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kedamakun88のレビュー・評価・感想

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE / Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One
6

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのレビュー

トム・クルーズ主演の人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の「デッドレコニング PART ONE」についてレビューする。私は、このシリーズを一作目から観てきたが、今回の作品は一味違った気がする。
まず、トムのカッコ悪い部分が多めに描かれている。物語の重要な鍵を握るグレースに何度も逃げられたり、プラン通りにミッションを進められなかったり、愛するイルサを救えなかったり、おもちゃみたいな車に乗ることになったり。今までのイーサンではあり得ないような、カッコ悪い姿がたくさん描かれていた。
また、AIが最大の敵ということで、お馴染みのスパイ道具が使えないというのも、一味違う要素を与えていた。特に、別人に変装できるマスクは、ミッションに必須であり、名場面を生み出すのだが、製作する機械が壊されたことで変装シーンが殆どなかったことは少し物足りなく感じた。
しかし、デジャヴのようなシーンがいくつかあり、今回の作品はシリーズを最初から観ていた私には懐かしく感じられた。例えば、宿敵ガブリエルと列車の上で戦うシーンは、一作目を連想させる。更に、砂嵐のシーンは4作目、パラシュートは5作目にあるシーンを思い出させる。このように、今回の作品は、目新しい派手なアクションや演出が無かった代わりに、過去の作品を連想させるような要素が多かった。これはおそらく、イーサンの過去に関わる人物が宿敵となっているストーリーだったからだろう。
このように、今回の作品は、今までとは一味違った落ち着いていて、懐かしさのあるものだった。これを良いと捉えるかどうかはその人次第だが、私は、コロナ禍で撮影したにも関わらずクオリティが劣らず、素晴らしい作品だと思った。

ブルース
7

6本指の男と彼に関わった女たちの物語

桜木紫乃の小説を、もんでんあきこがコミカライズ化。6本指の男「影山博人」。冷たく哀しく、女をひきつけて止まないその男。彼がどういう人生を歩み、一体何をしたかったのか。彼が過去に関わった女性たちの8つの物語により、その男の人生に繋がっていく。北海道、釧路を舞台にオムニバス形式で綴られている。昭和中期の戦後貧しい人々の時代から、平成初期の成長盛りの時代までを描いており、どのエピソードもそんな時代や親や家族とのしがらみなどに翻弄されてしまう女性たちが、影山に関わることで自分を取り戻し、再生していく物語だ。2巻で完結する短いコミックだが、読み応えがあり、悲しい中にも希望が見えてくる作品。

あつまれ どうぶつの森 / あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス / あつ森 / Animal Crossing: New Horizons / Animal Crossing: New Horizons - Happy Home Paradise
9

あつまりたくなるゲーム

毎回新作が出るたびにパワーアップしてかえってくる、『どうぶつの森』シリーズ。今回も更に自分で出来ることが増えて、内容も充実しています。ソフトのアップデートも実にこまめにされて、そのたびにわくわくさせてくれるゲームです。時間を忘れてついつい夢中で開拓したくなります。その時期にしか出来ないイベント盛りだくさんで、飽きることなくプレイすることができます。自分でお金を稼いだり、一から材料を集めて道具を作る。そんな些細な事さえも楽しくて仕方がありません。今回からの新機能『フレンド機能』では、フレンドの島に遊びに行ってコミュニケーションをとれたり、また逆に、自分の島に遊びに来てもらって一人ではなかなか大変な作業を一緒に手伝ってもらえたりと、今までにない楽しみ方が出来ます。自分の家も、段階的に大きくしていくことができ、目標を持ちながらプレイすることができます。これからもっと新機能が増えていくのではないか、と今からアップデートをとても心待ちにしています。

ぶっカフェ!
7

仏教の知識も入れられる4コマラブコメ

「寺カフェ」と言うお坊さんがいるカフェが舞台です。しかしお坊さんと言っても見た目はホスト?と思わせる風貌、そうお坊さんなのに髪型が坊主じゃないんです(一応髪の毛は生やすのはOKとのことですが、ある時だけは坊主にする必要があるとのこと、もちろん作品を見ると分かります)。
話の内容としてはギャグが多いのですが、ラブコメ要素もあり、そして仏教がテーマの作品だから仏教の知識が相当手に入ります。先ほどの髪の話もそうだし、宗派の違いについても詳しく触れられています。働いているお坊さんは臨済宗と真言宗と浄土真宗と宗派もバラバラ(どうやって出会ったんだというのも気になります)。だからこそ得る情報も多いと思います。
宗教と言うのは人の心を安らかにするためのもの。カフェをやるというのは意外かもしれませんが「すべての物は常に変化していく…これぞ諸行無常」とそれなりの理由で正当化?しているので時代の流れと言うものなのでしょう。
実際にこの作品を見ると楽しそうで行ってみたくなるというのが第1の感想でした(決して登場人物がかわいいというのが理由ではない)。新たな知見を得るのにもいい作品だなと思いました。

