交響詩篇エウレカセブン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2005年4月17日から2006年4月2日まで毎日放送をキー局として、TBS系列で全50話が放送された、ボンズ制作のSFロボットアニメ。この作品のために作られた放送枠の朝7時より放送。
主人公の少年レントンがヒロインの少女エウレカと出会って恋に落ち、成長していくボーイ・ミーツ・ガールの物語。それと同時に知的生命体「スカブ・コーラル」と星の謎を追う。

トランサパランス・ライト・パーティクルの略。
スカブから吹き出し、大気中に満ちている特殊な粒子。リフボードはこの粒子の反発力で浮遊する。

スカイフィッシュ

謎の生物。トラパーの多いところを好み、人々の楽しい気持ちに反応して集まってくるという習性がある。

セブンスウェル

ニルヴァーシュ type ZEROのサトリプログラムが発動した時に起こるといわれる現象。
七色の光とともに爆発、クレーター上に塩の大地を形成する。現象持続時間は1246秒。この現象中のニルヴァーシュは無敵の破壊力を発揮する。

サマー・オブ・ラブ

十数年前に発生したトラパーの異常発生による大災害。
人為的にセブンスウェルを発生させる実験を行っているときに失敗し、それを食い止めたのがアドロックだった。
その際、アドロックはスカブコーラルに精神を取り込まれて蒸発、民衆からは人類を救った英雄として称えられることになる。

LFO

本作における人型ロボットの総称。基本的にLFOは民間用、KLFは軍用と区別される。
特殊なタイプを除いて、人型からビーグルモードへと変形する。

コンパク・ドライヴ

この世界において、主な動力源で一般的に普及しており、人間が操縦する機械を動かすのに必要な小型装置。
LFO(KLF)はもちろん、バイクもこれがないと動かない。

アミタ・ドライヴ

コンパク・ドライヴの拡張パーツ。これによりサトリプログラムが起動する。
もともとはアドロックがアクセルに託したものだったが、アクセルからレントンに手渡された。

『交響詩篇エウレカセブン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」

『交響詩篇エウレカセブン』といえば、このセリフ。
主人公・レントンの父親であるアドロック・サーストンが残した言葉であり、作中で様々な人物がこの言葉を口にする。
なんでもない、田舎の少年だったレントンは、この言葉の通り、自分の未来を勝ち取っていきます。

「見守ることが愛情だなんて嘘。本当に好きなら、それを態度で示しなさい」

コーラリアンによって街が破壊されてしまう。自身と同じコーラリアンによって大きな被害が出てしまったことにエウレカは落ち込んでいた。そんなエウレカを励まそうとするレントンに、タルホが言ったセリフ。
いくら相手のことを思っていても、伝わらなければ意味がない。思うだけではなく、伝えようと努力する事が大事だとわかるセリフである。

「もし、この戦いが終っても、生きていいっていわれたら、小さな鏡を一つ買って、微笑む練習をしてみよう。もし、誰も傷つけずに生きていいといわれたら、風にそよぐ髪を束ね、大きな一歩を踏み締めて、胸を張って会いに行こう。」

エウレカの代わりとして作られたコーラリアンだったアネモネは、デューイにいいように使われてこれまで戦ってきた。そしてレントンとエウレカに敗れ、その最後に自分の側にずっと居てくれたドミニクの事が好きだと自覚する。しかし、ドミニクはもうアネモネの側には居なかった。
これはアネモネのドミニクに対する心の中でのセリフ。その後、ドミニクが現れて二人が心を通わせるシーンは作中でも屈指の名シーンとなっている。

『交響詩篇エウレカセブン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ポップカルチャーからのオマージュ

今作は、全編をとおして過去のアニメだけではなく、映画やSF小説・マンガ・音楽など様々な作品からのオマージュが積極的に取り入れられている。
タイトルについても例外ではなく、ミュージシャンのシングルやアルバムタイトルをオマージュしたものが多い。例えば、10話のタイトル「ハイアー・ザン・ザ・サン」はロックバンド『Primal Scream』の一曲、26話の「モーニング・グローリー」はイギリスの大人気バンド「oasis」の一曲から取られている。
最終話サブタイトル『星に願いを』は、50話中唯一の日本語のサブタイトルで、放映開始時に使われていたキャッチコピーでもある。

Parfait557
Parfait557
@Parfait557

Related Articles関連記事

エウレカセブンシリーズの登場メカニックまとめ

エウレカセブンシリーズの登場メカニックまとめ

『エウレカセブンシリーズ』とは株式会社ボンズ制作のSFロボットアニメ。 スカブ・コーラルという珊瑚礁のようなものに覆われた大地と、未知の粒子トラパーの波が大気中を漂うある惑星を舞台に、主人公のレントンは反政府組織ゲッコーステイトのメンバーである不思議な少女エウレカと出会う。レントンの憧れであり、ゲッコーステイトのリーダー・ホランドに誘われレントンはゲッコーステイトのメンバーとなる。メンバーとなったレントンはエウレカと恋に落ち、様々な経験を積んで少年から徐々に大人へと成長していく姿を描いた物語。

Read Article

エウレカセブンAO(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

エウレカセブンAO(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「エウレカセブンAO(EUREKA SEVEN AO ASTRAL OCEAN)」とは、2005年に放送された「交響詩編エウレカセブン」の続編に当たるSFロボットアニメーション。制作会社はボンズである。義祖父と共に暮らす少年“フカイ・アオ”が、人型ロボットのニルヴァーシュとの出会いをきっかけに、謎の生命体・シークレットとの戦いに挑みつつ、行方不明の母親を探し始める。

Read Article

目次 - Contents