SERVAMP(サーヴァンプ)のネタバレ解説・考察まとめ

『SERVAMP』とは、田中ストライクが2011年より月刊コミックジーンにて連載中の漫画及びそれらを原作としたアニメ作品。
2016年7月から9月までの間AT-XやTOKYO MXなどでテレビアニメが放送され、2018年4月7日より劇場アニメ『「SERVAMP -サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』が公開された。
舞台は現代。“サーヴァンプ”と呼ばれる吸血鬼の真祖にして7つの大罪をつかさどる存在と、その契約者である主人(イヴ)たちによるバトルファンタジー作品である。

リヒトとロウレス、登場。

しかし、ロウレスは真昼とクロたちと協力する気は無いと言う。
「椿をころすのか、放置するのか…今回も多数決しましょうよ。昔みたいにね」
「今兄さんとこには、傲慢と色欲、あと嫉妬かなー…居るらしいじゃないっすか。暴食と憤怒の2人は頭回るタイプじゃないっすけど、あの2人だって忘れたわけじゃないと思うっすよ」
軽薄な口調だが、明らかに棘のある言葉に真昼もクロとロウレスの間にある溝を感じ取る。
旅館に戻った真昼たちはテレビを見て、リヒトが来日中の天才ピアニストであることを知る。
リヒトが強欲のイヴであることを話すと、ヒューに「ロウレスは飽きればイヴを殺してしまう。あれはもう、壊れておるのじゃ。強欲には関わらぬが吉じゃぞ」という忠告を受ける。
もう一度リヒトとロウレスに会うために。真昼とクロはリヒトのピアノの演奏会の会場に向かう。
入り口でリヒトのマネージャーであるクランツに遭遇し、今日は全席関係者の貸し切りということだったがプログラムだけでもあげようということで中に入ることができた。
だが、そこで見かけたのは椿のサブクラスの姿。リヒトが強欲のイヴだということは椿も知っていて、コンサートホールの客席にいたのは全員椿のサブクラスだった。
コンサートホールに辿り着いた真昼とクロが見たものは、椿のサブクラスの死体の山だった。逃げた1人以外は全員ロウレスが殺していた。
そしてロウレスの口から、サーヴァンプ7人兄弟の過去の出来事について語られる。
強欲・暴食・憤怒は殺すべきでないと反対した。傲慢・嫉妬・色欲は我々が殺すべきだと賛成した。
ロウレスが口を開く度に、真昼の隣でクロの殺気が形を持って膨らんでいく。

「ある人物を殺せ」というC3からの命令に、サーヴァンプたちは大いに揉めた。

コンサートホールにいた椿のサブクラス唯一の生き残りであるライラックを旅館に連れ帰った真昼とクロ。
だが、ロウレスに過去の話を持ち出されてからクロの様子が明らかにおかしい。
そんな中真昼は、ライラックから「ヒガンさんに気をつけて。あの人は、サブクラスで一番強くて危険だ…」という情報を聞かされる。
翌朝、真昼の携帯にクランツからの着信が入る。ロウレスが昨日出掛けたまま戻らず、リヒトも体調不良を訴えていると。
そしてリヒトの元に大柄で赤い長髪の男・ヒガンが現れる。
ヒガンと戦うが、全然歯が立たないリヒト。時同じくして、ロウレスもサブクラスをほぼ皆殺しにされ激怒した椿に倒されていた。
リヒトを見つけ、助けようとする真昼。しかし、クロが黒い球の中に籠ってしまい、リードも吸い込まれてしまう。
突然のことに体が動かない真昼は、傷だらけのリヒトに守られる。その結果、リヒトはヒガンに敗北し連れ去られてしまった。
真昼は御園・リリイ・鉄・ヒューと合流する。途中の道で御園が拾ったという、ベルキアのストラップがついた赤い携帯電話。
これはヒガンが落としたもので、椿から電話がかかってきた。
電話に出た御園は、椿たちが連れ去ったリヒトとロウレス、そしてこちら側にいるライラックを交換するという取引を持ちかけた。
旅館に戻った一同はリヒトとロウレスを救出するための作戦を練るが、クロが戦闘不能になってしまった真昼は御園から戦力外通告を受け、旅館に残ることになる。
「今度は俺が、お前一人じゃ解決できないことに手を貸す番だった…。ごめん…クロ…」部屋で1人涙する真昼。