MAN WITH A MISSION / マン・ウィズ・ア・ミッション / MWAM / マンウィズ
10

イロモノではないホンモノ

MAN WITH A MISSION、略称マンウィズ。
このバンドの名前を知らなくても「オオカミのかぶり物したバンド」と言えば大体の人が認識しているバンドです。
初めての人がまず思う事は、被り物したふざけた奴ら、と思うかもしれません。
いいえ違います。
もう最高にカッコイイです、思わず踊りたくなるようなキャッチーなサウンドに、テンションの上がるラップ、それだけじゃない、しっとり聴かせるバラードや、偉大な先輩方のカバー曲など、幅広い曲を世に届けてきてるんです。
ロックバンドだけども和田アキ子のトリビュートにも参加しちゃってます!(しかも、「あの鐘を鳴らすのはあなた」を担当)
それだけあって、月9ドラマ、有名アニメ(ガンダム)、話題の映画などにも多く使われています!
そんな5人組バンド、メンバーはボーカル:トーキョー・タナカ、ギタリスト・ボーカル・ラップ:ジャン・ケン・ジョニー、ベーシスト:カミカゼ・ボーイ、DJ サンタモニカ、ドラマー:スペア・リブ。
こんなふざけた名前ですが、最高にカッコイイ曲作ります。
精力的にライブもこなしており、日本全国どこにでも来るのでチケットさえ手に入れば、近場で彼らのライブに行けます!
いきなりワンマンは無理!って方は、フェスなどで一度彼らのライブを見てみてください。絶対に楽しめるはずです!
マンウィズのファンはとてもマナーがいいので、ロックバンドのライブって危険と思ってる方も、女性や子供でも安全に楽しめますよ。
先ずは曲を聴いて、ライブ(フェス)に行ってみましょう!

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

洋次郎最高!!

RADWIMPSに出会えて本当に良かったと思ってる。あんまり音楽を聴く方ではないけど、RADだけはずっと聞いてる。歌詞に共感することも多いし、歌詞の意味に驚いたり、言葉の使い方や表現の仕方が今まで聞いたことも見たこともなく、なんとも言葉では言い表せない気持ちにさせてくれる。これがなんだか心地いいので何万回だって同じ曲を聴いてしまう。
自分では気が付いていなかった気持ちを教えてくれたり、言葉で表せなかった気持ちを言葉にしてくれたり、それを最高のリズムに乗せて届けてくれるんだからファンになってしまうよね。自分の気持ちを代わりに歌にしてくれたかのような絶妙な言葉の選び方も好きだし、独特なところで言葉を区切る洋次郎の歌い方も初めて聞いたときから癖になっている。大人だけど大人になりきれないような洋次郎も好きだし、毎年3月11日に追悼の曲を作るところも好きだし、狂気じみた変な歌詞の歌を出してしまうところも好き。本当に同じバンドの曲なのかって思うくらい年々曲調も変わってきているし、新曲やアルバムを出すたびにわくわくさせてくれるバンドだと思う。最高だけど、もう少しテレビにも出演してもらって、活躍するところを見せてほしいなとも思う。

星野源 / Gen Hoshino
10

進化が止まらない、これからも期待できるアーティスト

歌手だけでなく俳優や作家としても、活動している星野源さんの多才さがとにかく凄すぎます。それだけいろいろな事に手を出していると、全てが中途半端なんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、そんな事はありません。星野源さんの曲はとにかく最高です。
デビュー当時はアコースティックギターの伴奏でシンプルで癒し系な曲を出していましたが、年々色々な挑戦をして曲風が年を重ねるごとに変化しています。変わってはいますが、昔も今も音楽への向き合い方は変わらずに真剣そのものです。
一般的には曲の面白さは、歌声と歌詞に重点が置かれている事が多いかと思います。だから伴奏よりも声に聴きいる事が多いかと思います。星野源さんの場合はそうではなくて、楽器のメロディだったりダンスだったり、曲に関わる全てが魅力的なのです。だから、何度聴いても新しい発見や、違った受け取り方ができる曲が多いです。
予想のできない転調やメロディーラインだったり、星野源さんの愉快で遊び心のある人柄が感じられるような作品が多く思います。実際に生でコンサートに足を運ぶと、その魅力がわかります。決して歌が日本一うまい訳ではありませんが、お客さんを楽しませようとする気持ちや、音楽への想いの強さを、強く感じる事ができます。

咎狗の血
10

ストーリー、イラスト、声優、どれもパーフェクトなBLゲーム!

