最終兵器彼女(最彼・サイカノ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『最終兵器彼女』とは1999年より高橋しんが「ビックコミックスピリッツ」で連載していたSF青年漫画、およびそれを原作としたアニメ作品、または映画作品である。累計総発行部数は400万部を記録しており、セカイ系漫画の先駆けとされている。SF×純愛をテーマとしておりキャッチコピーは「この星で一番最後のラブストーリー」である。主人公のシュウジとちせは北海道に住む高校生。しかしちせが「最終兵器」として戦場に行くことに。それでもシュウジとちせは互いに愛し続けた。

『最終兵器彼女』の概要

『最終兵器彼女』とは1999年より高橋しんが『ビックコミックスピリッツ』で連載していたSF青年漫画、およびそれを原作としたアニメ作品、または映画作品である。累計総発行部数は400万部を記録しており、セカイ系漫画の先駆けとされている。SF×純愛をテーマとしておりキャッチコピーは「この星で一番最後のラブストーリー」である。1999年12月から2001年10月まで連載されており、話数は72話。外編含めると単行本が8冊出ており、累計発行部数は400万部を記録している。アニメは2002年7月から10月まで放送しており、全13話で構成されている。OVAは2005年に全2話収録して発売した。映画は東映が制作し、2006年1月28日に上映。上映時間は121分となっている。今作は「泣ける漫画」として代表的な名作とされている。また数々の謎がストーリーに残されていることから、考察がネットで盛んにされており、語り続けられている枯れることのない名作となっている。内容は北海道の田舎町で暮らす主人公の高校生、シュウジとちせは恋人同士になったばかりのころから始まる。シュウジが憧れの存在であったちせは、周囲の女友達にはやし立てられ、度胸試しで告白したことが2人の始まりである。シュウジはそんなこととは知らず、ちせのことが可愛く思ったため、告白を受け入れて、その結果2人は付き合うことになった。不器用でデリカシーのないシュウジと、のろまでなかなか本音が話せないちせは、喧嘩したり悩みながらも、交換日記を交わしたりデートしたりしながらしながら、互いを大事に思って付き合っていく。しかしある日、なんの前触れもなく札幌が空襲される。たまたま札幌にいたシュウジは空爆に合い、一緒にいたクラスメイト達と逃げ惑う。そしてその中で、そこにいるはずのないちせが機械の羽を生やして戦場に立っているのを目撃したのだった。そして一週間後学校でシュウジはちせが「最終兵器」になったこと、戦場に出てることを本人の口から聞かされる。何故ちせが「最終兵器」になったのか、何故どんどん世界が戦争状態になっていくのか、本人たちにわかることはなかった。ちせの「最終兵器化」はちせの家族もクラスメイトも知ることがない、ちせと自衛隊上層部とシュウジのみが知ることだった。しかしその事実を知ってもシュウジはちせと付き合い続ける。なんとかなる、と思うシュウジだが事態は徐々に悪化していった。ちせの力はどんどん成長していき、日々を重ねるうちにより自衛隊が思っているよりも「兵器」としての性能が上がっていく。最終巻でそれはもう都市1つ滅ぼせるほどの力を持つようになってしまった。それに相対するようにちせの人間としての機能も徐々に失われていく。ちせはメンテナンスや薬なしでは生きられない体になってしまった。またシュウジの方も日常が戦場に侵されていく。クラスメイトか死んだり、家族と離れ離れになったり、少し前までは想像もしえなかったありえない非日常が襲ってくる。それぞれが違う視点で受け止めきれない感情を持て余し、しかし逃げ出すことはできずに懸命に酷くなっていく毎日を生きる。そして離れていても、どんな困難があっても2人は互いを想い合うことだけは忘れなかった。それが2人にとって最後の希望だったからである。そういったディストピアとなった世界で一般人の高校生シュウジと一般人だった兵器ちせがどこまで愛を貫けるのか、繊細な描写で切なく描いていくSF純愛物語である。

『最終兵器彼女』のあらすじ・ストーリー

最終兵器化

北海道に住んでいるシュウジはちせに告白されて付き合い始めたが、どうやったら上手く付き合えるのか分からなかった。シュウジは「ばか」や「のろのろしている」などときつい物言いをしてしまい、おっとりしているちせに優しくできなかった。
ある日、ちせが交換日記を渡してきた。シュウジは返事の内容に悩むが「放課後ちょっと付き合ってください」とだけ書いた。

シュウジはちせを自衛隊の敷地内にある展望台に連れて行った。そこは、町が一望できるシュウジのお気に入りの場所だった。
そこでシュウジは疲れたと別れを切り出したが、ちせが度胸試しで告白したことや、シュウジが顔だけでちせを選んだことなどを本音で話し合う。二人は少し打ち解けたのだった。
シュウジは「これから2人で好きになっていこう」と提案し、改めて付き合うことになった2人はキスをした。

