交響詩篇エウレカセブン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『交響詩篇エウレカセブン』とは、2005年4月17日から2006年4月2日まで毎日放送をキー局として、TBS系列で全50話が放送された、ボンズ制作のSFロボットアニメ。この作品のために作られた放送枠の朝7時より放送。
主人公の少年レントン・サーストンは、エウレカという少女に出会って一目惚れし、彼女を追って反政府組織ゲッコーテイストに参加。冒険の中で成長していく一方、知的生命体「スカブ・コーラル」と星の謎を追う巨大な陰謀に巻き込まれ、世界の命運を巡る戦いに巻き込まれていく。

塔州連邦軍最強のKLF(軍用LFO)。通称「ジ・エンド」。搭乗者はアネモネ。
全身を漆黒の装甲で固めた“黒いニルヴァーシュ”で、LFO技術の集大成として最新鋭の技術を結集させて作られた。
目のラインやサブフレームの一部が深紅に彩られている。
コックピットは搭乗者と手足で一体化するような埋め込み式になっており、全方位モニターによって180℃以上の視界を得ることが可能。思考とダイレクトリンクすることで頭の中で描いたイメージ通りに操縦することができ、驚異的な反応速度を得ることができるが、ライダーには多大な肉体的・精神的負担が強いられる。
リフボードは左右に分離して、スキーのようにトラパーの流れに乗る特殊な仕様。

武装は両腕に収納されたブレード2本の他、有線リモートでオールレンジ攻撃が可能な大型クロー2基、屈曲しながら敵を追尾するホーミングレーザー18門が3基。
アゲハ隊のモンスーノ type VC10の6機と共にフォーメーションを組むことで使用可能な、対コーラリアン兵器「バハルックスウェル」。
胸付近にある2門の放射口から放出される、物理的ダメージと共に敵の脳にダメージを与え、精神破壊を引き起こすトラパー波放射特殊兵器「バスクード・クライシス」。

スカブコーラル外殻内でのtype ZEROとの最終決戦で、自分の本当の気持ちに気づいたアネモネに呼応して覚醒。
漆黒の機体から銀色の鮮やかな色へと変化。目の色も赤から慈愛に満ちた穏やかな緑色に変化した。
その後、その身を犠牲にして爆風からアネモネとドミニクを守り抜き、外骨格のみを残して消滅し、活動を停止した。

『交響詩篇エウレカセブン』の用語

コーラリアン

この星において存在する謎の生命体。
抗体や人型、雲状のクテ級などの区別がある。物語の鍵を握っていく存在。

クテ級コーラリアン
巨大な雲状の存在で、空中(クウチュウ)に停止(テイシ)していることから「クテ級」と呼ばれる。トラパーが濃いため接近は困難。

抗体コーラリアン
スカブコーラルが甚大なダメージを受けると大量に出現し、人間の白血球や抗体と同じように、防衛本能としてその一帯に存在する対象を無差別に攻撃することからその名前が付けられた。抗体コーラリアンは様々な形態・彩色をし、数十万規模で発生する。
抗体コーラリアンが活動できるのは出現から「1246秒」の間だけであり、活動時間を過ぎると石灰化し活動を停止する。

スカブ(スカブコーラル)

この惑星の大地を覆う珊瑚のような物質。突如隆起するなどの変動を頻繁に起こしている。
「知性生命体」であると考えられている。

トラパー

トランサパランス・ライト・パーティクルの略。
スカブから吹き出し、大気中に満ちている特殊な粒子。リフボードはこの粒子の反発力で浮遊する。

スカイフィッシュ

謎の生物。トラパーの多いところを好み、人々の楽しい気持ちに反応して集まってくるという習性がある。

セブンスウェル

ニルヴァーシュ type ZEROのサトリプログラムが発動した時に起こるといわれる現象。
七色の光とともに爆発、クレーター上に塩の大地を形成する。現象持続時間は1246秒。この現象中のニルヴァーシュは無敵の破壊力を発揮する。

サマー・オブ・ラブ

十数年前に発生したトラパーの異常発生による大災害。
人為的にセブンスウェルを発生させる実験を行っているときに失敗し、それを食い止めたのがアドロックだった。
その際、アドロックはスカブコーラルに精神を取り込まれて蒸発、民衆からは人類を救った英雄として称えられることになる。

LFO

本作における人型ロボットの総称。基本的にLFOは民間用、KLFは軍用と区別される。
特殊なタイプを除いて、人型からビーグルモードへと変形する。

コンパク・ドライヴ

この世界において、主な動力源で一般的に普及しており、人間が操縦する機械を動かすのに必要な小型装置。
LFO(KLF)はもちろん、バイクもこれがないと動かない。

アミタ・ドライヴ

コンパク・ドライヴの拡張パーツ。これによりサトリプログラムが起動する。
もともとはアドロックがアクセルに託したものだったが、アクセルからレントンに手渡された。

『交響詩篇エウレカセブン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」

『交響詩篇エウレカセブン』といえば、このセリフ。
主人公・レントンの父親であるアドロック・サーストンが残した言葉であり、作中で様々な人物がこの言葉を口にする。
なんでもない、田舎の少年だったレントンは、この言葉の通り、自分の未来を勝ち取っていきます。

「見守ることが愛情だなんて嘘。本当に好きなら、それを態度で示しなさい」

Parfait557
Parfait557
@Parfait557

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