この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『この素晴らしい世界に祝福を!』とは、暁なつめ(あかつきなつめ)によるライトノベル、及びそれを原作としたアニメ、漫画等のメディアミックス作品。
不慮の事故で命を落とした主人公の高校生の佐藤和真ことカズマは、死後の世界で女神アクアから天国へ行くか、生まれ変わるかの選択を迫られる。女神アクアは悩むカズマに、異世界で魔王と戦う勇者として転生する第三の選択肢を提示する。
本作の見どころの一つである独特なブラックユーモアを交えた笑えるストーリーからは、様々な名言が生まれている。

ギルドからの臨時報酬は受け取らない。いいな

一期、第八話からカズマのセリフ。
悪霊が出るという屋敷の除霊クエストを、屋敷の大家から頼まれるカズマ達。
対アンデッドのエキスパートであるアクアを中心に、屋敷内の浄化を開始する。
浄化が終わり、大家からは屋敷に住んで良いと言われた上に、冒険者ギルドにクエストの完了を報告に行くと、悪霊を全て浄化した事で臨時報酬が出ていると受付のルナから聞かされるカズマ達。
喜ぶカズマ達であったが、そもそも屋敷に悪霊が出る様になったきっかけは、誰かが墓地に魔方陣を張り、霊達が行き場を失ったせいである事を教えられる。
問題の墓地に、心当たりがあるカズマ達。
指摘のあった墓地は、アクアが定期的な除霊を頼まれていた墓地であった。
問い詰めるカズマに、アクアは定期的な除霊が面倒臭くなり、魔方陣を張って霊が集まれなくすれば毎回墓地に行かなくても済むと思ってやったと白状する。
上記名言は落ち込むアクアに、カズマが言った一言。
カズマの意外にも常識的な一面が見えたセリフである。

つまりコイツはどれだけレベルを上げても、もう知力は上がらない訳だ

一期、第九話からカズマのセリフ。
屋敷を除霊した謝礼として、そのまま屋敷に住む事になったカズマ達。
馬小屋生活からの脱却に喜ぶカズマがソファーでくつろいでいると、アクアが冒険者として登録されているステータスレベルの高さを理由に、ソファーを明け渡せと言い出す。
冒険者登録した時からアクアのステータスレベルが上昇していない事をカズマは指摘するが、アクアは女神である自分は初めからステータスレベルがマックスだったとドヤ顔で言い放つ。
上記名言は何度トラブルを起こしても学ぶことがないアクアが、もはやどれだけ努力しても知力が上がらない事を知り、憐れんだカズマの一言。
トラブルメーカーアクアに対するカズマの、諦めの胸中が窺えるセリフである。

私は騎士だ。領民の暮らしを守ることは私の義務であり誇りだ

一期、第十話からダクネスのセリフ。
暴走した古代兵器の機動要塞デストロイヤーが、カズマ達の住む町へ向かって来ている事が判明する。
魔法の攻撃は魔法抵抗障壁によりいっさい受け付けない上に、古代の町を滅ぼしたほどの火力を持つデストロイヤー。
冒険者と町の人々は町を守る為に結束し、バリケードを作る等、臨戦態勢で臨む。
そんな中、カズマはデストロイヤーと戦う作戦として、アクアの魔法でデストロイヤーの持つ魔法抵抗障壁を消し、めぐみんと、町で魔法道具屋を営むウィズ(正体はアンデッドの王「リッチー」)による二重の爆裂魔法でダメージを与える作戦を立案する。
デストロイヤーを迎え撃つ準備が着々と進む中、ダクネスは町の城壁の外の、デストロイヤーが来るであろう直線上にて単独で身構える。
桁違いの強敵の襲来に、ダクネスに下がる様に促すカズマ。
気遣うカズマに対しダクネスは、自分が近隣の土地を治める領主の娘である事を明かす。
上記名言はカズマに身元を明かした上で語ったダクネスの一言。
いつもドMな所ばかりが悪目立ちするダクネスの、騎士としての信念が感じられるセリフである。

帰りたい。もう日本に帰りたい

二期、第一話からカズマのセリフ。
駆け出しの冒険者の町「アクセル」に迫った機動要塞デストロイヤーを辛くも倒したカズマ達であったが、倒した筈のデストロイヤーは自爆モードに入る。
爆発の規模は町を消し飛ばすのに十分な威力があると推定され、カズマは爆発を阻止すべく、ウィズに爆発の源であるコロナタイトを魔法により転送する指示を出す。
どこに転送されて爆発するか分からないので危険だと言うウィズ。
そんな彼女にカズマは「世の中ってのは広いんだ。大丈夫、全責任は俺が取る。こう見えて俺は運が良いらしいぞ」と説得し、ウィズが魔法を実行した事で町は自爆の被害から救われた。
しかし転送されたコロナタイトが爆発した場所は、この町の領主アレクセイ・バーネス・アルダープが所有する広大な敷地を持った屋敷であった。
町を救った英雄である筈のカズマは一転、屋敷の爆発を指示した首謀者として、アルダープから国家転覆罪の容疑を掛けられてしまう。
上記名言は、囚われの身となったカズマが牢獄で呟いた一言。
アクアが招くトラブルで借金はかさむ一方であったが、家を手に入れ、町を救った英雄にまでなりかけたカズマの落胆ぶりが窺えるセリフであるセリフである。

