目次

  1. 概要
  2. 世界観
  3. ライフストリームと魔晄
  4. 古代種とジェノバ
  5. ジェノバ・プロジェクト
  6. ストーリー
  7. 派生タイトル
  8. ファイナルファンタジーVII インターナショナル
  9. ビフォア クライシス ーファイナルファンタジーVIIー
  10. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
  11. ダージュ オブ ケルベロス ーファイナルファンタジーVIIー
  12. クライシス コア ーファイナルファンタジーVIIー
  13. 登場人物
  14. クラウド・ストライフ
  15. ティファ・ロックハート
  16. バレット・ウォーレス
  17. エアリス・ゲインズブール
  18. レッドXIII
  19. ユフィ・キサラギ
  20. ケット・シー
  21. ヴィンセント・ヴァレンタイン
  22. シド・ハイウインド
  23. ザックス・フェア
  24. セフィロス
  25. システム
  26. マテリアシステム
  27. ミニゲーム
  28. FF7が与えた影響
  29. 任天堂からPSへ
  30. コンビニエンスストアでの販売
  31. 裏話

概要

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FF7はPS4でのリメイクが発表された。

FF7はシリーズ初となるPlayStation(PS)用ソフトで、全世界での総出荷本数980万本という大ヒットゲームとなった。
ゲームハード機がPSになったことで、演出にCGが使用され、戦闘画面やワールドマップ、キャラクター、背景共に3D表現となり、システム・グラフィック・音楽ともに大きな転換点となった作品である。
そして、PS4での完全フルリメイクとして発売されることが発表された。

バトルシステムでは、今作よりマテリアシステムが新しく登場した。
マテリアを武具に装着することで、魔法や召喚、技などを使用することが可能である。
また、シリーズの名物であるATB(アクティブ・タイム・バトル)は今回も採用されている。
ATBの新システムとして、待ち時間を表すATBゲージの他にLIMIT(リミット)ゲージがあり、そのゲージを消費するリミット技が新たに追加された。
またBARRIER(バリアー)ゲージというのも追加されており、これは魔法「バリア」などの効果の持続時間が表示されるものである。

FF7のストーリーは実はFF7単体では不完全である。
当時FF7をクリアしても話の内容がわからず、謎を抱えたままのプレイヤーも多かったのではないだろうか。
FF7の6年前を描いた「ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII」や、「クライシス コア ファイナルファンタジーVII」、CG作品である「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」などと合わせることで物語の全貌がわかるようになっている。

星の力であるライフストリームから魔晄を搾取して動力エネルギーを開発し、全世界に供給する巨大企業「神羅カンパニー」。
魔晄を搾取された土地は荒れ果て、魔晄によってエネルギーを供給される都市は潤うが、それ以外の土地はスラムと化していた。
その神羅カンパニーが支配する、文明の栄えた街「ミッドガル」では、神羅カンパニーの、ライフストリームから魔晄を搾取する政策に反対する組織「アバランチ」と神羅カンパニーとが抗争を続けていた。
ある時アバランチは、神羅カンパニーの所有する「壱番魔晄炉」爆破作戦を決行することにした。
元ソルジャーのクラウドは、その腕を買われ、アバランチに傭兵として雇われることになった。
そこでアバランチメンバーのバレット、ティファと行動を共にする。

ソルジャーとは、神羅カンパニーの直属部隊であり、魔晄を浴びて強化された戦士である。
その中の1人、セフィロスは、かつて神羅カンパニーの最強のソルジャーとして有名であった。
ソルジャーたちのあこがれでもあるセフィロスはなぜか神羅カンパニーを去り、行方をくらましていた。

魔晄炉爆破を成功させたクラウドたちだったが、追っ手が迫る。
そのさなか出会った女性エアリスは、なぜか神羅カンパニーに追われていた。
その後、エアリスは、神羅カンパニーに攫われてしまう。
救出のためにクラウドたちは神羅カンパニーへと潜入する。
彼らが乗り込んだ神羅カンパニー内では、様々な生体実験が行われており、実験用に囚われていた獣レッドXIIIとエアリスを助け出す。

