蜘蛛ですが、なにか?(小説・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蜘蛛ですが、なにか?』とは、馬場翁が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。KADOKAWAからライトノベルが発売、その後、漫画化・アニメ化された。2021年8月にはシリーズ累計発行部数が430万部を突破している。女子高生だった前世の記憶を持って、蜘蛛に転生した主人公が成長していく過程を描く。作中に張り巡らされた多くの伏線の謎が解き明かされていく展開は、非常に魅力的である。

一定以上のステータスと、「暗殺者」の称号を持つことで進化可能な、小型の蜘蛛系魔物。
前足の左右1本ずつが鎌になっている。また、進化時に「腐蝕攻撃」のスキルを得るが、「腐蝕耐性」は得られない。そのため、自力で「腐蝕耐性」を獲得していなければ、「腐蝕攻撃」を使った時点で自滅する。

エデ・サイネ

ゾア・エレの進化先。
進化時にスキル「死滅の邪眼」を得る。しかし、ゾア・エレに進化した時と同様に、自力で「腐蝕耐性」を獲得し、レベルを上げていなければ自滅してしまう。
非常に珍しい魔物で、「死の象徴」と恐れられている。

ザナ・ホロワ

ゾア・エレから派生する蜘蛛系魔物の最上位。クイーンタラテクトと同格の魔物。
進化時に「不死」のスキルを獲得し、「システム」内では死ななくなる。
管理者Dの想定では、ゾア・エレやエデ・サイネに進化した時点で自滅してしまうため、ザナ・ホロワに進化することは不可能だった。そのため、ザナ・ホロワに進化できたのは、世界で唯一「私」だけ。

アラクネ

上半身が人型、下半身が蜘蛛の半人半蜘蛛の魔物。
「傲慢」のスキルを所有しており、レベル50に達した小型から中型の魔物、という厳しい進化条件がある。
「私」は、エルロー大迷宮を出た際に、人型を持つアラクネならば人間とコミュニケーションが取れるのではないかと考えて、アラクネへ進化することを目指した。しかし、実際は下半身が蜘蛛のため、人間の街に入ることができなかった。
また、人型の腕ができたため、武器を持って戦うことができるようになる。「私」は自分の糸で鎌を作成し、鎌に「腐蝕攻撃」を付与することで、リスクなく「腐蝕攻撃」を使えるようになる。

パペットタラテクト

人型の人形を操る小型の蜘蛛系魔物。アリエルの眷属。人形の内部に入って、糸で人形を操作している。
初めは11体いたが、7体は「私」に倒され4体のみが残った。その4体は、アリエルと共に行動し、魔族領への旅に同行する。道中、暇を持て余した「私」が改造を施し、人間そっくりの美少女になる。その後、アリエルから「アエル」「サエル」「リエル」「フィエル」と名付けられた。

ゴブリン

人間に近く、亜人とも呼ばれる小鬼の魔物。
個々のステータスは高くないが、仲間意識が強く、集団で行動することで強さを発揮する。
また、寿命が短く、戦いの中で戦死することも多い。しかし、高い繁殖力でそれを補っている。
多くは「ホブゴブリン」や「ハイゴブリン」に進化するが、まれに「オーガ」に進化する個体もいる。

竜/龍

非常に強力な魔物。「地竜(龍)」「火竜(龍)」「水竜(龍)」「風竜(龍)」などが存在する。
竜の中でも、上位の個体は知性を持っている。龍へと進化すると個体名を持ち、高い知能を有する。
龍の中でも最上位の「古龍」は、ギュリエの眷属。世界の各地でギュリエから与えられた役割を果たしている。「古龍」になると、意思疎通も可能で、個々で性格も異なる。

エルローゲーレイシュー

「私」が「タニシ」と呼ぶ魔物。タニシのようにのっそりとした動きが特徴的。
エルロー大迷宮の下層に生息している。非常に弱く、倒すのは容易で、人間が決めた討伐の危険度は、最も低いFランク。しかし、「腐蝕属性」を持っているため、食べるとダメージを受けるので危険。

アノグラッチ

「私」が「猿」と呼ぶ魔物。「復讐」のスキルを所有しており、仲間を害した相手に対して、執拗に攻撃を繰り返す。
単体での危険度は低いが、大きな群れになると危険度が跳ね上がる。特に個体数が増える繁殖期は要注意。
また、エルロー大迷宮に生息する個体のみ、「暗視」のスキルを有する。

バグラグラッチ

yusuke137
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@yusuke137

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