黒い球体の中に閉じ込められているクロ

クランツから吸血鬼に効く聖水などの商品を扱う骨董屋がいると聞き、御国だと確信した真昼はクロを元に戻すために他の面々と別れてそちらに向かうことにした。
御園たちはヒガンの携帯電話に残っていた写真から椿たちの潜伏先を特定するに至っていた。
御国の骨董屋に辿り着いた真昼は、イヴの人間がサーヴァンプの内部へ入り込み直接接触することができるという怪しげな薬を飲まされ意識を失う。
変装し椿たちの潜伏先であるホテルに潜入した御園たちだが、潜入して早々に椿のサブクラスたちの襲撃を受ける。
目を覚ましたリヒトとロウレス。壁を隔てた先に、お互い傷だらけで囚われの身となっていた。
「リヒたんは確かに凄いピアニストだけど、他にも凄いピアニストはいるし、唯一無二なものなんてこの世にはない」とロウレスが言い、「俺がまさに唯一無二だっつってんだ。テメーは何から逃げてんだ?」とリヒトが言い、二人の言い争いが始まった。そしてリヒトは壁を蹴り壊し、ロウレスの前に立つ。
クロのインナーワールドに入り込んだ真昼。クロに会って、今度はちゃんと話をする。そのために、真昼は奥へと進んでいく。
そしてサーヴァンプ7人兄弟の確執となったC3からの命令の内容が明らかになる。それは、サーヴァンプの生みの親を殺せというものだった。
意見が真っ二つに割れる中、クロが下した決断は「殺そう。俺が殺す」だった。
迷いながらサーヴァンプの生みの親を手にかけるクロの姿を、真昼は見た。そして真昼は、クロの心のドアをノックする。
真昼の顔を見たクロは開口一番に「おれはまちがってない!!」と叫ぶ。
「誰か言ってくれ…俺は間違ってなかったって」そう懇願するクロに、真昼は「間違ってたんだよ!それは俺が決めることじゃない!世界が決めることじゃない。自分なんだよ、クロ!お前自身が、間違ってたかもって思ってるんじゃないか!」とストレートに踏み込んだ。
「大丈夫。後悔してんなら、こんな所でうずくまってる時間なんてない!クロ!向きあおう!一人じゃないんだ!!出来ることは、ある!」とクロに手を差し伸べる真昼。
クロがやっと前に進めた瞬間だった。

過去を悔いて、向き合うことを避けてきたクロ。

「直接じゃ何も言えねえのか。小物ネズミ」リヒトはロウレスに詰め寄り、二人の力と価値観のぶつかり合いとなる大喧嘩が始まる。
そしてロウレスのインナーワールドに取り込まれたリヒトは、ロウレスの過去を見ることになる。
大切だった当時のイヴであるオフィーリアを失い、その直後にサーヴァンプの生みの親として慕っていた人物も亡くなってしまいロウレスは狂ってしまった。
そんなロウレスを見て、リヒトはピアノでエリーゼのためにを弾きながらロウレスに語りかける。
リヒトの言葉に感化され、今まで目を背けてきた感情と意思に向き合うことを決めたロウレス。
強欲のロウレス。本当の名前は、ハイド。
そしてリヒトとハイドは、ヒガンと対峙する。

ここからリヒトとハイドの猛反撃が始まる。

リヒトとハイドの必殺技の名前は、ジキルとハイド。
ヒガンがリヒトを攻撃しようとすると防御体制のハイドと入れ替わり、一瞬の隙に攻撃態勢のリヒトと入れ替わる。
だがヒガンも本気を出し、リヒトとハイドは再び窮地に陥る。
一方その頃御園とリリイも桜哉と対峙し危機的状況になるが、御国とジェジェに助けられ事なきを得る。
最上階では鉄とヒューがブラックボックスという必殺技を繰り出すが、ベルキアによってヒューがどこかに飛ばされてしまう。
撤退すべきか、探しに行くべきか。迷う御園。
そんな中現れたのは、真昼と真っ黒なライオン・クロだ。
「コイツってば、ずーっと怠けてたみたいでさ…」と真昼が少し呆れたように言う。
実は、クロの本当の姿は黒猫ではなく、真っ黒なライオンだった。
そして真昼のリードも箒から槍に変化し、真昼とクロの能力は格段に上がる。

