「鬼才」と呼ばれた日本人監督たちの名作映画を紹介!溝口健二の『山椒大夫』など

本記事では邦画界において「鬼才」と称えられた日本人映画監督の作品をまとめて紹介している。記事中では『ブラック・スワン』を監督したダーレン・アルノフスキーを始めとして、世界中の有名な監督から支持されている塚本晋也や、「日本映画界の巨匠」の1人にあげられている溝口健二の作品を掲載した。

非道に生きる…鬼才・園子温

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園子温

主な作品:
『紀子の食卓』
『愛のむきだし』
『冷たい熱帯魚』
『恋の罪』
『ヒミズ』
『希望の国』

「日本映画は子供や親に見せられないような映画ばかり作るべきだ」

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「映画監督は役者のプライドを育ててやらなければいけない。それが監督の職務だと思っている。日本には ものすごい役者がごまんといるのに、それが毎回、キムタクとかだったら、役者もプライドなくなって、 やる気がなくなっちゃうよ!」

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「愛のむきだし」

【解説・あらすじ】
園子温が237分の長尺で描く奇想天外なラブストーリー。 敬虔なクリスチャンの家庭に育ったユウ(西島隆弘)は、ある出来事を境に神父の父(渡部篤郎)に懺悔を強要され始める。父の期待に応えようと、懺悔のために毎日罪作りに励むうちに罪作りはエスカレートし、いつしかユウは女性ばかり狙う盗撮魔となっていた。そんなある日、運命の女ヨーコ(満島ひかり)と出会い、生まれて初めて恋に落ちるが……。

「愛のむきだし」でベルリン国際映画祭フォーラム部門でカリガリ賞と国際批評家連盟賞を受賞

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エロ、グロ、変態、愛、宗教さえ、もう全て入っています。もうめちゃくちゃですがとにかく面白いのです。

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今までの日本映画界において「良し」とされているものに中指を立て、 今までの日本映画界において「悪し」とされてるあらゆる要素を盛り込んだ、 今の日本映画では稀有な立ち位置の映画。 紛れもない傑作。

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「愛のむきだし」予告編

俳優としても多くの作品に出演…鬼才・塚本晋也

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塚本晋也

主な作品:
『鉄男』
『ヒルコ/妖怪ハンター』
『六月の蛇』
『ヴィタール』
『悪夢探偵』
『KOTOKO』

製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集などすべてに関与して作りあげる作品は、国内、海外で数多くの賞を受賞

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『ブラック・スワン』のダーレン・アルノフスキーをはじめとする世界の有名監督たちから、熱狂的に支持されている

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「鉄男」

【解説・あらすじ】
自らの18ミリ作品、『普通サイズの怪人』をもとに、全身が金属に変化していく男の恐怖を描いたサイバーパンク・ホラー。本作のモチーフは、よりスケールアップ した『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』へ引き継がれている。

「鉄男」でローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞

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こんなに不気味で、人を不快にさせて、変で、大量の情熱が注ぎ込まれた作品にはそれまでに出会ったことがなかった。

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ものすごい映画でした。。アルミホイルを1時間半歯で噛み続けた様な、そんな気持ち悪さを感じました。こんな映画、見たことないです。

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「鉄男」予告編

日本映画の巨匠の一人…鬼才・溝口健二

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溝口健二

主な作品:
『西鶴一代女』
『雨月物語』
『山椒大夫』
『近松物語』

黒澤明、小津安二郎、成瀬巳喜男らと共に日本映画の巨匠の一人にあげられる

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ヌーヴェルヴァーグ世代のヨーロッパの映画作家に多大な影響を与えた。ジャン=リュック・ゴダールは「好きな監督を3人挙げると?」との問いに「ミゾグチ、ミゾグチ、ミゾグチ」と答えるほどだった。

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「山椒大夫」

【解説・あらすじ】
森鴎外の同名小説を、八尋不二と依田義賢が共同で脚色し、溝口健二がメガホンをとった文芸作品。美しいラストシーンは、ゴダールが「気狂いピエロ」において引用したことでも知られる。

「山椒大夫」でヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞

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