雷火(Raika)のネタバレ解説・考察まとめ

『雷火』とは、原作寺島優、作画藤原カムイによる日本の漫画作品。スコラの漫画雑誌『コミックバーガー』および『コミックバーズ』にて1987年から1997年まで連載された。舞台は紀元3世紀ごろの邪馬台国。日本を乗っ取ろうと企む魏からの外交官・張政を相手に戦うライカたちの活躍を描く。邪馬台国卑弥呼の後継者、壱与を守ろうとするライカたちと壱与を利用して日本を乗っ取ろうとする張政たちの戦いは、周りの国をも巻き込む戦となっていく。

邪馬台国の女王で巫女。老齢で病を患っている。巫女の能力が強い壱与を嫌い、辛く当たる。序盤に張政の計画のために殺されるが終盤、儀式の為にイキナメによってミイラ状態で蘇る。

壱与

巫女で、卑弥呼を超える力を持つ邪馬台国の次期女王。巫女としての術や、仲間の危機を感じ取る能力、傷を癒す力、気による攻撃(発頸)の力を持っている。生口をはじめ、邪馬台国の人間全てに平等に接する心優しい少女。張政の手に捕まり利用されそうになるが、女王としての役割を果たそうとする強い心を持つ。

キジノヒコ

女王を守る邪馬台国の親衛隊長。すぐれた神仙術の使い手で、序盤においてオタジの左腕を切り落とす。登場時はライカ達の敵だが、終盤では頼りになる仲間として活躍する。剣術、飛び道具、棒術を使う。邪馬台国に反旗を翻し、失敗後、逃亡中に助けられた狗奴国の兵士となる。その後、狗奴国の親衛隊長である夜美と愛し合うようになるが、張政との戦いにおいてオタジをかばい負傷しその後、張政と自爆し命を落とす。

キバ

壱与の飼っている白い狼。額に星型の跡がある。親子二代に渡って壱与のために働く忍狼であり魏の国の神仙術の使い手と同等、またはそれ以上の身体能力、術を持つ。野生の狼たちの群れのリーダーであり、多くの仲間を率いる。ライカたちの大きな力となる。

タキ

父親を卑弥呼の殉葬者として亡くした邪馬台国の少年。張政を恨み、壱与の女王就任式の際に石を投げて殺そうとするもあえなく失敗し、それが原因で母親も失う。山童退治の際、心を通わせていたクコチヒコの妹、キクナも失い、自分の無力を痛感したことでライカ達に師事を求め、徐々に神仙術の使い手として心身を成長させる。

ダナン

生口の頭。生口たちへの非情な扱いに我慢がならず、張政に反旗を翻す。一揆が失敗に終わった後、狗奴国まで逃げ切り、ライカとともに邪馬台国での戦いに参加する。

カマチ

殿内に所属する男で、ナシメの部下。反乱を起こそうとするダナンと、壱与との連絡をつなぐ。ワタハタに襲われ、自ら舌をかみ切って絶命する。

ナシメ

生粋の邪馬台国の重臣。早くから張政のやり方に疑問を抱き、それ故に役職をすべて解かれてしまう。壱与、ダナンとともに反乱を起こすも張政に敗れ、牢屋に入れられてしまうが、張政に従っていたニキメに助けられ、それ以降はライカの国造りの力となることを決意する。

ニキメ

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