ある程度の暴力シーンが平気なら、オススメしたいのが咎狗の血です。BLゲームで途中で選択肢が現れ、それによって物語が変化するシミュレーションゲームなのですが、思わず時間を忘れるくらいプレイしてしまう作品です。

退廃した街「トシマ」という場所で、冤罪にかけられた主人公のアキラが、首にかけたドッグタグを奪い合う殺し合いのゲームに参加するのですが、そこで出会う人達皆、殺し合いをするぐらいですから何かしら闇を抱えています。
女の子に間違えてしまうほどの可愛らしい少年のリン、幼馴染でいつも自分に自身がないケイスケ、そしてトシマで恐れられている男・シキ。どれも魅力的なキャラクターに、素敵な声(ストーリーはフルボイス)で物語を進めるのが楽しくなります。
アキラは生きることにそれ程執着は無かったのですが、そこで出会った人達に触れ、生きたい、生きてここから脱出したいと思うようになります。暴力が渦巻く世界でアキラや、アキラと出会った人達がどうなるのか、是非プレイして結末を全て見てほしい作品です。
ケイスケとシキはエンディングが3種類、他のキャラは1種類、又は2種類なのですが、バッドエンドは思わず目を背けたくなるシーンもあります。だけどそれ以上にグッドエンドが感動的で、特にシキのルートは切なさも抱えてしまったぐらいの予想打にしなかった衝撃的な結末でした。是非気になった方はプレイして欲しいと自信を持って言える作品です。

岡崎体育 / Taiiku Okazaki
10

奇才・天才・ミュージシャン

時代を関係なく魅了するミュージックビデオを提供してきたミュージシャンはたくさんいるが、その中で一際インパクトが強く後世にも引き継がれる作品を世に送り出した人はどれだけいただろうか?岡崎体育は間違いなく音楽界のパイオニアであり、歴史に名を刻む人であろう。
一瞬新しい芸人かとおもわせるような芸名、決してイケメンとはいえないゆるいルックス、ふざけているかと思いきや実はメッセージ性の高い歌詞、作り込まれた音源。オリジナリティあふれる上に、格好いいと思わせてなんぼのミュージシャンの中で、格好よくしようとしてないのに何故か格好いいという人材は希少だ。
バリバリのハードロック調の曲に乗せてふざけた歌詞、音楽を楽しもうとしているのに何故か笑ってしまう。思わず何度も見返してしまう彼のMVは中毒性あり。よく聞くような大量生産されている音楽に対して皮肉とも取れる歌詞は一種攻撃的とも取れるようなものの、キャッチーなメロディーに合わせていてとげがない。かと思うとその反面、心にぐっと来るような曲を書いたり二面性もある。とにかく彼は語彙力が高い!薄っぺらい恋愛を鬱陶しいと感じさせるような歌詞を書いているミュージシャンたちと比べて深みがある。時には笑わせ、時には心を染みさせるそんな2つの顔をもつ音楽をつくる器用な彼は奇才であり天才としかいいようがない。

地縛少年花子くん
9

圧倒的世界観!

アニメ化が決まった大人気作品です。
表紙を見て頂ければ分かるのですが、かなり特徴的な絵柄をされています。このカラーの独特な怖さと可愛さは本編でも崩れません。ストーリーと相まってコミカルな可愛らしさにほっこりしていたら、いきなり突き落とされます。といっても怪異の怖さより人間的な怖さが多いです。
優しかった花子くんが一変して人間の汚い部分を主人公に突き付けたり、ネタバレになりますが花子くんの弟は無邪気に虫を殺す子供のような性格をしています。特に弟が出てきた後は少し闇を感じて作風変わっていく感じがするかもしれません。ダーク和風ファンタジーと呼ばれる作品かなと思います。
怪異との戦闘シーンは迫力があり、書き込みが細かいです。また恋愛シーンは可愛らしくさっきの戦闘でのカッコよさはどこいったんだというような青春を味わえる、振り幅の大きい欲張りセットな作品です。
内容としてはある学校の七不思議のひとつ、花子さんに主人公の寧々が願いを叶えて欲しくて接触したら花子さんは女の子ではなく少年の姿をした花子くんであった。というところでタイトルが回収されます。そして寧々は花子さんに協力してもらううちに、自分と向き合って本当に欲しかったものはなにかを見つけます。しかしそれと同時に認めたくない寧々は花子くんが隠していたリスクの高い、けれど彼女の願いが叶う怪異に関わるものを使ってしまい最終的には呪いを緩和するために花子くんと契約します。そうして二人で何者かに暴走させられている学校の怪異を治めていく話です。
怪異や初々しい人外少年の恋、特徴的大根足ヒロインが大好きな方はぜひご覧ください。各キャラクターのデザインも交通お守りピアスにしていたり、髑髏のブローチを常に携帯していたり魅力的です。作者のかたは二人体制でTwitterでよく仲が良さそうな投稿やイラストを載せていらっしゃるのでそちらで判断するのもいいかもしれません。

マエストロ
5

タイトルなし

中身をほとんど知らず、表紙?の見た目から、オケラ物、才能ある自信満々のギラギラしたバイオリニストと、ひと癖ある指揮者との熱き戦い、フルート奏者との恋愛もちょろっとありそう、
くらいを想像して、見ることにしました。

