間になるのを否定していたため、いちごたちと距離を取っていた。ところが、TVのカメラが向けられている中で堂々と戦ういちごたちを見たざくろはいちごたちの事を「面白い」と感じるようになり、「いちごたちだったら仲間になっても良いかもしれない。」と、考えるようになる。見出しのセリフは、今回の戦いで「ざくろもミュウミュウの仲間のひとりになった」という意味合いも込められている。

あんたなんか一生同情してやんないんだから。⋯でも⋯⋯あたし、がんばるから。

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白金はいちごの隣にいる金髪の少年だ。

6巻でいちごが白金稜に言ったセリフである。

白金はいちごたちがキメラアニマの情報収集のために働く『ミュウミュウ』というお店のオーナーで、いちごたちをミュウミュウにした張本人の高校生だ。

いちごは白金が指揮した『μプロジェクト』によってイリオモテヤマネコの遺伝子を体に打ち込まれ、ミュウミュウに変身する能力を得た。『μプロジェクト』とは、地球を襲うエイリアンに対抗するために人間に絶滅危惧種の遺伝子を打ち込んでエイリアンに対抗できる生物兵器を生み出す、というプロジェクトのことである。
いちごは『μプロジェクト』によるイリオモテヤマネコの遺伝子の影響で、感情の高ぶりに応じて猫耳や猫のしっぽが出てしまう体質となってしまい、最近ではドキドキするようなことがあると完全な猫となってしまうこともあった。

いちごが完全な猫となったとき、野生の猫に襲われたり、敵に襲われても抵抗できなかったりするなど、しばしば危機が訪れる。
そんな時、ピンチのいちごを救ったのはアルトという名前の猫だった。いちごは正体不明のアルトに何度も助けられる。
ある日、いちごは猫の姿で敵のエイリアンの一味であるタルトに襲われるが、アルトによって助けられた。猫になったいちごは、だれかにキスをされれば元に戻る。猫のアルトにキスをされて人間の姿にもどったいちごはアルトの傷の手当をしようとすると、アルトは激しく抵抗した。そしてアルトの体が光り、白金へと変化する。
いつもいちごを助けてくれる猫のアルトの正体は、白金だったのだ。

アルトの正体がいつもは言い争いをしているいじわるな白金だったことに驚くいちごだったが、白金が猫に変身した理由をカフェのウェイターで白金の仲間の赤坂から説明される。
白金の両親は、『μプロジェクト』のリーダーだった。白金は小さいころ、白金家の執事だった赤坂や両親と幸せに暮らすが、白金家で火災が起きて両親が亡くなってしまったときから日々の生活は一変する。
賢い子どもだった白金は大好きだった両親の『μプロジェクト』を継ぐ決意をし、数年後に赤坂とともにプロジェクトを成功させた。

白金は、人に絶滅危惧種の遺伝子を打ち込む『μプロジェクト』が本当に安全なものかどうか、疑問に思っていた。そこで、自分にイリオモテヤマネコの遺伝子を打ち込み、安全性を確かめる。

この『μプロジェクト』には、遺伝子に適応しない人間に打つといちごたちのようにミュウミュウに変身することはなく、動物に変身してしまうだけだという欠点を持っていた。

赤坂はいちごに対して、「そう。稜はあなたがたのためにみずからμ遺伝子の実験台になったのです。自分の意思でネコのアルトに変身はできるが、10分以上そのままでいると元に戻れない体になってしまった⋯。でも、稜はかならずいちごさんたちのコトは守る⋯⋯と。」と説明する。

それに対して白金は「おれがこいつらをまきこんだんだ。あたりまえのコトしかしてない。」と返した。
白金の過去を知ったいちごは「でも⋯そんなコトあったんだ⋯⋯⋯かわいそう⋯」と涙ぐむ。そんないちごに対して白金は、キスをするフリをしていちごをドキドキさせ、ネコに変身させた。

見出しのセリフは「人のコトかわいそーなんていってる場合かよ。」と、からかってくる白金に対して言ったもので、いつもはケンカ相手の白金の過去を知ったいちごが、白金の思いに応えるためにもミュウミュウとして戦って平和を目指すと宣言したという意味合いの名台詞である。

ちなみに、白金はいちごに対して好意を寄せているが、素直じゃない性格のため、ついいじわるなことを言ってしまうのだ。いちごは最後、「わかっちゃったんだもん、白金が真剣だってコト。だからわたし、がんばるんだ。それだけがきっと、あたしにできるコトだから⋯⋯」と独白する。

shingeki9302
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@shingeki9302

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