蜘蛛ですが、なにか?(小説・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蜘蛛ですが、なにか?』とは、馬場翁が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。KADOKAWAからライトノベルが発売、その後、漫画化・アニメ化された。2021年8月にはシリーズ累計発行部数が430万部を突破している。女子高生だった前世の記憶を持って、蜘蛛に転生した主人公が成長していく過程を描く。作中に張り巡らされた多くの伏線の謎が解き明かされていく展開は、非常に魅力的である。

腐蝕属性は、死の崩壊を意味する。
そのため、腐蝕属性の攻撃は非常に強力で、腐蝕耐性がなければ自滅する。
腐蝕攻撃を行えるもの、および腐蝕耐性を持つものは限られている。

探知

周囲の様子を知ることができるスキル。
レベル1でも、非常に多くの情報を得ることができる。そのため、脳内で情報を処理しきれず、激しい頭痛を伴う。「魔力感知」などの感知系の能が統合された、上位スキルでもある。「私」は、「外道無効」を獲得して初めてスキルの発動に耐えることができた。

千里眼

遠くのものを拡大して見ることができた「望遠」の上位スキル。拡大に加えて、物質を透過して見ることが可能。さらに進化すると「万里眼」になる。「万里眼」になると、遠く離れた場所も見られる。

並列意思

同時に複数のことを考えることのできる「並列思考」から進化したスキル。
二重人格のように、完全に独立した別の意識として、同時に複数のことを考えられる。
作り出せる意思の数は、スキルレベルによる。「私」は体を動かす「体担当」、情報整理を行う「情報担当」、魔法を発動させる「魔法担当」に分けた。
また、マザーとの戦闘においては、マザーの精神に並列意思たちを送り込み、マザーを弱体化させた。

産卵

自分の分身体を生み出すスキル。
「私」がマザーの精神を侵食することで得た。
アリエルに深淵魔法で攻撃された際、このスキルで生み出した分身に、意思を移植することで生き延びた。

吸血鬼

ソフィアが転生時に獲得したスキル。
吸血した任意の相手を、吸血鬼に変えることができる。これによって、ソフィアは瀕死のメラゾフィスを救い、吸血鬼にした。
スキルのレベルによって、ステータスの向上など様々な効果を発揮する。しかし、日光を浴びることができないなどの弱点がある。ソフィアは、転生時から「真祖」の称号を得ていたため、弱点を克服することに成功している。

禁忌

レベル10になるまでは、効果が発揮されない。
「私」は、兄弟の亡骸を食べて「血縁喰ライ」の称号を獲得した時に得た。
レベル10になると、崩壊の危機にある世界の真実についての情報が、一気に脳内にインストールされる。その後、「贖え」というメッセージが常に頭の中に響く。人族では、このスキルの効果に耐えきれず、発狂してしまう者も多い。そのため、神言教では「禁忌」のスキルを持つ者を処分対象に定めている。

n%l=W

鑑定でも効果を知ることができない。
転生者は全員、転生時に獲得している。
地球からやってきた転生者たちの魂を、この世界に繋ぎ止めるためのスキル。転生者の死後は、その魂を地球の輪廻転生の輪に戻す。
転生者がステータスやシステムのメッセージを見る際に、日本語に翻訳する機能もある。

深淵魔法

暗黒系魔法の最高位に当たる魔法。相手を魂ごと消滅させる。そのため、「不死」のスキルを持っている相手にも有効で、転生もできなくなる。
低レベルの時点で、発動地点の地形を変えるほどの威力がある。

称号

yusuke137
yusuke137
@yusuke137

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