俺がいま何考えてるか教えてやろうか。ダンジョン奥深くにどうやったらお前一人を置いて帰れるかなって真剣に考えてる

二期、第三話からカズマのセリフ。
アルダープが掛けた国家転覆罪の容疑による裁判で極刑を言い渡されそうになるカズマであったが、近隣の名門貴族の娘であるダクネスの訴えにより処分は保留となる。
しかし屋敷を破壊した賠償金として12億4000万エリスを支払う事になったカズマ。
国家予算並みに膨れ上がった借金を少しでも減らそうと、冒険者ギルドのルナに頼み込み、未公開のクエストを優先的に回してもらえる事になる。
カズマ達が住む町から山道を半日ほど歩いた場所にある、駆け出し冒険者達の練習用ダンジョン「キールダンジョン」で新たなルートが発見され、その内部調査をクエストとして受けるカズマ。
千里眼スキルを使って灯りを使わずダンジョンに潜り、盗賊スキルの敵感知と潜伏を使い敵を避けつつ内部調査し、未発掘の宝も手に入れる事を計画したカズマは、一人でダンジョンへ降りる。
しかしよりによって、トラブルメーカーのアクアが後をついて来た。
ダンジョンにはアンデッドがいて、対アンデットに特化した自分が必要だと語るアクア。
上記名言はそんなアクアに対し、不安しか抱けないカズマが言った一言。
大酒飲みな上に浪費家で、トラブルばかり巻き起こし、かさむ借金の原因を作っているアクアに、カズマの怒りの限界が近い事が感じられるセリフである。

借金は減らないし容疑も全然晴れないけど、なんかイイな。俺、冒険者してるかも!

二期、第三話からカズマのセリフ。
キールダンジョンの内部調査のクエストを無事こなし、クエスト報酬に加え、ダンジョン内で得た宝を現金化して多額の収入を得るカズマ。
気が大きくなったカズマは酒場で、クエストを優先的に回してくれたルナに酒代を奢る事にする。
しかしその話を聞きつけた他の冒険者達は、なし崩し的に自分達もカズマに奢ってもらえる事にしてしまう。
上記名言は大盛り上がりになる酒場で、酔ったカズマが呟いた一言。
トラブルばかりの日常の中に、カズマが冒険者としての楽しさを見出した事が窺えるセリフである。

やめて! 私その子を抱いてないと眠れないの!

二期、第四話からアクアのセリフ。
キールダンジョンクエストで得た報酬と収入の全てを酒代に使いつくした挙句、暖炉にくべる薪が買えないので、カズマの地球での思い出の品であるジャージを火種にしよとするアクア。
朝食も買えないほど困窮する責任を問うカズマに対し、みんな楽しそうだったから奢ったと言い訳するアクア。
上記名言は、浪費家アクアのベッドの下から発見した高級な酒を質入れしに行こうとするカズマを、必死に止めるアクアの一言。
アクアの酒豪ぶりと浪費家ぶりが良く分かるセリフである。

カズマ見ろ! こいつら私の剣でもちゃんと当たる! 初めてクルセイダーとしてまともに活躍している気がする!

二期、第五話からダクネスのセリフ。
急にモンスターが町に溢れ、原因を調査した王国検察官のセナは、カズマが調査したキールダンジョンに問題がある事を突き止める。問い詰めるセナに対し、何でも自分のせいにされるのは困ると言うカズマ。
しかし原因は、またしてもアクアである事が判明する。
ダンジョンに二度とモンスターが寄り付かない様に、魔方陣を張ってあげたと自慢気に語るアクア。
町にモンスターが溢れた原因は、アクアがキールダンジョンに魔方陣を張ったせいでモンスター達が行き場を失った為であった。
アクアが張った魔方陣を消す為にキールダンジョンへ向かうカズマ達であったが、そこには魔王軍幹部の大悪魔バニルがいて、人にしがみ付いて自爆するモンスターを次々作り出していた。
上記名言は、止まっている敵にでさえ攻撃を当てる事が出来ない残念騎士のダクネスが言った一言。
ダクネスが、騎士として役に立っていない自覚はあった事が窺えるセリフである。

serra444f2
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@serra444f2

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