ちょっと想像していたのとは違っていましたが、冒頭から割と引き込まれて、どんどん見れました。
後半、若干、徐々に興味を失われていく感はありましたが、最期まで割と楽しんで見れました。

主人公は多分、おぼっちゃん。
ギラギラはしてませんでした。

イケメンというほどイケメンでもなく、
すごい才能と言うほどでもなく、ちょうどよく中途半端な感じ。
なんかちょっと枯れかけてる感じ。で、結構いい。

すごく若くもなく、すごく冴えないわけでもなく、よくいそうな、「すごい人になりそこなったそこそこすごかった人」

指揮者の西田敏行は、上手いと思いますね。
ただ、ここまでデフォルメされている必要はあったのかな~。
怒鳴りまくりとか、頭ごなしとか、極貧とか。

かなり若いときにオケラにボイコットされて以来、全然指揮してなかった人が、でも才能だけですごい指揮しちゃうって、あり得るんだろうか?
まあ、私は音楽の専門家じゃないからまあ、どうでもいいけど。
音楽関係真面目にやっている人だと、このへんで、評価低くなりそうな気が…。

1人素人の女の子が、震災で家族を亡くしているから、素晴らしい音が出せるっていうのも、ちょっと「え?」って感じ。
震災で家族を亡くしたのは可哀想だと思うし、元々すごく才能があるお子さんなのでしょうけれども。

途中から、徐々に面白くなくなっていく感はなんだったんだろう?
って思います。

スポンサーがいなくなるとか、詐欺とか借金取りの話とか、そのへんが、苦難を乗り越えてがんばる感もそれほどなく、サラサラっと流されてたので、そこが全部要らなかったかも?

まあ、そこがないと、解散になりかける、でも乗り越えてみんなで力を合わせてがんばる、っていう話にならないからダメか?
うーん。だったら、もうちょっと乗り越える感が欲しかったけど。

よくわからなかったのが病室での回想シーン。
ずっと以前に、主人公が子供でお父さんが生きていた頃に、
やはり病室で、西田敏行の奥さんに、
お父さんが1回演奏を聞かせたことがあった、ということで、合ってるのかな?

演奏会で演奏が成功したシーンはよかったです。
主人公の男の子の表情もいいし、演奏し切ったあとの、奏者たちのやり切った、というシーンもいい。

自分達も納得のいい演奏出来た~、ってのは、やっぱいいですよ、映画見てるこっちも嬉しくなる。

問題は2日目。
うーん。結局は、西田敏行の奥さんに、西田敏行の指揮でオケラを聞かせることが目的だった、って話??
で、本当にオケラ聞きながら死んじゃったの???
うーんうーん。それでいいのか…?
まあでも、結構面白かったですよ~

七つの大罪 / The Seven Deadly Sins
7

中世ヨーロッパ好きであればたまらない作品

中世ヨーロッパのようなお城がでてきて舞台はとてもロマンチックです。騎士団や王様、また英雄などの登場人物がくりひろげる世界感がとても面白いです。ファンタジーが好きな人には世界観もあいまってぐんぐん読めちゃいます。魔法使いや天使と魔人王の戦いだけでなく、ほんのり恋愛要素があり女性でも見やすいです。
人間、妖精、巨人族、魔法使いなど様々な登場人物がおりなす物語です。主人公は魔人王の息子であったのには驚きました。最初はなぜ歳をとらないのか、魔人王の息子なので敵なのかと思わせるようなそんな描写がみられてはらはらします。
謎解きのような伏線がいくつかあり、物語が進んでいくとその伏線が回収されていき面白くてやめられません。七つの大罪という一見聖書にもつながり天使もでてくるので雰囲気がなんとなく謎めいていて読みだすととまりません。
騎士団の団長メリオダスとエリザべスの謎が解明されていくにつれてメリオダスのレベルがあがりますからすっきりもします。さくさくと物語が進んでいき、長引かせるようなことがないので読んでいても疲れませんしイライラしません。なぜメリオダスが歳をとらないのか次第と明らかになっていきます。今後は人間の中からでてくる英雄アーサーの活躍が楽しみです。

プーと大人になった僕
7

現代社会に訴えかけるプーさん

ディズニーにアニメのくまのプーさんとは雰囲気が若干違い、どこか薄暗い雰囲気だが、私はその雰囲気の方がアニメよりは好きでした。リアリティが増して、本当にプーさんたちが実在しているかのような錯覚を覚えてしまいました。

天然なプーさんと仲間たちがいろいろと騒動を起こしていきますが、現代社会に何か訴えかけているような?そんな印象を受けた。忙しさで何かを忘れてしまった主人公が、プーさんたちと森の中で一騒動することで、本当に多雪なものに気づく。そんなストーリー展開でした。
なかなか大人になると、社会の中で生きていると、プーさんのような考えでは生きていけない!金カネカネ…って思ってしまう。というか自分はそう思った。でもまあプーさんはいつものままスローでマイペース。それが余計こちら(主人公)をイラつかせていく。社会人から見たらまあそういう感想をすぐに持ってしまうと思う。プーさんを通して家族は大切なものを取り戻せたからハッピーハッピーだけれど、まあ現実はそう甘くないよね。。って冷めてる私は思ってしまったので、評価は少し低めで。もうとにかく言いたいのは、プーさん可愛い!!後は、頭を働かせずに心で観る映画です。