ある日、シュウジは男友達と札幌のバーゲンに来ていた。すると突然爆音が響き、大量の戦闘機が爆弾を落としてきた。なんとかその場から逃げ出したシュウジの前に、背中に機械の羽が生えたちせが立っていた。

札幌空襲から1週間が経った。8万人の死亡者を出し、戦闘機が散乱するこの有り様は、全てちせがやったことだった。
ちせが最終兵器になったことは、本人と自衛隊とシュウジだけが知っていた。
世界は戦争状態になり、ちせは携帯しているポケベルが鳴ると出撃していた。

ちせは交換日記に、最終兵器になった自分を受け入れてくれて嬉しかったが、恐怖と罪悪感に耐えられない自分を叱ってもらえなくて悲しかったと書いて、シュウジに別れを告げた。
それを読んで外に飛び出したシュウジは、空から降りてくるちせを見つけた。
人に見られてはいけないと叱り「お帰り」と声をかけた。ちせは泣きながら「ただいま」と答え、2人は今後どう過ごすのかを話し合った。

ちせの体は兵器として成長していった。どんどん体が変わっていくことに怯えるちせをシュウジは抱きしめた。キスをしようとすると、監視されているとちせは拒んだ。監視までされていることに怒ったシュウジは、ちせと一緒に逃げることにした。
町を見下ろす思い出の展望台で、お互いが好きなことを確かめ合い、一旦ちせは家族に挨拶をするため家に戻った。
しかし、ちせは待ち合わせの場所に父親に止められて行くことができなかった。
次の日、2人は何事もなかったように登校したのだった。

ふゆみ先輩

ある日シュウジは、爆風で転んだふゆみと再会した。彼女は初恋の相手で、シュウジの憧れの先輩であるテツの奥さんだった。
怪我をしたふゆみを家まで送ると、彼女は自衛隊員のテツがいない寂しさからシュウジに甘えてきた。振り切ったシュウジだったが、ふゆみといる間はちせのことを忘れることができた。

次の日ちせに会ったシュウジは、ちせに好きだと触れ押し倒そうとした。しかしポケットベルが鳴り、ちせは泣きながら出動して行った。
やり切れない気持ちになったシュウジは、気付くとふゆみの家の前にいた。家に入ったシュウジはベッドで横になり、ふゆみの成すがままになっていた。
シュウジは、彼氏なのにこんなことをしてちせを傷つけている自分に、どうしようもない気持ちになっていた。

ちせの兵器としての成長と、戦況の悪化

デートで水族館に行ったシュウジとちせだったが、ちせが財布を落としてしまい水族館に入ることができなかった。シュウジはちせを水族館の裏手に案内し、景色を眺めることにした。ちせの目はズームができるようになっていたので、そこからでも水族館の様子を見ることができた。
その日はポケベルが鳴らなかったのでちせに尋ねると「今日は置いてきた」と、彼女は顔を曇らせた。

ちせと話す機会があった若い自衛隊員は、ちせのことを知りたがり、ちせのおかげで生きていると感謝した。ちせが自衛隊内で慕っているテツは、ちせを兵器として冷静に見ていた。
多くの人を守るために自分の力を制御できるようになりたいと語ったちせに、テツは余計なことは考える必要はないと諭した。
そんな話をしている時、ちせが背後から攻撃を受けた。痛いと思うより先に背中からミサイルが発射され、辺り一面は真っ白になってしまった。

しばらく意識を失っていたちせが目を覚ますと、周りは何も無くなり敵は全滅していた。ちせはこの現状に取り乱し、自分を殺せとテツに迫った。しかしテツに銃を向けられると「まだ好きな人と、やりたいことがたくさんあるから死にたくない」と泣き叫ぶのだった。

学校での異変

学校では何も変わらない日常が過ぎているようだった。しかし、毎週のように避難訓練が行われるようになっていた。
ある避難訓練の日、机に突っ伏して寝ていたちせが突然「避難した方がいい」と言い始めた。誰もちせの言葉を気にしなかったが、異変を感じたシュウジは廊下に出て非常ベルを鳴らした。
ちせは「大きな地震が来る」と言いながら、変わっていく自分の体を抑え込んでいた。シュウジは怖くなってちせを置いて逃げ出した。
その後、大爆発が起こり校舎は大きく揺れ半壊した。生徒たちは逃げ惑った。

揺れが落ち着くと、ちせを1人置いて逃げ出したシュウジは自分を責めながら、校内に残るちせを探した。そして、崩れ落ちた床に全裸で倒れるちせを発見した。
シュウジは起き上がったちせを抱きしめながら謝り、ちせも謝りながら泣くのだった。

