ノブ／寺島伸夫（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】

レンとの別れとブラスト崩壊

新たに地道に活動をしていくことを決めたブラスト。
そんな中、バンドを立て直すべくボーカルであるナナはソロ活動をすることになる。
ナナの誕生日の前日、レンはナナに会いに行こうと大雪の中車を走らせる。
忙しい中、熱愛報道や世間からの批判に疲れていたナナとレンの間には距離ができてしまっており、長らく時間を共にしていなかった二人。誕生日を祝おうとスピードをあげるレンは、ナナの幻覚を見て、建物に車ごと突っ込んでしまう。
車は潰れており、誰が見ても即死だと思うほどの事故だった。

部屋で一人いたノブは、音楽もかけずひっそりと今後について考えを巡らせていた。
いきなりスピーカーからギターソロが爆音で流れ出し、聞いたこともないようなフレーズだったが、レンが弾いているのではないかと感じるようになる。あまりに爆音で音を下げようとするが、スピーカーの電源は入っていなかった。
不思議に感じるノブは、だんだんと嫌な予感がするようになる。
ちょうどレンが亡くなった時だった。

レンの訃報を聞き、全員が立ち直れないほどの傷を負っていた。
これからブラストを立て直すことなどなにも考えられなくなっていた。
ここからブラストは沈黙を続けることになる。

ノブのその後

レンを失ってしまったショックで、メンバー全員の心は弱り切ってしまっていた。
そんな最中、ナナは行方不明になってしまう。
誰もがナナの帰りを待っていたが、便りはなく、物語は未来のシーンへと移り変わる。

ナナの帰りを待ちながら、他のブラストのメンバーはそれぞれ個別で活動をしており、時たまナナと奈々が暮らしていた思い出の地であるマンションに集まっていた。
ノブは地元のライブハウスを経営しており、若手の支援を手伝っているという。
元々実家は大きな老舗旅館だったこともあり、その後を継ぎ、いまでは経営方針を巡って父親を喧嘩するまでには跡取り息子として励んでいた。
ナナが消えてしまった悲しみや、レンが亡くなってしまった喪失感から未だ立ち上がれていないノブと奈々は、情なのか愛なのか分からない感情をお互いの間で抱いたまま大人になってしまった。

ノブ／寺島伸夫の関連人物・キャラクター

ナナ／大崎ナナ（おおさきなな）

CV：朴璐美 / 土屋アンナ（歌唱時）PS2ゲームでの声優：皆川純子
実写映画演者：中島美嘉

ブラストのボーカル担当。腕に蓮の花のタトゥーが入っている。

ノブとは付き合いが長く、高校時代は同級生だった。
母親は4歳の頃に蒸発し、父親は顔も知らない。祖母に育てられたが15歳の時に亡くなってしまい、天涯孤独。
その当時仲が良かったノブに支えてもらいながら、ヤスやのちの恋人となるレンと出会う。

ブラストを結成し、レンとは恋人同士になる。
ブラストのメンバーのことを家族同然に思っており、なにより大切にしている。
「ナナの後ろでギターが弾ければそれだけで幸せ」と言わせたほど、ノブにとっても大切な存在であり、お互いの絆が強い。

上京後は奈々と同棲しており、奈々のことも大切に思っているが、元々友達付き合いをしてこなかった為、奈々との距離感に悩む。
大切にしすぎるが故に、レンとの距離感や奈々との距離感を誤ってしまうことも多く、精神的に不安定になる。
うまく感情表現が出来ず、本当の気持ちとは裏腹な態度を取ってしまうことも多く誤解されがち。
ヤスとはなんでも悩みを打ち明けられるような関係で、ついついなんでも頼ってしまう。

大崎ナナ（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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大崎ナナ（おおさきなな）とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
BLACK STONES（ブラックストーンズ / ブラスト）のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮（ほんじょうれん / レン）とは恋人同士。
レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。
幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。
友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。

レン／本城蓮（ほんじょうれん）

CV：木内秀信 / PS2ゲームでの声優：櫻井考宏
実写映画演者：映画1・松田龍平 / 映画2・姜暢雄

トラネスのギタリスト。ノブのことをとても可愛がっており、自らギタリストの座を譲ったこともある。
ノブにとってはギターヒーローみたいな存在で、レンのようになりたいとギターを弾き始めたきっかけの人物。
ノブの紹介によりナナと知り合い恋に落ちていく。地元にいた頃からの恋人で、のちに結婚する。
シドヴィシャスに憧れており根っからのパンクロッカー。首についている南京錠はナナからプレゼントされたもの。
元々はブラストのベーシストだったが、トラネスのデビュー直前に抜けたギタリストの代わりに抜擢され引き抜かれる。