君の膵臓をたべたい / キミスイ / I Want to Eat Your Pancreas / Let Me Eat Your Pancreas
10

「君の膵臓をたべたい」の素晴らしさ

最初はインパクトのある題名に驚きましたが、観てみると純粋で素敵な映画でした。

あらすじは、主人公の「僕」が共病文庫を偶然にも拾ったことから、クラスメイトの山内桜良との物語が始まる。地味で目立たない高校生なのにクラスの中で大人気の山内桜良が距離を縮めてくるので、ある意味クラスの中で有名人になってしまった「僕」でした。一緒に旅行やスイーツパラダイスにも行ったりして2人は友達になりました。2人はまた旅行に行く約束をしたのですが、旅行当日に桜良が通り魔に会い亡くなってしまい、「僕」が大人になった12年後に桜良の本当の想いを知り、桜良の想いと一緒に生きていくと誓った大人になった12年後の「僕」でした。

キャストも豪華で、波に乗っている若手俳優や女優が出演しています。「僕」を演じたのは、個性的な作品で実績を積んでいる北村匠海さん。「山内桜良」を演じたのは、フレッシュな演技と可愛い顔立ちで人気の浜辺美波さん。大人になった「僕」を演じたのは、ベテラン俳優の小栗旬さん。桜良と高校時代から仲が良い滝本恭子を演じたのは、若手女優の大友花恋さん。大人になった滝本恭子を演じたのは、数々の作品に出演している北川景子さんです。私のこの映画に対する評価は「10」です。まず出演しているキャストの方がみなさん好きで、何度も観ました。難しい役柄にも挑戦している北村匠海さんや浜辺美波さんの演技に心を打たれました。
この映画を観て「生きるとは何か」を考えさせられ、監督のメッセージ性というのも伝わる映画となっていると思います。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL / スマブラSP / Super Smash Bros. Ultimate
5

タイトルなし

大乱闘スマッシュブラザーズは、1999年に任天堂64で発売以降続く任天堂に人気シリーズの一角で、任天堂キャラや任天堂に関りがあった他社のキャラが一同を会して戦う対戦型格闘ゲームです。スマッシュブラザーズSPはその6作目となる作品です。
登場キャラは従来のキャラと新規参戦、旧作で欠番となったピチューやミュウツー、スネークなどの復帰を含め総勢70体以上となりシリーズ最多の参戦数となります。
個人的にはスネークの復帰が驚きでした。
ステージ数も旧作のリメイク等合わせると最多で全ステージの終点モードに切り替えることが可能となっています。

まずゲームモードとして大きく3つのモードがあり、一つは従来のキャラとステージを選択し自由にルールが変えられる大乱闘、アーケードゲームのように選択したキャラのテーマに合わせたキャラと対戦し勝ち抜いていく勝ち抜き戦、そしてXの亜空の使者以降初となるアドベンチャーモードとなる灯火の星です。

プレイしてみた感想ですが、私はシリーズをすべてやってきたのでそれほど操作に困ることはありませんでしたが、スイッチのパッドでやるのは多少慣れが必要になると思います。
ですがニンテンドーでキューブコントローラーとの接続が可能になる変換機が発売されてるので、それも購入するのがベストかもしれません。
キャラも多くかなり楽しめます、アシストキャラも多く参戦しているので知っているとニヤリとできるかも。ただ裏を返せばキャラの多さがメインという事もあって新システムであるスピリッツの影が薄いのは否めないです。
いちおうストーリーモードにあたる灯火の星も、ディレクターである桜井さん曰く「期待しないで」とおっしゃっている通り、それほどこのスマブラの肝となるものかと言われれば微妙なのでネタバレを防ぐのもかねて割愛させていただきます。

良くも悪くもお祭りキャラゲーなのでそれ以上を期待する必要もないかと思います。キャラが多いのでバランス崩壊も否めないのでオンラインはおまけ程度に考えるのがベストでしょう。

おかめ日和
7

正直、あまり期待せずに読みましたが意外と良かったです

入江喜和さんが描かれた「おかめ日和」ですが、1巻の表紙イラストを見て、何となくあまり深い内容の漫画ではない印象を受けていました。
それでも読んでみようかな、と思った理由のひとつに、17巻まで発売されている、ということがありました。

読み始めた最初は、独特のふんわりとしたイラストの雰囲気、小さな文字で描かれている部分が多いことから、読みづらいな、という感じだったのですが、読み進めるにつれて入江さん独特の手法にはまってしまいました。
イラストや文字の描き方だけではなく、主人公をはじめ他の登場人物たちも他の漫画ではあまり目にしない独特のキャラクターです。