この後、シュウジは2人で家に戻ろうとしたが、ちせはメンテナンスのため自衛隊に戻るとシュウジの手を離した。
ちせは兵器であるためメンテナンスが必要で、また人間であるため薬を飲まないと死んでしまう状態だった。
シュウジは、去って行くちせに「展望台で待っている」と叫んだが、声が届いているかは分からなかった。

1人になったシュウジの前に、傷だらけのふゆみが現れた。
ふゆみと裸で寝ていたシュウジの前にちせが来て、兵器の腕を見せながら「2人くらい簡単に消せる」と冷酷な顔で言った。そこで目が覚めたシュウジは、ぐしゃぐしゃに壊れたふゆみの部屋にいた。
シュウジはふゆみとぼんやり座りながら、昔教育実習に来ていたふゆみと体を重ねたことを思い出した。今もまたその時と同じ状況だった。

別れ

シュウジと学校で別れた時、彼の叫んだ言葉が聞こえていたちせは展望台に向かっていた。
しかし、戦況は最悪の状態で自衛官はちせに出動を要請していた。
泣きながら必死で展望台に行こうとするちせに、どうしても出動してほしい自衛隊員はちせを止めるために銃を向けた。「恋人が待っているから」と泣くちせの背中には兵器の羽が生え、それ以上は自衛隊員も何もできなかった。

展望台に辿り着いたが、シュウジは居なかった。シュウジを探すちせに反応した衛星が彼の居場所を示し、ちせはシュウジがふゆみと一緒にいることを知ってしまった。
ふゆみの家の屋上に着いたちせは様々なことを考えていたが、そのうち1人寂しく眠り込んでしまった。

目が覚めるとシュウジに抱きしめられていた。しばらくそうしていたが、ちせが強引にキスをするとシュウジはそれを拒んだ。ちせは声を上げて泣き「クラスメイトに戻ろう」とシュウジに言った。
言葉が続かないちせに、シュウジはふゆみとのことを話し始めた。テツ先輩に憧れていたこと、テツ先輩とふゆみが好きだったこと、寂しがり屋のふゆみを守りたかったことなどを話し、聞きたくないと拒むちせに中学生の時ふゆみと体の関係を持ったことを話した。
さっきまでふゆみと一緒にいたと告げるシュウジに耐えきれなくなったちせは、もう一度「クラスメイトに戻ろう」と別れを告げた。

日常の終わり

ただのクラスメイトに戻ったシュウジとちせだったが、シュウジはテレビで見た第一線で戦うちせの姿を見て、好きという気持ちを押さえられなかった。
一方ちせも兵器として懸命に戦っていたが、シュウジのことが忘れられず限界に達していた。戦場で自衛隊員からチョコをもらうと、堪えきれずその場で大声を出して泣いてしまった。

友人のアツシは、ちせの友人でもあるアケミに1度振られていたが、付き合えることになったとシュウジに報告した。
アツシは札幌空襲から色々考え、誰かの役に立ちたいと学校を辞めて自衛隊に入ると語った。それを聞いたシュウジは、何もできない彼氏だと自分を恥じていた。
その時札幌空襲と同じ轟音がし、アツシはアケミの所に慌てて向かった。

シュウジはそのまま、あてもなく歩いていると、ちせが目の前に現れた。
ちせの元に駆け寄ったシュウジは、ただのクラスメイトだと拒むちせを強く抱きしめ、何度もキスをした。ちせは泣きながらシュウジの名前を呼び続けた。
次の日、学校でちせはシュウジと目を合わせないまま早退していった。

悪化し続ける日々

戦況は悪化の一途をたどり、「日本はもう終わりではないか」と自衛隊員の心は不安定になっていた。巷では日本に凄い兵器があると噂が流れ、自衛隊ではちせが死神のように思われていた。
前線で戦うちせは、戦闘内容について上層部に尋ねるが、回答を得ることができず苛立っていた。自ら戦うようになっていたちせは、自衛隊内で冷たく理解ができない存在になっていた。

そんなちせに待機命令が出た。戦わせてもらえないちせが1人で泣いていると、テツが現れ彼女を連れだした。2人は町で遊んでいたが、次はないと思うちせは戻りたくはなく、テツとそのままそこで過ごした。
民家に忍び込み、インスタントラーメンを食べ笑いあった。一緒に寝て抱きあうとちせは「これって恋ですよね」と呟いた。テツの手は止まってしまい、それ以上は何もしなかった。朝になりそこで2人は別れちせは自衛隊に戻った。

2日間、薬も飲まずメンテナンスもしなかったちせは、戻ってすぐ倒れてしまった。
そんな中、北海道を震源とした大地震が起こり町は崩壊してしまった。
シュウジがアケミの妹に声をかけられ家に行くと、酷いけがをしてボロボロになったアケミがベッドに横たわっていた。シュウジをずっと前から好きだったアケミは、彼にキスをし告白をした。血を流し続けるアケミは、死にたくないと泣きながら死んでいった。シュウジは何もできなかった。