だがその頃、神羅の社長がセフィロスによって殺害されていた。
セフィロスは自身の出自を知り、星の力を全て吸収しようと企む。
星を救うためにクラウドたちはセフィロスを追う。

世界観

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近未来的な世界観。

ライフストリームと魔晄

ライフストリームとは、星を巡る命の流れでありいわば、星の血液のようなもの。
星と、星に生きる全ての命の源である。

神羅カンパニーは、ライフストリームを資源として使う方法を見つける。
それが魔晄と呼ばれる精神エネルギーである。
星の中心から魔晄を汲み取り、それを魔晄炉と呼ばれる施設で電力などに変換して都市に供給している。
そのおかげで、人々の生活はとても豊かになった。
しかし、それは星の命を削る事であった。
実際、魔晄炉の周囲の土地は衰えており、特にミッドガルでは地上のスラム街には草1本生えていない。
神羅は反対する人達を力で押さえ付けようとした。そのため、神羅に反抗する組織が生まれた。それがアバランチである。

古代種とジェノバ

「古代種(セトラ)」とは、古くからこの星に住んでいた者のことである。
外見は現在の人類と何ら変わりなく、現在の人類と古代種の混血も存在する。

ヒロインのエアリスは、古代種の唯一の生き残りである。
古代種は、「星読み」と言われる星そのものと対話する能力を持っており、星の中心となるライフストリームを導き、星に生きるあらゆる命を管理していた。

また、古代種は「約束の地」と呼ばれる土地を目指すとされ、そこには至上の幸福が眠るとも言われていた。
神羅は、「約束の地」を魔晄エネルギーが豊富な土地のことだと解釈していた。
そのため神羅は古代種の生き残りであるエアリスを監視していた。

一方、「ジェノバ」とは、2000年前に宇宙のどこからかこの星へ飛来してきた宇宙生命体である。
ジェノバが墜落した際、そこには巨大なクレーター(北の大空洞)ができ、そこから大量のライフストリームが吹き出してしまった。
ジェノバの目的は自らの餌となる星の生命力、ライフストリームを吸い尽くすことであった。

古代種たちは吹き出すライフストリームを内部に戻すためにクレーターに集まった。

ジェノバは相手の記憶を読みとり、その中の人物に姿を変える「擬態能力」を持っていた。
集まった古代種たちの記憶から、彼らの仲間に擬態して接近し、自らの胎内に持つウィルスに感染させ、次々とモンスターに変えていったのだ。
しかし、わずかながら生き残った古代種により、ジェノバは北の大空洞に封印された。

ジェノバはその体をバラバラにされてもその破片を寄せ集めて再生しようとする再生能力(リユニオン)を持っている。
本編では、ジェノバの細胞を埋め込まれたセフィロス・コピーと呼ばれる者たちが、セフィロスの元へ向かおうとする行動のことをリユニオンと呼んでいる。
クラウドがセフィロスを追う行動も実はリユニオンだった。

ジェノバ・プロジェクト

FF7本編の時期より約30年前、神羅カンパニーの科学部門に在籍していたガスト・ファレミスによって「ジェノバ」と呼ばれる女性の遺体が発掘された。
前述のとおり、「ジェノバ」は宇宙から飛来した生命体であり、この遺体は「ジェノバ」が女性に擬態した姿である。

だが、ガストは「古代種」を発掘したつもりでおり、この時点では「古代種」であるはずのこの女性の遺体に「ジェノバ」と名付けたのである。
彼の目的は「古代種」を復活させることであった。

自分が発掘したものが実は宇宙生命体とも知らず、「ジェノバ」から取り出した細胞を人間に埋め込み、古代種の能力を持つ人間を人工的に作り出す計画を開始した。
これを「ジェノバ・プロジェクト」と呼んだ。

神羅は、古代種に伝わる伝承の「約束の地」を魔晄エネルギーが豊富な土地のことだと解釈しており、古代種の能力を用いてそれを探し出そうとしていた。
ジェノバ・プロジェクトは「ニブルヘイム」で行われ、発掘されたジェノバも北のニブル山の魔晄炉に保管されていた。

