SERVAMP(サーヴァンプ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SERVAMP』とは、田中ストライクが2011年より月刊コミックジーンにて連載中の漫画及びそれらを原作としたアニメ作品。
2016年7月から9月までの間AT-XやTOKYO MXなどでテレビアニメが放送され、2018年4月7日より劇場アニメ『「SERVAMP -サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』が公開された。
舞台は現代。“サーヴァンプ”と呼ばれる吸血鬼の真祖にして7つの大罪をつかさどる存在と、その契約者である主人(イヴ)たちによるバトルファンタジー作品である。

CV: 一条和也

有栖院家の当主で、御園と御国の父親。自分から真昼に御園のアルバムを見せておきながら「私の息子を性的な目で見るな」と突然怒り出し、確かにあの二人の父親だと真昼をドン引きさせた。
7年前から御園に「御国のことは忘れなさい」と何故か言い含め続けるなど、言動には謎がある。
その真相は、御門と以前屋敷で勤めていた女性の間に御園が生まれたことから始まる。
妻に隠れて御園の母親となった女性と文通していたことが、“嫉妬の真祖”に蝕まれた妻が御園の母親を殺す動機となった。
7年前、妻はとうとう御園も殺そうとする。それを止めようとした御国が妻を殺し、そのまま“嫉妬の真祖”であるジェジェと有栖院家を出て行くという悲劇が起こった。
事件の後、後悔の念に苛まれ自分の出生に関する真実を知った御園が多大なショックを受けることを恐れた御門。
御園が何かを思い出そうとする度にリリイが幻術をかけ、使用人たちも口裏を合わせるなどの工作が行われた。
チェスが強く、御園は長い間歯が立たなかった。しかし、事実を知った上で前に進もうとする御園と対決し初めて敗北を喫する。
決意を新たに御門が作り出した秘密の園から出て行く御園に、御国に会えたら「家族でちゃんと話をしよう」という伝言を預けた。
リリイの記憶だと、有栖院家の当主は代替わりと同時にサーヴァンプ(リリイ)と契約していたらしい。しかし、御門はリリイともジェジェとも契約していなかったようだ。

洞堂 永介(どうどう えいすけ)

CV:髙橋孝治

以前リリイに拾われた孤児の1人で、今は御園の運転手をしている。
下まつ毛が特徴的で、有栖院家の屋敷にいるサブクラスたちからは「ドードー」というあだ名で呼ばれている。
御園をアホ毛呼ばわりするなど、使用人としてはフランク過ぎるほどフランク。

宇佐美 三月(うさみ みつき)

CV:福原綾香

以前リリイに拾われた孤児の1人で、今は御門の秘書をしている。
クールで生真面目な性格で、主人である御門にも厳しく接する。
貧乳がコンプレックスで、実は女性アイドルグループの追っかけをしているなど隠れた一面がある。

クランツ・ローゼン

CV: 緑川光

リヒトのマネージャーで、リヒトの才能と実力を世界中に広めることに熱意を燃やしている。
フランス出身で語学が堪能。さらに温厚で人当たりの良い性格で、リヒトを叱れる数少ない存在。

ギルデンスターン

CV:武内駿輔

ロウレスのサブクラスで、画像中央の青いクジラのような着ぐるみを着ているキャラクター。
かわいらしい外見とは裏腹に、ドスのきいた低い声と高い戦闘力で椿を困惑させたこともある。

ジル&レイ

※アニメ未登場のため、CV不明

4番目の真祖である憤怒のサブクラス。常に2人で行動している。
C3に囚われていたが脱獄し、同じく囚われの身となっている憤怒の真祖を助けようとした。

『SERVAMP‐サーヴァンプ‐』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「桜哉を親友として止める」固まった真昼の決意。(第4話)

クラスメイトであり、親友だった綿貫桜哉は実は椿のサブクラスだった。
そして真昼は、椿から桜哉が両親に保険金目的で自宅のベランダから突き落とされてしまったこと、サブクラスは死にかけた人間にサーヴァンプの血を飲ませると作れること、自分を作ったサーヴァンプに従わないといけないこと等を聞かされる。
真昼は、いつもずっと一緒にいたのに桜哉について全く知ろうとしなかったことを後悔し自分を責める。
桜哉から見た椿は唯一自分との約束を守ってくれた恩人だが、その椿は吸血鬼同士の戦争を起こそうとしているとても危険な存在。
椿の元に戻り良からぬ企みに加担しようとする桜哉に「それなら、俺が止めてやる!!それができるのは、シンプルに考えて俺とクロだろ!!」と訴えかける真昼。
だが桜哉は姿を消してしまい、真昼は自分の力が及ばなかったことをひどく痛感する。
これが真昼の中で、椿とそのサブクラスたちを止めるために絶対に強くなるという不動の目的になったのであった。

「今のお前には…椿だけじゃない。俺も、みんなもいるだろ!!ひとりじゃねぇよ!!」桜哉は真昼のもとを去ってしまったが、真昼のこの一言は桜哉の心を大きく動かすのには十分だったことだろう。

ロウレスの過去と葛藤、そして本心。それに対して本気で向き合うリヒト。(10話)

ロウレスがリヒトと出会う遥か昔。
かつてのイヴであるオフィーリアとサーヴァンプの生みの親で“父さん”と慕う存在を相次いで失い、オフィーリアが命をかけて守ろうとしたものも呆気なく失われた。
大切なものを全て失ってしまったロウレスは、この世の全ては無意味で無価値で下らないものだと狂ってしまっていた。
そんなロウレスを、リヒトは「何も目指さず望まず努力もしない奴に、“自分“を語る権利などない」と激しく煽る。
ロウレスのインナーワールドのピアノでエリーゼのためにを弾き、ロウレスが蓋をしてしまった本心をこじ開けようとするリヒト。
そしてリヒトはロウレスに向かって全力で叫ぶ。
「強欲のロウレス!!その理想に手を伸ばせ!!望めえええええ!!」
「望め…ハイド…!!」
ハイド。リヒトの口から明かされた、これこそがロウレスの本当の名前。
リヒトの強い後押しでロウレス、いやハイドの止まっていた時間が再び動き出し、ここから2人の反撃が始まる。

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