西洋骨董洋菓子店(アンティーク)のネタバレ解説・考察まとめ

「西洋骨董洋菓子店」とはよしながふみ作の漫画作品である。深夜まで営業している「アンティーク」というフランス菓子の店を舞台に、オーナーの「橘圭一郎」を軸に緩い日常や人間関係で構成される。
ある事情で一流企業を辞めた圭一郎が洋菓子店を開き、そこで出会ったパティシエの「小野祐介」、元プロボクサーの「神田エイジ」、圭一郎の家の家政夫「小早川千影」という4人でアンティークを盛り上げていく。

34歳。背が高く細身で、目が弱いためサングラスをいつもしている。黒いスーツを着ている。
フランス洋菓子店「アンティーク」のギャルソン。
元々は圭一郎の実家で家政夫をしていたが、性格がいいのとサングラスを外した顔が本人が思っている以上に男前という以外は、無能であった。
皿の4枚持ちをしてどれから下ろせばいいのかわからないなど、当初はアンティークでもその無能ぶりが発揮されていた。しかし時間をかければコーヒーなどの飲み物は、圭一郎が入れるものよりもおいしく入れられるようになる。
祐介から一方的に惚れられキス寸前まで持ち込まれるが、結局何もなかった。
結婚はしていないが、圭一郎のいとこである小説家の榊桜子との間に、小学校4年生にしては発育がいいが九九も満足に言えない楓子という子供がいる。

芥川忠宏(あくたがわただひろ)

52歳。オールバックの髪型で、常に無表情。驚くこともなければ、謝ることもない。ただ一度だけ、常連客となっていたアンティークにていつも顔を突き合わせていた圭一郎が、23年前に関わった誘拐事件の被害者であることに気が付いたときには泣いて謝った。
東大を首席で卒業し、大蔵省に入れるくらいの学力を持ちながら警察庁のキャリア官僚になる。
23年前、圭一郎の誘拐事件の時の責任者だった。付近一帯の挙動不審者を悉く洗い直すべきと意見したが、現場の出ていないキャリア組が何を言っていると相手にされなかった。そのことについては後日、警察官であり当時芥川の部下であった「宇田川」から謝罪された。そして犯人が捕まらなかったことにより責任をとって閑職を転々とさせられる。
大の甘党であり駄菓子は好んで食べず、都内のケーキ屋のケーキはほとんど食べている。お見合いの時すら、気に入った相手にすぐプロポーズをしたあとアイスクリームが溶けるからと、詳しい話を後回しにしたほどである。

「アンティーク」の概要

お店自体はそんなに広くなく、ショーケースにケーキが並べてあり、ワンカット分とホール分と陳列してある。また、イートインも可能であり、アンティークの食器を使っている。
午後12時開店。午前2時ラストオーダー。午前2時閉店。

ブッシュ・ド・ノエル

クリスマス限定で出したケーキ。
小さい方は二人分の食べきりサイズ。栗のバタークリームが入っており、風味にコニャックを使った大人向け。
大きいのは4〜5人前。ショートケーキを巻いただけだが、洋菓子を普段食べない人にとってはクリスマスはケーキを食べる絶好の機会であり、知っている味が美味しかったら感動するという祐介の案から出たもの。

秋のチョコレートパルフェアンティーク風

エイジが昔プロボクサーをしていた頃、6回戦であたり1RKOでエイジが勝った相手の恋人が食べていたパルフェ。圭一郎がお腹を壊し、仕方なくエイジが客席に持って行った時に偶然そのボクサーに再会。
アイスクリームはチョコレート以外にサツマイモのアイスを使用。ブラウニーの中にマロングラッセが入っている。

ショコラ・クラシックとブレンドコーヒー

中学の女性教師「伊藤」が偶然再会した同級生「漆原」との話が盛り上がり、気持ちが良くなってフラリと寄った「アンティーク」で頼んだ一品。
チョコレートケーキだが、アイスクリームはイートインのみのサービス。

アフタヌーン・ティーセット

伊藤と漆原が2人でアンティークにやってきた時に頼んだ料理。
伊藤の口にクリームがついているのを漆原がぬぐってあげたりしているところを見て、漆原が伊藤に気があるのではないかと圭一郎が予想したが、その予想は見事に外れ漆原は旦那も子供もいる普通の主婦だった。それ以来、圭一郎は適当なことばかり言うとレッテルを貼られる。
レアチーズケーキ、カボチャのスコーンにリンゴのジャムとクロテッドクリームを添えたもの、ライ麦ブレッドにエビとアボガド、キュウリとブルーチーズのサンドイッチ、キノコのサラダ。紅茶。

焼き菓子の盛り合わせ

ボクサーを辞めてジムを出たエイジの様子を養子縁組をしてくれていた会長が見に来た時、エイジが出した特別な一品。これを食べて会長はじんわりと涙を流していた。
焼き菓子の盛り合わせ。野生のこけもののシャーベット、バニラアイスクリーム、アーモンドクリーム入りのパイでビティピエ。お持ち帰りにクッキーとスコーンがついてきた。

アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 テレビドラマ版

2001年10月8日から同年12月17日まで放送されたフジテレビ系のドラマである。楽曲は全てMr.Childrenの曲を使用している。
原作と違って、主人公はエイジになっていることや祐介がゲイであることは伏せられ匂わせる程度にしている。

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