ジェノバ・プロジェクトにはガストの他、後に科学部門の統括となる宝条と、ルクレツィアという女性が参加しており、計画はルクレツィアの胎内に宿った宝条の子供にジェノバ細胞を移植する形で行われた。
この子供こそがセフィロスである。

しかし出産直後のルクレツィアの異常な様子から、ガストはジェノバが古代種ではないと判断し、神羅を去った。
その後ガストは独自の調査を行い、本物の古代種の血を引く女性イファルナを見つけ出す。そして彼女との間にエアリスが生まれる。

ガストに代わり、ジェノバ・プロジェクトを継いだ宝条は、ガストが古代種を見つけたことを嗅ぎつけ、ガストを殺し、イファルナとエアリスを捕える。
イファルナは隙を見てエアリスを連れて逃げるが、途中出会った女性エルミナにエアリスを預ける。
その際に、イファルナはエアリスに「ホーリー」のマテリアを渡す。
その後イファルナも死亡する。

その後研究が進み、「ジェノバ」が古代種ではなく宇宙生命体であることを突き止めた後は、ジェノバ細胞により人間を強化できるということがわかり、古代種を作り出す本来の目的から生体兵器を作り出すプロジェクトへと変容していった。

ストーリー

星の命であるライフストリームから「魔晄」を「魔晄炉」によって際限なく吸い上げ、エネルギーとして全世界に供給することで、実質世界を支配する巨大企業「神羅カンパニー」。
その自然を傷つける神羅の政策に反旗を翻す対抗組織「アバランチ」に雇われたのが、元・神羅のソルジャーのクラウドである。

彼は「アバランチ」のリーダー・バレット、幼馴染のティファと共に、ミッドガルにある神羅の「壱番魔晄炉」爆破作戦を決行する。
クラウドは作戦中に空中都市ミッドガルから墜落し、地上にあるスラム街の女性エアリスに助けられる。
彼女は実は「古代種」であるため、神羅の裏の仕事を担当する機関「タークス」という黒服の男たちに執拗に狙われていた。
そして、ソルジャーであるクラウドに、ザックスという名前のソルジャーを知らないかと問いかける。
5年前に任務で遠くへ行くと言ったきり音沙汰がないのだというが、クラウドは知らないと答える。
そのエアリスは、「タークス」のレノとツォンにより誘拐されてしまう。

エアリスを助けるために神羅本社に乗り込んだクラウドたちは、神羅が裏で様々な生体実験を行っていたことを知る。
研究室に入ったクラウドたちはそこで、ずらりと並んでいる透明なケースに入れられたサンプルを目にする。
クラウドはふとその中の、首の無い女性のケースを前にして、なぜか狼狽する。
「ジェノバ、そうか、ここに運んだのか」クラウドはそれを「ジェノバ」と呼んだ。

研究室を後にしたクラウドたちは、神羅の化学部門責任者の宝条を退け、エアリスと実験動物として捕まっていたレッドXIIIを救出するが、罠にかかって捕らえられてしまう。
プレジデント神羅の元へと連れて行かれたクラウドたちは、エアリスが「セトラの民」という古代種の生き残りであり、セトラの民は「約束の地」へと帰るという伝承があると聞かされる。
プレジデント神羅によれば、約束の地とは、魔晄エネルギーが豊富な場所だと言う。
つまり魔晄エネルギーを得ようとエアリスを捕まえ、その地へ案内させようとしているのだった。
その後、クラウドたちは牢に入れられてしまう。脱出の手段がない彼らは、ひとまず一眠りして体力回復をすることにした。

クラウドが目を覚ますと、扉のロックが解除されていることに気づき、外を確認すると看守が血まみれで倒れていた。
仲間を牢から出し、辺りを探ると、あの「ジェノバ」と呼ばれていた首の無い女性のサンプルがケースからいなくなっており、血痕が上の方に向かって続いていた。
血痕をたどって最上階の社長室へ行くと、刀で刺し貫かれて絶命しているプレジデント神羅の姿があった。
隠れていた神羅の部下に何があったのか問うと、ソルジャーの中でも英雄と呼ばれているセフィロスが現れてプレジデントを刺し殺したのだという。
セフィロスは「約束の地は渡さない」と呟いていたという。