主人公はちょっと、というか結構ぽっちゃりめの主婦、やすこさん。
あり得ないほど良い性格の持ち主で、見た目はぽっちゃりだけど、こんな優しいお母さん、こんな素晴らしいお嫁さん、欲しいかも、と思わずにはいられない。

そのやすこさんの旦那さんが、優しいやすこさんとは正反対の激しい性格の持ち主で、やすこさんをポンポンこきつかい怒鳴りつける人なのですが、その怖い性格の中で時折見せる優しさにほっこりしてしまいます。

そして、この漫画の中で、いちばんいい味を出しているなあ、というキャラクターが「おじいちゃん」。
やすこさんにとっては義理のお父さんになるわけですが、もう言うことやることがとても可愛くて、やすこさんの子供たち以上にやすこさんに甘える姿も可愛くてたまりません。

正直、最初はそれほどはまると思っていなかった漫画ですが、17巻まで発売されたのも納得、はまる人ははまってしまう漫画でした。

真・三國無双8 / 真・三國無双8 Empires / Dynasty Warriors 9
7

新しい世界観

こちらの作品は、人気シリーズの8作品目です。今までの作品は、番外編を除いてすべてプレイ済みです。

このシリーズは一騎当千、爽快感が醍醐味です。
三國志をベースに、物語が進行していきます。

前作7から変わった所は、オープンワールドになったことです。
前作までは、ある程度行けるところに制限があり、ステージによっては狭いと感じる、ステージもありました。ですが、今回の8からは、オープンワールドで、良くも悪くもプレイ出来るステージがかなり広いです。

ゲーム内でイベントが発生すると、馬に乗ってひたすら移動します。
とても長い距離を移動することもありますが、設定をすると自動でキャラクターと馬が移動する便利機能もあります。その移動すら面倒な方は、ワープ機能もあります。

他に前作からの変更点は、アクション操作性です。今回から再び、弓矢を使う事が出来ます。敵に気が付かれないようにして、弓矢を放つと、一般兵などは一撃で倒せる事もあります。フィールド情報の多数の、敵拠点にいる拠点兵長を弓矢で一撃で倒したときの、爽快感がたまりません。
このゲームの中核を担う、敵兵との戦いにおいては、若干の操作性の変更と、戦略が複雑化しましたが、まだまだ爽快感を感じられます。

今までのシリーズの続きだと思うと、なかなか取っつきにくいですが、これが新しい三國無双と捉えると、なかなか新しい発見もあります。
新しくなった、三國無双を体験してみては、いかがでしょうか。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁 / DQ5 / ドラクエ5 / Dragon Quest V: Hand of the Heavenly Bride
10

今までにない要素

以前までのドラゴンクエストはモンスターが仲間になるということはありませんでしたが、今作からその仕様が始まりました。モンスターのなかには強いモンスターがいて、強ければ強いほど捕まえにくい仕様になっています。ですが、モンスターを倒せば倒すほど倒したモンスターの数がカウントされていき、仲間になる確率が徐々に高くなっている仕様になっています。
個人的なおすすめはギガンテス、キラーマシン、はぐれメタルは頑張って仲間にしてもいいかもしれませんね。

また、多数の感動シーン、衝撃シーンがあります。
ここからはネタバレを含みますが、主人公が幼少時代、父親パパスはゲマというボスキャラに殺されてしまいます。また、その後、主人公と友達のヘンリーは奴隷として生きていくことのなります。この地点で衝撃的ですが、いま言ったシーンは衝撃的なシーンのほんの僅かです。
また、結婚する相手を選べたり、今までにはなかったカジノ要素などが多数あります。そして、なんといってもとても長い!こんな経験ありませんか?大好きなRPGゲームをプレイしていて「え。。もう終わり?」この作品にかんしてはとても面白くて熱中していても、そんなことは絶対にありません。クリア後も裏ボスを倒し仲間にするというようそもあります。ぜひドラクエ好きの方はプレイしてみてはいかかがですか?

今日からマ王!眞マ国の休日
8

おもしろい、ただし何でも許せる人向け

面白いです。
前作と違い、ボイスも充実しています。
ほとんどオリジナルストーリーです。ユーリの相手はもちろん男性陣です。その相手に村田がいないのが残念ですが……。
BLゲームです。もし2人の中身が入れ替わったら!?など、誰もが考えるネタを実行してくれています。
Hなシーンやキスシーンなど、ザ・BL、恋愛!!などはありませんが、おまえ、ねらっているだろう!!という台詞や絵は多いです。特に、コンラッドとのストーリーはそういうのが多いです。
ほとんどがギャグで笑ったりもだえたりしてね、というストーリーですが、すべての話が終わってからできる最後の話だけシリアスです。ギャグの後のシリアスに、みんながユーリを思う気持ちにキュンときます。
立ち絵は、前作と比べて少し増えましたが、使い回しが多いです。BGMも使い回しが多いです。
〇マファンにはたまらない内容かと思いますが、ユーリやコンラッドを純粋な目で見ている人は買わないほうがいいと思います。ユーリとキャラクターがいちゃいちゃしてたりするのが好きな人、陛下トトに参加したいわ!というお姉さま向けで、ユーリ陛下を邪な目で見るなんてとんでもない!という方には嫌悪感しかないと思います。
完全にターゲットはBL好きな人だと思います。