過去と向き合い、真の姿を現したクロ。

リヒトとハイドも、力を合わせて何とかヒガンに勝利する。
リヒトとハイドと合流した真昼とクロ。クロとハイドは、過去のことについて言葉を交わし和解が成立する。
だが、リヒトがハイドに契約の際に渡したネックレスをライラックが奪い取ってしまい、それがやってきた椿の手に渡って破壊されてしまう。
そしてついにぶつかり合うクロと椿。「めんどくせえ隠し子がいたもんだ」クロが苦々しく言う。
椿が「認めてくれるの?僕が兄さんたちの弟だってことを」と問いかけ、クロは「認めざるを得ねえよ。こんなバケモノを作れんのは、一人しかいねえ」と答える。
その上でクロは「俺はここをどけねえんだ。お前とは、俺が向き合わなきゃなんねえ。交えるべきは武器じゃない。言葉だ」と椿の前に立ち塞がる。
クロと椿のもとに向かおうとする真昼に御国が「少年、なんで逃げなかったの?勇敢さと無謀さは別のものだよ」と聞く。
それに対して真昼は「クロは向き合おうとしてるんだ!椿に…自分のしたことに」と答える。
「責任を取ると言うなら、それは怠惰のサーヴァンプの問題だろ」と言う御国に、真昼は「じゃあ、なんでサーヴァンプにはイヴがいるんですか?…俺はクロの相棒だ!」と言い残し走って行った。
黒いライオンの姿になったクロが、前足で椿を捕える。
クロを止めようとした真昼に椿が刀を投げつける。だが、刀が差さったのは真昼にではなく、真昼を庇った桜哉にだった。
真昼のリードが今度は鍵の形に変わり、クロの舌に差し込む。
見えたのは、椿の過去。椿には他の兄弟は自分に会いに来てくれないのかな?という寂しさや、先生と慕うサーヴァンプの生みの親がクロに殺される瞬間に何もできなかったという悔しさがあった。
そして決着がつき、椿が姿を消したことで幕引きとなり、それぞれが元の日常に戻っていった。

「サブクラスの皆に、僕のことは忘れて自由に生きるようにと伝えて」そう言い残して去り行く椿。

『SERVAMP‐サーヴァンプ‐』の用語解説

サーヴァンプ

契約した主人から血をもらい命令に従う、SERVANT(下僕)のVAMPIRE(吸血鬼)。
吸血鬼の「真祖」と呼ばれる存在で、不老不死で基本的にケガをしてもすぐに回復する。
日光の下ではそれぞれ動物の姿になってしまい、死ぬと「灰塵」(ジン)になる。
サーヴァンプは怠惰・傲慢・嫉妬・憤怒・強欲・暴食・色欲をつかさどる、全部で7人が存在するはずだった。
しかし、8人目で憂鬱のサーヴァンプを名乗る椿が現れる。
主人(イヴ)から物と名前を与えられるとそれが契約の証となり、主人(イヴ)が亡くなるとその時点で契約が終わり与えられた物と名前が無効になる。

主人(イヴ)

サーヴァンプと契約をした人間のことで、サーヴァンプに血を与えることによってサーヴァンプに命令ができる。
だが、自分が契約したサーヴァンプと一定の距離以上離れることができないという制約がある。
6時間経過すると体調不良のような体の異変が発生し始め、18時間経過するとサーヴァンプもイヴも動物の姿になってしまう。
そして24時間経過すると死んでしまう。

下位吸血鬼(サブクラス)

元人間。人間として死んだ後、サーヴァンプによって吸血鬼にされ、自分を吸血鬼にしたサーヴァンプに従属する存在。
サブクラスも不老不死ではあるが、サーヴァンプと違って日光を浴びたりサーヴァンプに吸血されたりすると灰になってしまう。
ちなみに椿のサブクラスだけは例外である。

武器(リード)

イヴが使える武器。個人によって箒や椅子など、全くバラバラの形になる。
サーヴァンプやサブクラスに治りにくいダメージを与えることが可能。
さらにサーヴァンプを制御し、連携技を発動させることができる。
連携技も、契約しているサーヴァンプ・イヴとリードの組み合わせで全然違ったものになる。

灰塵(ジン)

サーヴァンプやサブクラスが死ぬと発生するチリのようなもの。
まれに放出されたジンの影響で、異常気象が発生するなどの超常現象が起きることもある。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents