中間管理録トネガワ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『中間管理録トネガワ』とは福本伸行の人気作品である『賭博黙示録カイジ』の作中に登場する利根川幸雄を主人公にしたスピンオフ作品である。兵藤会長の機嫌を伺いつつも部下である黒服をまとめる立場、いわゆる中間管理職である利根川幸雄の苦悩と葛藤を題材にした作品で、『月間ヤングマガジン』で2015年7月号から2018年2月号まで連載。 2018年7月から12月まで日本テレビの深夜アニメ枠、AnichUで放送されていた。単行本は全10巻発売で完結している。

利根川幸雄「プッチンする派かしない派か!」

兵藤会長に渡すプッチンプリンをプッチンするかしないかで迷っている時に放った一言が、「プッチンする派かしない派か!」である。暴君であり、気分屋の兵藤会長はプリンをプッチンをするかしないかですら怒りだす可能性があるので、このような些細なことでもトネガワはとことん悩んでしまう。

利根川幸雄「エンジョイ、同窓会…!」

トネガワの高校生時代の同級生達との同窓会での1シーン。昔と同じようなノリではしゃぐ旧友達をみて呆れ果てていたトネガワだが、同級生の香川真帆に、少しくらい昔に戻ってもいいのではないかと言われる。結果的に校歌を合唱する際のピアノの伴奏をすることになったトネガワは「エンジョイ、同窓会…!」と独白した。
なんやかんや言いつつも同窓会を楽しむトネガワを見てにっこりと微笑む山﨑。そしてトネガワはピアノの演奏もできるという一面も見せる。

『中間管理録トネガワ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作画担当は福本伸行の元アシスタント

絵があまりにも原作に忠実に再現されているため、途中まで気づかない読者もいたはず。原作者である福本伸行は協力という形で今作に参加しているが、作画を担当したのは福本伸行の元アシスタントである橋本智広と三好智樹だ。
漫画版1・4巻では福本も作画に参加しており、4巻収録分に至っては30ページに及ぶボリュームになっている。

もう一つのスピンオフ作品『一日外出禄ハンチョウ』大槻とのコラボ

原作、『賭博黙示録カイジ』の登場キャラクターの1人で、地下労働施設の住人である大槻も今作に登場している。大槻の1日外出中のランチとトネガワのランチのお店が偶然にも被ってしまい、隣同士でご飯を食べるシーンもある。

トネガワはダンスが上手

部下の黒服の結婚式に参加するトネガワ。突然始まった黒服達のダンスに混ざり華麗なムーンウォークを魅せる。原作や他の回でも描かれることがなかったが実はダンスが上手であることが描かれている。努力家のトネガワがこっそりと練習をしていた可能性もあり、そんな部分からも部下思いな一面が伝わってくる。

南波照間支社に転勤していたトネガワ

人事異動により南波照間支社への異動が決まった黒服達を励ます時に胸元の海蛇に噛まれた古傷を見せるトネガワ。黒服達はトネガワが失敗をせずにここまで勝ち続けている人間だと思い込んでいたので、意外な過去に衝撃を受ける。そこから努力で現在の地位を手に入れたというトネガワに感銘を受けた黒服たちは、南波照間島への異動を受け入れる。

『中間管理録トネガワ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):ゲスの極み乙女「颯爽と走るトネガワ君」

人気バンド「ゲスの極み乙女。」によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は川合絵音。バンドにとって初のアニメタイアップとなった。

ED(エンディング):竹原ピストル「隠岐手紙」

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