倒れたちせは、意識がない状態だった。医者はちせがもう人間ではなく、3日前に死んだ状態になっていると診断した。なぜ動いているのか、兵器だからなのか分からなかった。

戦場に戻ったテツは、敵の襲撃を受け死を覚悟した。死に場所にふゆみと住んでいたアパートに似た場所を選んだが、敵が籠城しておりテツは追い詰められた。
そこにテツを助けに来たちせが現れ、敵を一掃した。

同じころ、激しい戦いの中生き延びていたアツシと仲間たちは、戦況がどうなっているのか分からなかった。しかし向こうの方に白い光が昇ったのを見た仲間は、その光を「ちせの光」と呼び絶望の涙を流した。それはちせが放った全てを消す光だった。

瀕死の状態のテツを見つけたちせは必死に呼びかけるが、テツは妻のふゆみの名前を呼んで息絶えた。ちせは最後まで自分の名前を呼ばなかったテツを罵倒し、亡骸を抱いて泣いた。
自衛隊の作戦本部に戻ったちせは、兵士が全員撤退したことを確認し、残っていた上層部に自分の出番だと静かに笑った。
戦場は真っ白な光に包まれ、敵も土地もテツの遺体も全てちせの手によって消されてしまった。

逃避行

暗い日常から抜け出すため、後夜祭を復活させようとしていたシュウジは、自衛隊の中止命令をなんとか回避し後夜祭を実行した。そこに制服姿のちせが現れ、フォークダンスを一緒にした。ちせはずっと泣きながら踊っていた。

その後ちせは校庭で話しながら寝てしまったシュウジを残して、ふゆみの家へ行き玄関先にテツの遺書を置いた。
目を覚ましたシュウジが校庭をフラフラしていると、ちせのメンテナンスをしていた男から薬を渡された。その男は「仕方がなかった」と言った。その言葉にシュウジはどうしようもない怒りがこみ上げたのだった。

教室で泣いていたシュウジの前にふゆみが現れ「テツが死んだ」と表情も無く言った。シュウジはその場で押し倒されたが、ふゆみを拒絶した。ふゆみは何か言いたげにその場から去って行った。

朝になり、外でシュウジを待っていたちせは、兵器になる前の普通の女子高生のようだった。「色々あった」とお互い言いあった2人は、自衛隊から逃げ出した。

海の見える町に辿り着き空き家に住むことにした。シュウジは漁師、ちせはラーメン屋で働いた。
暫くは幸せに暮らしていたが、ちせは薬が切れ倒れてしまった。海で魚も水揚げされなくなり、地球の終わりが近づいているようだった。

町を出るためシュウジがバイクを直していると、突然敵が襲撃してきた。目の前で人々が死んでいく中ちせの元へ辿り着くと、彼女は放電し謎の光線を出していた。怪我をしながらも抱きしめ続けていたシュウジに、ちせは「殺して」と言うのだった。

崩壊した町でちせは廃人状態になっていった。自分を破壊し始めたちせを必死で止めようとしたが、シュウジにはどうしようもなかった。
亡骸を抱きながらシュウジは近くにいるであろう、ちせのメンテナンスをしていた男を呼んだ。彼はちせが「まだ生きている」と言ったが、ちせの亡骸は崩れていった。

地球の最後

地元に戻ったシュウジはちせを忘れられず、思い出の展望台へ向かった。そこにはちせの鞄があり、中に交換日記が入っていた。交換日記には、気弱な普通の女子高生の想いが綴られていた。
シュウジが泣きながら読み終えると、空からちせが降りてきた。ちせはシュウジが誰かも分からず、もう人間ではなくなっているようだった。

しかし、シュウジを見て涙が流れるのだった。シュウジはちせを抱きしめ、自分が彼氏だと言い聞かせた。ちせはシュウジに抱かれながら、だんだん記憶を呼び覚まし自我を取り戻していった。
2人は幸せなひと時を過ごし、ちせは展望台に落書きをした。

作戦本部に戻ったちせは、全員に自分の大事な人の所に帰るよう命令を出した。
その夜、世界中が白い光に覆われた。
シュウジは何も無い真っ白な世界で怯えていたが、そこに現れた巨大な何かがちせだと理解し、その中に入っていった。その巨大な何かは船になり、シュウジを乗せて地球を脱出した。
シュウジは船の中で学校に通っていた時のように、声だけのちせと話した。そうしているとちせが映像で現れ、2人は抱き合うことができた。
地球はもう無くなってしまったが、2人でここから生きていこうと決めたのだった。

『最終兵器彼女』の登場人物・キャラクター

主要人物

シュウジ

himeyura0924
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@himeyura0924

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