パンクファッションで目立っているが、性格は穏やかで仲間想い。
自分自身の中の孤独と常に戦っており、ナナがそばにいないと不安定になることが多く、仲間たちから心配されている。
心の葛藤に負けそうになりながらもなんとか生きて居たが、薬に手を出し、帰らぬ人となってしまう。

レン／本城蓮（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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本城蓮（ほんじょうれん）は、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。

ハチ／小松奈々（こまつなな）

CV：KAORI / PS2ゲームでの声優：宍戸留美
実写映画演：映画1・宮崎あおい / 映画2・市川由衣

恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
惚れやすい性格で学生時代から実らない恋愛をし続けており、周りからは男をみる目がないと言われている。
ナナとは同居人であり、女同士でいながらも恋愛に近いような気持ちをもっており、ブラストのことを一番応援している。
ブラストのメンバーからはマドンナのような存在と言われている。

ノブととても波長が合い、ノブとの長い付き合いのあるナナからもお墨付きをもらうほどの仲のよさ。
のちにノブにとっても忘れられない人となった。
ナナとレンとの復縁に一役買ったことから、ナナからご褒美として大ファンであったタクミとの出会いをプレゼントされる。
そこから関係は続いたが、自分勝手なタクミに傷つき疲弊していた。見かねたノブが奈々に告白をし、付き合うこととなる。
順調に交際を続けていた最中、妊娠が発覚。自分勝手なタクミは責任はとってくれないだろうと思い一人で産むことを決意する。
その時付き合っていたノブとの子の可能性も捨て切れなかったが、ノブの未来のことも考え、容認してくれたタクミの子として育てていくことを決める。
ノブはその時ブラストのデビューを控えており、奈々はノブのことをとても大切にしていた為、ノブに迷惑がかからないように身を引いた。
結婚後もノブとのわだかまりが残っているが、お互いのことを大切にしている為未練のようなものが二人の間にはある。

ハチ／一ノ瀬奈々（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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一ノ瀬奈々（いちのせなな）とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
ナナとは同居人の仲でBLACK STONES（ブラックストーンズ／ブラスト）のことを一番応援している。
ブラストやTRAPNEST（トラップネスト／トラネス）のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫（てらしまのぶお）とは相性が合う。

香坂百合（こうさかゆり）／松本朝海（まつもとあさみ）

CV：すほうれいこ

本名は松本朝海（まつもとあさみ）で香坂百合はAV女優の芸名。
勝気な性格で、現実的ではあるがツメが甘い部分がある。自己陶酔しがち。

家出をし路頭に迷っていたところを事務所に拾われ清純派アイドルとしてデビュー。
しかしなかなか売れずに居た時、事務所や業界から脱ぐようにおだてられ、少しずつグラビアアイドルとして活躍するようになる。
その活躍が認められ後にAV女優としてデビューする。演技力が認められ売れっ子になり、業界の中でも名が知られるようになる。
男運が悪く、元彼に貢ぎすぎてお金が無くなってしまった為、事務所の寮に住んでいる。
ブラストもデビューをきっかけにその寮に移り住むことになり、隣部屋だったノブと知り合うことになる。
ノブのことを気に入っており、積極的にアプローチを続け付き合うことになった。
百合の雰囲気が奈々に似ており、ノブ自身もそんな百合に自然に惹かれたことを気がついておらず、バンドメンバーからは奈々のことを忘れられていないと思われている。
まだ奈々のことを忘れられていないノブに気づいており、やきもちを焼いている。
またブラストのメンバー自体も奈々のことをとても可愛がっている為、頻繁に出入りする奈々に対して敵意を持っている。

香坂百合／松本朝海（NANA）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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香坂百合（こうさかゆり）／松本朝海（まつもとあさみ）とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れっ子AV女優。香坂百合は芸名で本名は松本朝海。主人公の大崎ナナがボーカルを務めるバンド・BLACK STONES（ブラックストーンズ／ブラスト）も所属している芸能事務所「四海コーポレーション（通称：四海）」の寮に住んでいる。ここでブラストのギタリスト寺島伸夫（てらしま のぶお）と出会い、特技の色仕掛けから交際に発展する。恋愛と仕事の狭間で思い悩む様子が描かれている。

ノブ／寺島伸夫の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「おれはおまえを幸せにする為ならなんだってやってやる！ おれなりに！」 「つーか おまえがいてくれりゃあ何だってやれる気がするんだ」