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 / ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
9

劇場版ポケットモンスターシリーズの記念すべき第1弾

1998年7月公開。もう20年以上前の作品になります。本作は、今もなお続く劇場版ポケモンシリーズの第一作目であり、往年のファンの間では、「第一作目にして最高傑作」との呼び声も高く、今でも多くの支持者がいます。
僕は当時、本作を映画館でリアルタイムで見ていましたが、正直なところストーリーは小学生には難解です。
ピカチュウ達VSミュウツーの激しいバトル展開を想像していたのですが、予想に反してシリアスなストーリーで、良い意味で期待を裏切られました。
言わんとしている事は何となく分かるが、意味分かるような、分からないような…といった感じでした。ですが、ストーリー展開はもとより音楽、またミュウツー役を演じられた市村正親さんの名演技など、TVアニメ版では見られない程ハードな要素がふんだんに盛り込まれており、また終盤のサトシ石化→復活→ロケット団の「良い感じ」→エンディングの「風といっしょに」の流れも巧妙で、今でも見返すと当時の感情がありありと蘇り、胸がこみ上げてきます。
まあ、ミュウツーによる記憶抹消はちょっと突っ込みたい気持ちがありますが、これも「サトシ達はこの出来事を忘れてしまい、映画を見た僕らだけが知っている」という首藤剛志氏(脚本家)による演出なのだろう、と捉えれば何とも言えず胸が熱くなります(笑)。

本作が最高傑作と言われる所以は、前述の通りTVアニメ版とは一線を画したシリアスさ・ハードさを孕んでおり当時の鑑賞者を中心に強烈に胸を焼き付けられた事もありますが、それに加えて当時の小学生達や映画スタッフの熱量も挙げられると思います。
ポケモンは今でこそ、みなとみらいの街全体でイベントが出来てしまう程のコンテンツ力を持っており、子供から大人まで幅広い層から支持を集めるに至っていますが、1998年当時はポケモンと言えば主に小学生以下の子供達からの支持に留まっていたはずです。しかし、当時の小学生達の間では、ポケモンはもはや社会現象といっても過言ではない程のブームが起きており、子供達のポケモンに対する熱量が今の比ではなかったと推測されます。
またアニメスタッフサイドも、1998年当時といえば、あの「ポケモンショック事件」の大混乱を乗り越え、やっとの思いでアニメ復活、そして劇場版公開に踏み切れたわけですから、本作に対しては並々ならぬ思い入れがあった事でしょう。

これらはあくまでも推測ですが、内容はもとより上記のようなバックグラウンドも相まって、ポケモン映画に対する期待値が高まっていたこと、またその期待を良い意味で裏切るような内容であったこと、これらが最高傑作と言われる所以なのだと思います。
ポケモン好きなら一度は見てみてほしい作品です。

とんでもスキルで異世界放浪メシ / とんスキ
9

ありそうでなさそうなタイトルと内容、でも……

私のオススメ漫画は赤岸Kさんの『とんでもスキルで異世界放浪メシ』という作品。
原作の小説は江口連さんによる作品。

タイトルの長さからしてよくある異世界ラノベ系の作品か…?と思い読んでみたら…単純に、面白すぎる!
異世界転生系でスキル持ちという点ではほんとによくあるお話。
しかし、主人公ムコーダのスキルがなんとも異質。
スキル名は『ネットスーパー』!
なんだか西〇を彷彿とさせるネットスーパー画面から、異世界金貨にて変換し食材を取り寄せる…これまでになさそうなどことなく現実的なスキルがなかなかに便利なのだ。
ネットスーパーで取り寄せた食材で調理をすることにより、食べた相手の持力を上げるというもの(尚ムコーダは後々に気づく模様)。
異世界には存在しない、生姜焼きのタレや照り焼きのタレで味付けした、異世界の生物の肉料理に雇った護衛も大絶賛。
その匂いに引き寄せられたのが、食いしん坊のフェンリル。
女神の加護を受けている異世界内ではとてつもない伝説級の魔獣らしいが、生姜焼きのタレにはかなわなかったわけで……(笑)
そんなフェンリル(フェル)と旅をしていくうちに、異世界を知っていくムコーダ。
調理シーンはついついお腹が空くのはお約束(笑)
旅の途中で魔法を覚えようと頑張ったり、新しい仲間のベビースライム(スイ)が加わったりと先が楽しみな内容です!