すると突如ヘリコプターの音が響き、屋上へ出るクラウドたち。
ヘリコプターから出てきたのは、プレジデント神羅の息子で副社長のルーファウスだった。
父が死んですぐだというのに、彼は社長を名乗り、クラウドたちを捕えようとする。
彼を退けたクラウドたちは、神羅本社から脱出する。

クラウドはセフィロスと因縁があるらしく彼を追うと言う。
ティファたちも追っ手がかかるであろうミッドガルをしばらく離れることに賛成し、クラウドと行動を共にする。

クラウドは英雄セフィロスとの関係について語り始める。
5年前、クラウドは自分の郷里であるニブルヘイムに、セフィロス、一般兵二人と共に訪れた。
ニブル山にある魔晄炉の調査を命じられたのだった。
クラウドと故郷のことを話すうちに、セフィロスは自分には故郷がないと話す。
そしてセフィロスに両親のことを尋ねると、
「母の名はジェノバ。オレを生んですぐに死んだ」と言う。

村の北のニブル山に作られた魔晄炉へ調査をしに行くクラウドたちは、地元の住民に案内を頼んでいた。
その案内役が、ティファだった。
出発の前に村のセフィロスファンの希望により、記念撮影をする。
写真にはクラウド、ティファ、セフィロスの姿が写っていた。

途中、魔晄エネルギーが染み出している場所を見つけた一行。
そこには天然のマテリアがあった。
マテリアとは魔晄エネルギーを凝縮したものである。
この中には、古代種の知識が封じられており、その知識が星と我々を結びつけ魔法を呼び出すものだ、とセフィロスは説明した。

さらに山道を進むと、渡っていた吊り橋が落ち、兵士の1人が行方不明になってしまうが、セフィロスは兵1人に構っていられないと、先へ進む。
魔晄炉に到着すると、機密を見せるわけにはいかないと、ティファと護衛の兵士1人を外へ残して、セフィロスとクラウドは施設の中へ入る。
魔晄炉の内部を調査すると、バルブが緩んでいた箇所を発見し、緩みを正す。
調査を終えようとしたそのときに、魔晄炉の辺りに並んでいる、魔晄に満たされた卵型の大きなカプセルに気づく。
中を覗くと、そこには異形と化した人間らしきものが液体に漬かっていた。
驚くクラウドにセフィロスは、これは恐らくモンスターの雛形だと言う。
魔物の大量発生は神羅が影でモンスターを作り出していたのだ。
しかしそこでセフィロスはある可能性に気づく。
ソルジャーとはすなわち人間に魔晄を浴びせ、強化を図った人間のことである。
それはつまり、ソルジャーが化物の一歩手前の存在であるのではないか。
ソルジャーの中でも異常なほどの強さをほこるセフィロス。もしや、自分は人間ではないのでは?

村に戻ってから、セフィロスは村はずれの神羅屋敷と呼ばれる、神羅が数十年前に建てた屋敷にこもってしまう。
そこに残されていた、昔行われた実験に関する資料を昼夜問わず読みふけるようになる。

そしてある日、セフィロスの様子がおかしい、と兵士から言われてクラウドは、屋敷の最下層に行く。
そこに立つセフィロスは「裏切り者が」と意味の分からない事を言い出し、資料からわかったことを語るのだった。

今から数十年前、氷河地方から氷づけになった一人の女性が発見された。
研究者らは彼女を「ジェノバ」と名付けて研究の為ニブルヘイムに持ち込み、様々な実験を繰り返した。
彼らは彼女こそ遠い昔に滅んだ種族、「古代種」セトラだと判断し、その能力を利用する為に「プロジェクト・ジェノバ」を発案する。
それはセトラを現代に蘇らすという計画だった。その結果誕生したのがセフィロスだったのだ。

セトラは後から来た人間に居場所を奪われ、滅んでしまったという。
ジェノバを母に持つ自分こそがこの星の正当な後継者なのだと主張するセフィロスは狂っていた。
屋敷の外へ出て行ったセフィロスは、ニブルヘイムの人々を皆殺しにし、火をかけ、穏やかな山村を地獄絵図と化した。
クラウドの母やティファの父親も殺された。
泣きながらセフィロスに飛び掛っていったティファも切り捨てられた。
魔晄炉の奥へセフィロスを追って中に入るクラウド。
セフィロスは魔晄炉の奥に繋がれていたジェノバの首を引きちぎり、「人間から奪われたこの星を取り戻そう、かあさん」と抱きしめる。
クラウドは故郷を奪われた悲しみを自分勝手なセフィロスにぶつける。
二人のソルジャーは、魔晄炉の深部で対峙する。

クラウドはその後自分たちがどうなったかは覚えていないという。
だが、セフィロスが現れた以上、決着をつけねばならない。
宿を出る時、ティファはクラウドに話しかけてきた。
「ねえ、私が切られたとき、どう思った?」
「どうって、もう駄目だ、と思った。悲しかったよ」と言った。
ティファは、あの後、重体のままミッドガルに運び込まれて一命を取り留めたということだった。

クラウドたちは神羅の追っ手をしりぞけつつ、セフィロスを追って世界を回る。
途中、モーグリのヌイグルミの姿をしたケット・シーや忍者娘のユフィ、棺桶で寝ていた謎の男ヴィンセント、元パイロットのシドが仲間になる。

クラウドたちが立ち寄った常夏のリゾート地、コスタ・デル・ソルで、神羅の本社でエアリスたちを使って実験しようとしていた科学者・宝条に会う。
宝条は「キミは、何かに呼ばれているという感じがしたことはないかな?」と、意味深なことをクラウドに問う。
「俺はセフィロスがいる場所なら、何処へでも行く」というクラウドに、「なるほど、これはイケるかもしれない」と言って笑うのだった。

クラウドたちは、ニブルヘイムにやって来た。
5年前、村はセフィロスによって壊滅したはずだった。
しかし、ニブルヘイムは昔と変わっていなかった。
驚くティファとクラウド。
村の人たちに火事のことを聞いてみるが、そんなこと知らないという。
調べていくうちに、全身を黒いマントですっぽり覆った人物が、村のあちこちにいるのに気づく。
クラウドが黒マントの人物の腕を確かめてみると、「4」や「5」、といった数字がイレズミされていた。
黒マントたちはセフィロスの名を口にしており、彼らの言う通り神羅屋敷の地下室に行ってみると、セフィロスがいた。
セフィロスは「お前はリユニオンに参加しないのか?」と言う。
クラウドはリユニオンなんて知らないと答えた。
ジェノバはリユニオンして、空から来た厄災となる、と言い、古代種じゃなかったのか?と尋ねるクラウドには答えず、ニブル山を超えて北へ行く、と言ってセフィロスは去っていった。

「古代種の神殿」にセフィロスはいた。
星が破壊されるほどの傷ができれば、傷を修復しようとしてそこに集まる星の生命エネルギーは莫大な物になる。
その傷の中心にいる自分と星のすべてのエネルギーとがひとつになり、セフィロス自身が「神」として生まれ変わるのだ、と言う。
その傷をつけるために究極魔法メテオを発動させると言い、セフィロスは姿を消してしまう。
神殿に描かれた壁画を調べると、メテオを発動させるためには黒マテリアが必要で、「古代種の神殿」こそが黒マテリアだということがわかった。
仲間のケット・シーの機転で黒マテリアを手に入れたクラウド。しかし、そこへセフィロスが現れる。
クラウドは急に苦しみ出した。そしてセフィロスに自ら歩み寄り、黒マテリアを手渡してしまう。
セフィロスは去り、クラウドは錯乱し、気を失う。

夢の中でエアリスがクラウドに語りかける。
セフィロスは究極の破壊魔法メテオを使おうとしている。
それを止められるのは「古代種」の末裔である自分だけだと言い、そのために「古代種の都」に行くと言う。

目を覚ましたクラウドは、仲間と共にエアリスが向かったという古代種の都「忘らるる都」に行く。
エアリスを発見したまさにその時、頭上から舞い降りてきたセフィロスが、手にした刀でエアリスの体を貫いた。
倒れるエアリスの手から、マテリアがひとつ転がり落ちて水に沈んでいった。
エアリスが殺され、怒りと悲しみにくれるクラウド。
そんなクラウドにセフィロスは「お前に感情があるとでもいうのか?悲しむフリはやめろ。なぜなら、お前は人形だ」と言って消えた。

