最終兵器彼女(最彼・サイカノ)のネタバレ解説・考察まとめ

『最終兵器彼女』とは1999年より高橋しんが「ビックコミックスピリッツ」で連載していたSF青年漫画、およびそれを原作としたアニメ作品、または映画作品である。累計総発行部数は400万部を記録しており、セカイ系漫画の先駆けとされている。SF×純愛をテーマとしておりキャッチコピーは「この星で一番最後のラブストーリー」である。主人公のシュウジとちせは北海道に住む高校生。しかしちせが「最終兵器」として戦場に行くことに。それでもシュウジとちせは互いに愛し続けた。

自衛隊が戦う敵はおそらく外国の様々な国だったが、明確な敵対理由はわからない。国は英語圏だけではない状態だったことは描写されているがそれ以上は不明。「なんのため」「誰のため」戦うかは最後まで謎である。

『最終兵器彼女』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

シュウジ「これからふたりで、好きになってみねぇ?」

シュウジが展望台でちせに告白し直すセリフ。「好き」や「付き合って」ではなく不器用なシュウジが等身大の自分の気持ちを伝えているところが高校生らしくていい名言。

ちせ「シュウちゃん私、成長している」

ちせが交換日記に書いた文章。このセリフは最後の最後までちせの兵器としての在り方を成す言葉である。変化することで殺した命も多いが同時にシュウジと共に居られるラストをつかみ取ることが出来た。

ちせ「次の戦闘のことを聞いてるんだけどなあ」

今日の戦闘の予定を聞いているのに、違うことを答える自衛隊の年配の人を一蹴した名シーン。ちせの冷たい表情は歴戦の兵士のようでシュウジには絶対見せない印象深いシーン。

自衛官「かあちゃん」

テツに運ばれていた自衛隊の隊員の最後の言葉。「苦しい」「いやだ」「ごめんなさい」といったたくさん弱音を吐いた後、最後に出てきた言葉が「かあちゃん」だったことがリアリティがあって印象的なシーン。この後、テツによって彼は苦しまないよう拳銃で頭を撃ち抜かれ死亡したこともまた心に残る一因である。

シュウジ「じゃ、オレ行くわ」シュウジの父「がんばれ」

シュウジがちせによる滅亡の日に崩壊した実家に駆けつけ、父母の安否を確認したときのシーン。「じゃ、オレいくわ」と言ったシュウジは力強い目をしており「がんばれ」と送り出した父親は事情を知らないながらに納得した表情で送り出した。親子の絆や世界最後の日に何がしたいかを選び取る人間の描写として逸材のシーン。

ちせ「たくさんの罪の上に成り立ちあたしたちの生を生き、せめてせいいっぱい恋をする。きっとそのことだけは人は許されている」

行きたくもない戦場へ行き、様々な戦場を潜り抜け、たくさんの命を奪ったちせが最後に理解したこと。この後地球はと背の手に寄って滅亡する。さながら女神の慈悲のようなセリフである。

『最終兵器彼女』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

2018年にスピリッツ通算2000号記念で『最終兵器彼女』の公式後日譚で描き下ろしで2ページの掲載

連載終了17年の時を経て、2018年に『最終兵器彼女』の後日譚が『スピリッツ』に掲載された。その内容は宇宙でシュウジとちせが暮らしている様子を描いたもの。連載終了後の世界を垣間見れる非常に貴重な掲載である。内容はちせが進化し続けた結果分子を操れるようになり、宇宙空間で家を作ることができたので、そこでシュウジと生活する様を描いている。本編最終話でちせが用意し忘れた料理も作られるようになり、ちせがシュウジに提供しているシーンもある。その代わり、ちせは進化のし過ぎで人語を話せないようになってしまった。それでもシュウジは耳を傾け、意味をくみ取って会話している。

2011年に有名コピペ化した

togetter.com

赤い皆既月食の時にTwitterで流行したコピペ。原文は7巻のちせの日記「実を言うと地球はもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。2、3日後にものすごく赤い朝焼けがあります。それが終わりの合図です。程なく大きめの地震が来るので気をつけて。それがやんだら、少しだけ間をおいて終わりがきます。」をシュウジが見るシーンである。つまりネタ投稿なのだが、それを知らない人たちが「予言者!?」や「まじか」など真に受けてしまい、そういった反応が多数出てしまった事件である。

『最終兵器彼女』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):谷戸由李亜『恋スル気持チ』

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