絵柄も目が疲れないファンタジー調でサクサク読めてしまうこの作品。
ご飯と大きなワンコと異世界が好きな方は是非読んでみてください!

ゼノブレイド2
10

ニンテンドースイッチの傑作RPG「ゼノブレイド2」!ボーイミーツガールが好きなら絶対オススメ!

【オススメポイント】
・独特の世界観
巨神獣という巨大な生物の上が冒険の舞台です。
巨神獣によって環境が違うので、様々な景色を楽しめます!

・非常に高品質のBGM
イベントシーン、戦闘、マップ、挿入歌、エンディング全ての曲が素晴らしいです!
音楽は特にお金がかかっており、生演奏の曲が殆どです。

・戦略的な戦闘
必殺技の組み合わせで様々な追加効果が発生するので戦略性があります。
上手くコンボやチェインアタックを決めることで、通常攻撃よりも遥かに高いダメージを与えられます。

・ボーイミーツガールなストーリー
主人公レックスはヒロインのホムラに命を助けられたことで、彼女の目的である「楽園」を目指すことを決意します。
旅をしていくうちに様々な人との出会いもありますよ!

・ブレイド同調
本作ではブレイドと呼ばれる生命体がおり、コアクリスタルに触れることで同調して相棒にできます。
中にはレアブレイドと呼ばれる者もおり、個性的なデザインのキャラが多いので、目当てのキャラを引くまでコアクリスタル集めに熱中してしまうでしょう!

【好みが分かれる点】
・システムが複雑
本作は覚えることがたくさんあるので、ゲーム初心者の人には少し難しいです。
現在はイージーモードが追加されているので、慣れるまではイージーで遊んだ方がいいかもしれません。

・アニメ調のデザイン
本作はいわゆる「萌えキャラ」的なデザインのキャラが多いので、硬派なゲームを求める方には向かないでしょう。
前作よりもギャグシーンが多いところも好みが分かれる点です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

美しく残酷な世界

漫画原作派なのですが、とにかくクセのある絵・ストーリー。全ての登場人物が端役に至るまでキャラ立ちしまくっています。巨人もいちいち気持ち悪いし怖すぎます。こんなのに食われて死ぬなんて絶対嫌だと心底思います。でもつい、続きが気になってページをめくり、早く来月号出ないかなーと待つ日々を過ごしています(笑)
最大の魅力は伏線に次ぐ伏線、謎の嵐。ひとつのコマに描かれている情報が非常に多く、最初はなんとなく流して読み始めても、いつの間にか1ページ読むのにすごく時間をかけている自分に気づくことでしょう。
善と悪、敵と味方、嘘と真実、さらには過去と現在が絶えず入れ替わり、複雑に混ざり折り重なる独特の世界観がヒリヒリしたリアリティを感じさせます。
どの登場人物にもそれぞれの物語があり、命の重さを感じます。が、皆いきなり残酷なかたちでどんどん死んでいきます。こんなに大量に人が死ぬ漫画もなかなかないんじゃないでしょうか。雰囲気としては、風の谷のナウシカ原作の後半のダークで救いのない感じが似ていると思います。
とはいえ、ちょいちょい笑っていいのかわからないタイミングでギャグやらおふざけが入り、メインキャラの104期生と調査兵団のメンバーは、みんなクセがスゴいけどそれぞれにカッコよくていい奴らです(それだけに世界の残酷さがより際立つのですが)
決して読みやすくスカッとするような漫画ではありません。ただ、生々しく、いろいろと考えさせられる中毒性のある作品です。

インデペンデンス・デイ / Independence Day
6

タイトルなし

1996年公開のSF超大作です。
後のSF作品に影響を与えたと言っても過言ではないだけに、本作の映像技術は当時としては驚異のクオリティとなっており、侵略者の巨大宇宙船のビジュアルは最も有名で、それによる破壊シーンは圧巻のスペクタクルとなっていて監督ローランド・エメリッヒ氏は本作を始めディザスタームービーを担当する事が多いからか、「破壊王エメリッヒ」と比喩される事もあるようで(笑)。
ストーリー面では人間ドラマの感動を出そうとはしていますが、今の視点から観ると結構ツッコミ所は多く、当時はコンピューターウィルスが未知の恐怖になっていたご時世だったのは判りますが、ネット社会となった今の視点からすると、宇宙人に対する決定打がコンピューターウィルスというのがなんとも「オイオイ」っとなってしまい(笑)、そんな高度なウィルスいつ作ったんだと本編よりも気になってしまいます(笑)。
また、クライマックスでは主要人物の一人とはいえアメリカ大統領も出撃し(元飛行機乗りという設定とはいえ)勇敢さを見せたいのは判るが大統領が撃ち落されたりしたら国はどうするんだぁ!?とこちらもついツッコミを入れてしまいたくなります(笑)。
とはいえ、本作が超大作と言うことは事実で何度見ても飽きず楽しめてしまいます(20年後に続編が成立した事実には驚きでしたが)。