エアリスのためにも、セフィロスを止めなければならない。
そのためには黒マテリアを取り返すことが大事だというクラウドたちは、大雪原を越えて、「竜巻の迷宮」へとたどり着く。
そこには再びセフィロスが待っていた。
だが、そのセフィロスはジェノバ細胞を持つセフィロスのコピーだった。
セフィロス・コピーの役目は黒マテリアを主人のセフィロスのもとへ運ぶことだった。
セフィロス・コピーは怪物に変貌し、襲い掛かってきたが、無事に打ち倒し黒マテリアを取り戻した。

そして「北の大空洞」でついにセフィロスに追いついたクラウドたち。
そこでセフィロスはクラウドに「真実」を語る。

セフィロスは5年前の真実を、幻覚のように映像化してクラウドたちに見せる。
5年前のニブルヘイム。
セフィロスが連れているのはクラウドではなく、別人の黒髪のソルジャー、ザックスだった。
ティファは狼狽している。「クラウド、これは幻覚なんだから。気にしちゃダメ」という。
クラウドの正体は、5年前ニブルヘイムが炎に包まれた後に、宝条の手でジェノバ細胞を埋め込まれ、魔晄の力を浴びて創り出されたナンバリングのない、できそこないのセフィロス・コピーだった。

それでもティファはそんなのウソに決まってる、とクラウドを庇う。
狼狽するティファに、俺は、ティファの幼なじみのクラウドじゃないのか?と問う。
しかし、その問いにはセフィロスが答えた。
ジェノバは、他人の記憶に合わせて、姿を変化させる能力を持っている。クラウドの中のジェノバが、ティファの記憶に合わせて今のクラウドを作り出したのだと言う。
ティファの記憶の中には、クラウドという名の少年がいたのかもしれない、と。
それでも納得しないクラウドに、セフィロスは5年前にニブルヘイムで撮った写真を見せる。
写真には、セフィロス、ティファと、そしてクラウドではなく、黒髪のソルジャー・ザックスが写っていた。

錯乱するクラウド、そして彼は自らがセフィロス・コピーであることを自覚する。

「約束の地」大空洞へと降り立つクラウドたち。
そこには宝条や神羅の面々もきていた。
そこでクラウドはティファに言う。
「ティファ・・・さん。本当にごめんなさい。俺、クラウドにはなりきれませんでした。ティファさん、いつか、本当のクラウドくんに会えるといいですね」と。

ジェノバの細胞を埋め込まれていたクラウドはセフィロスを追っているように見せかけて、実は引き寄せられていたのだった。
それがリユニオンということなのだ。
ライフストリームが渦巻く約束の地で、クラウドが声をかけると、本物のセフィロスが姿を現す。
止める仲間たちをよそに、セフィロス・コピーであるクラウドは、セフィロスに黒マテリアを渡してしまう。
クラウドを除く一行は神羅の飛空挺に避難する。
メテオが発動し、大空洞は崩壊する。

空には、メテオという巨大な隕石が迫ってきていた。
神羅はその責任をティファとバレットたちにかぶせ、処刑しようとする。
間一髪で神羅の飛空挺を強奪した、シドをはじめとした仲間たちに救出され、行方不明となったクラウドを探しに行く。

発見されたクラウドだったが精神が錯乱しており、まともに喋れることもできなかった。
そして地震が起こり、吹き出したライフストリームの中にティファと一緒に飲み込まれてしまう。
その中で、クラウドはティファと一緒に本当の記憶をたどる。

セフィロスが見せた過去は幻でだった。
クラウドは5年前のニブルヘイムで、セフィロス、ザックスと一緒に同行していた一般兵の内の1人だった。
魔晄炉でザックスはセフィロスに斬りかかったが、逆にやられてしまう。
そのとき、一緒にいた一般兵が、ザックスの剣を取って、セフィロスを倒した。
その一般兵が、クラウドだった。
その後クラウドはセフィロスの反撃を食らうが、セフィロスを魔晄炉へ落としたのだった。

