覇穹 封神演義(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『覇穹 封神演義』は、藤崎竜による漫画『封神演義』を原作とするアニメ作品。中国・明代に書かれた怪奇小説『封神演義』をベースに、コメディやオマージュなどの要素を取り入れた作品となっている。同原作のアニメはこれが2作目だが、1作目とのつながりはなく、物語中盤の「仙界大戦」にフォーカスした作品となっている。
古代中国。仙人である太公望は、人間界を荒らす悪しき仙人を封じる「封神計画」の実行役を師から任される。様々な人間や仙人を味方にしながら、太公望は人間界を脅かす邪仙・妲己の打倒を目指していく。

CV:櫻井孝宏

太公望が封神計画を担うことが決定した時に、元始天尊より贈られた霊獣である。普段は乗り物として太公望にお供している。太公望のことを「ご主人」と呼び、太公望の良きツッコミ役であり、理解者である。語尾に「〜っす」とつけて話す。手には常に玉を持っている。

黒麒麟(こくきりん)

CV:柳田淳一

聞仲の乗る霊獣。飛行可能で、外見は四本足の黒蟻である。外殻は非常に硬く、変形能力を持つため主人を格納することが可能である。位は高く敬称で呼ばれる。昔、黄飛虎が朝歌で助けた霊獣の子供である。この朝歌の一件で、聞仲は黄飛虎と出会うこととなった。

黒点虎(こくてんこ)

CV:山下大輝

申公豹の駆る最強霊獣。ネコのような外観をしている。飛行可能で、千里眼を持つ。妖怪すら餌にするが、目立った活躍はない。男性は申公豹を含めて呼び捨て、女性は「ちゃん」付けで呼ぶ。

『覇穹 封神演義』の用語

封神計画(ほうしんけいかく)

「封神」とは「神に封ずること」であるが、『封神演義』では、封神台に亡くなった仙人や道士の魂を封じることである。
つまり「封神計画」とは、人間界から悪しき仙人や道士を淘汰するため、封神の書に名のある365名を封神台に閉じ込める計画である。元始天尊が立案し、太公望は実行者である。封神台は、人間界と仙人界の間の神界に置かれている。
封神計画の中枢は、妲己を封神することであり、それに伴って、太公望は殷から周王朝への革命も元始天尊から託されている。

封神の書(ほうしんのしょ)

封神の書とは、封神すべき悪しき仙人や道士365名が書かれた書である。書の最初には「申公豹」の名がある。

封神台(ほうしんだい)

神界に置かれた封神台は、人間界で死亡した仙術能力の高い者の魂を引き寄せ、閉じ込めてしまう作用をもっており、封じられた者は転生できなくなってしまう。元始天尊が保有する宝貝の一つで、太乙真人が作ったものである。動作中は(中国)大陸に封神フィールドが張られている。

崑崙山(こんろんさん)

崑崙山は、崑崙山脈の総本山であり、元始天尊によって統括されている。巨大な岩のような形をしており、仙人界に浮遊している。大きさは金鰲島の1/5。普段は、太公望を始め、多くの仙人や道士が修行と生活を営んでいる場所である。崑崙山には、多くの人間の仙人がいるが、少数の妖怪仙人も在籍している。仙界大戦では、元始砲・十数の砲門・バリアを搭載した姿を披露した。 操作が非常に難しく、現在崑崙山を操作できるのは竜吉公主のみである。

宝貝(パオペエ)

太公望の宝貝である打神鞭(だしんべん)は、大気を操る。

宝貝(パオペエ)は、仙人や道士の武器のことである。
仙人骨がない一般人は持つだけで精気を吸われて衰弱死してしまう。生まれながらにして仙人骨を持つ天然道士は、仙人骨のエネルギーを肉体強化に使ってるため、持つことはできるが使えない。 様々な形の宝貝がある。

スーパー宝貝

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