ユーリ・プリセツキー（ユーリ!!! on ICE）とは【徹底解説・考察まとめ】

グランプリファイナル・ショートではすべての要素を完璧に成功させ、世界歴代最高得点の「118.56」をたたきだした（これは過去のヴィクトル・ニキフォロフの世界最高得点を抜く快挙だった）。フリーでは、4回転ジャンプを1度失敗するが、その後は完璧な演技をこなす。ヴィクトルだけに注目する勝生勇利に見せつけるように気迫で踊りきり、得点「200.97」を出した。結果、総合得点で1位となり、シニアデビューでのグランプリファイナル金メダリストとなった。

ユーリ・プリセツキーと関係する人物

勝生勇利（かつき ゆうり）

シニア5年目の日本のフィギアスケート特別強化選手。ユーリのライバル。23歳。体力があるが、プレッシャーに弱いため、いまひとつ戦績を残せていなかった。ロシアスケーターのヴィクトル・ニキフォロフに憧れており、ヴィクトルが長谷津へやってきたことをきっかけに、自らを鍛えなおす。ヴィクトルにコーチをしてもらい、グランプリシリーズショートプログラムではパーソナルベストを更新、グランプリファイナルのフリープログラムで、ヴィクトルのもっていた歴代最高得点を更新する。グランプリファイナルの結果は2位。

ヴィクトル・ニキフォロフ

「リビング・レジェンド」と呼ばれるロシアのスケーター。27歳。ユーリと同門で、ヤコフ・フェルツマンコーチに師事していた。世界選手権で5連覇しており、あらゆるスケーターたちの憧れとなっている。ある日突然、勝生勇利のコーチになると宣言する。「マッカチン」というプードルを飼い、可愛がっている。

オタベック・アルティン

カザフスタンの選手で、グランプリファイナルにも出場する。ユーリにとって初めての友達。ジュニア時代、ロシアで行われたヤコフのサマーキャンプに参加していた。そのとき、ユーリを見て「ソルジャーの目をしている」と思い、以来ずっとユーリに親近感を抱いていた（アニメ「第10滑走 超がんばらんば！ グランプリファイナル直前スペシャル」）。

ヤコフ・フェルツマン

ユーリのコーチ。70歳。指導方法は厳しいが、選手思いでとてもやさしい。過去にはヴィクトルのコーチでもあった。ヴィクトルが勝生勇利のコーチになったことで怒っている。別れた妻のリリア・バラノフスカヤとともに、ユーリを力強くバックアップする。

リリア・バラノフスカヤ

ヤコフの元妻で、元ボリショイ・バレエのプリマだった。性格も指導方法も厳しい。ヤコフに請われ、ユーリのコーチになる。ユーリのフリープログラムを振りつけし、プリマの動きをユーリにたたきこむ。

コーリャ・プリセツキー

ユーリの祖父。スケートの送り迎えなど、幼いころからユーリの面倒をみている。ユーリのために手作りのピロシキを作ることもある。孫のユーリを「ユーラチカ」と呼び、可愛がっている。

ユーリ・プリセツキーの名言・発言

「モスクワでボルシチにしてやるよ。この豚野郎が！」

アニメ第七話「第7滑走 開幕グランプリシリーズ やっチャイナ！！中国大会FS」での、グランプリシリーズ・中国大会の様子をロシアからテレビ観戦していたユーリの発言。中継でヴィクトルが「勝生勇利がロシア大会で優勝する」と発言したため、そのときボルシチを食べていたユーリは、手にしていたスプーンを折り、怒り心頭になった。ユーリの勝利への執念と、気の強さを表すひと言。