ティファと共に仲間に助け出されたクラウドは、記憶を確かなものにし、セフィロスに操られる前の自我を取り戻す。

ザックスとクラウドにより、倒されたはずのセフィロスは魔晄炉からライフストリームへ落ち、5年の月日をかけてその中で過ごしながら回復し、同時にライフストリームから多くの知識を得たのだった。
その知識の中で自分が古代種ではないことがわかり、もはや人間に復讐するという大義名分もないのだ。
彼は空から来た厄災ジェノバなのである。
そしてジェノバの目的はこの星のライフストリームを食らい尽くすこと。
メテオはその手段に過ぎない。

一方、メテオを止めるため、神羅はロケット激突作戦を決行したが失敗してしまう。

しかしエアリスは死の間際、メテオを止める魔法「ホーリー」を唱えていたことがわかる。
だがそのホーリーはセフィロスに封じられており、発動していないのだった。
ホーリーを発動させるため、セフィロスを倒さねばならない。
だが、セフィロスのいる北の大空洞はバリアのようなもので覆われていて、近づけない。

その頃、神羅のルーファウスは、ミッドガルの魔晄炉からエネルギーを充填して大砲を撃った。
大砲から発射されたビームは北に飛び、セフィロスがいる北の地を直撃した。
作戦は成功したが、セフィロスが北から反撃し、ビームが飛んできた。
ビームは神羅ビルの社長室を直撃し、ルーファウスは死んだ。

その直後、魔晄炉の出力が勝手にアップして、操作不能になった、と報告がはいる。
このままではミッドガルが崩壊する。
クラウドたちが駆け付けると、大砲のそばには宝条がいた。
宝条はセフィロスを息子と呼んで、彼に魔晄を送るために、勝手に大砲に魔晄エネルギーを充填していたのだ。
そして自分の身体にジェノバ細胞を注入した宝条は、モンスターと化して襲い掛かってくる。
クラウドたちは宝条を倒し、大砲を止める。

命を懸けたルーファウスの大砲によって大空洞のバリアに穴が開いた。
クラウドたちはシドの飛空艇で大空洞へと乗り込む。

大空洞の最深部でセフィロスを倒す。
そしてホーリーが発動するが、メテオとの激突の場所となったミッドガルは崩壊していく。
ホーリーの発動が遅すぎたと思われたそのとき、星の生命エネルギーであるライフストリームがミッドガルに集結する。
メテオはライフストリームに包まれ、やがて止まった。
クラウドはそのライフストリームの中にエアリスの姿を見た気がした。
エアリスの思念が導いたのだ、とクラウドたちには思えた。

500年後。
長命種族であるレッドXIIIと彼の子供たちが森を駆ける。
彼らが見つめるその先には、緑に囲まれ、廃墟と化したミッドガルがあった。

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エアリスの死は当時のプレイヤーに衝撃を与えた。

派生タイトル

ファイナルファンタジーVII インターナショナル

「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」というものが発売されているが、これは内容を海外向けに修正したもので、いわば逆輸入版である。
内容的には、FF4の時に発売した初心者向けのバージョンのごとく、FF7版イージータイプと言える。

ビフォア クライシス ーファイナルファンタジーVIIー

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ビフォア・クライシスは携帯電話のネットワークやメールなどを利用したネットワークRPG。

携帯電話用アプリゲーム。
本編の6年前を描いた作品。
FF7本編に登場する神羅の組織、タークスの過去にフューチャーした物語。
タークスとルーファウスの絆やアバランチの真の目的が描かれる。

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

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アドベントチルドレンは全編CG映像作品。

本編の2年後を描いた作品。
ゲームではなく、フルCG映像作品である。

星痕症候群と呼ばれる病が発症し、蔓延する。
その原因はジェノバウィルスだった。
ジェノバの首がまだ存在しており、再びセフィロスが誕生する。
なお、死亡したと思われていた神羅のルーファウスも車椅子で登場している。

ダージュ オブ ケルベロス ーファイナルファンタジーVIIー